2007年01月21日

ビジャレアル対セビリア ~怪我人続出の中で~

 リケルメがいなくなりそうなビジャレアル。今シーズンはかなり不調である。ゴンサロ・ロドリゲス、ピレスが開幕時に怪我をし、今はニハトまでいなくなってしまった。新戦力、昨年の主力が次々に離脱してしまい、かなりついていない。そんな中、リケルメもこれといった結果を残せず、さらに監督と衝突。大丈夫だろうか。個人的にはカニ、ピレスを取ってソリンを放出したのがすべての誤りだと思っている。

 セビリアもかなりやばい。前半戦の勢いが嘘のように、低調な試合内容を続けている。このあたりで立て直さないと優勝は夢のまた夢。

 ■開き直ったかビジャレアル

 ビジャレアルはとにかく走った。セナとホシコのピボーテは相手の攻撃をつぶし、マルコスは果敢に左サイドを駆け上がった。フォルランは積極的に相手の裏へ飛び出し、マティアス・フェルナンデス、カニは攻撃にアクセントを加える。リケルメがいないぶん、それを全員で補おうという意思が強く感じられた。それは戦う意思ともいえる。

 戦う意思を見せたビジャレアルに対して、これ以上勝ち点を落とすわけに行かないセビリアも激しいプレスを見せる。ボールが落ち着かないまま前半は過ぎていった。

 ビジャレアルの攻撃パターンにはマルコスがサイドバックの裏をつく、フォルランが相手の裏を取るという速攻の形がある。それに比べて、セビリアはあまり速攻を得意としない。徐々にボールを持てる位置を上げていくのが得意の形だ。

 つまり、中盤の潰しあいのなかでチャンスを得られやすいのはビジャレアル。セナ→フォルランのホットラインから何度もチャンスを作っていた。

 セビリアはカヌーテが中盤に下がってクサビのボールをもらおうとしていたが、つぶされていた。よって、ボールを前線におさめることが出来ず、攻撃は機能していなかった。

 ルイス・ファビアーノ欠場の穴は結構でかいのかもしれない。サラゴサ戦でのルイスファビアーノはかなり強引な突破を見せていた。周りと連動していたかはかなり疑問だが、彼の存在によって、相手のDFラインは徐々に下がっていたのは事実だ。DFラインが下がることによって、中盤にスペースができ、サイド攻撃が活きる。カヌーテはルイスファビアーノに比べて綺麗にプレーしすぎる。それが両者の違いだろうな。

 ■控えに誰もいないことの寂しさ

 前半を0-0で終えた両者。後半になると、カヌーテの頭めがけてロングボールをセビリアは多用し始める。また、ビジャレアルのペースが少し落ちてきたのを見逃さず、優位にポゼッションをするが最後の一手が足りない。

 ビジャレアルはセナの位置を抑えられてしまう場面が目立ち、個人の強引な突破に活路を見出せすしかなくなってしまった。

 両チームに共通することは流れを変えられる選手が控えにいないこと。結局なにもできないまま試合は0-0で終わる。ルイスファビアーノがいれば、スーパーサブとしてチェバントンを使うことが出来る。それができないことが、一番の痛手なんだと思う。

 ■独り言

 この試合は特に何も起きなかった、ということが起こっていたので書くことが特にない。マティアスフェルナンデスはボール捌きが非常に巧い。ただ味方との連携がまだまだである。カニもまだまだなじんでいない。マルコスがソリンのプレーとだいぶかぶった。ただ、この試合でリケルメなしでもそれなりのサッカーが出来ることを示してくれた。これは収穫である。

 セビリアはアドリアーノが負傷退場。ヘススナバスも怪我しているので、かなりやばいかも。中堅クラブにありがちな怪我人多発で順位を落としていく可能性がある。また、ビジャレアルもしっかりと守備からはいってきた。かなり警戒されるチームになったので、ここからが腕の見せ所である。

posted by josepgualdiola |20:46 | リーガエスパニョーラ/06~07 | コメント(0) | トラックバック(0)
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