2008年04月18日
エバートン対チェルシーの雑感
記憶が確かならば、前回の対戦はケーヒルのオーバヘッドで同点に持ち込まれたチェルシー。ただし、試合内容は断然チェルシーだったかと。この試合では、ケーヒルもアルテタもいないエバートン。何かやらかしそうなのはピーナールくらいで、マヌエルフェルナンデスは機能するのか。 ■臆病になってきたチェルシー。 家庭の事情でランパードが試合に出られない状況。ドログバも怪我の状況がよくないんだってさ。そんなチェルシーのスタメンは、チェフ、フェレイラ、カウバーリョ、テリー、アシェリーコール、ミケル、エッシェン、SWP、カルー、アネルカ、ジョーコール。 チェルシー=放り込みなんてイメージがあるみたいだけれど、実はボールを繋ぐ場面もちらほら。特に4-3-3のときのチェルシーは、縦への意識が強いがボールを繋ぐ意識が高い。モウリーニョ時代も含めて。ただ、ドログバがいると、困ってなくてもドログバの場面が目立ち、それはそれでどうなんだろうと思っている。 この試合のFWは、アネルカ、カルー、ジョーコール。アネルカはあまりポストプレーが好きではないように見える。真の姿はアデバヨールに似ているかもしれない。2トップのぶんだけ、アデバヨールのほうが恵まれているかもしれないけれど。ポストプレーで味方を活かすよりは、サイドに流れて自分で勝負するプレーを好む選手。 アネルカだからか、ドログバがいないから、チェルシーは長いボールを封印して、攻撃を組み立てる。グラントの売りである両SBの攻撃参加がキーとなってくるのだが、なぜか上がってこない。アウェーだし、失点が怖いし、、、なんて状況がSBの攻撃参加を封印させたのかもしれない。 SBが上がらないと、ピッチを広く使った攻撃が不可能となる。選択肢も一気になくなる。中盤の選手がボールを持っても、縦か後ろしか選択肢がなかった。そんなパスサッカーがどこにある。しかも、前にボールを動かす意識の高いランパードとバラックのいない状況がさらに拍車をかける。しかも、前線の3枚はポジションを固定していて、ボールを引き出す動きが少なかった。ジョーコールも珍しく大人しい。 状況を整理すると、SBが攻撃参加しなかったのでピッチを幅広く使えない。パスでボールを前に運ぶ意識の高い選手が中盤にいない。前線の選手のポジショニングが硬直化されていて、ボールをもらえない。すばらしい悪循環がここに成立。攻撃してもまったく得点の気配がしなかった理由はこんなとこだろう。 エバートンはFWのジョンソンを中盤に下げて守備を敢行。4-4-2らしくない守備でチェルシーに対抗。もともと組織的なチームなので、機能しないチェルシーを止めるのは困難なタスクではなかった。しかし、エバートンも攻撃がうまくいかない。SBを組み立てに参加させて、サイドから果敢に仕掛けるものの、クロスは跳ね返される。中盤で相手の隙間をつこうにも、隙間をつくケーヒルがいなければ、隙間にパスを出す選手もいなかった。頼みのヤクブもカウバーリョ、テリーが相手では苦しい。 試合が動き始めたのは、30分。遅い。きっかけはチェルシーのカウンター。ボールを自分達で展開する形では、相手の守備が準備万端で待ち受ける。しかし、カウンターでは相手の守備の準備ができていない。中盤で簡単に前を向ける。SWPのフリーランニングでチャンスを掴むと、カルーが中央に進出し始める。カルーが相手のギャップを突く動きをはじめて、チェルシーの前線の動きが活発化する。そしてエバートンの守備が混乱し始める。マークが混乱した結果、前線にはスペースができ始める。 そのスペースをエッシェンが駆け上がり、チェルシーが先制。まったく得点の気配がしなかったが、40分にようやく先制。ランパードもバラックもいない状況では、エッシェンが試合を組み立てるしかない。そんな自覚が30分くらいから見られたのは収穫だった。それにしても、ミケルはバックパスが多すぎた。マケレレだったら、もっと前線にパスを通していたはずである。 後半はエバートンがボールを持って攻撃を仕掛け、チェルシーがカウンターを仕掛ける展開へ。前半にポストプレーをしていなかったアネルカも後半はやっていた、ただ、チェルシーの求めるポストプレーかというと、なんともいえない。アネルカは得意の左サイドから中に切れ込んで、シュートまでもって行くのが本当に好きそうである。アネルカゾーン。 エバートンの誤算は、バレンシアを脱出したマヌエルフェルナンデス。明らかに結果を求めたプレーをしすぎである。煮え切らない状況を何とか自分をきっかけとして打開したい、という意識を持った選手は個人的に好きなんだけれど、やり方を間違っては元も子もない。ありがちなのはドリブルに走ること。マヌエルフェルナンデスは目の前の相手を抜いてからパスを選択することを考えていたようであった。結果として、ボールを奪われたり、パスの精度が下がってどうしようもなかった。 途中から、ジョンソンを下げてグラベセンを投入。しかし、あまり意味はなく今度はチェルシーが守りきって終了。さすがにケーヒルがいないのは痛いか。 ■今後のチェルシー 人員整理が課題のチェルシー。そんなことよりも、来季の監督はどうなるのだろうか。まさかの続投か、まさかまさかのライカールトか。テンカテはどうなる。マルダの行方は??SWPはどうなる??カルーもなんかいまいちだぞっと、バレンシア以上に注目のチェルシーでした。ちなみに、MVPはテリー&カウバーリョ。特にカウバーリョは世界最高峰の称号を与えてもいいような。
posted by josepgualdiola |10:23 |
プレミアリーグ/07~08 |
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posted by 新ジャンル選択をお薦めします | 2008-04-18 14:22


