2007年12月29日

高円宮杯や天皇杯とかの雑感

 西が丘に高円宮杯、埼スタで浦和ユース対柏ユース、国立で天皇杯と現地の観戦が続いています。高円宮杯はU15です。ユース対決は多分三年生はいなかったような。国立は高円宮、川崎対鹿島のダブルヘッダー。

 ■高円宮杯

 対戦カードは京都対ガンバ、東京深川対東京ヴェルディの組み合わせ。どのチームも育成年代っぽいサッカーをやっているものの、やはりどのチームも微妙に違う。

 京都が一番まともなポゼッションをしていて、東京深川は前線からの守備や球際に強さがあった。ヴェルディとガンバは似た感じ。個々の発想や閃きを大切にしている模様。

 恐らく、中学校最後の大会で、しかも状況は準決勝。あまりリスクを欠けてボールを前に運んだり、前を向くプレーが少なかった。それが残念。ガゴみたいなチャレンジャー募集。でも、この状況では難しいか。

 決勝では2-0から3-2という日本らしい展開に。それにしてもガンバは強い。宇佐美君がいないのに勝つとは恐るべし。他にも凄い逸材がごろごろ。特に原口君なんか異常。

 そういえば、ヴェルディは小学生のチームを持っていて、ガンバやFC東京は正式には持っていないはず。どっちがいいんだろうね。その結論は10年くらい経たないと分からないだろうな。

 ■浦和ユース対柏ユース

 将来の浦和を背負うかもしれない原口君と山田君が異次元だった試合。特にU17にも出場していた山田。存在感がずば抜けていた。チャレンジしまくりのミスが少なく、さらに判断にミスがない。これは浦和ボランチ軍団もうかうかしていられないかも。特に先制点の山田のドライブシュートはなんなんだって話だ。

 柏は現代サッカーの問題点がまさに現れた内容となった。カウバーリョやガブリエル・ミリートのようにこれからのCBは攻撃参加する、または試合の組み立てに参加できないと苦しい。ポゼッションサッカーを壊すよりも、作るほうがもちろん難しい。それは日本でも同じで、ポゼッションサッカーが成熟する前に、ポゼッションサッカーを破壊する方法のほうが先に成熟しそうな予感。

 そんなわけで、CBの攻撃能力はますます求められるわけで。今更、岩政や坪井に攻撃才能を求めても苦しい。少なくとも今の中学生のCBには、攻撃参加を義務付けるくらいでないと、将来が苦しいんだろうなと。ちょうど、アレックスがアストンビラ戦で見せた攻撃参加が最高のお手本でもある。

 ■川崎対鹿島

 長所に短所を、短所に長所を。単純だけれど、これが実に効く話で。この試合は長所同士がぶつかり合う場面が多々見られた。

 例えば、鹿島のCBと川崎のCB。共に最大の長所は空中戦の強さだ勝手に思っている。テセ対岩政×大岩。田代対川崎山脈。両方とも見ごたえはあったけれど、他に戦い方はないのかと。しかも得点場面は、田代の競り勝ちから生まれるし。それにしても本山のシュートはやばかった。

 他に3-5-2対4-4-2。これはパチューカ対エトワールサヘルでも見られた組み合わせである。中央で人数の多いパチューカが徐々に前半支配したものの、後半になると4-5-1に変更したエトワールにまくられた試合である。つまり、システム上の数的不利をエトワールが後半に修正した試合。それだけであった。

 つまり、3-5-2と4-4-2が試合する場合、川崎は意地でも中央で有利にたたないと話にならない。サイドは自動的に数的不利に陥る可能性が恐ろしく高いので。

 では、川崎は中央の場面で有利に試合を進められたか、進められなかった。今日のマギヌンはダメヌン。後半に憲剛が攻撃的に振舞うようになって状況はよくなったけれど、その代わりに守備に穴が空くようではどうなんだ川崎。

