2008年07月22日
唐突に行われるJ2シリーズです。何気に1位と2位の首位攻防戦。ただし、広島とセレッソの勝ち点差は13もある。つまり、独走態勢。まだまだ先は長いが、セレッソと広島が戻ってきたら、楽しくなりそうな予感である。
セレッソは中盤が面白い。アレー、青山、香川、濱田、乾で構成されている。トップには長身の小松。ジェルマーノはどうした。そうして元祖森島や古橋は怪我でしょうか。ちなみに、古橋はベンチにいた。
広島のスタメンは、佐藤、盛田、和幸、槙野、服部、浩司、青敏、李、柏木、くわだ、寿人となっております。久保が控えにいる。
■長所対短所にしようぜ
セレッソのシステムは4-2-3-1。両翼に香川、乾を配置している。SHが中央に進出して、SBが空いたスペースに飛び出して攻撃を構築するスタイルのようだった。守備の特徴はゾーン。濱田たちが綺麗に3人でラインを形成している場面をたびたび目撃。
広島のシステムは3-4-2-1。特徴的なのはWBの役割。李と服部。2人とも自分の武器を持っていそうだが、攻撃面では目立った活躍はしていなかった。正確に言うと、地味に活躍はしていた。一般的な3バックシステムはWBが攻撃的な選手だったりすることが多い。少なくはないと思う。広島は攻撃的な選手を配置しているのに、違う攻め方をしていた。
WBはサイドに開いてポジションを取る。すると、相手の3枚で構成されている中盤のゾーンの隙間は限りなく空いてしまう。つまり、選手間の距離が開いてしまい、バイタルにボール入れ放題状態である。4-1-4-1でも、前の4が自分の後ろのゾーンに相手がいるかいないかを敏感に察知していないと、こういう状態になる。4-1と4-1が分断されてしまうのね。
そんな隙間を広島の3バックが積極的にドリブルで駆け上がったり、柏木たちがボールを受けたりとセレッソを巧く攻略していた。セレッソは3人の距離感を縮めたり、小松を深追いさせないようにして対応を試みるが、だったらサイドを使えばいい広島。セレッソは結局引きこもりを余儀なくされてしまう。
セレッソはロングボールよりも、ボールを丹念に繋ぐ攻撃を得意としているようで。低い位置でボールを取り返してもあまり怖くはない。しかも、広島のシステム上の泣き所でもある、SBの役割が微妙だった。広島のシステムでは、どうしても相手のSBへの対応が後手後手になる。しかし、セレッソの攻撃は中央突破がメインのようで、あまりサイドにボールが行かなかった。サイドにボールが行ったとしても、WBが待ち構えているし、広島の場合、柏木たちがヘルプに来るので、サイドで数的不利にはならない設計図。
セレッソの側からすると、SBが低い位置で起点となって、もう少しボールを繋ぐべきだったのだろう。めちゃくちゃ暑そうだったので、ボールを回して相手の体力を奪う作戦でも良かったのではないだろうか。セレッソのSBは攻撃センスがないようには見えなかったので、もっと落ち着いたゲーム運びを今後は期待。というか、中央を固める広島相手に中央突破を狙うセレッソの気持ちが分からない。
これではセレッソは勝てるわけないと思っていたら、小松の突破からPKを奪う。しかし、アレーが外す。これで広島にエンジンがかかる。PKを外して一気に流れが相手に行ってしまうケースである。
で、広島が決定機を量産。ボールのないところの動きの神、寿人をまったく捕まえきれないでいた。テレビ曰く、セレッソの青山がマークの確認をクルピ監督に相談しに行ったほど捕まえ切れていなかった。ま、ちょっとひどかった。しかし、セレッソのGKのファインセーブ・ポストバーに阻まれて前半が終了。広島の全員攻撃の前にセレッソはどうする。それにしても、槙野ががんがん攻撃参加していた。
■後半がスタート。交代はなし。
セレッソがまさかの先制点。きっかけは柳沢のオーバーラップ。カウンター発動気味であったことから、柳沢はフリーで攻撃参加することができた。前線で小松にボールを送る→小松がスーパーなシュートを決める。ようするに、デカモリシは小松との競争に敗れたんだなって。
さあ広島。すぐに取り返すあたりがさすが。柏木たちが前線に飛び出して、空いたスペースに寿人が降りてくる。一瞬の隙間。振り向きざまに寿人は左足を降りぬいてゴール。さすがの山本もあのシュートは取れないって。
ここで、広島のいわゆるワントップ・ツーシャドウに注目。カタカタにすると、妙にダサい。一般的なこの形はFWがボールをキープして、2列目が飛び出す形が有名。しかし、広島のそれはだいぶ特殊である。まず、寿人は裏に抜け出すのが非常に巧い。本当に巧い。DFラインからボールを引き出したり、柏木がスルーパスを出したりと反応しまくり。周りに誰もいないことから、自由に駆け引きがきるのだろう。相棒に気を使わないほうが、寿人はやりやすいのかもしれない。
サイド攻撃はどうすんのって話。そこも、スペースをわざと空けているように見えた。柏木たちが飛び出す形、寿人がサイドに逃げる形を重視しているようで。そこにWBがフォローしに行けば、数的不利にならないし。そんなわけで、広島のサッカーには注目していけたらなって。
問題の逆転ゴール。きっかけが香川のミスというのが興味深い。香川のミス→柏木にボールが渡る。ハーフラインからドリブルを開始。3人交わして、最後は落ちるシュートでフィニッシュ。反町はどんな気分だ。柏木はまだ90分戦えるコンディションにないようだけど、そのパフォーマンスは圧巻だった。並みの選手のスタミナは十分に取り戻していると思う。柏木基準では足りないだろうが。
古橋などを投入するが、最後まで巧くいかなかったセレッソ。乾、濱田、香川の中盤はまだ機能するには時間がかかりそうな雰囲気である。サイドで起点となれれば面白くなりそうだねって。
■独り言
香川がテレビに写ることが多かった。それだけ、注目度が増しているのだろう。そんなことよりも、柏木と寿人はフル代表に近いうちに呼んであげて欲しいな岡田監督。
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2008年07月21日
埼玉スタジアムに行ってきました。チャリです。帰りはチャリでレースをしているような感覚にいつも襲われます。久々の埼スタは、いい雰囲気でした。特に芝生でまったりしている人を眺めていると、なんだか癒される気分です。
