2008年01月02日
ウェストハム対マンチェスターユナイテッド ~兄弟対決~
プレミアの過密日程に完全に置いていかれました。もう少しでプレミアも遅い冬休みになるので、マイペースに更新していこうと思います。せめて、再開前には全部見ておきたいところ。そういえば、リーガも今週末に再開。冬の市場ではどんな動きがあるんでしょうか。 ウェストハムのスタメンは、グリーン、ニール、スペクター、アップソン、マッカートニー、ソラーノ、ノーブル、パーカー、マリンズ、リュングベリ。カールトン・コール。ベユナンやレコ・コーカー、ベアウッドがいなくなっても頑張るウェストハム。ダイアーとかベラミーとかいるんだけどね。アントンはベンチでスタート。 ユナイテッドのスタメンは、クスチャク、ブラウン、リオ、ビディッチ、エブラ、ロナウド、フレッチャー、ハーグリーブス、ギグス、テベス、サハ。過密日程によるローテーションがどう響くか。それにしても、フレッチャーはこの試合でしくじったらやばいだろうな。リチャードソンの後を追うことになるかも。そっちのほうがいいとは思うけれど。 ■先制点まで ホームのウェストハムが積極的に攻め込む形で試合が始まる。この積極的な出足にユナイテッドの中盤はあっけに取られる。そんな状態で迎え撃てるわけがないのだが、中央に構えるリオ×ビディッチコンビに油断も隙もあったもんじゃない。すべてのボールはリオとビディッチに跳ね返される。 ウェストハムの基本的な攻撃はサイドからのクロス。しかし、リオ達に跳ね返される展開が続くことになり、攻撃を工夫する必要に迫られることになる。クロスを工夫するか、ドリブルで突っかけるか、中央で細かくパスをつなぐか。 ユナイテッドの中盤はフレッチャー以外は勝手知ったるメンバーである。前線にサハがいるけど。その影響かはわからないが、立ち上がりのユナイテッド。守備しなさ過ぎ。ボールホルダーをただ見ているだけ。久々にやる気のない守備登場。こんなときに空気のよめないとにかくボールを追いかけまくる人がいれば助かるんだけど、今日はお休みのよう。守備の鬼ことはハーグリーブスも寄せたいけれど、寄せられないやるせない状態に。対照的に、ウェストハムのプレッシャーはボールホルダーに影響を与えるもので、ユナイテッドの守備とは比べ物にならなかった。 工夫に迫られたウェストハムはニールが動く。ただでさえ、プレッシャーがかからない状況、オーバーラップしたら余計に相手は混乱するはず。ニールは前線に飛び出してパス→カールトンコール→マリンズ→ポスト直撃のビックチャンス到来。これにヒントを得たか、ウェストハムはカールトンコールにクサビのボールを頻繁に入れるようになる。 ユナイテッドの攻撃は組織というよりも個人。型よりも即興性。最近のユナイテッドを支えてたアンデルソンが休養。代理はフレッチャー。フレッチャーに課せられた役割は本当に重い。予想通り、フレッチャーはアンデルソンの代役を果たせず。 アンデルソンがいなくなったことで、ボールが中盤から前線へ有利な形で届かなくなる。つまり、相手を背負った状態だったり、相手に狙われている状態でボールが来る状況がいつもよりも多くなる。そんなときに頼れるのが自分だけのユナイテッド。ロナウド、テベスは得意のキープ力で何とか乗り切っていたが、ギグスはちょっときつそう、サハはまったくであった。テベスの独りよがりに見えるキープはろくなボールが来なかったから発生した現象。 攻められるユナイテッド、攻撃もいつにもましてバラバラ。攻め込まれる状況だったので、自然とカウンターが増える。13分にはブラウンが闇雲にクリアー。このハイボールをテベスが相手にジャンプさせないように体を入れて、ボールをキープ。背が小さいのだから、相手を飛べなくすればよい。隠れたファインプレー。ボールはテベス→サハ→ギグス→ロナウドの頭でなんとユナイテッドが先制。ギグスの飛び出しもタイミングがばっちりだったが、それよりもテベスがやばかった。 ■ソラーノとパーカー ワンチャンスをものにされたウェストハムは、両SBを攻撃に上げてさらに攻撃的に出る。しかし、序盤にチャンスをつかんだニールは攻撃を自重気味。