2008年02月26日

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

 バルサのスタメンは、バルデス、シウビーニョ、ミリ-ト、プジョル、ザンブロッタ、ヤヤ、イニエスタ、シャビ、ロナウジーニョ、エトー、メッシ。ベニテスのローテーション癖が完全にライカールトに伝染した模様。デコとアンリはベンチにもいない。久々のREMにシウビーニョとかなり正解に近いスタメンのような。セルティック戦の内容がチームに良い影響を与えるかどうかに注目。

 レバンテのスタメンは、クヨビッチ、カステード、セラーノ、アウバロ、デスカルガ、クルトワ、ベルソン、ミゲルアンヘル、ファンマ、リガ、ヘイボ。お金じゃない闘う集団の登場。でも、カンプノウでは苦しいか。

 ■エトーの復帰とその影響

 セルティック戦のレポにも書いたとおり、守備の問題は怪しいものの、攻撃は徐々に良くなってきているバルサ。この試合で、エトーがスタメンに復帰。エトー=鬼プレスというイメージがある。鬼と表現するほどではないが、この試合でも相手を追い掛け回していた。全盛期のエトーは1人でボールを奪って、そのままゴールを決めることもあった。そのころに比べると、スケールダウンは否めないが、リハビリが続けば調子が良くなるかも知れない。

 バルサの前線で一番守備をするエトーの加入によって、周りの選手もひっぱられるように守備をするようになっていた。前線からの効果的な守備が復活。守備をしない選手の周りに守備のうまい人を配置すると、守備をするようになる理論は健在のようである。

 また、バルサの前線の選手で、すべてのポジションを高いレベルでこなせる選手はエトーしかいない。メッシやロナウジーニョが中央に流れてきときに、エトーだったらその空いたスペースで活躍が期待できる。しかし、ボージャンやドスサントスは先輩がポジションを代えたから、苦手なポジションに移動しても仕方ないか、、みたいな雰囲気を感じる。

 この試合でも、頻繁にメッシとロナウジーニョが中央に移動してきた。その都度、エトーはポジションを代えて尚且つチームに貢献していた。エトーの守備とどこでもできる柔軟性はバルサの攻撃をさらに進化させそうである。

 そんなバルサ相手にレバンテ。イニエスタとシャビに簡単に前を向かせてしまう失態。どこまでも下がっていくイニエスタとシャビ。どこまでもついていきたいが、エトーも一緒に降りてくるし、エオーの空けたスペースにメッシが入ってくるし、ヤヤがイニエスタとシャビの空けたスペースに上がっていくしと、人が足らない模様。

 リガ、ヘイホのどちらかが、中盤に組み入れて守備をしないと、かなり苦しい。リガとヘイホもなんとなく頑張って守備をしているだけで、ミリートを潰す、ヤヤを徹底マークのような対策は見られず。残念レバンテ。頑張るだけでは足りないのだ。

 よって、面白いようにボールが回るバルセロナ。その中でもヤヤが妙に攻撃的になってきた。セルティック戦のイメージが残っているのかもしれない。シャビやイニエスタに、ボールが入ったときのフォローが、抜群に良くなってきている。これは好材料だろう。ボールが支配できているので、ボールが奪われた瞬間のプレスもうまく機能していた。組織で攻撃すれば、攻守の切り替えがうまくいくのだと実感。サラゴサ戦はあんなにカウンターをくらっていたのに。

 ■慢心か油断か 

 先制後のバルサは攻守の切り替えでカウンターの芽をつむことができなくなっていく。それまではボールを支配しているので、計算外の場所でボールを奪われることがなかった。つまり、守備の準備ができている状態でボールを奪われていた。しかし、先制後にエトーやロナウジーニョが自分で点を取りに行くようになり、計算外の場所やタイミングでボールを奪われるようになる。2人とも結果が欲しいのだろう。気持ちは痛いほど分かる。

 すると、守備の準備ができていないので、そのままカウンターを食らう。急にレバンテが息を吹き返したかのように攻撃を開始。ポストに当てるわ、リガのボレー、ヘイホのオフサイドヘディングと一気にピンチが増えるバルサ。最終的にPKを献上して、同点にされてしまう。