■なすがまま
浦和のシステムは3-4-3。ただし、前線の3枚のポジションは固定されていなかった。まさかの自由スタイルかもしれない。エジミウソンは比較的サイドにいることが多かった。高原と達也は中央にいたがっているように見えたと。ちなみに、サイドのエジミウソンは全然怖くなかった。だって抜けないんだもん。それに比べて、ジュニーニョはすさまじかった。
序盤は浦和がペースを掴んだ。3トップが前線から組織的な守備を行うことで、混乱気味の川崎。浦和が前線から組織的な守備をするなんて驚きである。トップ下にFW2枚よりは、守備の役割分担がはっきりするのかもしれない。ただし、ポンテを前に出して、スリートップ気味に守ればなんてことない話なんだけれど。
川崎の攻撃を機能不全に追い込んだ浦和。積極的にゴール前にボールを集める。特に田中マルクスは非常に効いていた。浦和のボランチは啓太と山田。ゲームを作れるわけがない。よって、2人が縦に抜けてできるスペースに、田中マルクスが飛び出してゲームメイクをする時間が目立った。
で、浦和のペース。川崎は攻撃が混乱したことと、守備もかなり混乱気味であった。その原因は新外国人。ジュニオール。まったく守備をしていなくて笑った。しかも、相手のチェックがあるときは、試合から消えていて、コンディションが悪いのかと管理人を心配させていた。中村が前に出てチェックする場面が、前節では非常に目立っていたけど、この試合では前に出たくても出られない中村を目撃。
そして生まれた高原のゴール。井川の判断ミスもささやかれると思うが、いたって論理的なゴールであった。高原のゴールで会場は異様な雰囲気となる。やっぱり期待されてるんだなって。ただ、ちょっと早すぎる先制点だったかもしれない。
7分に先制点後も、浦和が流れを掴んだままだったが、だんだん流れが怪しくなって生きている。まず、田中マルクスが中盤に顔を出さなくなったこと。これで、攻撃の流れが悪くなってしまった。次に前線の3枚がボールホルダーにプレスをかけられなくなる。ばてたか。しかし、それなりにソーンやパスコースを埋めているつもりだったろう。しかし、中村がゾーンを突き崩す動きを見せる。
中村の対面は山田。2人が並んでいることが多かったので、マッチアップが多くなるのかと思ったが、中村の自由さに山田はついていけていなかった。中村はDFラインに入ったり、サイドに流れたりして、各所で数的有利を作って川崎に流れを引き寄せていった。得意のパスでゲームを作るよりは、ポジショニングでチームに流れを引き寄せる。恐るべしである。
そしてジュニオールが徐々に存在感を増していく。あれ、俺のマークはどこ行った??状態のジュニオール。自由であることに気づいてからのジュニオールは嫌らしいプレーを連発していた。相手のことを考えたメッセージつきのパスが巧い。よって、流れが完全に川崎に行ってしまう。
そこからは防戦一方であった。都築がファインセーブでチームを救えば、田中マルクスは体をはって相手の攻撃を防ぎ、気合の入っていた坪井は持ち前のスピードで相手のシュートに体を投げ出していた。こんな守りの時間が多くても、相手の喉元に刃を突きつけられれば、守りも気合が入るんだけど、エジミウソン、高原では期待するだけ無駄であった。
ちなみに、高原とエジミウソン、やっぱり相手を背負ってボールを受けるのが好きなんだなって。しかし、フォローがない。フォローがないだけでなくて、相手のプレッシャーに耐え切れない。つまり、本人にも問題があるし、周りにも問題がある悪循環。何度もボールを失ってジュニーニョのスピードに翻弄されていた。カウンター返しの連続である。
で、コーナーキック崩れで浦和が失点してしまう。ボールも良かったけれど、伊藤のポジショニング、ヘディングは素直にすばらしかった。こちらも、論理的な得点だったと思う。で、その後も川崎が猛攻を仕掛けるものの、持ち前の立てる力を発揮して前半が終了。
他に気になったことといえば、田中マルクスと啓太が恐ろしいパスミスをしたこと。しかも連続で。あれはいったいなんだったのだろう。
後半は浦和が猛攻を見せる。ちょっとびっくりした。原因を考えてみると、まったく前半と同じだった。田中が中盤で頑張って、前線はしっかりと相手を抑える。それにしても、中盤を作れる人がいないぞ浦和。
で、問題の場面。ちなみに、自分もハンドに見えたけど、恐ろしいのはジュニーニョのクロス。あの一瞬の個の強さが浦和にはない。相馬、平川は何をしているんだと。磐田の村井なんか1人でも相手を圧倒しているぞと。つまり、そろそろこの2人に固執する必要はないような。
で、その後は田中君の自滅、そしてまたもやジュニーニョに圧倒される。テセがボールを持ちすぎて助かったと思いきや、こぼれ球にジュニーニョ。本当に凄いなジュニーニョ。
その後はトゥーリオは上がりっぱなし。代わりに山田がDFラインに入っていた。そして、後半の浦和は永井が登場。なぜか達也と交代で入ってきた。誰もがエジミウソンと交代だろうと考えていたはず。コンディションでも悪いのか。
永井。ストライカーでドリブラー。でも、浦和ではゲームを作っていた。悲しくなる現実である。永井が低い位置からゲームを作る姿は何か切なかったぞ。しかも、サイドにボールを渡しても平川は一度もチャレンジしなかったような。永井がゲームメイクをしている段階ですでに重症だが、3-5-2でサイドアタックが不可能という現実が恐ろしく痛い。
残り15分くらいで梅崎が登場。積極的なミドルでスナイデルを彷彿とさせた。そんな梅崎の頑張りがむなしい。前半から出番を与えてやれと。そしてセルヒオが登場。ただし、何をしにきたのかよくわからなかった。采配の謎。
で、試合終了。3-1になった時点で、会場はあきらめムードであった。残念ながら。ちなみに、大ブーイングで迎えらるのかなと思っていたが、意外に拍手も多かった。
■独り言
中村とジュニーニョがやっぱり半端じゃない。浦和にはせめて中村対策ぐらいはして欲しかったぞ。ジュニーニョは本当に帰化するんでしょうか。帰化しちゃったら、余裕で代表当確なんだろうなって。
