2007年08月27日

ムルシア対サラゴサ ~らしくない~

 バルサとレアル戦は放送できないみたいです。いまいち、詳しく状況が把握できていないので、何か聞かれても答えられませんが。代替としてムルシア対サラゴサが放送されました。天気は雨。

 サラゴサのスタメンはセサル、ディオゴ、アジャラ、セルヒオ、ファンフラン、ガビ、サパテル、マツザレム、アイマール、セルヒオガルシア、オリヴェイラ。ダレッサンドロは累積。ミリートは控え。

 ムルシアにはバイアーノ、パブロガルシア、クーロトーレス、メヒーアなどがいる。レゲイロもいる。実力者を補強してるので結構面白い存在になるかもしれない。

 ■積極的なムルシア対消極的なサラゴサ

 超攻撃的な両SBが特徴のサラゴサ。しかし、2人ともまったく上がってこない。前線でタメが作れない、対面の選手が怖い、などの理由があっても、昨年までの彼らは上がっていったと思う。そんな彼らが妙におとなしかったのはアウェーだから、開幕戦だから、監督の指示???理解不能。

 昨年のレクレのように、ムルシアはブレイクする可能性がある。個で崩せる選手もいて、さらに全員モラルが高い。ヘタフェ、レクレにはレゲイロ、
バイアーノほどのタレントはいなかった。その代わりに全員が走っていた。ムルシアはそんなタレントを擁し、さらに走る。これは厄介。

 攻撃の起点になるのは左サイドのレゲイロ。近くに選手をおき、レゲイロの選択肢を増やして、バイアーノに繋げるのが主な狙い。守備の面では相手自陣でも果敢に前線の選手が寄せに行き、中盤の選手もその寄せに連動して前からプレッシャーを相手に与えていく。この勇気がすばらしい。敵陣までにプレスをかければ、中盤にスペースを与えてしまう。しかし、パスを出させなければ問題はない。言葉にするのは簡単だが、相手のパスに合わせてポジショニングを代えていくのは高い戦術眼とスタミナが必要とされる。このことを機能させたムルシアの守備は簡単には崩せないだろう。

 サラゴサの弱点、ビルドアップは想像通りムルシアに破壊された。マツザレム、ガビは確かに巧いが、運動量が少ない。ワンタッチパスでプレスを交わしてもそこから動くことがないので、マークが外れず苦しい展開となった。そして両SBも上がってこない。サラゴサの攻撃は前線の選手に乱暴なパスをするだけであった。セルヒオガルシア、オリベイラはお互い孤立しながらも、何とかフィニッシュまで持っていっていた。そのあたりはさすが。

 前半37分までアイマールはろくに仕掛けることもなかった。ちなみにその場面ではファウルであっさりと止められていた。もう少し、相手のDFラインと中盤の間を使うなど、サラゴサの攻撃に工夫が欲しかった。

 試合展開としては、ムルシアがおしてサラゴサが時々攻める。ムルシアがセットプレーから先制すると、オリヴェイラが理不尽な個人能力を発揮し同点に追いつく。前半はこれで終了。パブロガルシアがかなり効いている。

 ■動かないビクトールフェルナンデス

 前半でチームが機能しないときに、フェルナンデスは後半の最初から先週交代でシステムをいじることがよくある。非常に積極的。しかし、この試合ではちっとも動かなかった。前線に巧くボールをつなげられない、FWの孤立を解消するためには4-5-1、またはアイマールをFW気味で使えばいいのに。

 後半18分にセルヒオガルシア→ミリート。FW同士を代える、何の工夫もない交代で切なくなった。どうしたフェルナンデス。

 逆にムルシアはイバンアロンソ→ゴイトム。ゴイトムは長身のFWのようだ。そんな活きのいいゴイトムが相手を追い掛け回し、パブロガルシアが高い位置でボールを掻っ攫う。そしてバイアーノにスルーパスでゴール。高い位置からプレスをかけ続けたムルシアへのご褒美ような後半23分の追加点。

 たまらず、フェルナンデスもサパテル→オスカルを投入。しかし、直後にレゲイロの高速ドリブルにマツザレムが後ろからスライディングでレッド。終了。苦いデビューとなった。試合は2-1でムルシアの勝ち。

 ■独り言

 ムルシアは台風の目になる可能性が高い。なによりも点を決められるバイアーノ、左サイドに仕掛けられるレゲイロ、中盤の底にコパから絶好調のパブロガルシアがいるのが大きい。特にパブロガルシアはまたブレイクしそうな気配がある。あれだけ守れて繋げる選手は希少。

 サラゴサは全体的な運動量が少なく、全員で守るチームを崩す工夫が最後まで見られなかった。また、ムルシアが頻繁にポジションを代えてきたのに対して、サラゴサは自分のゾーンからあまり離れなかったように見える。綺麗なサッカーをやろうとしすぎているのかもしれない。もしかしたらムルシアをなめたのかもしれない。

 また、フェルナンデスの采配も不可解。いつもの思いっきりが見られず、無難な采配に終始した。イメチェン??アイマールはこういうチームが機能しない試合で違いを生み出せないと辛い。

posted by josepgualdiola |07:03 | リーガエスパニョーラ/07~08 | コメント(5) | トラックバック(0)
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Re:ムルシア対サラゴサ ~らしくない~

はじめまして、放送期待してたのに放送なくて残念です。
サラゴサ去年の内容よかっただけにので、すごく残念です。
バルサはスコアレスドローでしたね。
バレンシアはホームなのに最悪の出来でした。
このままレアルが独走しそうな予感が気がしてきました。本当に監督の差を痛感します。

posted by エスパニョーラ | 2007-08-27 09:14

Re:ムルシア対サラゴサ ~らしくない~

ムルシア良かったですね。
両チームのボランチの差が出たように見えました。

posted by イニエスタ | 2007-08-27 13:49

Re:ムルシア対サラゴサ ~らしくない~

ムルシアはPガルシアがウルグアイ代表同様キレキレでしたね。フリーキック凄いです。
こういうチームのほうが王様になれてはまりそう。一時のリケルメみたいになりそうな勢いを感じました。
バイアーノもいるし楽しみですね。
嵐を起こしそうな予感がします。
ムルシア王国からは久しぶりのプリメーラなので頑張ってほしいですね。
サラゴサは残念でした。

posted by サントス | 2007-08-27 15:50

Re:ムルシア対サラゴサ ~らしくない~

コメントありがとうございます。

>>エスパニョーラさん
放映権問題はややこしそうですね。リーガの中でも、もめているみたいです。シュスターはすばらしい監督です。開き直ったら最強です。

バルサのスコアレスドローが非常に気になります。まさかライーカールトが何かやらかしたのか心配です。

>>イニエスタさん
ムルシアは誰の目から見てもすばらしかったと思います。

>>サントスさん
コパでお勧めしたパブロガルシアがここまでリーガでもやるとは正直思っていませんでした。シュスターの好きなタイプだと思うので、レアルで見たかったです。

posted by josepgualdiola | 2007-08-27 23:05

Re:ムルシア対サラゴサ ~らしくない~

森本の得点シーンも放映されないし、サッカービジネスは厄介ですね。

posted by jin | 2007-08-30 12:49

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