2007年05月21日
レクレアティーボ対レアルマドリッド ~レクレの自滅~
レクレの監督は前節に退場してしまったため、今節はベンチ入りできない。これがどのていど影響するのだろうか。ウチェはまたしてもベンチスタート。 レアルはエメルソンが怪我→ガゴがスタメン。そして右SBはトーレス。ラモスはCBであった。ラモスの右SBは流れを変えるためにとっておくのだろう。エスパニョール戦のリピートは、やはりなしのようだ。 ■先制点までは レクレにはロングボール攻勢が効く。しかし、前線からの早いチェックでレアルは前線にロングボールを蹴ることができない状態が続いた。レクレは全開で前線から追い回し、レアルの攻撃を分断する。 レアルもボールを奪われたら、前線から相手を追い掛け回し、ボールを高い位置で奪おうと奮闘した。しかし、レクレのパス回しの前にボールを奪うことがあまりできなかった。 攻守の切り替え、味方へのフォローなどの速さでレクレがレアルを上まった。よって、レクレペースで試合が展開していく。しかし、先制点を奪ったのはレアルであった。 前線でガゴがボールを奪い返すと、ロビーニョが右サイドのベッカムへ。ベッカムにボールが入るとトーレスがベッカムを追い越しギャップを作る。トーレスに当てて、落としてもらったボールをベッカムがダイレクトでクロス。それをロビーニョがフリーで頭で押し込む。 トーレスがベッカムにボールを落とした瞬間、レクレはDFラインが少し上がった。オフサイドトラップ。しかし、そのオフサイドトラップに連動性がなく、結果としてロビーニョをフリーにしてしまった。それが失点の原因。 ■前半終了まで 先制点を許したレクレは攻め急いだ。レクレの持ち味は選手間の距離が近く、複数の選手がパス交換に絡んでいく形である。決して縦に急ぐ形ではない。一対一で勝てる選手が前線にいるならば、攻め急いでも形になるだろう。そんな怖さを持つ選手はカソルラ、シナバボンゴユ。この2人に対して、レアルの守り方は明確なものであった。ボールが入った瞬間にきつく当たる。シナボンゴユにはラモス、カンナバーロ、カソルラにはトーレス。アグレッシブな守備によって、イエローカードももらったが、レクレの攻撃をレアルは巧く抑えていた。気になったのはゴール前でのファウルが少し多かったことくらいである。 レクレは攻め急いだ。しかし、一対一では勝てない。すると何が起きるか。後ろからのフォローは間に合わないので、攻撃がレアル陣内深く進入する前に終わってしまうことが多くなる。つまり、フィニッシュまでいけない。また攻撃の枚数が少ないので、ボールを奪われたとの守備、攻撃を遅らせる等の役割を行う選手がいるべきポジションにいることができなかった。悪いところ尽くしである よって、前線と中盤に距離ができてしまい、ビルドアップの巧くないレアルにボールをつながれる場面が目立ち始める。ほぼレクレの自滅である。ベッカム、ロビーニョを中心に、レアルはレクレゴールに迫るが決定機を外して前半は1-0のまま終わる。レクレがウチェを投入し、自分達の形を取り戻せば試合は面白くなるだろう。 ■ロシェ→ウチェ 来期ウチェはどこかに移籍予定らしい。そのためか最近はスタメンはずれ→途中出場というパターンが多い。シナマボンゴユがディアラのバックパスを奪い、いきなりレアルにプレッシャーをかける。後半のレクレは違うぞ!ということを感じさせるには十分すぎる攻撃であった。 しかし、その後の試合のペースを握ったのはレアルであった。ラウールが前半よりも守備的なポジションを取ることによって、攻守の切り替えが非常によくなった。特にボールを失った場面での切り替えが良く、レクレは攻撃がスピードに乗る前に止められる展開になってしまう。非常にきつい。また、ベッカムが巧く中に絞った絶妙なポジショニングを取って攻守に貢献していた。 そんなベッカムからニステル→ラウール→ロビーニョとつなぎ、ロビーニョがPKを奪う。それをニステルが冷静に決めて2点差。レクレはシナマビンゴユ→ハビゲレーロを投入。いつものパターンである。まだ後半9分なので、時間はたくさんある。続けてファンマ→アイトール。交代枠を使いきってしまった。このレクレの交代はすべて選手を入れ替えただけなので、交代で入った選手がよっぽど前にいた選手よりも差を見せ付けなければ、試合の流れは変わらない。 