2008年03月31日

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

 レアルのスタメンは、カシージャス、セルヒオラモス、カンナバーロ、エインセ、マルセロ、ロッベン、グティ、ガゴ、スナイデル、イグアイン、ラウール。わけわからないシステムは継続されそうである。セビリア相手にマルセロを使うとは。

 セビリアのスタメンは、パロップ、アドリアーノ、プリエト、モスケラ、クレスポ、カペル、ケイタ、ポウルセン、アウベス、ルイシファビアーノ、カヌーテ。ナバスは怪我でもしたようで、ベンチにいる。カペル対セルヒオラモスの同郷対決が楽しみである。

 ■アウベスの位置

 レアルはいつもの4-3-3であった。ただスナイデルが他の中盤の選手よりも攻撃的に振舞っていた。トップ下気味だとスナイデルっぽさがでるようで、攻撃の中心として機能していた。

 セビリアはアウベスを右SH、クレスポを右SBとして起用。アウベスの攻撃性を活かそうと考えたのだろう。確かにナバスに匹敵するパフォーマンスをするかもしれない。しかし、本来のアウベスの役割は誰が行うんだ、という話であった。アウベス独自の役割は神出鬼没なポジショニングと、DFラインからカヌーテへの質の高いロングボールである。

 クレスポに神出鬼没さと質の高いロングボールを求めても無駄である。残念無念。セビリアはまったく機能しないまま試合を進めていった。アウベスも1人では状況を打開できないようで、ポウルセンが攻撃を助けに来ることがあった。

 中盤でボールが落ちつかないので、サイドチェンジ→カペルが勝負の場面も少なく、FWにボールを放り込むばかりでしかもそのボールが良くない。さらに、レアルは中央に選手が多いので、挟み込み大作戦でセビリアは沈黙。仕方なく、カヌーテが中盤深くまで降りて試合を展開するきつい状況であった。

 最近調子の悪いレアル。しかし、この試合では全員が躍動。ミーティングでも行ったのだろうか、前線からの守備を復活していて、あのグティでさえも懸命に守備を行っていた。そしてエインセとカンナバーロのどこまでも相手についていく積極性がセビリアのFWを苦しめていた。

 ガゴもプレーがシンプルになっていたし、さらにガゴの寄せたがりを周りの選手がうまく利用できていて驚いた。ロッベンもキレが戻っている。ラウールとイグアインのコンビは相変わらず面白いと不思議なレアル。

 セビリアが機能していないので、試合はレアルのペースであった。先制点もレアル。セットプレーからエインセが決めて先制。スナイデルのボールがピンポイントだった。この得点を決めた喜び方が非常に良い雰囲気で、レアルが立ち直ったように見えた。

 セビリアからすると、ナバスを投入すればいいのは目に見えているわけで。33分にクレスポ→ナバスを投入。いつもの形にしたら、いきなり同点ゴールが入るおまけつき。セビリアもセットプレーでやり返す。するとスナイデル→ラウールでレアルもすぐにやり返すから面白い。2-1になる。

 アウベスが後ろにいったことで、質の高いロングボールが改善され、ナバスが中央に絞ったり、サイドから崩したりといきなり機能し始まるセビリア。レアルはそんなセビリアの猛攻を何とか防いで前半を終える。後半は怖いぞレアル。

 ■ボール支配率

 後半の頭から、ポウルセン→レナト。ポウルセンが怪我をしたようで。予想通りにセビリアがボールを保持して攻めてくる。迎え撃つレアルはマルセロ、ガゴ、グティ、スナイデルとこれで守りきれるのか、、、と誰もが思っていたが、危なげなく時間だけが過ぎていった。

 レアルの守り方として、中盤に降りていくFWにはCBがついていこう、CBの空いたスペースにはガゴが入ったり、SBが絞ったりしていた。今までこんな決まりごとがあったけ。