浦和は坪井がかなり良かった。ただし、今日のできでかなり良かったと評価されてしまうくらいに、最近は落ち込んだパフォーマンスだった現実が付きまとっている。もっと頑張ってちょ。そして梅崎と永井と達也を前半から使えって。そして、新しい山田君が見たいぞ。
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21:49
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2008年07月18日
川崎。関塚監督がいなくなってからか、フッキ爆弾のせいか、どうも調子が悪い川崎。本当は優勝争い狙えそうなんだけど、やっぱり監督交代の影響がでかいのだろうか。それとも、ピークを過ぎたか。
川崎のスタメンは、川島、伊藤、横山、井川、谷口、中村、山岸、村上、大橋、ジュニーニョ、我那覇。DFライン以外は不動のスタメンに戻ったようである。
清水。前節は神戸に完璧に守りきられちゃったわけだけど、無事に攻撃面での修正ができるか。スタメンの変更は藤本→兵働。兵働のほうがゲームを作れるので、理にかなったといえば、理にかなっている。そして市川が復帰。青直は累積のため、出場停止。
■ゲームプランを壊す先制点
川崎。サイド攻撃も中央突破もやるよってのが、川崎の持ち味なんだろうと勝手に思っている。いわゆる先入観。両サイドが高い位置で起点となって、中央では我那覇を中心にボールをキープするんだろうなって。しかし、清水の守備網の前に中央ではなかなか起点ができなかった。
3-5-2対4-4-2。数的不利をどのように解決するかは非常に興味深い。清水は4-3をかなり下がり目で守備ブロックを形成。30分以降は枝村を中盤のブロックに組み入れて、4-4で守っているように見えた。まずは中央を固める。バイタルエリアを固めて、DFとMFの間のスペースを消しまくる。バイタルエリアを消し去ることができれば、川崎の攻撃はサイドに片寄るしかない。サイドの守備は、マルコスパウロ、兵働と両SBが連携して遂行。数的不利にならないことに苦心していた。
ただし、枝村のポジショニングは気になった。川崎対策として誰もが思いつくのが、中村を徹底的に潰すことだと思う。実際に中村の見事なパスで、清水はせっかく相手を追い込んでもそれを帳消しにされてしまっていた。だったら中村にマンツーマンでもつければいいんだけど、枝村はそんなことをしていなかった。
だから、簡単に中村に前を向かれてしまう。一応、自分のゾーンは埋めていたと思うけれど、もう少し相手に合わせてもいいかと。それは清水のFWの同じで、3バックにプレスに行かないならば、どちらかが、中村をつぶしに行ってもいいような。ただ、清水の狙いとして、深い位置で前を向かれても問題ないと考えていたのかもしれない。
そんな清水の分厚い守りの前に、川崎は苦戦。25分頃からFWがサイドに流れて勝負をする場面が増え始めた。つまり、中央は相手がたくさんいるので、やっぱりサイドから攻めようぜって流れである。しかし、意思統一と連携がまだ不十分なようで、ジュニーニョと我那覇が流れても、あんまり効果的ではなかった。この場所にCBや大橋が流れてくれば、末恐ろしくなる。恐らくハーフタイムに意思統一がされるだろう。つまり、後半に期待。
川崎の守り方はちょっと面白かった。FWはあんまり守備をしない。そのせいもあって、清水にDFラインから攻撃を組み立てられて、矢島にスーパーなゴールを決められてしまう。15分の早すぎる先制点。神戸戦のように、清水はボールを持てるチームではあるので、DFラインが自由ならば、うまく時間を潰せば良いのに、自信喪失スパイラルからか、引きこもって守備を行っていた。
もともと、アウェーということもあって、守備的な戦い方をしてはいたけれども。清水は基本的にカウンターがメインとなる。で、やっぱりカウンターは巧い。切れ味が鋭い。しかし、攻撃に枚数がいかんせん足りない。それでも決めてくれるほど矢島と岡崎はスーパーではないので、なんとも難しいところである。
で、川崎の数的不利の脱し方。中村が大橋と並んでプレス。3-3-2みたいな。5-1-2のほうがわかりやすいか。つまり、大分と一緒。ただし、基本的に川崎がボールを保持していたので、こんな場面は非常に少なかった。
まとめると、先制するまでの清水は非常に良い流れだった。川崎のポゼッションに苦しんでいたが、後ろで守備ブロックをうまく作って攻撃を仕掛けていた。そして先制。しかし、先制点によって攻撃意欲が減退。中村、大橋、谷口のポジションチェンジによるポゼッションを奪うのは難しいと判断したのか、完全に引きこもることになる。しかし、この引きこもりで相手に決定期を与えずに凌ぎきったのはさすが。ただし、後半の川崎はサイドを容赦なく攻略してくるので、その対策がハーフタイムに求められる。はせけんの手腕にかかっている。
■流れを変える方法
岡崎が喘息→原の投入。アウレリオはもう駄目かもしれんね。出番なし。川崎がサイドから猛攻を見せると思っていたが、まったく仕掛けてこない川崎。面食らった管理人。清水のカウンターが冴え渡る後半の始まり。
しかし、55分に川崎が動いた。システムを4-4-2に変更。村上を左SBに、井川を右SBにして、サイドの人数を増やしてきた。SBが高い位置に張り出すことで、清水のマークは徐々に混乱し始める。さらに、ジュニーニョが左サイドからチャンスメイクしそうな雰囲気をかもし出している。
65分に大橋→田坂。中村にもっと攻撃してもらおう作戦ではないようで。大橋は決して悪くはなかったように思える。田坂は右サイドを意識的に使おうと心がけているように見えた。相手のギャップでボールを受けるのが巧い。徐々に押し込まれる清水。70分に兵働→本拓。守備固めなんだろうけど、問題はどの場所の守備を固めるか。ボランチを増やしてカバーリングの意識を高めるのは間違ってないけれど。
交代直後に、清水がまたもカウンターでチャンスを掴むものの、矢島のシュートが枠に飛ばない。相手に脅威を与えていたと思うが、決定力があれば和製ボクシッチの誕生。
73分に村上→黒津。懐かしの黒津。システムを4-3-3に変更。中村がアンカーである。山岸は左SBに入った。この交代直後、コーナーキック崩れから、ジュニーニョが左サイドからクロス→ニアで潰れてこぼれ球を谷口で同点。さすがである。
