2007年05月01日
バルセロナ対レバンテ ~肉でも魚でもない~
風邪や仕事によって、更新が遅れまくりです。申し訳ないです。この試合は号泣少年がカンプノウにいるってわけです。マルケスは直前の怪我によって欠場。よって、イニエスタデコシャビの中盤がまたも実現。。。。 レバンテはかなり久々にみる。久々すぎるので、チーム状態がまったくわからない。ちなみに降格圏にいる。守備はいいが、攻撃が単調。それがどの程度解決されているのかが楽しみだ。 前回対戦時のマッチレポはこちら ■レバンテの不思議な守り方 レバンテのシステムは4-3-2-1。前線は中に絞った形だ。守備の場面では2が中央にふたをする役割である。つまり、イニエスタにボールを渡らないようにするのが仕事だ。ではワントップは何をするのか。なぜかワントップもふたをしていた。普通に考えると、ワントップの選手はDFラインに寄せればいいのに。 4-2-3-1というピラミッド型のシステムを想像してみると、相手サイドバックには誰が守備につくの?という疑問にぶつかる。両サイドバックをフリーにしてしまえば、相手を引き寄せてパスという単純なプレーによって、サイドは突破されてしまう。ちなみにレバンテは前線の2の部分の選手がその対応をしていた。中央でふたもして、サイドの守備もする。そんなことができるわけもない。つまり、本日のバルサはいつもに比べると、相手陣地に入るのは難しいことではなかった。ただ、前線の守備に人数をさいていないない代わりに、レバンテも後ろに人が多いので、中央突破は難しそうであった。 最初から、ザンブロッタはかなり前線に飛び出していた。前述したとおり、自分の前に敵がいないから当たり前である。珍しくメッシとの連携でサイドを突破し、開始早々からチャンスを作っていた。これがレバンテのトラップでなければいいが。つまり、わざとサイドバックに飛び出させ、その裏を狙うという戦術が世の中にはある。 しかし、レバンテの攻撃は相変わらずのリガ頼み。バルサの両サイドバックも相手のカウンターを許さず、バルサペースで試合は進んだ。こうなると、バルサが点を取ることになる。エトーが先制点。イニエスタのサイドチェンジ→ザンブロッタのオーバーラップが影のアシストだ。個人技とチームプレーが噛み合ったすばらしいゴールだった。やはり、自陣に近い位置で耐えるというレバンテの守り方はリスクが高い。 レバンテも途中からカポをザンブロッタ専用にして、サイドからの攻撃に対応しようと試みた。しかし、試合の流れの中でシステムを変え、それを完璧に機能させるのは難しい。なんともいえないできだった。先制点後のバルサも何か勢いを失ったようなサッカーになってしまい、こちらもなんともいえないできになった。そんな前半戦であった。 ■エトーを左サイドへ 後半の頭からエトーを左サイド、ロナウジーニョを中央に変更。ロナウジーニョは毎回ファウルでつぶされていたので、ロナウジーニョを復活させるためのポジションチェンジだろう。最近の試合に比べれば、エトーは中央でもボールが入るようになった。あくまで多少だが。ちなみにエトーはほとんどつぶされていた。つまり、両者ともに復活すれば最高である。 結論から言うと、両方とも復活した。ロナウジーニョは中央に構えるタイプではない。ボールがこないときは躊躇なく下がっていく。この動きにレバンテが対応できなかった。つまり、フリーでボールを前を向ける場面もでき、前半に比べればかなりよくなった。 エトーも中央に比べるとプレスの弱いサイドで活きるようになった。またロナウジーニョが中央で前を向いてプレーできるようになったので、何度もスルーパスを狙った飛び出しを見せていた。前半には見られなかった動きである。 レバンテもこのままではやばいとベンチが動く。トンマージ→エティアン。エティアンは攻撃性の高い選手だ。この試合で、トンマージはなぜか2トップの片割れをやっていた。バルサもすぐにジオ→ザンブロッタでエティアン対策。珍しくまともな交代策をしたライーカールト。 その後は特に何も起こらなかった。試合はこのまま終了。 ■独り言 バルサは勝ちを意識した試合運びであった。優勝を考えた現実的路線である。またレバンテのできが、あまりにひどかったので、内容もそれなりだったと思う。肉でも魚でもない試合だった。
posted by josepgualdiola |19:55 |
バルセロナ/06~07 |
コメント(7) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/josepgualdiola/tb_ping/170
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
Re:バルセロナ対レバンテ ~肉でも魚でもない~
