2007年01月26日

どうなってしまうのかチェルシー ~リバプール戦~

 予想されたよりも、テリーの怪我は重症のようです。なんだかんだ復帰の時期は未定です。イスラエルの壁、ベンハイム獲得のニュースもありましたが、結局流れたようです。チェルシーらしくないな。この試合はマケレレは累積、カルバーリョは発熱のため不在。代わりにミケル、センターバックはエッシェン、フェレイラで臨む。本職のセンターバックが誰もいない。。。しかしツェフ復活!!

 リバプールはアウレリオを後ろで使ってきました。リーセ、アウレリオは結構いい関係を保てます。またCFにクラウチ、カイト。ベラミーでなく、クラウチを使ってきたのは空中戦を制圧するためでしょう。エッシェン、フェレイラはベラミーよりも、クラウチのほうがやりづらいでしょう。このあたりがベニテスの巧いところ。

 ■チェルシーは何がいけなかったか

 この試合のウイングはロッペン、カルーであった。チェルシーのウイングはサイドの守備をするという役割がある。しかし、この2人はその役割を放棄してしていた。特にロッペンがかなりひどかった。ランパードが身振り手振りでプレスに行け!と指示しているのに完璧にシカト。仕方なく、ランパードが自分のゾーンを離れてプレスに行く。すると、当然バランスが崩れる。そのランパードが抜けたポジションにミケルが入り、またそこに誰かが入ってくるようなメカニズムは残念ながらない。そうなると、チェルシー陣内にスペースが生まれる。

 リバプールはそのスペースを巧く活かし、ゴール前にボールを放り込む。カイト、クラウチがスタメンなので、高さの面で圧倒的に優位に立っている。ゴール前にボールを放り込めば何かが起きる、その可能性がいつもより高い。つまり、チェルシーは簡単に相手にボールを放り込ませてはいけない。そのためには前線からプレスに行くしかない。誰1人としてサボるわけにはいかなかった。CBに人がいないのだから、いつも以上に周りが気を張らないといけない。

 それなのにこの両ウイングはサボった。そのせいで、がんがんボールを放り込まれ、あっさりと2点取られてしまう。モウリーニョらしくないミスだなと思う。それとも、選手によっては、チームに対する気持ちが下がってきているのだろうか。ロッペンは何もしないまま怪我をしてSWPに交代。

 ■2得点後の膠着状態

 2得点後、リバプールはプレスの位置を下げ、リスクを犯さないようにしてきた。しかし、不幸なことにシャビアロンソが怪我の治療のため、ピッチから離れることになってしまう。つまり、10人で戦うことになったのである。多分20分くらいは離れていたような気がする。

 チェルシーにとってはビックチャンスである。前線からのプレスに苦しみ、何も出来なかった状態から抜け出し、自由にボールを持つことが出来るようになった。

 ただそれでもこの日のチェルシーは何も出来なかった。まず、ウイングにボールが収まらない。後ろからくるプレッシャーに負け、ファーストタッチの質が悪くなり、そこを奪われる。これの繰り返しであった。前でボールが収まらないので、サイドバックはまったく攻撃に参加できず、バラック、ランパードも攻撃を組み立てられずにいた。せめて、多少でもキープできれば、右サイドでボールをためて、一気にサイドチェンジ!という攻撃ができた。

 この時点で、サイド攻撃はほとんど封じられてしまった。ボールがおさまらないので、ランパード、バラックもなかなか前に飛び出せない。ドログバにポストプレイさせればいいじゃないか!という考えもあるだろう。しかし、中央のプレスはきつく、ランパード、バラックとも単純にドログバに当てることができなかった。比較的サイドはプレスがゆるいので、クサビのボールを入れることが出来る。ドログバがサイドに来たら面白かったのにな。

 こうなると、チェルシーの選択肢はセットプレイとドログバへの放り込みしかない。セットプレイのチャンスを得るといっても、前でドリブルで仕掛けることも出来ないので、望み薄。ドログバに放り込むしかない。しかし、そのドログバにはキャラガーが密着マーク。そして最後までキャラガーの集中力は切れなかった。ワントップに放り込むだけだから、リバプールは守りやすかっただろう。シェフチェンコがいれば、状況は変わったのかもね。

