2007年02月26日
バルサ対ビルバオ ~エトーの復活~
基本的に見た試合のほとんどはここに書くようにしている。ただ例外もある。試合がつまらなかったり、壊れたり、そこに何も感じなければ、ここに書くこともないので、そういった試合はレポを書かない。先週はチャンピオンズリーグがミッドウィークにあったため、どのチームもコンディションが悪かった。試合に出ない選手もいれば、試合に出ても、いつものプレーを出来ない選手が多発し、チームとして機能していないチームが多かった。そのため、必然的にここに書く量も減った。今週書く予定なのは、このバルサ対ビルバオ、セビリア対ヘタフェくらいである。 リバプールをカンプノウで迎え撃てなかったバルセロナ。もちろんこの試合を落とすわけにはいかない。カンプノウで二連敗はどうしても避けなければチーム崩壊の危機だ。少し大袈裟。この試合でバルセロナはエトーとテュラムをスタメン起用。またデコが累積のため、イニエスタ、シャビが中盤で組む。このコンビはあまり見た記憶がないので注目。 ■エトー対グジョンセン対サビオラ バルセロナ対策というより、基本的な守り方は2つに分けられる。前線から積極的にプレスに行く守り方と、引きこもってスペースをなくす守り方だ。前者は体力の消耗が激しい代わりに、敵のゴールに近い位置でボールを奪うことを目的にしているので、攻撃が仕掛けやすい。後者は前者に比べれば体力の消耗は少ないが、ボールの回復点が相手ゴールから遠いので、攻撃が難しい。ただし、決定力のあるストライカーがいればあまり問題にならない。 アトレチコは前線からプレスに行くやり方を選んできた。プジョル、テュラムにはプレスに行かず、エジミウソン、シャビ、イニエスタに前を向かせないハードな守備を見せた。マルケスに比べると、プジョル、テュラムはあまりフィードが巧くない。アトレチコはそれを計算して、ここにはあまりプレスに行かなかったのだろう。実際に、この2人から効果的なボールは供給されなかった。 このような守備で相手が来ると、バルセロナは前線にボールを運べなくなり、ボールを回す位置が低くなってしまう。原因はいつもの通りエジミウソン。彼がもう少しパスコースを作る動きをしてくれば、状況は改善されるのに。このどん詰まりの状況を脱したのはジュリの手柄であった。 ロナウジーニョにはマークがついていて、なかなか自由にプレーできる状態でなかった。エトーはイニエスタ、シャビからボールをもらうには距離がありすぎた。そんな中積極的にジュリがシャビ、イニエスタからのボールを受けバルセロナのボールが回り始める。本日の影のMVPジュリ。メッシの復帰によって、刺激を受けたのだろうか。いつも以上に体がキレキレで、献身的な守備は相変わらず効いていた。 このジュリの手柄によって、アトレチコの守備は徐々にほころんでくる。ロナウジーニョのマークも心なしか甘くなり、お得意のノールックパスを何度もエトーに通していた、この2人、やはり相性が良い。多分スポルトで誇張して伝えられるだろう。 そして先制点が生まれる。イニエスタが自陣から強引なドリブルでボールを前線に運ぶ→そのこぼれだまをエジミウソンがジュリへロングパス。そしてジュリが右サイドを突破してグランダーの速いクロス。そこにエトーが飛び込んできて、焦ったDFがオウンゴール。 2点目はジオのオーバーラップに敵が気を取られた瞬間にロナウジーニョがエトーへパス。エトーは敵を2人引き連れたまま、絶妙のポストプレイをみせ、シャビが華麗なボレー。 3点目はロナウジーニョがエトーとポジションチェンジし中央へ。そこへイニエスタがクサビのボールをいれ、ロナウジーニョは振り向きざまにスルーパス→エトーが独走でゴール。 前半で勝負がついてしまった。ビルバオは打つ手がない。先制点を許したあと、中途半端に攻撃に出た結果、守りも攻撃も機能しなくなってしまった。チームの中で攻めるのか、まだ守るのかという意思統一が出来ていなかったのだろう。 ■久々のロナウジーニョのショー 後半になると、ビルバオはのプレスは更に弱まり、バルサは好きなようにプレーしていた。しかし、イニエスタのシュートはポスト、ロナウジーニョのループはバーに当たる。後半20分ごろに運動量の落ちたエトー→メッシに交代。その後、ロナウジーニョの個人技を軸にアトレチコゴールに攻め入るものの、スコアはこのまま3-0で終了。 