同点になったことで、攻撃に出るのか、引き分けでOKなのかの判断が求められる清水。80分に矢島→藤本。矢島が坐骨神経痛らしいので、しょうがない交代か。でも、ここで藤本かと。左サイドに藤本を入れて何が変るんだろうか。
85分に我那覇→都倉。長身らしい。いきなりのパワープレーでチャンスを演出。ジュニーニョ→黒津のヘッドはゴールラインギリギリでクリアされてしまった。左サイドのジュニーニョに復帰したばかりの市川では荷が重い。
89分。川崎のプレスの前に清水のDFはわけ分からない対応。誰かがボールを上に蹴り上げて、その対応を市川が誤る。ジュニーニョに掻っ攫われて、山岸のフリーランニング。サイドをえぐって折り返すと、西部がなんとかはじくが、こぼれ球を谷口で逆転。またまた谷口。そして試合終了。川崎サポにとって最高の試合だったのではないだろうか。スペクタクルという意味で。
■独り言
ジュニーニョの左WGがかなりえげつない。最後まで走りきった山岸の柔軟性に川崎はだいぶ助けられていると思う。また、都倉、黒津、田坂が完璧に機能したのが最強である。特に黒津はどこかでスタメンで頑張って欲しい。調子は徐々に上がっているのではないかと。強いて言うならば、右サイドの強烈なアタッカーがいれば面白いけど、誰だ。また、しょっちゅうシステムをかえる姿はあまり日本では見られないので、なんだか楽しかった。
清水はカウンターで勝負を決め切れなかったのが痛い。最後は防戦一方だったが、実は決定機は多かったのではないかと。外国人FWが外れだと、ここまで苦しむチームを見るのも、なんだか複雑である。ただ、川崎も猛攻に対して、もう少し何かできたのではないかと思う。1点目はセットプレー崩れだから、まああきらめもつくが、2点目が本当にひどすぎた。どのようにボールを動かすか明確でない攻撃の結果、後ろに理不尽な負担がかかり、自滅。やばいぞ。
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2008年07月17日
神戸。自分が見始めた時期から妙に調子の良い神戸。地味に連勝中である。堅固な守備と論理的なサッカーで負けそうな気配がない。綱渡りの試合を物にする力もありそうな予感である。そして、松橋兄は何をしているのか。
マリノス。たまに降格争いに顔を出すイメージのあるマリノス。今季は助っ人外国人が外れでもしたのか。良い若手を獲得するイメージがあるが、まともに大成した選手がいない先入観。松田・上野くらいか。新監督になってスタメンががらりと変ったので記しておく。
マリノスのスタメンは、秋元、小宮山、松田、中澤、山瀬弟、河合、兵藤、水沼、ロペス、山瀬、ロニー。表記は3-4-3となっている。ハユマを外すなんて勇気があるな。
■選手構成と試合設計。
マリノスはガチで3-4-3であった。GKは秋元。87年生まれのマリノス生え抜き。マリノスのCBは背が高いので、背が低く見えた。一応181はある。非常に思い切りの良い飛び出しを見せる選手で、決断力と判断力も実はすばらしい。問題はボールをキャッチするか、遠くにはじき出すかの判断。何とかしてキャッチしてやるという勇気は買いだが、その勇気が危険を招いたのも事実で。でも、すばらしいキーパーになりそうな予感。
CBは左から小宮山、中澤、松田。栗原はどうしたのだろう。田中祐介にしても、小宮山にしても、SBなのかCBなのか色々なポジションで使われて大変だなって。3人のCBのできは悪くなかった。勝手知ったる3バック。DFラインのボール回しがワイドオープンにできていた。そのため、WBは普通の3-4-3よりも高い位置に張り付くことができた。ようは5バックになっていなかったって当たり前の話か。
ボランチ。河合と兵藤。懐かしの兵藤。そしてスタメンに定着したのが本当に凄いな河合。出番をもらえるかどうかって本当に大事なことだなって、河合を見ていると思う。狩野とか乾はどうなるか。河合が守って兵藤がゲームを作るイメージか。でも、兵藤はDFラインから積極的にボールを引き出す素振りがない。能力があったと仮定しても、ボール触りたがり出なければ、ボランチではきつい。
WB。水沼と山瀬弟。この2人の役割がまるで謎であった。サイドで完全に孤立。水沼は得意のクロスで違いを見せていたが、山瀬弟は何をしていたのかも不明。ちなみに、新監督に抜擢された2人は後半に交代している。ここで仮定してみよう。3-4-3の神様ことビエルサの戦術をほんの少しだけ思い出そう。
ビエルサの3-4-3の特徴として、サイドに3人の選手が並ぶことがある。どんなシステムであろうと、サイドに3人集め続けるチームはあまりない。嘘だ。ほとんどない。サイドに縦関係で3人集めると、相手は結構混乱する。ゾーン配分をぐちゃぐちゃにして対応するしかないし、サイドに人を集めすぎたらサイドチェンジでゲームオーバー。
マリノスは3バックのボール回しはできていた。完璧。神戸のFWは中央に絞り気味で相手の中盤へのパスコースを切る役割もあるので、あまりサイドまで守備を行う状況は好ましくない。カウンターに備えて体力を温存する必要もあるし。神戸の守り方として、相手のSBはSHがつく決まりごとがある。
でも、今日の相手は3バック。しかもワイドーオープン。小宮山が左サイドでボールを持っているときに、神戸のSHが明らかに迷っていた。SHが小宮山に行けば、相手のWBには誰がつく??SBがつくしかない。そうなれば、SBが本来埋めるべきスペースは誰が埋める??CBが埋めるのか??相手は中央に山瀬、ロペス、ロニーがいるんだぜって。
このサイドのスペースに飛び出す選手がいれば、3-4-3の完成。でも、誰も飛び出さないマリノス。よって試合終了である。中央で大渋滞を起こしたチームが堅固な守備で有名な神戸を敗れるわけないって。
兵藤や山瀬がそういうプレーができればいいんだけど、そんな気配はなかった。前を向いてなんぼの山瀬兄。しかし、ボール触りたがりのロペスとプレーエリアがもろにかぶっていた。そんなロペスに気を使ってか、終始消え気味の山瀬兄。そしてロペスはロペスで山瀬兄が消えていることを忘れさせるほどのプレーができない。あんまり周りを使うタイプの選手でもないようで。
