2008年12月08日

アーセナル対ウィガンの雑感

 アーセナルのスタメンは、アルムニア、サニャ、コロ、ジュルー、クリシー、デニウソン、セスク、ソング、ナスリ、ファンペルシー、アデバヨール。若手育成機関ことアーセナル。強いんだか弱いんだかわからないアーセナル。フラミニの後釜に困っていそうな予感。

 ウィガンのスタメンは、カークランド、テイラー、ボイス、ブランブル、フィゲロア、バレンシア、パラシオス、キャタモール、メルヒオット、ヘスキー、カマラ。昨年のプレミアで気になったチームはポーツマスとトッテナム。今年はウィガンになりそうな予感。キャタモールが地味に効いているはず。そしてフンテラールよりはザキを獲得したほうが良かったと思うよ。でも、ザキはベンチかよ。

 ■ロングボール作戦の意図はなんじゃい

 リバプール戦では見事なポゼッションサッカーを見せたウィガン。基本はロングボールだけど、ラテン系の選手を入れてポゼッションサッカーもできるウィガン。つまり、中位のチームの癖に戦術の幅が広い。前回はここまでウィガンのサッカーを学習しました。

 そして、この試合では、ロングボール一辺倒のウィガンのサッカーを見ることが出来ました。細かいパスで繋ぐ場面は皆無。アーセナルの中盤の守備にびびったか。ウィガンのポゼッション対アーセナルのプレスなんて場面は本当に見る影もなかった。キャタモールがボールを後ろの下げて、ロングキックなんて場面が非常に多かった。

 このときの問題は、そのロングボールをマイボールにできるかどうか。さらにそのこぼれだまを拾うメカニズムは徹底されているか。つまり、試合前の準備である。ロングボールの的はカマラやヘスキー。ヘスキーだけでなく、カマラも結構競り合いをしていて不思議だった。カマラは178。ヘスキーは188。ちなみにザキは185。

 競り合う相手はジュルー。コロ。ジュルーは192。コロは、、、178?!?!。まじっすか。ほんで、結論を言うと、ジュルーの空中戦の強さが嫌に目立っていた。次に検討されるのは、こぼれだまを拾うメカニズムとなります。いくらジュルーが競り勝ったとしても、こぼれだまを拾い捲れば、ウィガンの作戦勝ちとなります。

 こぼれだまを拾う作戦として、手っ取り早いのは競り合いの選手の周りの選手をたくさん配置する作戦。セビリアはカヌーテの後ろにレナトを配置していた。で、ポウルセンを後ろに残した。ウィガンはキャタモールを後ろに残して、パラシオスが前線に行きそうな雰囲気だった。雰囲気で終わったため、こぼれだまは拾えなかった。

 で、なぜそれが雰囲気で終わったか。ウィガンのシステムは4-4-2。FWは横並び。本来はヘスキーが競り勝ち、ザキがテクニックとフィジカルを活かしたキープ力があるので問題ないが、今日は横並びを縦並びに前半のうちに修正できれば、かっこよかった。

 4-4-2。なぜに4-4-2のFWは守備をしない選手が多いのだろうか。守備をしないから4-4-2なのか、高いDFラインを保つのがめんどいのか、11人の献身的な選手をそろえるのが難しいのか。ユベントスの偉大さを感じる瞬間だった。

 ヘスキーとカマラが守備をしない。DFラインからボールを引き出すセスクにも誰もついていかない。中盤の選手がついていったら、自分のゾーンに穴が開くので無理。よってゲームを作られ放題だった。4-4-2のありがちな穴、FWとMFの間を使われてしまったウィガンでした。で、中盤のラインが下がってしまい、ロングボールのこぼれだまを拾うのには距離が開きすぎたウィガンでした。

 そんな状態のウィガン。それでもアーセナルはうまく崩せない。ナスリは元気がなく、本職でないSHのデニウソンも怖さがなく、ファンペルシーは元気なんだけど、アーセナルで機能しているのかしていないのかわからないファンペルシー。これだけ前線が機能不全になれば、いくらアデバヨールががんばってもチャンスはなかなか生まれない。