結果として、交代で入ってきた選手が何か特別なことをする雰囲気はなかった。レクレのプレスは徐々に弱くなっていき、レアルは前半に比べると簡単にパスを回せるようになっていく。しかし、2点差がついたからか、両SB、両SHの飛び出しは時間がたつにつれて見られなくなっていった。攻撃に速さはなくなったが、ゆっくりとポゼッションで巧く時間をつぶしているようだった。レクレはほぼ終わっていた。これが後半26分過ぎである。 ■PKで1点返してから レクレの攻撃はカウンターのみになっていった。しかし、レアルのアグレッシブな守備の前に攻撃をつぶされるか、遅らせられるかされていた。PKを奪ったシーンは完全に遅らせられてしまった場面であった。そこをウチェが個人技で突破を図り、PKを奪う。これをヘススバスケスが豪快に決めて1点差。 ここでレアルはロビーニョを下げてグティを投入。いまいち何が狙いなのかわからない。点を取りに行くつもりならサイドの選手を前に上がらせればいい。それともレクレの右サイドを警戒したのだろうか。 交代の影響はないまま、試合は進んでいく。レクレは追加点を狙って運動量が復活することもなく、たんたんと時間はすすんでいった。 しかし、後半の41分にレクレがコーナーキックから同点ゴールを奪う。これで同点。いつもはこんなに決定力が高くないのだが、この試合はどうやら違ったようだ。 ラウール→イグアインでレアルは攻撃に出る。そしてセットプレーのカウンターをイグアインがボールを運び、ベッカムが粘り、ガゴがスルーパスで最後はロベカルが3点目。これで試合終了。レアルがまたしても劇的な試合展開で勝利を収めた。 ■独り言 レクレの調子がかなり悪かった。自滅ともいえるが、あそこまで流れを取り戻せないとは意外だった。 レアルは巧く守っていたと思う。カンナバーロが滑り、ラモスがお見合いするなど自滅的なミス以外は特に問題なし。セットプレーから2点決められたことをしっかり修正すれば安定感は増すだろう。 攻撃の面でもベッカムを活かすことをチーム全体でやっているように見えた。攻撃が片側のサイドによることもなく、レクレのプレスがなくなってからは両サイドを幅広く使えていた。内容もそこまで悪くない、それどころか余計勢いに乗るような勝ち方であった。
posted by josepgualdiola |08:27 |
レアルマドリッド/06~07 |
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Re:レクレアティーボ対レアルマドリッド ~レクレの自滅~
レアルは逆転勝利が続いてますね。
posted by shimada | 2007-05-21 20:51
Re:レクレアティーボ対レアルマドリッド ~レクレの自滅~
ファンニステロイのPKの際のディアラのたたずまい、見張り兵みたいで、とてもおかしかったと思います。
posted by genki | 2007-05-22 14:49
Re:レクレアティーボ対レアルマドリッド ~レクレの自滅~
レクレ見るの二回目です。
josepgualdiolaさんに
>レクレはもっといいサッカーをします。レアル戦は楽しみにしといてください。
と言われたんで楽しみにしてたんですけど、ちょっと残念でした。まあそれなりによいプレーも見れたんで良かったです。
ひとつ聞きたいのですが、シナボンゴユとウチェの2トップは面白そうと思うんですが、レクレの本当の2トップのスタメンは誰なのでしょうか?
あとレアルにしてもセビージャにしても個人的に大好きなダレッサンドロがいるんでサラゴサ戦は楽しみです。
posted by モラレス | 2007-05-22 20:30
Re:レクレアティーボ対レアルマドリッド ~レクレの自滅~
コメントありがとうございます。
>>shimadaさん
自作自演かもしれません。
>>genkiさん
気づきませんでした。これからは注意します。
>>モラレスさん
確かにそれなりでしたね。申し訳ないです。本当の2トップはウチェ、シナマボンゴユでした。しかし、来期の事情から最近はこんがらがっているのだと思います。
サラゴサ対レアル、サラゴサ対セビリアともに前回は非常にスペクタクルなものでした。今度こそ期待できると思います。
posted by josepgualdiola | 2007-05-22 22:16


