2008年01月23日
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
カップ戦に強いが、リーグ戦が得意でないという不本意な印象を抱かれるようになったリバプール。リーグも終盤になれば、今季も怒涛の追い上げがあるのだろうか。毎年同じよう流れになると、ローテーションのせいにもしたくなるわな。 アッガーが怪我から復帰する気配がなく、ヒーピアが頑張っているようだ。そしてペナントはベナユンにポジションを奪われてしまったのか。。。最後にシャビアロンソを試合に出さないならば、バレンシアに売ってあげてください。 さりげなく、勝ち点がリバプールに並んでいるアストンビラ。3トップ強力だし、中盤にも好選手が揃っているし、と下手なビッククラブ並みは言いすぎか。引き続き、ヤングとアグボンに注目。 ■肉でも魚でもない 今季のリバプールはあまり見ていないので、そのサッカーがどのように変移して来たかは謎々である。このサッカーで、よくジェラードやトーレスが得点を量産できたな、、というのが素直な感想。それともサッカーが変わってきているのでしょうか。 基本的なビルドアップのやり方は従来と変わらない。変化したのは両SHの働き。ベナユンはテクニックを活かして中に切れ込んでいく。キューウェルは自分で突破せずに、ボールを横や後ろに展開することが多かった。確かにキューウェルはリーズ時代の輝きよ再びとはいかないが、この前見たときはもう少し個で仕掛けていたけれど、心境の変化でもあったのか。 で、何がいいたいかというと、出来損ないのアーセナルに非常に似ている。アーセナルっぽい選手はベナユンしかいないんだけど、それでチャンスを作るから凄い。ただし、ジェラードやマスチェラーノはセスクのように攻撃に絡むのが上手くないので、相手陣地でのボール支配が上手くいかない。よって、ボールを奪われる→攻撃を食らう展開だった。 ベナユンが相手のラインのギャップをつく動きで、相手を混乱させていたけれど、昨年はカイトがそのような動きをしていた。ポジションがまるかぶり。カイトはいい人そうなので、ベナユンにその役割を譲った。その結果、kライトは何をしているわけ??というと、ベナユンの空けたスペースに行くくらいで、効果的な仕事はできず。カイトが右サイドでフリーになった時に、サイドチェンジやロングボールなどのリスクのある以外の方法で、ボールを単純に展開する選手がリバプールにないので、そんな動きも意味を失う。 ベナユンのせいか、チーム全体で崩しの部分のイメチェンを計っているかはどちらともいえない。キューウェルの仕掛けなさっぷりから考えると、チーム全体で目指しているのかも。しかし、両SBはろくに攻撃に絡めていないし、トーレスはやりにくそうだしと、大丈夫なのかこれで。。。ピッチを広く使えない→相手に中央を固められる→ゲームオーバーになる前に、超攻撃的SBを獲得しないとやばい。たまたまこの試合だけの現象であることを祈る。それか、後半に修正してくれ。 守備面もひどかった。リバプールといえば、前線からの守備が世界一鬼なチームと勝手に認識している。カイトはいつものように走っていた。しかし、後ろの選手、特にキューウェルがついてこない。そのため、こんな現象が起きていた。カイトがパスコースを限定しながら相手を追いかける。相手はSBにしかパスを出せないから出す。SBは悠々前を向く。このころにキューウェルが登場。遅すぎ。 そのせいもあって、高い位置でボールを奪う回数の少なかったリバプール。こんなときは、キューウェルを下げて守備のできる選手を入れるか、カイトに走るのをやめさせるか、守備を捨てるかの選択をしたほうがいいのだけれど、ベニテスは動かず。トーレスとベナユンの粘りで何とか1点取るものの、試合内容は微妙だった。アストンビラもバリーがいないせいか、システムが違うせいか、まるで元気がなかった。 後半になっても両チームともに交代はなし。どうやらきっつい展開になりそうである。前半に比べると、アストンビラは多少、前からプレスする気持ちが強くなったようである。しかし、攻撃の人数は足らない、相手の寄せは早い状態ではさすがの若手売り出しコンビもそう簡単にはいかない。 リバプールもジェラードが中盤の位置で安全なパスに徹すると、攻撃がスムーズに行くが、リスクを伴ったパスをすると攻撃が壊れる展開に。トーレスががむしゃらに仕掛ける場面があったが、やはりスペースがないと辛そうなトーレス。そしていつのまにか、キューウェルとベナユンの位置が入れ替わっていたが、意図が分からなかった。 65分にガードナーを下げて、ベアウッドが登場。前線の人数を増やしてきたアストンビラ。この交代は面白そうである。 しかし、その面白さが試合に出る前に、、、セットプレーからアストンビラが逆転してしまう。一気に2得点。。。。 