ロニーはボールを足元で欲しがる選手だと感じた。守備のときは意外に相手を追い掛け回す。しかし、攻撃のときはじっとしている。体をうまく使ったキープ力はすさまじかった。神戸の体をはった守りを吹き飛ばすさまは爽快。しかし、複数で囲まれたら終了していた。神戸は日常的に相手を挟み込む守りを遂行しているので、ドンマイである。
話はだいぶそれてしまった。要約すると、3-4-3を行うには選手の配置が間違っているし、もともと縦に速い攻撃が得意な選手が多いのに、そういうサッカーを指向していないし、さらにロペスが攻撃を停滞させるおまけつきである。
これではそう簡単にシュートまで行けない前半戦であった。逆に神戸にカウンターをくらう始末。腰に爆弾を抱えるボッティは連戦で疲れているのか、まったく目立っていなかった。ボッティが目立たないと、代わりに大久保が活躍するから面白い。レアンドロは大久保との相性が良いようで、2人のパス交換はなかなかの迫力であった。また、基本的にSBが攻撃参加するのが常なので、マリノスは相手のサイド攻撃にてこずっていた。本当はマリノスがこういう攻撃をすべきなんだけれどね。
■ボッティ→吉田
後半になると、元フリューゲルスの吉田が登場。ボッティはやはりお疲れのようで。ちなみに、マリノスを戦力外になったそうな。昨年は中盤で活躍してなかったっけ。基本的な流れは変わらない。ボッティが不調でいなくなったぶん、大久保にボールが集まり、中盤ではキムナミルが積極果敢なパスで攻撃を仕掛ける。
マリノスは相も変わらず。58分に水沼→長谷川。懐かしの長谷川アーリアジャスールである。長谷川の投入でマリノスのサッカーは少し変わった。長谷川がゲームを作れたわけではない。右サイドに移動した兵藤と中盤の底から攻撃参加する長谷川の動きが攻撃にダイナミズムをほんの少し与えた。単に失点したから焦っていただけかもしれないけれど。
61分に神戸がコーナーキックからキムナミルが頭で押し込む。戻りながらの高度なヘディング。秋元も反応していたので非常に惜しかった。そんなことよりも、キムナミルを褒めるべきだろう。最近はチームに馴染んできたようで、持ち前のハードワークとともに、攻撃面で貢献する場面が増えてきた。こういう選手が増えるのは歓迎である。
65分に山瀬弟→清水。サイドをつけって指示なのかもしれないが、目の前には石櫃がいるわけで、そこで優勢に立てなければ何の意味もない交代である。68分に後半から必ず出場する田中が栗原に代わって登場。松橋兄は出番がないな。大久保とツートップとか見てみたいんだが。神戸のSHはかなりの運動量を必要とされるので、毎回交代が必要なんだろうな。
残り時間が少なくなってから、マリノスは大島を投入。中澤を上げてパワープレーを敢行。クロスに対して、迫力がはじめて出た瞬間であった。ロペスたちはクロスに対して飛び込んでいく迫力がどうもない。でも、集中している神戸を崩すにはやっぱり足りない攻撃の手数。無事に神戸が三連勝を遂げた。
■独り言
せっかくマリノスタウンを作ったのに、どうも調子が上がらないマリノス。桑原監督がどのようなサッカーをやろうとしたかは見ていないのでわからないが、何を目指していたのでしょうか。外国人に拘りすぎれば、降格も見えてきそうだねって。それにしても、神戸の守備は堅い。
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2008年07月16日
大分。地味に最小失点で頑張っているらしい。活躍した選手が引き抜かれても、次から次へとわいてくるのはなぜだ。そういえば、松橋兄はどこへ消えた。代表候補にも上り詰める勢いだったのに。注目は元広島FWコンビと、怪我から復帰した高橋、ブラジルボランチコンビとオリンピック代表に選ばれた森重。
浦和。浦和の意味で、内容に結果がともわなくなってきたことで、色々な意見が噴出するようになってきた。ポンテが怪我をしたってことで、梅崎が大分でスタメン!!!かと思いきや、田中、永井、エジミウソンの共存。3-4-3かこの野郎。内容をガラリと変えたければ、監督を遠くから連れてくるのがベスト。でも、でも、浦和にそんなコネはないイメージである。
■その手があったか
3-5-2同士の対決。両チームとも5バックになることを厭わないようであった。しかし、中盤の構成が違って興味深かった。浦和の3-5-2は5-2に変化する。前線の3人は自陣深くまで下がって守備をするよりは、前線に構えてカウンターに備える、、かっこよく言うとバルサスタイルを採用している。
ただし、前線の3枚が後ろと連動して守備をしない状況だと、引きこもって守るしかない状況となる。だって、高い位置でチャレンジ&カバーの関係が作れないではないか。がむしゃらにボールを奪いに行っても、カバーする選手がいなければ、本当の意味で無駄走りとなる。だから、浦和は引きこもるし、ボールの奪いどころがない。
大分は少し違った。もうお年寄りのウェズレイに守備を期待するのはいろいろ間違っている。前俊も自ら進んで守備をするタイプの選手ではない。守備を命じても、気持ちよく前線で相手を追い掛け回すことはないだろう。気持ち悪いまま守備をすると、本来の持ち味が消えたりするから厄介である。
よって、大分のFWはあまり守備をしない。つまり、攻撃に備えろってことだ。しかし、バックパスや相手がちんたらしていたら、一気に襲い掛かる虎視眈々モード。それは浦和も同じである。それにしても、永井のパスを奪って、超ロングシュートを放ったウェズレイはやっぱり凄い。
で、ここからが本題。大分は浦和よりも1人守備が多い。金崎がちゃんと組織的な守備に組み込まれている。形は5-3。中盤の形は逆三角形。ホベルトをアンカーにして左にエジミウソン、右に金崎であった。もちろん、エジミウソンほど金崎の守備は運動量あふれるわけではない。この中盤の形のいいところは、サイドのヘルプが行きやすいということである。
3-5-2はサイドにスペースができやすいだけでなく、サイドで数的不利がおきやすい。サイドにヘルプに行く選手はCBであったり、DHの選手が主に担っている。しかし、本来のポジションに穴を開けて、サイドを助けに行けば、もちろん危機的な状態になるわけだけど、その本来のポジションを誰かが埋めてくれる信頼感があれば、怖いものなしである。思い切ったカバーリングが可能。恐らくホベルトが大分の心臓なのだろう。MFとDFのカバーリングに大忙しだったかは後半に確認予定。