 もちろん、同点にされるまで押されまくっていたわけではない。しかし、カウンターにちょっともろいな、、という印象を受けた。あと、個人技ごり押しのせいで、カウンターを防ぎきれなかったという仮説が設定された。

 非常に嫌な流れだったのだが、シャビとメッシのワンツーでメッシが有り得ないゴールを決めてしまう。最近のメッシ君は周りを使う場面が増えてきた。あれか、山王戦の流川か。嫌な流れを断ち切ったメッシに巧み。前半は2-1で終了。

 ■見事な修正

 後半になると、バルサは前半の良い流れを取り戻す。独りよがりのプレーが圧倒的に減った。ライカールトの指示だったらさすがである。試合を支配できれば、おのずと決定機は増えるわけで。そして攻撃をくらう回数も減る。

 ここからはエトーがハットトリック。しかし、同じくらい決定機を逃したエトー。相手にボールを当てまくったロナウジーニョと一緒にリハビリの日々が続きそうだ。ロナウジーニョはシウビーニョと良い連携は見せていた。メッシ×ザンブロッタに比べると、その良さが際立つ。

 特にメッシのパスをエトーが押し込むだけの場面が印象に残った。右サイドでロナウジーニョとメッシがパス交換→そこにシャビとヤヤが絡んでメッシが抜け出した場面。シャビのスペースへの走り込みがメッシをフリーにしたわけで、最近のシャビはちょっとやばい。昨年に比べると、高い位置でプレーできているような気がする、ただ、相棒がデコだと、あんまり、、、、な印象がある。これも今後確認していこう。特にグジョンセンと組んだときのシャビはやばかった記憶がある。結果は5-1。

 ■独り言

 ミリート、メッシ、ロナウジーニョを休ませる交代を行ったライカールト。いたってまとも。今年になって、まともな交代策が少し増えた。また、ローテンションを採用しているらしく、うまく選手のモチベーションに配慮しているのかもしれない。デコシャビイニ問題も交代で使えば問題ないし、アンリメッシエトーロナウジーニョも休ませながら使えるのは大きい。グジョンセンも出してあげてくれ。

 クラシコや、これから先のCLで、どんなスタメンを組んでくるかは非常に楽しみである。そこで、ありきたりなスタメンを組むか、良い内容をだしたスタメンを組むかでライカールトの評価は決まりそうである。

posted by josepgualdiola |09:12 | バルセロナ/07~08 | コメント(12) | トラックバック(0)
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バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

レアルはもう逆転されそうですね。

posted by toki | 2008-02-26 11:24

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

レアルよりずっと層が厚いから逆転するのも時間の問題でしょ。
レアルは守備陣とロビーニョの怪我が痛いね。
次のチャンピオンズリーグで俊輔がバルサ相手に一発決めてくんないかな?
まあ無理だろうけど・・・

posted by dol | 2008-02-26 12:11

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

メッシが山王戦の流川なら、今のシャビは仙道ですかね?自ら点も取れるし味方も生かせるし。
前線からの守備とローテーションが上手く機能すれば強いバルサ復活できそうですね!個人的にはCLでバルサ対マンUが観てみたいです。

posted by taka0818 | 2008-02-26 12:14

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

こんにちは。
ここ2試合はバルサにとってはいいリハビリになりましたね。問題はここからだと思います。この流れをどうつなげていくか。私は正直なところこれで復活と楽観視は出来ません。相手がどうもね。少なくともアウェイのアトレティコ戦を見てからでないと。そういう意味で非常に楽しみにしています。

posted by ザンブロッ太 | 2008-02-26 12:35

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

同じくヤヤの攻撃参加に進化を感じました。
あれだけドリブルで上がったり、パスをうまい事散らしてるのは始めて見た気がします。。。

グジョンセン使って欲しいですね。
ホールを引きだす動きが良くなってたですし、壁となってシャビを自由に動かしてくれてた気がします。

山王戦の流川はわかる人にはツボに入る例えですね(笑
メッシが誰にパスを出してるか、出してないかデータがあれば面白そうですね。
イメージで言うと、ザンブロッタに出してるのは1試合3回くらいしかなさそうです・・・

posted by marionette | 2008-02-26 12:51

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

やっぱり前線の3人が揃うと違いますね。
このリズムのサッカーが見たいがためにバルサを見ているといっても過言じゃないです。
メッシが周りをうまく使うのはこのリズムの時だけですからね。

