2008年12月27日
アストンビラ対アーセナル ~最後に笑うのは~
アストンビラのスタメンは、フリーデル、レオコーカー、デイビス、ナイト、ルーク・ヤング、ペトロフ、シドウェル、バリー、ミルナー、アシュリー・ヤング、アグボンラホール。チームとしての守備のレベルは高い。恐らく中堅のプレミアどころでは、なかなか崩せないのではないかと。でも、相手はアーセナル。ビック4争いの始まり。 アーセナルのスタメンは、アルムニア、サニャ、ギャラス、コロ、シルベストル、エブエ、デニウソン、ソング、ディアビ、ナスリ、ファンペルシ。アデバヨールは累積ってことで、ファンペルシーに期待がかかりまっせ。 ■ボールがもてないぞ 前節でアーセナルが経験したもの。それは、セスク抜き&10人で戦うものだった。今日はセスク抜きで11人で戦う。ついでに、アデバヨールもいない。さらにいうと、ジュルーが試合の前に怪我をしたらしい。相手もカリューや前節で好プレーを連発していたクエージャルがいない。 アストンビラのシステムは4-1-4-1。全員で守備を行う。その組織のレベルは非常に高い。中央でボールを持っている選手にはシドウェルとバリーが襲い掛かり、ペトロフがカバーリングを行っている。サイドの守備はサイドの選手が当たり前のように行う。 ハードワークをいとわないチームに対して、攻撃を組み立てるのは非常に困難である。普段からポゼッションに親しんでいないと、ビラの守備の前にロングボールを蹴るだけか、ただ相手にボールを渡すことを繰り返すことになってしまうかもしれない。そんなアストンビラに対して、ウェストハムが試合を支配できたのは、前線のポジションチェンジがうまくはまったからだろう。ただし、ウェストハムはボールを運んだ後に難があった。 でもさ、ロングボールがおさまれば、ビラ相手に戦うことも難しくないはずだ。でもさ、ビラにはラウルセンがいる。ウェストハム戦では空中戦で強さを発揮していた。でもさ、今日はラウルセンがいない。でもさ、代わりのナイトは198センチで、相手はファンペルシーだよ。 序盤は圧倒的なビラペースであった。堅固な守備から相手のミスを誘うと一気に攻撃開始。両SBを積極的に上げて、数的不利にならないように攻撃を何度も仕掛けていた。困ったらサイドからクロス。ワントップなので、中央に枚数が足りなくなりがちだが、シドウェルとバリーを飛び込ませることで、その問題を解決していた。 また、サイドで数的有利を作れるので、攻撃を急ぐ必要がない→シドウェルたちがゴール前に上がる時間を稼げるので、攻撃がうまくはまっていた。強いて言うならば、中央突破が本当に少ない。狭いところを通すなど、中央攻撃があれば、サイド攻撃ももっとはまるのではないかなって。 そんなビラの守備とサイド攻撃の前になすすべないアーセナル。ファンペルシーにハイボールを蹴ってもしょうがないし、繋いで進もうにもボールが落ち着くかないので、SBが上がるタイミングがない→ピッチを広く使えないで相手のプレスにさらされやすくなる現象がおきていた。 ボールの落ち着きどころはディアビやナスリが期待されていたのだろうけど、ディアビは相手に潰され、ナスリは仕掛けることに神経を集中させているように見えた。あえて言うならば、低いボールを何度もマイボールにしているファンペルシーくらいであった。1人だけ好調を維持しているようで。 予想外のところでボールを奪われる→攻守に切り替えがうまくいかない→相手に簡単にボールを運ばれる→低い位置でボールを奪い返す→予想外のところで~の繰り返しであったアーセナル。そんな状況を打開しようと、ソングが攻守の切り替えの場面でファウルを辞さないプレーをしていたが、2回目でイエロー。ついでに怪我をしたようで、前半の終了間際にラムジーと交代したソングであった。 相方のデニウソン。サイドに散らしても奪われるし、楔のボールを通すのはそんなに得意でないってことで、かなり苦労していた。試合を見ていて感じたのは、パスで味方を動かすよりも、パス&ゴーで攻撃に勢いをつけるほうが得意なのかなって。フリーなサイドの選手に出して、縦に抜けるみたいな。 そんなデニウソングの苦労を尻目に、ビラが決定機を量産していく。開始直後にCKからポスト直撃→エリア外からの強烈なミドル→アグボンのドリブルシュート、ミルナーの裏への飛び出し→デイビスの振り向きざまのシュートがポストに直撃、多分アグボンのヘディングをサニャがゴールラインすれすれでオーバーヘッドクリアーなどなど。 覚えている限りでこれである。久々のコロもびっくり。サイドからクロスを浴びせられるは、セカンドボールはシドウェルたちに拾われるわで散々であった。それでも前半を0で追われたのはアルムニアのスーパーセーブで間違いない。今日は当っているぞアルムニア。 こんな展開なのに、先制点はアーセナル。相手の足が止まり始めた37分過ぎからアーセナルはボールを持てるようになる。相手がプレスに来るのが遅いんだもん。その間にサニャたちがサイドに張り出してピッチを広く使った攻撃が可能となった。 