偶然か必然か、浦和の攻撃は左サイドから始まることが多かったのでエジミウソンが大活躍であった。もしかしたら、ウェズレイと前俊が浦和の攻撃を影でコントロールしていたのかもしれない。そうだったら凄いぞシャムスカ。平川の対面は普通だったら高橋でもエジミウソンが何度も顔を出すので浦和は効果的な攻撃がまるでできなかった。
また、中央で楔を受けるエジミウソンは森重に試合途中から完全に狙われていた。また、大分の中盤の選手は、浦和の選手を挟み込む意識が強く、中央でボールを受けるのが浦和はどうしようもなかった。永井と田中が違いを見せればチャンスが生まれていたが、本当に数える程度だった。
詰まった左サイドから山田に展開して、何度か一対一で仕掛ける場面があったが、鈴木慎吾相手に苦戦。後半は永井を右サイドにしてずたずたにしてやればいいけど、エンゲルスはそういう発想をしないはず。
そんなわけで、巧く守る大分。攻めあぐねる浦和の流れのまま前半が終了。ちなみに、先制点は9分くらいに大分。だから早すぎる先制点が守備意識を高めすぎたかもしれない。ちなみに、CBに田中マルクスがいれば、普通に防げたと管理人は思う。DHにマルクスを配置しても、引いて守る守備は変れないとしたら、高さで最強のマルクスをCBで使わない手はない。
■永井、エジミウソン→高原、梅崎
前線の選手を代えても意味ないぞって。後ろでボールは回っているから、前線が悪いって発想でしょうか。それとも怪我か。んなわけないか。
後半の大分も浦和も基本的な流れは変らない。大分はカウンターの意図を強くしてきたかなと思う。大分と浦和の攻撃の違いといえば、ボールを追い越す動き。連動性といってしまえば、それまでなんだろうけど、浦和はボールを追い越す動きもないし、追い越しそうな人もいない。
梅崎が頻繁に相手の裏を狙ったり、サイドに流れて勝負する場面が出てきた。投入成功。しかし、高原は完全に消えている。そんな何といえない展開のまま試合が進んでいく。それにしても、大分は守備の集中力がまったく切れない。すさまじいな。
前俊→小林。前俊よりは走れる選手をってことだと思う。ウェズレイを残したわけは、前俊よりはボールを止める力があるってことなのだろう。大分は低い位置でボールを奪い返すことが多いので、前線の選手にはまずキープ力が求められる。そういう意味では、デカモリシ、ウェズレイ、高松は最適な選手かもしれない。つまり、チーム設計が最強である。
それに比べて、エンゲルス。なんだかウイイレを見ている気になっているのは管理人だけでしょうか。ビックネームを、というか使いたい選手を何とか共存させようとしてバランス崩して終了のときは限りなく近い。
80分に鈴木啓太の判断ミスで、ウェズレイに追加点を決められてゲームオーバー。見事な試合運びを見せた大分だったけれど、ちょっと守備の時間が長すぎやしないかと思ったのは秘密だ。金崎は滝ニ時代よりもずいぶんと成長したもんで。
■5-2-3と5-3-2
同じ3-5-2だよと書いたが、厳密には違いそうであった。試合を見ていて感じたが、大分はデポルの匂いがする。4バックが全盛の欧州というかスペインで、5バックで連勝街道を突き進んだデポル。中盤でトライアングルを形成するところとかそっくり。サイドの慎吾、高橋も攻撃性能があり、上下動を死ぬまで繰り返せるので、戦術に巧くはまっている。後は前線のキープ力だろうね。デカモリシに期待がかかる。
で、このシステムの未来はどうなるって話だけど、実は決して明るくはない。デポル対策が各チームによって完成される前にリーガが終了したのが事実。デポル対策はいたって単純で、SBがゲームを作れれば5-4で守るしかなくなるデポル。さすがに5-4では守備から攻撃に繋げることは難しいので、困ったデポル。でも、日本にはSBでゲームを作れる選手がほとんどいないので、日本では隆盛を極めるかもしれない。それって結構悲しい現実ですよ。
ただ、最近の日本の傾向として、自分達のサッカーに拘りすぎる発言が多いように思います。例えば、相手の弱点をつくとか、わざと坪井にボールを持たせるとか、そういったアイディアはがあまり見られないのは悲しいなって。
■独り言
浦和の選手は各々の意図があっていないようで、ボールを持っている選手がこんな動きをしてね、みたいな発言や仕草を何度もしていた。お願いだから、練習でもっとつめてきてください。
もう少し選手を固定したほうがいいのではないだろうか。それとさっさと田中マルクスをCBに戻してあげて。そして阿部ちゃんを重責から解き放ってあげてくれ。たまにはFKを蹴ってくれ。素直に永井、田中、梅崎でいけばいいのにな。
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2008年07月15日
久々の独り言シリーズです。最近はJをたくさん見ています。欧州のサッカーが開幕するまでは、こんな感じで更新して行こうと思います。Jを見ていて感じるのは、この暑い時期にサッカーやるのは大変だなって。せめて20:00くらいから始めれば良いのにって。あんまり意味はないか。
■オリンピック代表について
アルゼンチン代表が日本に来るってことで、ちょっと大騒ぎの日本。さすがにチケットはばら撒かないだろうなって。リケルメやアグエロが来るなんてすさまじいものがある。メッシはバルサに止められているんだっけ。ロナウジーニョ、エトーもオリンピックに出るとか出ないとか。お前ら予備予選どうするんだよって本当に思う。
で、肝心の日本代表。地味にオリンピック代表を追いかけていた管理人はメンバー発表でびっくり。怪我等もあるだろうが、予選で救世主扱いを受けた柏木、献身的な動きで平山をどこかへ追いやったデカモリシ、世界に個人で勝負できそうな家長、水野、寵愛を受けていた青敏と増田、世界にフィジカルで通用しそうだけど、最近はすこぶる調子が悪い青直。キャプテンとして予選を引っ張った啓太が落選したときくらいの衝撃である。