 ■淡々とすぎた後半戦

 後半になると、リバプールのカウンターが多少機能し始める。あくまで多少。あまりカウンター得意じゃないのかな。ほとんど自らの凡ミスかミケルにつぶされていた。ミケルはゴール前で、ボールウォッチャーになる癖がある。クロスをあげる選手ばかり見てしまい、自分のマークを外してしまうのだ。それ以外、特に中盤の守備はかなりいいと思う。将来はマケレレの後継者になれるかもね。ただ、まだ味方から信頼されていないのか、攻撃の場面で、ボールが回ってこないことがあった。

 また、クラウチが空中戦でエッシェンにやられる場面が目立ち始める。前半に関して、チェルシーDFは、相手との距離を開けすぎていたが、後半はしっかり寄せていた。またSWPは、献身的に守備をするようになった。

 前半に比べると、守備はこのように改善されたが、攻撃は改善されなかった。チャンスらしいチャンスもなく、試合はこのまま終わる。

 ■リバプールの固い守備

 リバプール守備陣の最も良かったところは、相手との距離感である。前線からの守備が効いていたので、ボールの向かうところがわかりやすかったことも距離感を縮めることができた要因だろう。対して、前線からの守備が機能していなかったチェルシーのDF陣は距離を縮め切れなかった。

 自分のマークにボールが入ったら、きつく後ろから当たりプレッシャーをかける。前は絶対向かせない。そこを中盤の選手と挟み込むか、自分でそのまま奪う。空中戦でも必ず相手に寄せ、相手に自由を与えなかった。このような基本を90分続けられることが何よりも凄い。これくらい安定感があれば、もっと上の順位にいるのだろうな。

 ■独り言

 チェルシーはロッペンが怪我をした模様。これで攻撃陣も守備陣も怪我人多発でどうしようもないですね。ワールドカップでもかなり守備をしていたので、バラックに守備をやらせたら良いと思うのだが。マケレレと組ませたらかなり守備が安定しそう。ランパードを攻撃に専念させて、エッシェンをウイングで使おう。かなり邪道だけど、こうなったら邪道に走るしかない。

 ちなみにツェフはかなり止めまくっていた。

posted by josepgualdiola |20:18 | プレミアリーグ/06~07 | コメント(5) | トラックバック(0)
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Re:どうなってしまうのかチェルシー ~リバプール戦~

こんばんは

チェルシーは、ふんばりどころですね、パウロ・フェレイラ(多分、昨シーズンプレミアで一番安定していた右サイドバック)にセンターをやらせるのはかわいそうでした、そんな中、モウリーニョは、「選手達は、気持ちでは負けていない、よくやっている」と何とか鼓舞しようとしています。ただチェフの復帰は、大きいですね、あのレディング戦での、モウリーニョに「人間の頭は、ボールじゃない」と激怒させた、激しいタックルで頭蓋骨骨折から、脅威の回復力を見せ、確かに、試合では好セーブを連発していたので、もう接触プレーへの恐怖は、ほとんどないでしょうね、後は、世界最高のDFで、精神的支柱のテリーが戻ってくるのを待つばかりですね。

posted by mussan | 2007-01-26 23:06

Re:どうなってしまうのかチェルシー ~リバプール戦~

そうですね。テリーが抜けてるのが痛いですね、テリーの抜けてからの失点が多いのがテリー不在の大きさを物語っていますね。彼には早く戻ってきて欲しい。

posted by T | 2007-01-27 02:51

Re:どうなってしまうのかチェルシー ~リバプール戦~

チェルシーはカルバーリョが高熱で欠場したのが痛かったですね。テリーは復帰するみたいなので
守備は安定してくると思いますけどね。ロッベンとJコールは怪我ばかりして、役に立ちませんね。ベンサハールでも使うのでしょうかね?

posted by joy | 2007-01-27 08:31

Re:どうなってしまうのかチェルシー ~リバプール戦~

おはようございます。

>>mussanさん
ツェフの復活は早かったですね。まさに驚異的。しかも普通にプレーしていて、かなりびびりました。

>>Tさん
テリーが必要不可欠だということが明らかになりましたね。怪我をするまでは、ここまででかい存在だと思っていませんでした。

>>joyさん
結局テリーは復活するのでしょうか、いろいろな情報が飛び交っていて、ようわかりまぜん。

posted by josepgualdiola | 2007-01-27 09:38

Re:どうなってしまうのかチェルシー ~リバプール戦~

テリーはチェルシーのキャプテンだしな。リバプールは、バルサを倒す可能性がありますね。

posted by ホーイ | 2007-01-27 18:02

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