つまり、後半はロナウジーニョ以外なにも前半と変わったところはなかった。 ■独り言 イニエスタは本当に巧くなったと思う。デコよりは間違いなく良い。チームのために守備もできるし、中盤での味方を助けるキープ力は尋常じゃない。ボールを失うことも少なく、さらに個人でも仕掛けられる。また、シャビとのコンビは非常にバランスがよかった。デコが最近良く行うトリッキーなプレーもなく、堅実にプレーしていた。 また、長い間課題だった前線からのプレスも、エトーいるいないにかかわらず、ロナウジーニョも含めて守備をするようになっている。 メッシ加入後、攻撃が中央よりになり自滅したのは相変わらずだったが、これでリバプールに負けるなんて正直信じられん。リバプールそんなに良かったのか。 復帰したエトーについて。お得意の鬼プレスもたまにみせていたが、体のキレはまだまだ。しかし、周りの選手との波長があるのだろう。動いたところにボールがきていた。サビオラのほうがグジョンセンよりもバルサのサッカーにマッチしていると今まで書いてきたが、エトーのほうが次元の違うくらい噛み合っていた。さらに、ジュリ、ロナウジーニョとのポジションチェンジ頻繁に行っていて、これはバルセロナ復活するかもしれないぞ。そんな期待を抱かせる試合であった。
posted by josepgualdiola |16:20 |
バルセロナ/06~07 |
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Re:バルサ対ビルバオ ~エトーの復活~
今回の試合ではつくづくエトーこそが必要なピースだと思い知らされましたね。キーワードは縦へのスピードと思います。グジョンセンにはそれがないですし・・・ロニーとの相性も抜群です。
今度こそ復活で上昇すると信じたいです。
posted by T33 | 2007-02-26 17:43
Re:バルサ対ビルバオ ~エトーの復活~
久しぶりに強いバルサを見ました
しかし、それでもアンフィールドで2-0は厳しいでしょう
リヴァプールのプレスはビルバオの比じゃありませんし
posted by ななし | 2007-02-26 23:21
Re:バルサ対ビルバオ ~エトーの復活~
(リバプール戦)早い段階で1点取れば分からないよ。バルサは1点失ってもとにかく2点取ればいいだけなんだから。エトーが90分出場できるコンディションに戻り、精神的にもリフレッシュできれば、攻撃にゆとりを持つバルサが戻ってくる。なんにしても今シーズン1番の試合になることは間違いない。
posted by エイ | 2007-02-26 23:50
Re:バルサ対ビルバオ ~エトーの復活~
コメントありがとうございます。
>>T33さん
まさかここまで好影響になるとは思いませんでした。メッシの復帰は単純にメッシが帰ってきただけでしたが、エトーの復帰はエトーが帰ってきた以上のものがありますね。
>>ななしさん
リヴァプールの試合はかなり見てます。たまにやらかすので、それで試合が面白くなればいいなって思います。でも、見られないので、あまり関係ないのですが。。。。。
posted by josepgualdiola | 2007-02-26 23:55
Re:バルサ対ビルバオ ~エトーの復活~
>>エイさん
リバポがホームでどのような戦術でくるかで決まるでしょうね。ホームの色気が出たらやばいかと思います。出ないと思いますが。。
なんにせよ、一番何かが起こりそうなカードですね。どちらのチームも安定感よりも爆発力がありますから。
posted by josepgualdiola | 2007-02-26 23:58
Re:バルサ対ビルバオ ~エトーの復活~
>>ななしさん
確かにアンフィールドは厳しいですが、アーセナルに6点取られることもあるチームなのでわからないですよ。
それにバルサに絶対2点は取られないなんて言えるチームは存在しないと思います。
とにもかくにもエトーを万全の調子で出して欲しいですね
posted by T33 | 2007-02-27 10:17
Re:バルサ対ビルバオ ~エトーの復活~
エトー=勝利
ベニテスさんがまたあたらしい戦術を考え出さなければいいんですけどね
posted by barca's fun | 2007-03-03 00:04