対面のエブラがしっかりと攻撃を潰していたこと、ギグスにカウンターされることを嫌がったのかもしれない。他にはこんな理由も考えられる。 ウェストハムのソラーノ、リュングベリはサイドを限定せずに自由に動き回る。そんな二人がチャンスをつかんだのは左サイド。攻撃参加するのはマッカートニー。相手はブラウン。ユナイテッドの穴。エブラから攻めるよりは間違いなくブラウン。マッカートニーが超攻撃的に振舞うのに対して、ニールは守備的にバランスを取っていたのかも。ただし、ウェストハムは意識的にブラウンを狙っていたとは思う。カールトンコールが何度も左サイドに顔を出していたし。 ソラーノはロナウドからボールを奪って、一気にゴール前までドリブルで駆け上がり、最後はPKを狙って倒れるが、笛はならず。次に右サイドからアウトにかけて絶妙なセンタリングを上げると、最後には中央からドライブシュートを放ってクスチャクのファインセーブを引き出した。絶好調。パーカーは攻守に貢献。守備では積極的に相手の出足を潰すと、攻撃面では何度も前線の汚染主を追い越すフリーランニングで攻撃に変化を加えた。 前半終了間際になると、ウェストハムはなんだかんだクロスに頼るようになり、跳ね返される運命をたどる。途中までは細かくボールを繋いでいい攻撃を見せていたのに。 先制したことで、ユナイテッドは守備意識が高まる。具体的にはテベスがボールを追い掛け回すようになり、ギグス×ロナウドも適切なポジショニングを取るようになる。すると、ハーグリーブスが相手に寄せられようになり、中盤のフィルターが効くようになった。前半無事に守りきれた要因の1つである。 ただし、攻撃面ではテベスがボールを失うようになり、サハへのロングボールが目だつものの、競っても競り勝てない嫌な状況。ついでにクスチャフのロングボールの質も悪くチャンスはほぼゼロ。ただし、ロスタイムにクスチャクはゴールキックでスルーパスを通すという荒業を見せる。前半は1-0で終了。 ■空中戦 後半も同じようにウェストハムが攻める展開。しかし、ソラーノがFKで怪我をしてしまう。恐らくだふったのだろう。49分にパントシルが登場。ちなみにガーナ代表らしい。そして後半45~51分までのウェストハムのボール支配率は78%。55分にパーカー→アントン。意味不明だ。そしてこの時間以降、ユナイテッドが攻撃に出るようになる。ウェストハムは攻め疲れか、どうしたらいいか分からずに混乱が表に出たか。 63分には左サイドの守備をしていたテベス→アンデルソン。どうやらロナウドはカウンターに備える、テベスは守るという役割分担に代えているのかも。 サハについて。66分にはPKを得るきっかけとなるクロスを上げたし、先制点のきっかけとなるパスにしろ、前半のロナウドに通したスルーパスなどなど、振り向きざまにパスをするのが異様に上手い。相手にがちがちこられたらひとたまりもないが、少しのスペースがあれば、得意のターンと視野の広さでいいプレーをしていた。使い方を間違わなければ面白そうな存在。前線でバチスタのように体をはるのは苦手な模様。 そしてそのPKをロナウドが外す。あんなにスピードの速いボール蹴らなくてもいいのに。ボールは枠の外へ。命拾いしたウェストハムやいかに。 しかし、アンデルソンが入ったことでユナイテッドの攻撃には緩急が生まれている。今までは攻→攻→攻だったのが、攻→戻→攻みたいな。特にエブラが浮く攻撃参加できるようになっていて、サハもようやく前を向いてプレーできるようになる。 69分にリュングベリ→アシュトン。ターゲットを増やして空中戦か。そのアシュトンはロングスローに頭で合わせ、いきなり仕事を見せる。 その後のウェストハムは完全にパワープレー。残り時間は20分。攻めてがない状態なので仕方ない。そうはいっても、ビディッチとリオが冷静に対応すれば問題はないはず。しかし、クスチャクが前に出てきたせいで、ボールがこぼれる場面があり、どうも落ち着かないユナイテッド。落ち着けクスチャク。ユナイテッドはパワープレーを浴びるようにくらう展開となる。 何度目のコーナーキックかわからないが、76分のコーナーがとうとう味方にドンピシャで合う。