 ポジションを代えてもなかなかフリーになれないセビリア。頼みのカペルもセルヒオラモスの前に沈黙。ラウールが鬼神の如く守備に奔走し、それにつられるようにロッベンもアウベスを徹底的に抑えていた。

 ボール支配率は圧倒的にセビリア。ということは、ボール支配率が低いとレアルはカウンターで勝利する法則が発動。再三、カウンターからイグアインがチャンスを掴み、最後の最後でグティのアシストを得点に結びつけた。3-1。

 後半28分にグティ→ディアラ。カペル→コネ。レアルは守備を固めて、セビリアは破れかぶれ。PSV時代のコネは凄かったけれど、セビリアに来てからは泣かず飛ばず。移籍の勧めである。

 ■MVP

 逆転ゴールを決め、最後まで献身的な守備を続けたキャプテン・ラウール。ワントップだと、前線に硬直化して自由がなくなる現象にさらされていたが、イグアインのおかげで自由を得たようである。カペッロ時代のラウールは右SHで出場することが多かった。しかし、イグアインとポジションチェンジして前線に顔を出すことがちらほら。その名残がここに来て発動。

 全体的な運動量も改善され、ロビーニョやニステルがいなくても何とかなりそうな雰囲気を身にまとったレアルだった。

posted by josepgualdiola |14:08 | レアルマドリッド/07~08 | コメント(14) | トラックバック(0)
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レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

ラウール最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

posted by ラウール大好き | 2008-03-31 20:05

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

不調時にあった諸所の問題画やっと改善されてきたようで。。時を同じくしてバルサがまた酷くなるとリーガの趨勢は決まりそうですね。

これでバルサにCL勝たれると、皆反省しないのでそれもそれでやだなぁという感じです。

posted by AT | 2008-03-31 20:31

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

イグアインは何度もあったチャンスのうち一番難しいのを決めるのはなんなんだろう?

イグアインとラウルのポジションチェンジは良かったんだけどソルダードの出番が益々なくなっていくなぁ・・・

posted by asa | 2008-03-31 21:41

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

このチームは期待できるんかできないんか全然わからない。まあそれは慣れてるから、試合前には「まあそろそろ切羽詰ってさすがに独特の気合出してくるんだろう」と思ってたら予想以上の内容です。もっとさっさとやっとけよーって程攻撃機能してるし。

しかしなぜこのチームはいい内容を出すまでに「独特のタメ」があるんですかね。

イグアインはフィニッシュがうまくいかないですね・・・マドリー初の「日本人FW」に認定!?

posted by コルッカ | 2008-03-31 21:58

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

マルセロがやられまくるのかなぁ、と思っていたらそうでもありませんでした。
周りの選手を信頼したのか、カンナバーロ、エインセも活き活きしてた気がします。ただ、ガゴが寄せに行ったとき、CBの前のスペースが空いちゃってることも。グティ、スナイデルだと仕方ないんでしょうか‥

あと、グティとロッベンの守備に驚きました。グティは意識的に今までとプレーを変えたような‥ロッベンってこんなに守れるんですね。驚きです

posted by てん | 2008-04-01 03:24

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

いやー、イグアインにはいつもドキドキさせられます。すぐ近くにラウールといういい見本がいるので、シュートテクニックをもっと練習して欲しいです。
インステップで蹴ると見せかけて、インサイドで逆側に蹴るとか・・・。
あまりにもキーパーの正面に蹴ってばかりで、笑ってしまいました。
あとは、決定力だけだと思うので是非克服して覚醒して欲しいです。

posted by ゴンザロ君 | 2008-04-01 11:19

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

ほんと久々に強いレアルを観れました。やっと危機感を持ってくれたみたいで。おっしゃるように、今まであんな守備の決まり事はなかったと思うんですが、全員が守備の意識が高くてビックリしました。しかも、余計なファウルが少なかったような気がします。
ラウルxイグアインコンビいいですね。イグアインのポジションが抜群でした。ラウルの2点目は難しい所を良く決めたと思います。試合の流れ上最高のタイミングでの得点でした。
次節で今節のように勝てればホンモノですね。