リバプールも終了間際にセットプレーからクラウチが決めて同点。試合終了。 ■どうしようかリバプール すでに優勝はあきらめた感のあるリバプール。気がつけば怪我人だらけのチェルシーにも突き放されている現実である。これはきつい。リバプールは守備は底まで悪くはないので、問題は攻撃だろう。ただし、守備の面でも殺人的なプレスは影を落としているので、CLも厳しいかもしれないが。 昨年までのリバプールはとにかくサイド攻撃だった。左サイドの適任者は最後まで見出せなかったが、右サイドに定着したのはペナント。仕掛けてクロスをあげる前は良いものの、そのクロスの制度が、、、、だったが、一年を通じて結構成長したと思う。今季はその成長っぷりを開幕から全開かと思いきや、怪我もあり、ベナユンの台頭もありとやるせない。ジェラードは中央に入ってきてしまうので微妙。同じ中央に入ってくる動きでも、ベナユンとジェラードの動きは位置が違う。ジェラードは中盤の底に移動するのに対して、ベナユンはFWとMFの間で居場所を見つける。 左サイドにはキューウェルが長い怪我から復帰。しかし、往年のキレはなく個で突破できる状態に戻るかは未知数。ついでに、後ろのリーセも不調らしくまさに踏んだり蹴ったりの左サイド。奇策でもあるバベル左サイドは恐らく移納しないだろう。バベルは根っからのFWなので、ベニテスの戦術にマッチするわけがない。FWなら計算できるだろうが。 そしてFWはカイトとトーレス。カイトは献身性が主に評価に繋がっている。しかし、得点が少ない。昨年は頭のいい動きで、相手のラインの間でボールを受けたり、スペースを作る動きで攻撃を牽引していたが、その役割をベナユンが担ってしまったいるので、今は守備をするばかりになってしまっている。この試合でも、何度か楔のボールを受けて、見事なポストプレーをしていた。もっとできる選手だとは思うが、活躍しにくい状況になりつつある。ベナユン質の高い動きをしているんだけれど、カイトの仕事を奪っているぶん、ちょっとたちが悪い。ペナントの縦への突破も失っているわけだし。 トーレスは言うまでもなくスペースがあったら最強。なければ、普通の人、時々最強の人。強豪相手には強さを発揮するだろうが、引いた相手には苦戦していると勝手に予想。 先制点を取れれば、得意の高い位置からの鬼プレス&ショートカウンターでいいんだけど、問題は先制点を取れるかどうか。特に最初から守ってくる相手に対して。基本的には、長短のパスを織り交ぜて、サイドから仕掛けたり、カイトを基点とする戦い方だったのだが、長短のパスを織り交ぜるけれど、攻撃は中央からのみになっているのが現状。ピッチを広く使うには、サイドに選手がいることが前提で、それはSHでもSBでもいい。しかし、SBは攻撃する気配がないし。右には人がいない。左の人は仕掛けられない。 ってなわけで、アルベロアとファビオアウレリオに熱心に攻撃参加してもらうように教育するか、それとも新しい選手を取ってくるか。左サイドは補強しないと苦しそうである。補強ポイントは両SHとSBになるだろうな。 つまり、サイド攻撃を復活させて、ピッチを広く使えば、カイトとベナユンの中央での頑張りが復活する可能性が高いので、ジェラードにはまずボールをサイドに、という意識を高めてもらって、それが無理ならシャビアロンソを出しましょう。で、SBがちっとも攻撃参加しないなら、ジェラードかペナントにやってもらうくらいの危機感をもたないとやばいだろうなと。 クラウチの高さに頼るのが一番の近道だろうけど、それはやらなそうなベニテス。クラウチとトーレスって相性が悪そうだし。勘だけど。
posted by josepgualdiola |09:16 |
プレミアリーグ/07~08 |
コメント(11) |
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リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
この試合は見てないですが、最近のリバプールの問題は、僕も攻撃だと思いますね。
キューウェルとカイトが同時に出てるとき、僕はあまりこのチームに期待できないというか…。
チャンスメイクできる選手が欲しいですよね。
今のところ、攻撃で頼れるのはジェラードのアシストとトーレスのドリブル突破くらいですから。
今の時代、サイドから効果的なクロスがないのは辛いですよ…。
左SBが攻撃参加を控えるなら控えるで、左SHは単独突破が出来なくちゃいけないのに、当然今は出来ない。。なんで、SBがな~ってなっちゃいますよね。
クラウチは、何気に足元のテクニックが高いので、うまくポストも出来ると思うので使ってほしいですね。