アントンファーディナンド。兄貴の前で結果を出した弟。 80分にはサハがボールを奪われる→カウンター→エブラがファウルで止める→FK→アップソンの頭で逆転。頭で2得点。背の高い選手が多いウェストハム。 ユナイテッドは攻勢に出ることができずに終了。 ■独り言 これはベルバトフが欲しくなる試合展開だった。そして、攻撃の機会を増やすことで守備を達成するユナイテッドはやはりアンデルソンが必須。概して、プレミアの後半戦はロングボールが飛び交うことが多いので、後半から出してもあんまり。。。それにしてもロナウドに対するブーイングがひどかった。そしてサハは体をはるのが好きでないと再確認。この試合だけで言うなら、ロナウドをもっと中央よりで使えばよかったのにと後の祭り。 ルーニー×テベスの危ういバランスが壊れそうだが、ベルバトフは欲しいでしょ。そして右SBはどうするのだろうか。
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posted by josepgualdiola |20:40 |
プレミアリーグ/0708 |
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ウェストハム対マンチェスターユナイテッド ~兄弟対決~
コメント投稿者ID :
アンデルソンはまだ若く新加入なのにすごい存在ですね。
歴史も実績もある天下のユナイテッドでこれだけ必須の選手になるとは只者ではないです。
スコールズの穴って完全に埋まったといえるのでしょうか?
posted by サントス | 2008-01-04 13:29
ウェストハム対マンチェスターユナイテッド ~兄弟対決~
コメント投稿者ID :
あけましておめでとうございますですね。
今年も楽しみにマッチレポ拝見させていただきたいと思います。
今のユナイテッドの穴は攻守に渡り、右サイドなんでしょうね。守りは出来たとしても、ボールを持ったときには何も起きる気がしないですね。
サハも移籍してきてからフィットした試合を一度も見たことがないです。
確かにポストは苦手そうだし、かといって裏へ抜けてボールを受けるわけでもなく、果たして必要なのか疑問です。
ベルバトフを取るなら、即刻放出でしょうね。
スコールズの系譜はちょっと違えども、パクチソンが引き継ぐのかと思ってたら、怪我してる間にこんな若手が継ぐとは思いませんでした。
ボールを引きだす、受ける、繋ぐのがほんとうまいですよね。あとは駆け上げってミドルをドカンと撃てば完璧ですね。
バイエルン時代に比べるとハーグリーブスの印象がガットゥーゾに近くなった感じがします。攻撃があまり目立たなくなったと言うか、ユナイテッドでは求められていないのかもしれませんが。
エフェンベルクの周りを衛星の様にフォローしていた姿が懐かしいです。
アンデルソンが計算出来るならサイドチェンジがお上手なキャリックでも面白い気がしますね。
posted by marionette | 2008-01-04 17:13
ウェストハム対マンチェスターユナイテッド ~兄弟対決~
コメント投稿者ID :
コメントありがとうございます。
>>サントスさん
ユナイテッドのスタッフもここまでアンデルソンがフィットすると思っていたかは微妙です、、、というくらいにフィットしてます。完全にと言われれば、何ともいえません。
>>marionetteさん
あけましておめでとうございます。
サハについてですが、ルーニーとのコンビは結構面白かった気がします。ニステルを放出したのもサハがいたからと勝手に思っていたのですが、実際はどうだったんでしょうね。
ハーグリーブスが攻撃性能を発揮する日はまだ先かもしれません。もともと守備能力に長けているので、本人からすると守備のアラが目立つユナイテッドでは守備をまず、、、ということかもしれませんし。
posted by josepgualdiola | 2008-01-06 06:13
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