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日本代表対ブラジル代表のプレビュー

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 さて、今回はコンフェデレーションズカップの開幕戦、ブラジル代表対日本代表の試合のプレビューをやってみる。上の図は両チームの予想スタメンになっている。なお、ブラジル代表の泣き所はCFで控えのレアンドロ・ダミアンは怪我のため離脱してしまったようである  ブラジルでワールドカップが行われるので、予選がないブラジル。なので、強国と親善試合祭りを延々と行なっている。最近では、コンフェデレーションズカップに向けて、国内でイングランド、フランスと親善試合を行なっている。その試合たちで見られた内容から、開幕戦の内容を予想してみようというのが、今回の主旨である。  ■最初の15分をどのように過ごすか  ブラジルは高い位置からの超攻撃的な守備を特徴としている。その守備は、バルセロナの守備を彷彿とさせる。ボールホルダーへの執拗なプレスは、相手にビルドアップを試みることを放棄させるレベルである。なお、このプレスを外すことが出来れば、其の先にはスペースが広がっている。つまり、バルセロナのプレスの特徴と非常に似ていると言える。ただし、15~20分くらいしか持たない。  日本はボールを保持し、左サイドから仕掛けることを得意としている。相手のプレスの役割を狂わせるポジションチェンジが肝となっているが、ブラジルはプレスの役割なんて知らね、どんどんプレッシングだよという戦術をとっているので、恐らくポジションチェンジによる時間とスペースの創出は機能しない可能性が高い。  なので、日本がどのようにボールを保持し、それがどれくらい通用するのか!というのはなかなか興味深い結果となるだろう。そもそもブラジル相手にボールを保持して仕掛けていくという選択肢を日本が取るのかどうかが注目されるのだが。  ■プレスをかわすために守備をするという考え方  イングランドとフランスは、ブラジルにボールをもたせることで、ブラジルの強烈な守備を受ける機会を減らす作戦に出た。実際にショートカウンターをくらう機会を減らすことには成功したが、守って守って守りまくる展開になったの言うまでもない。  両チームに共通していたのは、中盤を3センターで組んでいたことである。日本の守備は本田を前に出して、4-4-2でセットすることが多いので、日本が守備を固めてブラジルに対抗する場合は、パウリーニョ&グスタボ・ロペス&ネイマールの中央トリオをどのように抑える仕組みを持つかが注目される。  4-4-2で高い位置からはめていく守備だと、DFラインの裏に放り込みまくることも厭わないブラジルなので、厳しい。しかも、基本はフレッジをおとりにして、2列目から飛び出していくスタイルなので、非常に対応がめんどくさい。ネイマール、フッキも裏に飛び出していく動きを行って来るので、注意が必要である。  ■30分過ぎから  この時点でブラジルに先制点を与えてしまっては、恐らく勝ち目はない。なので、何とか最初の猛攻を凌いだという前提で話を進めていく。30分を過ぎると、ブラジルの攻撃的な守備の勢いは衰えているので、日本がボールを保持することも難しくはないだろう。  そのときの狙いどころは、ルイス・グスタボ&パウリーニョのいる空間である。ブラジルの両SHはそこまで下がって守備に参加しないので、SBを上げれば相手のDHを動かすことができる。ピッチの横幅を2枚でカバーすることは不可能なので、ブラジルのDHを動かすことが出来れば、日本が得意としているバイタルエリアからの攻撃を仕掛けることができる。  ただし、片方のサイドに偏った攻撃を仕掛けても、相手がスライドしてできたスペースを利用できない。よって、左サイドで数的有利&ポジションをずらして時間とスペースを作るんだ作戦から中央またはサイドチェンジが重要になってくるだろう。なので、テーマが右サイドの選手になるかもしれない。岡崎を起用するよりは、中央に入ってきてバイタルエリアで仕掛けられる選手を起用するほうがいいかもしれない。  ■後半戦  スコアレスの状況が続くと、ブラジルはエルナネスが登場する。エルナネスはブロックの外からでも質の高い仕掛けの出来る選手である。よって、フリーにすると危険な選手である。実際に途中から出場してきて得点に絡む機会が非常に多い選手である。  また、試合がそれでも動かなければ、パリSGのルーカスが登場する。右サイドをルーカス&アウベス、左サイドをネイマール&マルセロが攻略することで、徐々に中央のスペースを侵食していくことが特徴である。なお、試合が無秩序になりカウンター合戦になれば、ネイマール&ルーカスは最強の矢と言えるだろう。  なお、日本が負けている場合はフェルナンドが登場し、パウリーニョがトップ下に配置されるだろう。この采配が実にエグい。2列目に配置されたパウリーニョは、他の選手と異なり、ポジションを下げて、中盤の中央を完全に支配することを得意としている。こうなると、なかなかボールを奪えなくなる。そして、守備で貢献できる選手がフェルナンド&グスタボ・ロペス&パウリーニョになることで、カウンターも発動しやすくなる。いわゆる詰んだ状況となる。  ■注目ポイントをまとめよう  日本がボールを保持しに行くかどうか→保持する場合にブラジルの守備を突破できるか否か。  日本が相手にボールを保持させた場合→どのような守備をするか。中盤を3センターで組むのか、4-4-2で正面衝突か。ある程度引いて守備を固める場合の要注意人物はパウリーニョ。パス&ムーブで守備網に穴を創りだすのが上手い。  ブラジルのCBのサイドチェンジに対して、ネイマール&フッキをどのように止めるのか。長友&内田がどこまで通用するか。彼らのカバーリングをどのように行うか。ファウルで止めるようだと、セットプレーからやられてしまう可能性が高い。  ブラジルの守備の勢いがとまったときに、日本はどれだけパウリーニョ&グスタボ・ロペスを攻略できるか。彼らを動かすこと&発生するスペースを利用することはそこまで難しくないので、日本の時間帯も間違いなく存在する。そのときにどこまでジュリオ・セザールに迫ることができるか。  ■独り言  フランスを3-0で下したことで、勢いにのっていそうなブラジル。国内で結果を出せなければ監督解任もあるだろうで、必死に挑んでくるに違いない。なので、日本がどのように戦い、どのような結果になり、どのようなことを得るのか。貴重な試合にして欲しい。個人的には全力で勝ちに行って貰いたいと思う。こんな機会はめったにないだろうから。




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