2008年02月28日

バレンシア対レクレアティーボの雑感

 バレンシアのスタメンは、ヒルデブランド、モレッティ、マルチェナ、アルビオル、カネイラ、マドゥーロ、シルバ、バネガ、マタ、ホアキン、ジキッチ。ビジャは出場停止。ビジャ型のサッカーはどこへいくのだろうか。中盤の3人と、マルチェナ×アルビオルの代表コンビに注目。


 レクレのスタメンは、ソレンティーノ、バウティスタ、キケアルバレス、ヤーゴ、モヤ、ヘススバスケス、マルティンス、アイトール、ジェラール、カムーニャス、シナマボンゴユ。ビジャレアルから移籍してきたマルコスは完全に行方不明のようで。。。。。

  ■変幻自在

 前節のヘタフェ戦で、ビジャが退場してしまったバレンシア。最近はポゼッションサッカーよりも、ビジャの得意な形を作ろうサッカーでいったいどこへ行くんだ、、、と不安にさせていたバレンシア。

 この試合でのFWはジキッチ。ビジャのようなスピードがビジャにはないので、裏に放り込んでも意味がない。まったくない。意味があるのはサイドからのクロスだったり、DFラインからのハイボールだったり。バレンシアの攻撃の中心は、前半は左サイド。後半はジキッチの頭に当てて、という形が多かった。

 左サイドの崩しの中心は、マタ、シルバ、モレッティ。最近のモレッティは頻繁に攻撃参加するようになっている。前線に飛び出すタイミングが良く、攻撃に適切に絡めていた。左サイドからクロスを上げまくる。しかし、ジキッチにはあと一歩であわず。阿吽の呼吸を得るには、試合で使い続けるしかないだろう。

 この試合の中盤の形はシルバ、バネガ、アンカーにマドゥーロ。攻撃のときは、マドゥーロとバネガが試合を組み立てて、守備の時は4-1-4-1で対応。誰もが待ち焦がれた中盤の組み合わせだったり。個人的にはエドゥもいいと思うのだが。

 ボールポゼッションを指向していたときのバレンシアの弱点は、シルバがなんだかんだ組み立ての中心を担っていて、前線に人が足らない状態であった。しかし、バネガの加入によって、役割交代。バネガは1人でボールを運んで、スルーパスを通しまくっていた。そのおかげでシルバは高い位置でプレーをするができていた。

 ボカ時代のバネガの印象はドリブルでボールを運べる選手、つまり、イニエスタに少しかぶった。その片鱗を少し感じられた試合だった。マタへのアシストやその他大勢のスルーパスは、試合を決める力を感じる。優秀なパサーであるシルバとバネガ。ボールを受ける選手が揃えば、面白そうな予感である。

 後半になると、ジキッチへの放り込みが増えた。後半8分にレクレに追いつかれてしまう。そのための焦りがジキッチへの放り込みに繋がったのか、それともクーマンの指示かはわからない。細かくボールを繋ぐのと、ロングボールを使った攻撃。バランスが大切なわけで、どんなサッカーを目指すにしても偏らない攻撃を願うぞ。

 で、シルバがムニティスのようにジキッチへの周りを走ったり、ジキッチの落としをホアキンがフィニッシュまで持っていたりと、これはこれで可能性を感じる攻撃の形だった。特に面白かったのは、ホアキンとマタが中央に入り込んで、フィニッシュまで持っていった形。2人とも紙一重の場面を作っていた。点は入らなかったけれど。

 そんなわけで、ビジャ型のサッカーからポゼッション&放り込みへとあっさりと姿を変えたバレンシア。変幻自在。特にこの試合は決定機を量産。ソレンティーノのスーパーセーブがなければ、大量得点で勝てた試合であった。ただ、引き分けで終わったのはきつい。UEFA圏内にはいけそうだが、CLはどうだ。きついか。

 ■守備の弱点

 クーマンになってからの守備は決して褒められるレベルではなかった。バレンシアの守備の準備ができていようが、できていまいが。しかし、この試合では、ちょっと修正できていた。レクレのDFラインがボールを持っているときの4-1-4-1の守備はなかなかのレベルであった。マタとホアキンも守備をサボっていなかったし。