その代わりに谷口が選ばれた。最近はどうも谷口の動向を終えていないのだが、絶好調なのでしょうか。だって、反町のサッカーで彼が活躍したのを見たことがない。本番では大丈夫なのか。枝村と谷口はオリンピック代表のせいで、特に昨年は調子を落としたと本気で思っている。使い方がおかしかったので。
心配なのは、一体感があるかどうか。予選を勝ち抜いた選手よりも、現在の状態や調子を重視したわけで。それが吉と出るか凶と出るかは監督次第だろう。某欧州の国では予選後に大ブレイクしたカッサーノを予選戦ってないやんという理由で落選にしたと記憶している。性格が悪いからかもしれないが。トルシエも秋田と中山の投入で、チームの雰囲気を重視した。反町はそれを重視したのかな。
でも、反町的には本気で勝ちに行くメンバーを選んだのだろう。そんなわけで、いろんな意味でオリンピックが楽しみになった。相手はアメリカ、ナイジェリア、オランダ。なんだこの死のグループは。頑張ってください。放送の問題もあるので、決勝トーナメントまでは行ってくれ。
■エトーさんについて
ウズベキスタンのリーグに行くって噂があるようだけどまじっすか。バルサは明らかに迷走気味のようである。ロナウジーニョも怒ってるし。そりゃ構想外って言われたら怒るわな。
地味にドスサントスの放出が痛いと思っている。だって、カンテラの選手達はドスサントスの凄さを嫌ってほど近くで見てきている。そのドスサントスでも試合に出られなくてバルサを去る現実は、バルサのカンテラの選手にどんな影響を与えるか。それでも、忠誠心なんかはレアルよりも、、、今のところはあるんだろうけど、バリエンテ、クロッサスと移籍が続けば、結構やばいんでないかい。
ちなみにレアルはグラネロをヘタフェに放出。このままではデラレッドもうっぱらってしまいそうな予感。ソルダード、ネグレドと優秀な選手を輩出しているんだけどね。ファンデルファールト取ってどうするんだよ。
注目のバレンシア・ウナイエメリ軍団は今のところ静かにしている。アルベルダ
マヌエル・フェルナンデス、ジギッチは構想外のようで。アルベルダはもうあれですかね。駄目何ですかね。後ろの2人はまだまだ使い勝手があると思うのだけど。特にジキッチとかなんで構想外なんだろう。ラシンに返してあげて。ちなみに、ヘタフェにいたパブロ・エルナンデスはバレンシアに帰ってきた。
最後にマルセリーノはどうするんだろうか。休憩か。
■来季の観戦予定
来季もリーガを中心にやろうと思っている。他にはバイエルン。EUROで分かったのだが、ドイツは面白い試みをしているので、国内でも面白いチームがいそうな予感である。バイエルンを中心に見れば、全チーム見られるわけだし。
今季はプレミアがかなりおろそかになってしまった。来季はチェルシー、ポーツマス
トッテナムの試合については、欠かさずにできたら良いなって。後はチェンピオンズリーグとかJリーグとか。整理すると、リーガ、プレミア、ブンデス、チャンピオンズ、Jリーグ。うん、全部は無理だ。でも、楽しみだな。
■独り言
アジア人枠が近いうちに完成されそうである。つまり、アジアの優秀な選手を引っ張って来いということなのだろう。でも、中東はサラリーがすさまじそうだし、オーストラリアは海外に行っちゃうだろうし、本当に来てくれるのだろうか。
欧州のように、日本の下部組織も日本人だけの物でなくなる日が来るのかどうかが一番気になるんだな。
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2008年07月14日
今週は水曜日にもJがある。ついでに、木曜日にもJがある。この暑さで超過密日程である。ここまで過密日程だと、さすがに試合内容にも影響が出そうだねって。
大宮は小林コンビがスタメンに復活。自分達から仕掛ける意志を鮮明にあらわしてきたスタメン。控えに、ラフリッチというスロベニアの新助っ人がいる。吉原の立場やいかに。ただ、ナックファイブではずいぶんと勝利から遠ざかっているようで。せっかくの専用スタジアムがもったいないことになっている。
磐田は前田がスタメンに復帰。前節ではまるで噛み合っていなかったが、どこまで連携を取り戻してきたかに注目。ジウシーニョと前田は個人で状況を打開できてしまうので、相手からするとかなり危険である。
■大宮対策を磐田が行う
前節の鹿島戦ではサイドアタックと上田、成岡による仕掛けが中心であった磐田。しかし、大宮戦ではその表情ががらりと変る。今季の大宮はDFラインを高めに設定しているので、その裏を狙うことが主であった。つまり、磐田がロングボールを中心に攻撃を構築。裏を取れれば良し、跳ね返されるならば、両サイドの選手が中に絞ってセカンドボールを徹底的に狙う作戦を遂行した。
大宮からすると、相手がロングボールを多用してくるので、DFラインを下げるしかない→さらにセカンドボールを拾うためにMFラインを下げるしかない状態に陥る。すると、ボールを奪い返しても低い位置でから組み立てるしかないので、大宮の攻撃力は半減。大宮の持ち味は高い位置でボールを奪ってボールを繋いでいくパターン。低い位置でボールを奪って、相手ゴールまでボールを運ぶにはSBの能力が足りていないので未だ無理。
つまり、磐田の大宮対策で大宮はにっちもさっちもいかなくなる。また、チーム全体を統率できるリーダーが大宮にはいない印象を受けた。大宮の本来の形はDFもMFもラインを高くする形である。しかし、状況が状況なので、本来の形に拘っていると自滅するのは明らかである。それなのにも関わらず、大宮の中盤の選手の中には高い位置にこだわりをもっている選手がいて、磐田の思うがままになってしまった。
大宮のシステムは4-4-2の中盤はフラット。磐田のシステムは典型的な3-5-2である。ジウシーニョと前田、カレンが中央に陣取るシステムで、サイドも攻撃を仕掛けられるし、中盤を仕切るのはゲームメイカーになりそうなコンビである。
問題はトップ下のジウシーニョをいかに抑えるかである。CBは前田とカレンを担当する。そうなると、SBを中に絞らせる作戦は村居たちがいるので、どうも効率が悪い。となれば、中盤の慶行と佐伯しかない。しかし、この2人は完全に迷っていたように思える。前からプレスをかけるのか、磐田に合わせるのか。ちなみに藤本は前から行く気満々で大悟は行方不明だった。神戸は相手に合わせたけどね。