ここにアンリを入れちゃうと違うリズムのサッカーになってしまうので…もうこのまま行ってくれ。
という感じです。

posted by peppug04 | 2008-02-26 13:09

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

ここ2~3年、怪我人の多発に悩まされたため、同じレベルの選手を過剰ぎみにフロントが補強したので、重要な選手に怪我人のいない現在の状況ではローテはやむなしでしょうね。チームとしては連携しにくいと思いますが。贅沢な悩みです。セルティック戦より内容は良かったと思います。攻撃に人数をかけて、スペースにパスを出すような動きは久しぶりに観ました。メッシは周囲との連携を意識してます。ヤヤは元々代表でもインテリオールの選手なので、攻撃センスを生かしてほしいです。エトーは言うことなしですね。セルティック戦の終了間際にアビダルと一緒に中村俊輔を囲んでいた。そういう選手です。

posted by サントス | 2008-02-26 13:43

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

今、アトレティコは状態が悪いですので勝てると思います。レアルも悪いですし気づけば2差と射程圏内で、バルサに先に行かれるとちょときついです。成熟度や選手層もバルサが上なので追うのは避けたい。あとロナウジーニョはいいですか、悪いですか、変わらないですか。ホームのバルサ戦は見ないのでどうなのかな~と。

posted by てん | 2008-02-26 15:59

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

山王戦の流川という表現に感動です。スラムダンク大好きなので。

いつの間にか、レアルと2差に…レアルの連覇を信じていたのに…

posted by 定期購読者 | 2008-02-26 19:00

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~


私はサッカー素人なのでいつも勉強になります。
バルサのローテーションの問題、本当に今後の注目点ですね。
先にpeppug04さんも書かれていましたが、
アンリがいる場合の攻撃の組み立ては、
結果から見ても今シーズンの前半の大きな課題になっていたような感じもします。
最近の結果をみても、点が入らなかったり逆に
入りすぎたりと、ある意味では不安定な状態には
違いがないのかなとは思いますが、
今後の中盤や守備のローテーションの問題とあわせて、
中盤や守備もからめた攻撃陣のローテーションつくりも今後の試合を左右する
やはり大きなポイントのような感じですね
(徐々に若手コンビ、グジョンセンらが控えっぽくなってきたのも気になります・・・)。




posted by 素人の手 | 2008-02-26 23:19

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

エトーはやはり欠かせないですね。。

グジョンセン、本当に、出してあげてほしいです。国王杯に温存ですかね?

流川のたとえはうまかったです。巧みでした。

これからリーガ面白くなりますね!

posted by すー | 2008-02-27 01:21

バルセロナ対レバンテ ~やっぱりエトー~

コメントありがとうございます。

>>tokiさん
ソウデスネ。

>>dolさん
層が厚いから逆転するんだったら、わかりやすくていいですね。

>>taka0818さん
点を取ることに目覚めた仙道かもしれません。明らかに褒めすぎです。ただ、やっぱり点を取れば評価は上がりますね。当たり前のことですが、再確認しました。

>>ザンブロッ太さん
アトレチコも謎なチームですからね。たぶん、参考にならないと思います。あと、自分も決して楽観視はしてませんが、今までに見られなかった良い傾向がでてきているのは事実です。

>>marionetteさん
ヤヤは本当に新鮮でした。あの動きがあれば、イニエスタたちがDFラインに降りていって前を向くのも簡単になると思います。

リハビリの効果ですかね。

>>peppug04さん
エトーと組むと。アンリは意外に期待できます。メッシとも徐々にあってきているので、エトーさえいれば期待できるかと。

>>サントスさん
これが本当にローテだったらいんですけどね。肝心なときに外れを引きそうで怖いです。

>>てんさん
期待を裏切るのがアトレチコですからね。ロナウジーニョは良くなっていると思いますよ。試合で使っていけば、かなり良くなるかと。

>>定期購読者さん
はやくシュスターが開き直らないかなと期待しています。

>>素人の手さん
若手コンビは別に控えでもそんなに問題はないと思います。周りに与える影響も別にないかと。問題はグジョンセンでしょうね。

>>すーさん
やっぱりエトーです。

posted by josepgualdiola | 2008-02-27 11:54

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