2006年12月04日
レバンテ対バルセロナ ~ロナウジーニョがいないバルセロナ~
リーガの隠れた名チームに、勝手に自分が認定しているレバンテが、ホームでバルセロナを迎え撃つ。このレバンテのホームスタジアムがかなり小さい。小さいのは別にいいとして、芝生が異常に荒れている。こんなにひどい芝生を見たのは久しぶりだ。その荒れた原因が面白い。コンサートをしたから。この荒れた芝生はバルセロナにとって不利だろう。両チームともパスが繋がらないんだろうなって思い、試合を見ていたらそんなことはなかった。芝生に足を取られるシーンも、ボールがイレギュラーしてトラップミスする場面もあまりなかった。芝生が悪いということをいいわけにしてはいけないんだな。 バルセロナはミッドウィークのブレーメン戦を意識してか、ロナウジ-ニョ・マルケスをベンチにもいれず、ザンブロッタを控えにしてきた。財政的のそこまでバルサに問題があるとは思えないが、CHの決勝トーナメントにいけなくては莫大な損失が出るらしい。メッシ、ロナウジーニョの魔法使いのいないバルセロナが隠れ名チームレバンテに挑む。良い勝負になることは間違いない。 ■レバンテの明確な意図が好ゲームを演出 日本人が監督をするチームのサッカーはその意図が見えにくいことが多い。西野や岡田、三浦のように見える監督もいる。でも絶対数がどうしても少ない。つまり、俺達はこういうサッカーで相手を倒すんだ!!という意図が見られないのである。外国人の監督がチームを率いると、その意図が可視化することが多い。ジーコやブッフバルトは目に見えにくいけど。ようするに、優秀な監督はチームにしっかりとした意図を持たせることができる。 レバンテはモラルの高いチームだ。全員守備意識が高い。ただ、強豪を相手にボールを保持する力はない。自分達が勝つために何をすればいいのか彼らは考える。相手にスペースを与えず、ボールを奪ったらとにかく速攻。前線の選手だけに攻撃を任せるのでなく、後ろの選手も積極的に上がる。口にするのは簡単だが、これを実行してしまうのは凄い。 リガ・ニノの快速ツートップが相手のパスコースをつぶし、攻撃の場面では一気に全速力で相手の裏を狙う。中盤の選手はファウルを厭わないアグレッシブな守備でバルセロナの攻撃を分断する。まるで全員が2002年の戸田のよう。正直、レバンテが強豪相手に勝つにはこの方法しかないと思う。それを躊躇なく100%実行できてしまうのは本当に凄い。彼らはこの戦術を遂行し、前半に決定機を二度作る。ちなみにボール支配率は40%未満。しかし、デコにフリーキックを決められ先制を許して前半を終える ところが後半になると、レバンテがさらに攻撃に人数をかけるようになり、試合を支配し始める。豊富な運動量でセカンドボールを拾いまくり波状攻撃を仕掛けた。攻撃に人数をさくものの、攻守の切り替えが以上に早く、前半同様バルセロナに効果的な組み立てを許さなかった。 そして攻撃的なカポ、エティヤンを投入しさらに攻撃を強める(後半20分)交代が早い。特にエティヤンはスピードに乗ったドリブルが得意。いつものバルセロナならタメを作れるロナウジーニョがいる。しかし今日はいない。バルセロナは中盤でボールを奪われるシーンが非常に目立った。さらにレバンテは選手を投入。メヨング・ゼ。正直誰??って感じだったが昨年のポルトガルリーグ得点王らしい。 シャビはレバンテのようなフィジカル勝負を挑んでくるチームが相手だと 魅力が半減する。この試合のケースだと、イニエスタやデコがもっとポジションを下げ、敵のプレスをいなすようなプレーをするべきだったと思う。イニエスタは試合を通じて、ポジショニングが中途半端であった。時折下がってゲームを作っていたが、下がりっぱなしでもよかったと思う。 レバンテの攻撃的な姿勢は当然結果として現れる。後半30分にセットプレーのこぼれだまを押し込む。こぼれだまにバルセロナはプジョル一人が反応することができた。そこにレバンテは三人詰め寄ってくる。気持ちが違う。スタジアムの雰囲気は最高になり、さらにいけいけモードになるが試合はこのまま終わる。 最後までスタミナが持つレバンテが恐ろしい。 ■バルセロナの省エネ ブレーメン戦が脳裏によぎったかどうか知らないが、今日のバルセロナは運動量が少なかった。パスをもらう動きも受け手と出してのワンツーが多く、そこに三人目が絡んでくることは少なかった。何度からしさを見せたものの、決定機はかなり少なかったと思う。レバンテの運動量にあてられ、まともにボールを前に運ぶことさえできなかった。グジョンセンまでボールが来ないのである。あそこまでボールが来なければ、グジョンセンも少しは下がればいいのに。 前半はデコが積極的に高い位置でボールに絡んでいた。デコはチームの中心となれる存在だと思う。バルセロナでは裏方に思われがちだが、貢献度は高い。移籍することは考えられないが、彼を中心にしたチームをもう一度見てみたいと思う。 ■独り言 審判が試合をきらずにゲームを進めたため、スピーディーな試合を見ることができた。また、意図のあるサッカーをみることは面白い。 不満を述べたテュラムはやることをやってから不満を言いましょう。安定感がない。プジョルの負担をもう少し軽減させてあげないと、プジョルがやばい。絶好調のロナウジーニョがいれば、バルセロナは勝てたと思う。この失った勝ち点2が最後に響かないといいね。 久々に面白い試合を見ることができた。内容ではレバンテの勝ち。でも結果は引き分け。ホームのサポーターは試合内容から勝ちを求めていた。それくらいレバンテが良いサッカ-をした。バルセロナが抜いたとかボールを持たしたということはなく、完全に力負けしていたと思う。
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posted by josepgualdiola |15:48 |
バルセロナ/0607 |
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Re:レバンテ対バルセロナ ~ロナウジーニョがいないバルセロナ~
コメント投稿者ID :
グジョンセンは攻撃の組み立てには参加せず、
ゴール前で待っているようなプレースタイルみたいですね。テュラムはバルセロナじゃ控え扱いになるのはわかっていなかったのかな?
posted by 佐世保 | 2006-12-04 22:30
Re:レバンテ対バルセロナ ~ロナウジーニョがいないバルセロナ~
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コメントありがとうございます!!
チェルシーでは中盤もやっていたグジョンセンがあそこまでゴール前で待つとは」予想だにしませんでした。あのような選手でしたっけ??
テュラムはもう少しローテーションで試合に出られると思っていたのかもしれません。マルケスにほロングフィードという特性があるので、テュラムも何か武器を身につけないといけません、ってもう年だからきついか
posted by josepgualdiola | 2006-12-05 23:09
Re:レバンテ対バルセロナ ~ロナウジーニョがいないバルセロナ~
コメント投稿者ID :
テュラムはプジョル、マルケスと違ってスピードが足りないところがネックですね。それと、グジョンセンは2トップ向きの選手のような気がしています。
posted by ho | 2006-12-06 08:28
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