2007年05月07日
レアルマドリッド対セビリア ~優勝戦線に残るのはどっちだ~
前回の対戦記事はこちら レアルはビルバオ戦と同じ布陣。予想通り、ベッカムのイエローカードは取り消された。いつもどおりのレアルに比べると、セビリアは不思議な布陣。UEFAカップの疲れもあるので、苦しい試合になるだろう。中盤の並びがプエルタ、レナト、ポウルセン、マレスカの4人。右サイドは誰がやるんだという疑問。アドリアーノとヘススナバスは怪我のためベンチ外。ケルジャコフ、カヌーテがスタメンで出場。 ■疲労の残るセビリア 序盤はセビリアのペースであった。レアルが様子を伺っていたことも原因だが、セビリアがいつものように攻めまくった。レアルは冷静に対応していたが、ちょっと押し込まれすぎていて危なっかしかった。 しかし、時間がたつにつれて、セビリアの動きが悪くなると、レアルが徐々にペースを取り戻す展開となる。セビリアの攻撃はプエルタ、ダニエルアウベスのサイド攻撃頼みになって行き、個人技に頼るものになってしまっていった。その攻撃に組織を感じることはできず、点が入る気がしなかった。 レアルは両サイドバックの飛び出し、エメルソン、ディアラが攻撃的に振舞うようになり、攻撃に厚みが出てきた。その結果、フィニッシュで終わることが多くなった。また、攻守の切り替えが前にもまして早くなった。ボールを失ってもすぐに寄せに行くことでボールを取り返す場面も増えた。 今までのレアルの攻撃は独りよがりなものが多かった。しかし、ベッカが右サイドに定着したこと、ロビーニョが周りのフォローを素直に使うようになったことで、攻撃が組織的なものに変わっていった。最近好調な原因はこんなところにあるだろう。全員攻撃、全員守備が板についてきた。 しかし、先制したのはセビリア。セットプレーからカヌーテが競り勝ち、そのボールをマレスカがジダンばりのボレーシュートで先制。スーパーシュートであった。前半は1-0で終わる。 カヌーテが徐々に消えたこと、ニステルも消えていたことが気になった。後半は、この両者がどれくらい貢献できるかで試合の流れは変わってくるだろう。ただカヌーテは怪我を抱えての出場なのでルイスファビアーノか、チェバントンが出てくるに違いない。 ■ラウール→グティ セビリアは1点リードしているので、リスクをあまり犯さなくなった。つまり、引き気味に試合を進める。レアルは状況を打開するために、ラウール→グティ。ミゲルトーレス→エルゲラを投入。 ラウールはターゲットとなり、つぶれ役、守備で奮闘していた。攻撃の面でもいい動き出しをしていたが、そこにパスを出せる選手がいなかった。ミゲルトーレスはかなり良かった。ただ両サイドをシシーニョ、ラモスにして攻撃的に行くために下げられたのだろう。無念。 グティは中央を好きな風に動き回っていた。セビリアのプレスが来ないところでパスを散らし、エメルソン、ディアラよりも後ろでゲームを作る場面が目立った。ラウールの抜けたポジションにはいろいろな選手が飛び出すことで解決していた。 そしてそんなグティが見事な体の使い方で相手を交わし中盤を独走。セビリアはDFライン、中盤ともひきすぎていて寄せにいけなかった。そんなグティからロングスルーパスがニステルに渡り同点ゴール。見事なグティでした。 セビリアはレナト→ヒンケルでレアルのシシーニョ×ロビーニョ対策。何とかカウンターでチャンスをつかむものの、ダニエルアウベスが外す。そして後半26分にケルジャコフ→チェバントン。カヌーテは交代せず。 セビリアは完全にFWと中盤の間にスペースができていて、もうどうしようもなかった。この時期に来ると疲労やら何やらで手の打ちようがないのだろうか。レアルにやられるのは時間の問題であった。そして案の定グティ→ロビーニョへのスルーパスでレアルが逆転。ただ得点後、ロビーニョが退場。喜びすぎで一発退場ってみたことない。黄色を二枚連続でもらったらしい。セビリアにとってはチャンス。 しかし、直後のセットプレーのポジション争いからアイトールオシオが退場。すぐに10対10になってしまった。そしてレアルがカウンターからニステルが追加点でほぼ試合終了。最後にチェバントンがフリーキックを直接決めて3-2で試合終了。 ■独り言 大荒れの試合であった。セビリアのコンディション不足が悔やまれる試合となった。それに比べると、レアルはカップ戦すべて負けてしまったことで元気いっぱいである。ただ前回と同じで、なにか拍子抜けする試合だった。
posted by josepgualdiola |10:26 |
レアルマドリッド/06~07 |
コメント(5) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/josepgualdiola/tb_ping/177
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
Re:レアルマドリッド対セビリア ~優勝戦線に残るのはどっちだ~
やっぱりレアルはレアルだなと思いました。
誰が監督であろうが、シーズン通してのパフォーマンスが悪かろうが最後には優勝を争うんだからすごいと思います。
あとニステルがいつのまにか得点王争いトップに‥。
やっぱり一流なんだなぁと思いました。
posted by モラレス | 2007-05-07 13:48
Re:レアルマドリッド対セビリア ~優勝戦線に残るのはどっちだ~
久しぶりにレアルの底力を見ましたね。
カペッロの采配は見事でした!
次戦はロビーニョ、ベッカムが出れないけど頑張ってくれ!
posted by イエロ | 2007-05-07 15:47
Re:レアルマドリッド対セビリア ~優勝戦線に残るのはどっちだ~
好きではないものの、マドリーの個々の能力の高さによる噛み合った時の底力はさすがですね。いくらバルサがもたつきすぎたとは言え直接のライバルであるセビージャにきっちり勝つのはお見事。希望としてはどちらも笑えぬドローでしたが・・・
セビージャの苦労する様をみると複数のタイトルを狙うことの難しさを痛感しますよね。チェルシーもそうですが、数兎を追い一兎をも得ずの可能性も充分。CLの決勝がリーグの優勝争いに関わっていない2チームなのも偶然ではないということでしょう。だからこそ昨年のバルサのダブルやマンUのトレブルの価値の高さがわかります。
それにしても・・・マドリーはニステルを獲っておいて良かったですよね~。いなかったらどうなっていたのやら!?
posted by T33 | 2007-05-07 20:43
Re:レアルマドリッド対セビリア ~優勝戦線に残るのはどっちだ~
ここにきて、ニステルとグティとベテランが頑張ってますね。
posted by shimada | 2007-05-08 01:10
Re:レアルマドリッド対セビリア ~優勝戦線に残るのはどっちだ~
コメントありがとうございます。
>>モラレスさん
本当にニステルはいつのまにかですね。改めて考え直すと、この選手の決定力は異常だと思います。
>>イエロさん
次節はエスパニョールですね。どのくらいの力でくるかが勝負の分かれ目になりそうです。
>>T33さん
ここに来て、元気いっぱいのチームも珍しいですよね。リーガに集中できていることが良い方向に進んでいるのでしょう。
>>shimadaさん
そうですね。
posted by josepgualdiola | 2007-05-08 23:21