で、先制点が生まれる。ワンツーを試みたデニウソン。しかし、受け手のディアビがレオコーカーに奪われる→ただ、ボールを奪われる前にディアビに接近していたことが絶妙の攻守の切り替えとなる。ボールを奪ったデニウソンは左足を振りぬいて先制点を決めた。必然か偶然かっていったら偶然。ただ、パス出したあとに走るのは重要だね。 ■死力を尽くした後半戦 後半になってもビラは姿勢を変えない、、、ように見えた。バリーの飛び出しは本当に見事で、ただしそのクロスの雑さがアーセナルのカウンターに繋がる。こぼれだまをディアビが持ち味を始めて発揮し、カウンターの起点となった。なぜにビラの守備があんなにいなかったのはか不思議だが、痛いダメージである。ゴールはディアビ。起点になって、ゴールも決めちゃったディアビだった。48分の早すぎる追加点。 54分にファンペルシーがポスト直撃のシュートを放つ。DFラインからサイドに流れてボールを引き出したファンペルシー。で、逆サイドに展開→サニャが攻撃参加する時間は十分。で、アーセナルパス回しが展開されて、最後はファンペルシー。 きっちりとしたゾーン配分をするアストンビラは、ゾーンを越えた動きに弱いのかなという印象。2-0になってからは、アーセナルの時間帯が続いた。ビラはプレスが弱まっているのに、中盤の位置は高いという危険なシステムに落ち着いていた。これは仕様なのか、疲労なのか不明。 しかし、64分。アグボンの罠にはまったギャラスがPKを与えてしまう。悲しみのギャラス。これをバリーが落ち着いて決めて2-1。 で、大切なのは残り時間のすごし方。アーセナルはリードしていて、復活したビラの前に試合を支配できるわけもないけど、そこのチャレンジすべきだったかなと思う。守りにはいって、ロングカウンターを仕掛けられる人材がいないので。 最後には相手の攻撃の前に屈し、ロスタイムにナイトに決められて2-2で終了でした。でも、よく引き分けたと思う。 ■独り言 アーセナルのパス回しに欠かせないのがボールのないところの動き。もっというと、ボールをもらう動き。それが全体的に少ないんで内科と思った。チームが機能していれば、ボールをもらったあとに責任逃れのパスを選択しなければならないことはないので、みんなが気合を入れて動く。そういう場面もちらほらあるのだけど、最近のアーセナルは選手同士の信頼感がちょっとあやしいのかなって。ゆっくりと歯車がかみ合っていかなくなっているのが杞憂だったらいいんだけど。
posted by らいかーると |21:23 |
プレミアリーグ/08/09 |
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Re:アストンビラ対アーセナル ~最後に笑うのは~
セスクのいないアーセナルでCLにいけるのでしょうか???
ビラはバリー抜けないでよかったですね
posted by bubhil | 2008-12-27 21:34
最後に笑う って
上位の他所が勝ってるときだから引分けは泣き分けです
CL狙いだけならまだまだ先のことだけど
ここはどっちも勝たなくちゃいけない展開
でも オニール 引分けで嬉しそうだったすね
posted by candy | 2008-12-28 22:39
アストンビラ対アーセナル ~最後に笑うのは~
最近アーセナルの記事が多いので嬉しい限りです。
今年のアーセナルは本当に我慢の年です。
それより1年目で期待かけすぎなのかもしれませんが、ナスリがもっと攻撃に絡んできて欲しいです。もっとゴールに近いところでプレーできればと思っています。
最近アーセナルの試合を見れていないのですが、デニウソン、ソングは順調に伸びているのでしょうか??
posted by oka | 2008-12-28 23:33
アストンビラ対アーセナル ~最後に笑うのは~
初書きです
詳しくサッカーの記事を書いてくれるサイトは貴重なんでいつも楽しく拝見させていただいてます。
今シーズンはアストンビラに注目してたのでよく書いてくれる管理人さんの記事は本当に参考になります。
これからも良質な記事を楽しみにしてますね
posted by カッキー | 2008-12-29 18:31
アストンビラ対アーセナル ~最後に笑うのは~
コメントありがとうございます。
>>bubhilさん
中盤の選手たちが周りから信頼されればいけると思います。なので、しばらくは対戦する相手が重要になってくるかと。
>>candyさん
優勝を目指していないと思いますが。目指してますかね。。。
>>okaさん
自分もナスリにはもっとやらかしてほしいです。
デニウソングは順調には成長していないかと思います。ウイイレのようにはいきませんねって当たり前か。
>>カッキーさん
ありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
posted by らいかーると | 2009-01-04 19:01