あとなんと行ってもこのチームは、ジェラードでしょうね。総合力では文句はない。ただ、展開力ではシャビアロンソを使いたい。でも、ジェラードとシャビアロンソをくませると、守備が不安…。じゃあ、マスチェラーノ入れて中盤3人にしても、サイドが弱い。監督としてもやりようがないですよね。
トーレスとクラウチのトップに
シャビを底に置いたダイヤモンド型で
マスチェラーノ、ベナユン、ジェラードってのはどうですかね。シャビを置くなら、誰かがサイドにはらないと意味ないですけど…。
とにかく、僕が見てるかぎり、カイトとキューウェルに今年は期待出来ないってところですかね。でも、ベナユンとカイトの相性っていう見方は新鮮でした。今度じっくり見てみます。カイトが行きたいポジションをトーレスが埋めてるから調子でないかなと思ってたんですが。
posted by KASHIMA | 2008-01-23 12:18
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
両SHと両SBって去年も補強ポイントとして
言われていたはずでは…。
これでは補強する前にベニテスが解任されそう…。
てかこのチームはアンリのアーセナルと同じで、
何気にジェラードの存在感の大きさに逆に苦しんでいるのでは。。
posted by え? | 2008-01-23 12:18
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
同じく前からジェラードの存在は気になっている。アロンソと組ませるには攻撃的過ぎるし、アロンソ外してマスチェにすると組み立てが微妙になる。アロンソとマスチェを組ませてみたい。しかしメンバーから外そうにも絶対に許されない。中盤3人同時起用しようにも4-4-2用に選手集めたため3トップさせる適任者がいない。
結局ジェラード活かしつつリバプール強くなるには4-3-3しかないな~、って2シーズン前から思ってたのに4-4-2にこだわり続けるベニテス。やはり監督交代は自然な発想だろうとおもわれるのにベニテスを崇拝する地元ファン。
問題は相当根深いか・・・
posted by むっち | 2008-01-23 12:51
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
トーレスはやはりアトレチコにいた時と本質的に全く変わっていないようですね。
これだけシーズン前にベニテスの要求通りのアタッカー中心の補強をして結果が出なければ、もうオーナーとしては限界じゃないでしょうか?
CLで敗退すれば、無冠ほぼ確定。シーズン途中の解任もありえると読みます。
posted by サントス | 2008-01-23 12:56
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
うーんやっぱりトーレス変化なしですか・・・=スペースなければ普通の人・・・。やっぱり彼はセカンドトップのように見えます。クラウチさんと組ませたい。それかやっぱり433(4141)とか。左にバベル、右にトーレス。右FWはベナント、ベナユン、カイトも可能だと思うので。ただこの場合言わずもがな、真ん中にトーレスは全体にダメ、と。
posted by コルッカ | 2008-01-23 13:15
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
でも、結構3トップも試してますよね。
うまくいかないんですよね。
やっぱりどっちか任せられるウイングがいないからだと思うんですけど…。
けっして4-4-2にこだわってるわけではないと思います。
トーレスも、11ゴールしてるわけで、スペースがなくても点を取ってるし、アトレチコのときよりかはプレッシャーもないから、わりと出来てるかなって思います。ただ、もう少しヘッドとかも出来る選手だと思うんですけど、なにせ、まともなクロスはフィナンからしか来ない現状ですから…。僕はトーレスはやっぱりトップ。セカンドトップはむしろクラウチかなと思ってます。ホント、この人受けに行ったときのトラップが巧いので。
posted by KASHIMA | 2008-01-23 13:45
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
ペナントはまだ怪我から回復してません。ベニテスの右のファイーストチョイスはペナントだと思います。
キューウェルとベナユンが左右入れ替わっていたのはCKの守備からの流れであって、ベニテスの指示ではなかったと思います。流れが切れたら元に戻ってました。
posted by マスケラーノ | 2008-01-23 13:55
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
コメントありがとうございます。
>>KASHIMAさん