 問題はクロスボールを相手に奪われてからの速攻。クロスの的がジキッチ+誰かなので、ファーサイドにボールが流れるとそのまま速攻をくらう場面がちらほら。このときに、バレンシアお得意の人数が足りているのに誰もボールに寄せに行かない現象が再び起きていた。レクレだからいいものの、もっと決定力のあるチームだったらやばいぞバレンシア。攻撃参加の人数を増やすか、とにかくボールに寄せることで解決できるかできないか。

 ■独り言
 
 ビジャが戻ってきたら、またビジャ型か。それともボール支配に走るか。さてどっち。

posted by josepgualdiola |10:26 | リーガエスパニョーラ/07~08 | コメント(5) | トラックバック(1)
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2008-03-02 13:38 | 続きを読む
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バレンシア対レクレアティーボの雑感

この試合のバレンシアの攻めは、結構好感が持てました。
中盤3人の関係いい感じでしたし、ちゃんと加わってくる両サイドバック。何よりモレッティの意識変化は大きいですね。攻めに厚みが出てました。ビジャが入ったら、左どうなっちゃうんでしょう。
そしてアリスメンディの右SBの継続(!?)がうまくはまれば良いような。
あとはバイタル付近の守備意識の改善でしょうか。あんな綺麗に空けちゃったら決めれる人間は決めてきますね。

レクレのマルコス久々来るかと期待してましたが。。。カソルラみたくならないかと思ってるんですけども。

posted by Nari | 2008-02-28 13:26

バレンシア対レクレアティーボの雑感

この記事へのコメントではなく、「最近気になっていること」へのコメントを書かせてください。
流動性に対してディフェンスをどうするか、という視点で書いてらっしゃいましたが、私としては、自チームが攻撃のときに流動的にポジションを崩して、ボールを奪われたときの守備をどうするか、ということもどうお考えか知りたかったです。
流動的に攻撃してポジションを崩すと、守備に切り替えたときに本来のポジションに担当がいないので混乱が起こると思うのですが、そういうのって流動的なチームはどうやって解決してるんでしょうかねえ。

posted by もんぐり | 2008-02-28 13:31

バレンシア対レクレアティーボの雑感

良くなりつつありますね。

3トップって、ウイングのどっちかがフォワードにならないと成り立たないシステムだと思うんですよ。だって、ワントップだったら相手DF2人に1人で対さないといけないから。
中央の選手との距離感のバランスが一番大事。
でも、それがやっぱり出来なかった。
そこで、マタの登場ですよね。

実際、うまく3トップの動きを理解してるなと。
彼がいればワントップがビジャだろうとジキッチだろうと機能するような気がします。
あと、アンカーの位置から、意味不明のパスを出しまくるマルチェナがDFに戻ってくれれば問題なしです(笑)。アンカーってむしろエルゲラのほうが出来そうですよね。

posted by KASHIMA | 2008-02-28 17:47

バレンシア対レクレアティーボの雑感

コメントありがとうございます。

>>Nariさん
ビジャが入ったらどうなるか、非常に楽しみです。

>>もんぐりさん
攻守の切り替えをはやくして攻撃の芽を潰すか、攻撃に枚数をかけないで、後ろで耐えるか、CBだけに任すかと色々なパターンがあります。

>>KASHIMAさん
裁判中なのに、良い内容でくるとはわからないチームです。

posted by josepgualdiola | 2008-02-29 09:10

バレンシア対レクレアティーボの雑感

>管理人さん
お返事ありがとうございました。
攻守の切り替えを早くして攻撃の目をつぶす方法を採用した場合、ボールに近いプレイヤーがチェックに行って時間を稼いでいる間に、自分の担当するゾーンに戻るのか、それともとりあえず近くの空いているゾーンを埋めるのか、それが気になるところです。
今度自分で調査してみます。

posted by もんぐり | 2008-03-02 19:27

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