posted by ゴボウ | 2008-04-01 12:52

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

今期3連敗中の相手に会心の勝利。
後半はボールを支配される苦しい時間帯が続いたけど、セビージャが強いチームであること、負けていため点を取りに攻勢に出ていたということを考慮すれば、しょうがないのかと。
それにしても、ラウルはニステル、ロニーニョの不在を一手に背負っている大車輪の活躍で最高です。
それに加えて、最近注目している選手が二人ほどいます。ガゴとヘインセ。両選手ともアルゼンチン人ですが、最近の活躍は特に気に入っています。ヘインセは加入当初から怪我がちでなかなか継続して試合に出ることが出来なかったけど、最近は守備の要として活躍しています。
手堅く、計算できる数少ないDFだと思う。ガゴに関しては、軽率なミスパスが多く、DF面で不安の残るひ弱な選手という印象があったけど、最近は軽率なミスパスも少なく、運動量が多い、無駄なチェイシングも多いですが、とにかく相手についていく、プレッシャーをかける、という動きを率先して行っており、味方FWやMFもつられて連動することが可能になっています。カシージャ、右セルヒオ、カンナ、ヘインセを中央、中盤のそこにガゴ、その前にグティ(疲れたり機能しない場合はバプティスタかディアッラ)、スナイデル、FWにラウル(ニステルは怪我から明ければ問題なし)。この辺が不動のメンバーとして残りの試合で活躍出来れば、自ずとタイトルも見えてくると思ういますが。

posted by tomito | 2008-04-01 13:59

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

ガゴは本当にいい選手だ。
あれだけ広いスペースを一人でカバーしてるし、寄せる判断も悪くないと思います。彼がいなかったらカシージャスの目立つ場面がもっと増えると思います。足元も巧いし、パスもシンプルにつなげる。別のチームに行けばいいのに…

ラウル凄いね。バレンシア戦の2点目も圧巻だった。シュート前にボールを置く位置、シュートコース。スペース・DF・GKを意識した素晴らしい技術が満載でした。敵ながらアッパレ。無茶無茶ムカつく選手です

posted by 凸凹 | 2008-04-01 15:30

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

前線からの激しいプレスがようやく戻ってきましたね。気持ちの問題で片付けてしまえば簡単ですが、シュスターが戦術を変えてたんでしょうか?かなり疑問です。
セルヒオラモスがサイドバック兼ウイングの役割をきちんと果たしてましたね。内に切れ込んだりして、Dアウベス並みの攻撃力を発揮してました。これも前線からの守備があるから上がりやすいんですかね。

posted by メレ | 2008-04-01 18:22

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

久しぶりですね。
戦術が変わった感じですかね。
なんかガゴにあわせているような守備ですよね。
カンナとエインセがあそこまでついていくのはマドリーでは初めてみました。
あっちの方が両方ともやりやすそうですよね。
彼らはマンツーマンのスペシャリストですから。

あとすみませんが、勝手にブログのリンク集にいれさせていただきました。


posted by アルメニア | 2008-04-02 00:15

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

セビージャはCBまずいですね。
ドラグ、エスキュデは怪我??

モスケラはマークは外し過ぎ、ボールウォッチャーになりすぎでは。ラウールみたいな選手苦手っぽいですね。

あと、アドリアーノはもったいないんじゃ??

posted by 苺ジャム | 2008-04-02 19:54

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

レアルの終盤追い上げは例年通りですね。うまい具合に選手が復帰したり怪我したり・・・レアルもバルサもタフな選手をもっと取るべきだと思うのですが。リバプールはタフガイが多い気がします。アドリアーノは最近なんかゼンデン化してますね。ちょっと可哀想です。

posted by 篠原 | 2008-04-04 04:49

レアルマドリッド対セビリア ~キャプテン・ラウール~

監督就任おめでとうございます!

優れた分析眼を生かして、監督業もがんばってください。

posted by N | 2008-04-07 21:32

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