その通りに肉でも魚でもなくバルサが勝ち点3を積み上げた。それだけの試合でしたね。この時期にはそれが全てですが。
なんか見ていて感じるのはロニーとエトーはゴール前で良い時の余裕がない感じがしませんか?GKとの1対1で簡単にぶつけるし、コースも素直すぎな気がします。
ところでアビダルの獲得はどうやら確定的!?のようだし、デ・ロッシの獲得も現実味を帯びてきたようですね。ローマは財政的に主力を出すんじゃないかとかで。ちなみにデ・ロッシはポジション的にデコ・イニ・チャビに被る気がするんですがアンカーができるんですかね?あまり試合を見たことがないもんで・・・
posted by T33 | 2007-05-01 22:07
Re:バルセロナ対レバンテ ~肉でも魚でもない~
コメントありがとうございます。
>>T33さん
いつもありがとうございます。落ち着きがないということですが、入らないときは、あんなものではないかと思います。一度決めたら波に乗るかもしれないですし。
デロッシに関してですが、守備は相当巧いです。相手をつぶすこと、DFラインのカバーリングなど問題なしです。フィジカルも強いです。
攻撃面では、一人で組み立てが行えるレベルでは、残念ながらありません。誰か(ガットゥーゾなど)と組めばある程度計算は出来ます。ピサロ(シャビクラスの選手)のような選手と組めば、相当ボールを散らしてくれます。
つまり、ある程度ボールをまわせて、守備の能力が高い選手です。やろうと思えば、デコシャビのポジションでも使えると思います。ただ、アンカーが一番適正かと思います。
posted by josepgualdiola | 2007-05-01 22:30
Re:バルセロナ対レバンテ ~肉でも魚でもない~
4-3-2-1ですと、3の部分の選手がボールを持っているSB側にスライドして対処するのが、セオリーなんですかね?逆側のスペースは2の部分の選手が下りてきてカバーするみたいな。
posted by shimada | 2007-05-01 23:32
Re:バルセロナ対レバンテ ~肉でも魚でもない~
珍しくまともな交代策をしたライーカールト。
ほんとですね(笑)良かった良かった・・・
デロッシ加入に関して何ですが、すんなりアンカーで使ってくれれば良いのですがなんか、3-4-3復活の予感がしてたまらなく不安です。
ま、獲得できれば素晴らしい選手であることは間違いないので非常に楽しみではありますが・・・
posted by バルセロイニエスタ | 2007-05-02 00:06
Re:バルセロナ対レバンテ ~肉でも魚でもない~
いつも的確な分析ですねー。
ほんとすごいと思います。
デロッシについてなんですが、イタリアからくるピボーテはあんまり成功しないから不安です。
エメルソンやアルベルティー二など…。
バイエルンからハーグリーブスやデミチェリスをとっても面白そうですねー。
posted by モラレス | 2007-05-02 07:40
Re:バルセロナ対レバンテ ~肉でも魚でもない~
ハーグリーブスなんかは良いとは思いましたね。ただユーベに行く線が濃厚なようですし。こうやってアンカーの人材に悩んでみると、究極はやっぱり”ライカールト”なんだなぁと思ったりして・・・(笑)
posted by T33 | 2007-05-02 10:03
Re:バルセロナ対レバンテ ~肉でも魚でもない~
>>shimadaさん
守備の場面では4-1-4-1のような形に変形するのがセオリーだと思います。shimadaさんの言うとおりですね。ただ、強引にやろうと思えば4-3-2-1でも何とかなります。危なっかしいですが。
まずワントップの選手がDFライン同士のパス回しを分断する。方法は片側をマークすること。つまり、テュラム、プジョルの間に割って入る形で寄せていく。そしてプジョル、ジオ方面にボールが行くようにします。そして2の選手の1人がジオに寄せ、もう1人はイニエスタにつく。こうすれば問題はないです。ただ逆サイドに展開されたり、パス回しにキーパーが関ってきたりすると、かなり体力的にきついです。
>>バルセロイニエスタさん
久々にまともな交代策でびびりました。デロッシが来ても3-4-3は機能しないでしょうね。あれは前線に問題ありですから。
>>モラレスさん
とんでもないです。ありがとうございます。デミチェリスはみたことがあまりないのでわかりませんが、ハーグリーブスはすっかり忘れていました。デロッシでなくて、ハーグリーブスでも問題ないと思います。
>>T33さん
ライーカールトみたいな選手って最近見ないですね。なぜなんでしょう。
posted by josepgualdiola | 2007-05-02 11:41