 だったら、必殺ショートカウンターって話なんだけど、ウィガンのロングボール作戦の前に高い位置でボールを奪い返せないアーセナル。ウィガンの真の狙いはこれなんだろうな。ポゼッションを目指せば、火傷する。火傷するのは後半からでいいでしょって。

 それでも、前半に先制点を入れたアーセナル。セットプレー崩れから、アデバヨールの素早い反応&シュート&敬礼。前半の終了間際にはカウンターからポスト直撃。アーセナルがそれなりに良い流れで前半を終了させる。ちなみに、ナスリが負傷退場。ザキよ出て来い。

 ■後半です。そしてザキです。

 前半と後半でがらっと闘い方を変えたウィガン。へスキーを中盤から下がってくるセスクのマークにつけて、カマラのワントップ気味に変更。これで、前半にシュート数がたったの1だったウィガンがよみがえる。

 簡単に中盤を突破されなくなったウィガン。そして、ヘスキーが前半よりもCBとかち合わなくなったことで、競り合いにも勝ち始める。キャタモールを中心とした中盤の選手がこぼれだまを拾いにラインを上げ始める。

 そんなリスクを犯した成果として、ウィガンはチャンスをつかんでいくが、前半よりもスペースを与えられたアーセナル。その恩恵を受けるかのようにアーセナルらしいパス回しを見せ始める。中盤のラインを上げたウィガンは後手後手の守備で相当危険な状態に陥る。でも、カークランドのスーパーセーブとポストにすくわれたウィガン。

 66分にザキが登場。これでようやくウィガンにもチャンスが生まれ始める。ザキはやっぱりキープ力と強引なドリブルとシュート意欲が他の選手とはまったく違う選手であった。

 それでも、コロとジュルーがギャラスの穴を確実に埋め、ソングも守備で貢献。セスクが攻撃に絡むと一気にチャンスが生まれるアーセナルも負けじとやり返すが、残り10分で試合をちっとも落ち着かせられずに混沌とした状態へ。

 それでもアーセナルが守りきって1-0で勝利を得た。ビックマッチの後の試合で、しっかり勝てたのは大きいだろう。って当たり前だ。ロシツキーが帰ってこないと、内容でらしさを見せるのは難しそうな気配。でも、ロシツキーもかえってこなそうな気配。エドゥアルドに過大な禁物はできないし、CLは大丈夫だろうか。

 ■独り言

 今日のウィガンはちょっと残念。もう少しボールを大切にしてほしかったぞ。そしてキャタモールはボール狩りを淡々と行っていた。なぜにザキが控えだったのかが悔やまれる。お疲れだろうか。

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posted by らいかーると |00:11 | プレミアリーグ/0809 | コメント(2) | トラックバック(0)
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アーセナル対ウィガンの雑感

コメント投稿者ID :

ザキは確か怪我明けでそれで大事を見て温存したんじゃないかと。
左足がまだ完治してないように見えた場面が何度かありましたし。
エミレーツでのアーセナル戦ということで無理はさせたくなかったのかな。

それにしてもザキはかなりいい選手ですね。
キープ力といい存在感といい、中々お目にかかれる選手ではないですね。
キーンとの2トップなら互換性抜群な気がします。

posted by ブーム | 2008-12-08 03:58

アーセナル対ウィガンの雑感

コメント投稿者ID :

今のアーセナルには昨年のようなサッカーを期待してはいけないんだなと感じました。
フレブとロシツキーの代わりにデニウソンとエブエではそりゃ無理だろうって。
サニャとクリシーが上がって来れないのが切ないです。

逆に今いる選手達で勝ち切れるようになると戦術に幅も付いて嬉しいんですが…
現状はかなり厳しいですね。
でも守備だけならソングとジュルーは計算出来る気がしました。
エドゥアルドとナスリは長い目で見てあげようという気持ちでいっぱいです。

ウィガンはキャタモールが異常に目立ってました。
ザキは僕も最初から見たかったんですが、どうやら怪我明けだったようです。

posted by arsene | 2008-12-08 09:53

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