2006年10月24日

ローマ対キエーボ

久々にセリエAを見た。そのきっかけはワールドサッカーマガジンにローマが面白いことをやっていると書いてあったからだ。FWがいないらしい。トップレスシステム。相手もデルネーリが戻ってきたキエーボ。それにトッティが元気かどうか、とても気になる。

■トップレスシステムと前半戦
残念ながらトップの選手がいた。ローマはモンテッラを1トップにし、その下にトッティが空いたスペースを埋める役割を担う。その下にアクイラーニ、ペロッタ、タッディ。タッディが右にはり、左サイドはラテラルのトネットが上がってきたり、トッティが埋めたりしていた。アンカーはデ・ロッシ。そして4人のラインデフェンス。

攻撃の形はポゼッション。ロングボールを使うことはほぼない。あっても効果的でなかった。デ・ロッシがボールをワイドに展開し、そのリターンをもらいながら、フリーの選手を捜す。パス回しの間に、前の選手はポジションチェンジを繰り返し、ボールをもらう動きをする。特にペロッタは精力的にスペースを作る動きをし、その空いたスペースにトッティが入ってきていた。

ローマは美しいサッカーを見せていたと思う。セリエAは退屈だという価値観を覆してくれそう。
キエーボは相手ラテラルの裏へ裏へサッカーを見せる。攻撃の枚数も後ろから上がってきて、いいサッカーを見せていた。

キエーボはゾーンで守っている。しかし、ゾーンの間を狙われ、タレントの差から、一対一で負ける場面が目立ち、DFラインを下げすぎてしまった。そしてローマの波状攻撃を何度も食らっていた。ローマの選手にDFラインと中盤のラインの間にあるスペースを使われてしまったこともラインを下げすぎた原因だろう。中盤のラインがボールを見てしまう場面が多く、集中力が欠けていた。この試合はデルネーリが就任してから最初の試合だった。おそらくあっさり修正してくるだろう。そうなると、キエーボの守備はまた堅固になる。今後注目。


■効果的な交対策と後半

キエーボは前半に1点取っているので、かなり引き気味で試合を始める。前半に見せたサイド攻撃を見ることができなくなってしまった。カテナチオ登場である。レアルばりの守備を見せる。

ローマはサイドから再三クロスをあげるが、いかんせんターゲットになる選手がいなく、点を奪える気配がなかった。こういうときにドリブルで仕掛ける選手がいると良いが、その才能を持つマンシーニは怪我。

ここでアクイラーニ→ピサロ。
ピサロがはいることによって、ショートパス主体からロングパスも織り交ぜるようになり、攻撃のペースが変わるようになる。

タッディ→ブチニッチ
いまいち調子の良くないタッディからブチニッチを投入。ブチニッチが前に入ることによって、トッティが二列目に入る。するとトッティが二列目から強引なドリブルを開始。

ここのスパレッティの交対策は見事。相手が引いて中央を固めているときの対応が素晴らしかった。まずはサイドを中心に攻めてクロスをあげる。
それがダメなら低い位置から相手の裏にロングパスを出す、そしてDFラインがロングパスを警戒したところで二列目からドリブルを仕掛ける。

これらのことを交代選手によって、しっかりとチームに意図を示した。また、それを実行した選手も凄い。

そして怒涛の攻撃を見せるが、相手ゴールキーパーの好プレイによって点が入らなかったのは切ない。しかし、やることやった結果なので、次に期待が持てるだろう。

posted by josepgualdiola |19:03 | セリエA | コメント(0) | トラックバック(0)
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