 それでもジュニーニョががむしゃらに仕掛けたり、テセも積極的にシュートを放ったり、前半のロスタイムには箕輪が脅威のオーバーラップをみせたりとやることやったが無理だった。個で勝負するなら、勝負する選手を周りがサポートできれば面白くなるような。森も井川もかなり突破力があるように見えたので。サポートがあればもっとよくなるかと。

 川崎がまだまだ伸びしろがあるのに対して、鹿島の完成度は異常。特に小笠原は攻守に貢献。さすが元Jの王様。中央で踏ん張れたのは鹿島の中盤の運動量や完成度のおかげである。また、本山がいつのまにかプレーの幅を広げていた。ギグスのような進化を遂げたら凄そうである、このチームに中田浩二が復活するのか、しないのか。強くなりそうだな鹿島。

 ■独り言

 川崎はFWがあふれているようで。トップ下がいなくなるようだけれど、憲剛に任せたらどうでしょうか。それでボランチにトップ下もできる選手を獲得すれば、谷口共に流動的なチームの出来上がり。でも、そんな便利な選手が移籍市場にいるのか不明。
 
 フッキ、ジュニーニョ、テセ、我那覇、黒津。もったいないぞこれは。でも3-5-2を来季も継続するかは不明なはず。4-4-2を試すこともあったし。来季は今季以上の期待を持って見守ります。

posted by josepgualdiola |22:12 | | コメント(4) | トラックバック(1)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/josepgualdiola/tb_ping/333
この記事に対するトラックバック一覧
高円宮杯や天皇杯とかの雑感|サッカーの面白い分析を心がけます|スポーツナビ+ 【Reysoloid】

■浦和ユース対柏ユース 将来の浦和を背負うかもしれない原口君と山田君が異次元だった試合。特にU17にも出場していた山田。存在感がずば抜けていた。チャレンジしまくりのミスが少なく、さらに判断にミスがない。これは浦和ボランチ軍団もうかうかしていられないかも。特に先制点の山田のドライブシュートはなんなんだって話だ。 柏は現代サッカーの問題点がまさに現れた内容となった。カウバーリョやガブリエル・ミリートのようにこれからのCBは攻撃参加する、または試合の組み立てに参加できないと苦しい。ポゼッションサッカーを...

2007-12-30 00:17 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
高円宮杯や天皇杯とかの雑感

自分もユースを見に行ったことありますが、原口君と山田君はお金を払ってもみたい選手ですね。

もうトップあげて経験積ませても面白いと思うんですがね。

posted by 浦和 | 2007-12-29 23:56

高円宮杯や天皇杯とかの雑感

>川崎はFWがあふれているようで。トップ下がいなくなるようだけれど、憲剛に任せたらどうでしょうか

来シーズンはジュニーニョがトップ下に入ると思う。もともとブラジル時代は中盤の選手だったし。FWになったのは日本に来てから。

それか3トップが数年ぶりに復活か!テセをセンターに置いてフッキとジュニーニョがセカンドトップに。

個人的には後者の1トップ2シャドーの方が川崎は機能すると思うし、そっちの方が破壊力があって相手には脅威だと思う。

posted by 川崎 | 2007-12-30 13:12

高円宮杯や天皇杯とかの雑感

コメントありがとうございます。

>>浦和さん
山田君はナビスコあたりで出て欲しいです。浦和出身ですし、人気が出そうですね。

>>川崎さん
1トップ2シャドーはやばそうですね。我那覇が復活したら完璧に機能しそうな気がします。

posted by josepgualdiola | 2008-01-03 23:33

高円宮杯や天皇杯とかの雑感

川崎は惜敗したアジアチャンピオンズリーグでの試合を思い出しましたね、セパハンとの日本での試合。川崎に足らなかったのは「ゴール決めること」、それだけでした。攻撃はスピーディーだし切れ味もあるし、鹿島以上の迫力を持っていました。
http://d.hatena.ne.jp/taideomouhibi/20071230

posted by タイで想う日々の日記 | 2008-01-08 04:39

コメントする