2007年04月18日

アーセナル対マンチェスターシティ

 またまたアーセナル。5月にチェルシーとの対決を控えていて、優勝争いのキーとなりそうだ。前節ボルトンに勝ったので、よっぽどのことがない限り、チャンピオンズ出場権は大丈夫だろう。これからは、来シーズンに向けた戦い方を志向していくかもしれない。スタメンは前節とほぼ一緒。ただし、リュングベリが怪我をしたため、代わりにディアビがセカンドトップで出場。

 シティは降格圏を脱し、欧州カップ戦には届かないという微妙な位置にいる。よって、結果にこだわる必要もあまりない。どういった戦い方をするか注目である。ただ、前回見た対リバプールのときは、たんなるカウンターサッカーで、非常に退屈であった。

 ■ディアビとセスク

 ボルトン戦で気合のドリブル突破をみせていたリュングベリ。その代わりに出場したディアビは神出鬼没のプレーをみせその代役を自分らしさでこなしていた。ディアビはキープ力があり、テクニックもある。そして、相手の意表をつくようなパスも出せる。前半は彼を起点としてアーセナルがらしさをみせた。

 シティの守り方もボルトンほどひきこもるものではなかった。そのため、シティのプレスぐらいなら、アーセナルにとって、突破することは困難ではない。

 また、単に繋ぐだけでなく、そこにロングボールも織り交ぜるなど、多少の攻撃の変化を見せた。ちなみに、アデバヨールはほとんど競り負けていたので、ロングボールは機能しなかった。

 そんな良い流れの中、ディアビが怪我のためバチスタに交代。バチスタはアーセナルのサッカーになじんでおらず、一人減ったような感じになってしまった。ただそこからはセスクが流れを変える。

 基本的にセスクはゴール前に顔をあまりださない。相方がジウベルトなのにだ。理由は簡単で、アーセナルのサッカーは両サイドハーフは攻撃重視、両サイドバックも攻撃参加を頻繁に行うので、カウンター対策に2人残る必要があるからだ。こぼれだまを拾う必要もある。この理由はスコールズがあまり前線に行かなくなった理由と類似している。

 ディアビはDFラインと中盤の間で相手のギャップを突いていた。ディアビ以後はセスクがその役割を引き受け、アーセナルの攻撃をリードしていた。特に本日のセスクはシュート意欲が高く、ゴールに直結するような縦パスを連発していた。アーセナルのサッカーは横パスが非常に多い。その中でセスクは明らかに異質であった。ボルトン戦で、今シーズン初ゴールを決めた19歳は攻撃性を身にまとっていた。

 ■寄せの甘い守備

 巧く機能した攻撃に対して、DFラインはかなり微妙だった。前線からの守備は良かった。アデバヨール、ディアビを献身的な選手達はボールを奪われると、一目散にスライディングを仕掛けていた。相手がビルドアップするシーンも前線と中盤の関係が良く、何度ボールを奪い返していた。

 しかし、DFラインまでボールを持っていかれると、かなり微妙であった。ボールホルダーに寄せない。なぜ寄せないのかまったく理解不能であった。後ろにカバーの選手もいる。攻撃を遅らせるわけでもなくただ見ているだけで、ピンチを演出していた。何度もビーズリーに裏を取られ、何度もヒヤヒヤさせられた。

 ■マッチレポ

 シティが中途半端な守備を見せたことで、アーセナルが試合を支配する。すると、ボルトン戦のリプレイのようなゴールが生まれる。またもロシツキーが相手の視界の外から一気に進入してきた。これでアーセナルが先制。クロスの対するマークのつき方だが、スペースを埋めることは確かに大切だ。そしてボールを見る、相手を見る。この両方に注意しなければならない。このロシツキーの得点はしっかりロシツキーをケアしていれば、防げる得点である。周りのコーチングもなかったのか。

 その後ディアビが怪我のため退場、バチスタが入ってくる。予想通り、バチスタは機能しない。しかし、その分セスクががんばり、アーセナルは試合を支配したまま前半を終える予定であった。しかし、前半の35分ころから前線の選手の足が止まり始め、シティが攻勢に出る。すると、それがアーセナルのミスを誘いワンチャンスでシティが追いついてしまう。

 後半になると、シティは中盤での守備をやめ引きこもり始める。カウンターはビーズリーのみ。ゴール前のスペースを消すことによってアーセナルは前半ほど効果的な攻撃を仕掛けられなくなっていく。しかし、セスクがバランス良く攻撃に変化を与え、シティゴールを脅かした。シティもカウンターからアーセナルゴールに迫ったが、逆に早いカウンターを食らうなどやりきれない展開が続く。

 そして、セスクがこぼれだまをうまく処理してミドルシュートを決める。その後フレブが右サイドから個人能力で突破、最後はバチスタが押し込み試合終了。アデバヨールは決定機を外しまくっていた。3-1。

 ■独り言

 最後に見せたフレブの突破は見事だった。あれを一試合に二回ほどみせてくれれば、アーセナルはかなりよくなると思う。セスクも常時あれくらい高いポジショニングを取ってほしい。アーセナルはパスでタメを作ることができるし、シュートで終わろうと思えば、いつでも攻撃を終わらせられるができる。つまり、他のチームに比べると、カウンターを食らう確立は低い。

 ロシツキーやフレブとポジションチェンジしながら、前線に顔をだせば攻撃に変化をもっと加えられる。これからの課題はやはりポジションチェンジかなと。

posted by josepgualdiola |10:56 | プレミアリーグ/06~07 | コメント(3) | トラックバック(0)
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Re:アーセナル対マンチェスターシティ

独り言にはかなり共感できました。
まさにその通りだと思います。
さらにセスクにはビエラのようにたまにペナの中に飛び出す動きをすれば、もっと点が取れると思うし、開花すると思う。
ぜひイニエスタやシャビ以上のスペインの核となる選手になってほしいです。
あとアデバヨールはもっと前線でのキ-プがうまくならないとダメかな。バチスタにしてもそう思います。
アーセナルのサッカーはFWがボールをキープしてから(アンリから)始まるのだから

posted by モラレス | 2007-04-18 16:27

Re:アーセナル対マンチェスターシティ

ディアビをサイドやセカンドトップで使っているところを見ると、ベンゲルは当初バチスタに託したかった役割をディアビに与えているようですね。ますます、バチスタの来期返還が濃厚に、、、いらないけど。

好きな選手ではあるので、自分にあったチームを見つけて欲しいです。セビージャ時代の輝きをもう一度! (両サイドに良質のクロッサーをもつチームがお勧めかと。)

posted by クドウ | 2007-04-18 23:22

Re:アーセナル対マンチェスターシティ

コメントありがとうございます。

>>モラレスさん
共感していただきありがとうございます。セスクは化けてほしいですね。

>>クドウさん
シェスターの下ならば、まだバチスタは使い道があるかと思います。ただレアルの来期は読めないですね。

posted by josepgualdiola | 2007-04-19 09:44

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