そもそもなぜクラウチでなく、カイトが中心として使われているかというと、昨年のリバプールのチャンスメイカーはカイトであることが多かったです。アシスト数などの数字で語ることは難しいのですが、相手を崩すきっかけになる動き出しはカイト発信がかなり多かったからかと。カイトが自分のゾーンから飛び出して、イレギュラーな状態をレギュラーな状態に戻していくが上手い選手でした。ついでに、守備も熱心ですし。
ただ、その試合では昨年に比べると、自由度が減っていて、そのような動きが見られませんでした。繰り返しになりますが、今季のリバプールは全然見ていないので、これが日常的なのか、それともたまたまの一回だったかはわかりません。
クラウチは中盤に深く降りすぎることが非常に多く、そのボールを受ける部分の効果性でカイトに劣るからベンチなのかと。ただし、カイトが機能しないならば、どっちでも変わらないですし、クラウチのほうが明確な武器があるので、いいかもしれません。
>>え?さん
一応、補強したんですが、残念な結果に終わったということだと思います。ただ、昨年の出来を考えると、SBに補強の話があったかは覚えていません。右はフィナン、アルベロア、左はリーセ、二年目のファビオアウレリオと駒は揃っているので。求められるものが昨年と変われば、致し方ないのでしょうが。
>>むっちさん
昨年もジェラード、シャビアロンソ、マスチェラーノの同時起用は何度もしています。ジェラードが右サイドだったり、トップ下だったり。数字にすると、4-4-1-1や4-2-3-1を試していました。
ジェラードをどうしても使わなければいけない、という縛りが、ベニテスにとって面白いチャレンジなのか、窮屈な足かせになっているのかは興味深いです。
>>サントスさん
トーレスはなんだかんだ結果を残しています。全ゴールを見ているわけではないので、どのような形でのゴールが多いかはわかりません。だから、アトレチコ時代と変わっていないと断言するのは危険かと思います。可能性があるくらいでしょうか。
>>コルッカさん
右にカイト、左にバベル、中央にトーレスだったら、ちょっと面白いかもしれません、トーレスはサイドに流れて勝負したら無敵ですし、どっちのサイドでも勝負できたはずです。ちょうど両サイドにいる選手も中央ができますから。体もはれますし。ただ、守備に奔走するかが疑問です。特にバベル。
>>マスケラーノさん
貴重な情報をありがとうございます。ペナントの復帰を心から願います。
posted by josepgualdiola | 2008-01-24 10:30
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
お初です。
BSで見ましたが、今年のリバプールはトーレスとベナユンに「おんぶにだっこ」状態ですね。他では点が取れないです。カイトとベナユンがかぶっているというのは、興味深く読みました。
シャビを入れて4-3-3にというのは誰もが思う事ですが、そうすると中盤のローテーションができないのが不満なんでしょうか。
私が監督ならクラウチ&トーレスでキック&ラッシュしますけどね。。まあ、私がオーナーならCL負けた瞬間に監督交代ですがw
posted by roque816 | 2008-01-24 22:00
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
リバプールは3,4試合みましたが、カイトが死んでました。CL決勝での輝きはどこへ・・・って感じです。ベナユンと被っているせいなんですね。
まぁやっぱりジェラードはずすのが、一番バランス取れる気はします。中盤はベナユンとカイトをセンターにしたボックス型の4-4-2。
それだけサイドあけとけばSBも上がるし、前線4人も流れまくるでしょう。マンUに近い形。
守備に問題があるからベニテスはやらないでしょうが。
posted by jin | 2008-01-25 12:39
リバプール対アストンビラ ~やばいぞリバプール~
コメントありがとうございます。
カイトとベナユンかぶり説ですが、今後も注目していきたいと思っています。次の試合でまったくかぶっていなかったら、ちょっと面白いです。
>>roque816さん
はじめまして。4-3-3が嫌な理由はローテーションができないからかもしれませんね。ただ、モモやルーカスがいたような気もするのですが。
クラウチ待望論は大きそうですね。分かりやすい強さって素敵だと思います。
>>jinさん
カイト死んでますか。それはやるせないです。
SBを上げる方法ですが、プレミアは4-4-2だらけなので、難しそうです。でも、最近3トップが流行っているなら話は別ですが。
posted by josepgualdiola | 2008-01-25 23:04