結局、MFが中途半端な位置取りになってしまい、前線の3人をまったく捕まえることができなかった。また、磐田の3バックに対して、大宮のFWは苦戦。本来はFWがCBを見る、SBをSHが担当する関係が成り立つのだけど、今日はそれが成り立たない。
プレスに行こうとすれば、ロングボールを蹴られるし、3バックがサイドを3人で使ってきたときにどこまで追うのか決まってないようだった。こらえきれずに藤本が前線に飛び出してプレスをかければ、自然とサイドが空いてしまう。さらに、ジウシーニョたちが相手のギャップでボールを受けようと動き回っているので、もうどうしようもなかった。
で、さらに大宮の攻撃面を見ると、前線にボールが入らない。磐田FWのプレスの前に、ボールを後ろに戻すばかりで最終的にロングキックばっかりであった。吉原がさいさん相手の裏に抜け出す動きをして状況を打開しようとしていたが、細かく繋ぐことを義務付けられているのかあまりボールは出てこなかった。また、中盤でボールを運べなければ、藤本や大悟が助けに行けば良いのに、あまりそういうプレーはなかった。サイドに張っているわけでもなく、中央にいるだけだったら、デニスマルケスたちへのパスコースを味方が邪魔しているようなもんである。
そんな攻守に機能していないにもかかわらず、前半は失点が1で終わったのはある意味奇跡である。後半の修正に期待。というか、サイドで数的有利を作れば良いのに、藤本も大悟も中にいすぎのような。それが大宮の形だとしても、相手によって柔軟にならないと。
■相性というべきか
後半の大宮。特に修正なし。前半に比べると、運動量が上がったようには見えた。しかし、根本的に何も変っていない。52分に前田とジウシーニョを中盤の選手がスルー。中央の数的不利をレアンドロがさらされて、最後はジウシーニョがゴール。ただし、磐田も前半に飛びしたぶん、前線からの守備がゆるくなっている。
2-0になってしまった大宮。攻めるしかない状況。ベンチではラフリッチが準備を開始。そんな55分にセットプレー崩れのなかから、冨田が点を決めて2-1に。磐田はオフサイドトラップミスだったようである。
57分に藤本→ラフリッチ。190である。吉原をSHに変更。デニスマルケスとラフリッチのFWコンビとなった。藤本たちに比べると、サイドから攻撃を展開する吉原のほうが3-5-2に対しては相性が良いようで。
また、ラフリッチが空中戦で魅惑の強さを発揮。周りがラフリッチを理解すれば、大宮は戦術の幅を広げること間違いなしなんだけど、デニスマルケスとあわなそうな予感。ただ。困ったときのラフリッチは大宮を何度も助けることになりそうである。
73分に大悟→土岐田。出番がこれだけあるってことは、土岐田の評価は高いのだろう。時間をかけて、彼のよさを理解したいと思う。大宮が猛攻を仕掛けるものの、磐田もカウンターで大宮ゴールを脅かす。吉原のゴールラインすれすれのクリアとか鳥肌者であった。それにしても、運動量のあるカレン、キープ力抜群の前田、シンプルプレーと献身性で違いを生み出すジウシーニョのトライアングルはやばい。
残り10分でジウシーニョ→船谷、成岡→犬塚。大宮は吉原と橋本。ジウシーニョは走りすぎたようである。外国人でこの献身性はあまりない。大宮の交代策はラフリッチ以外が機能したとは言えずそのまま終了。大宮は初の連敗でナックファイブでは勝ちがさらに遠ざかった。サポも苛立っているようで、野次がすさまじかった。
■独り言
大宮はお疲れか、高い位置からの守備が機能するか、、この先不安である。今日は相手が3バックで、そのシステムのずれをどう解決するか練習でつめていたのかつめていないのかが疑問。つめていたんだろうけど、そのギャップを利用されたら、対策なしで相手に挑んでいるようなものである。自分の型を守ることは大切だし、理想に邁進することは大切だけれど、相手によって多少の柔軟性を持たないと、、、上位にはなかなかいけないぞって。
磐田はトライアングルが機能したし、村居の調子が良い。この試合ではロングボールを多用したせいか、上田、成岡はそこまで目立った活躍はしていなかった。形振り構っていられない状態だったので、見事な大宮対策を披露。時代の流れですね。
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14:33
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2008年07月14日
清水。序盤はいつも不調→後半戦は絶好調で上位でフィニッシュ癖のある清水。今季は後半に好調にならなければ、本当にやばい清水。なんでこんなに順位が低いのか原因を探ろう。フェルナンジーニョは京都に移籍してしまった。藤本、兵働、伊東、枝村が中盤を形成していた時代が懐かしい。ちなみに、岡崎が久しぶりにスタメンのようだ。
神戸。前節で本来の力を取り戻した感のある神戸。GKも徳重を継続。単純に、榎本がまだ怪我から復帰していないだけかもしれない。結果として、勝っているチームはいじらない作戦で清水に乗り込む。不安要素は大久保が浮いているくらいか。
■引きこもったのか、引かざるを得なかったのか
前節では高い位置からの守備で、大宮の攻撃を根本的に破壊することを試みた神戸。しかし、この試合では引いて守る違う表情を見せる。ちなみに、監督のインタビューを見ると、引いて守ってカウンターの意図はなかったと発言していた。つまり、相手が強かったので、高い位置でボールを奪えない→引くしかない結果ああなったということだろう。基本的に監督の発言を信じないこともある管理人である。これは本当なんでしょうかね。
神戸のシステムは4-4-2のフラット。ボッティは左サイドに構えているが、神出鬼没。大久保よりも、。レアンドロを探し回っている印象である。守備はそんなにしない。清水のシステムは4-4-2の菱形。枝村を頂点、伊東を底にして中盤を形成している。元横浜FCのマルコス・パウロが妙に元気で、藤本が魔法を使えなくなった昨今である。
このフラット4-4-2と菱形4-4-2がぶつかり合うと、どんな現象が起きるか。フラット4-4-2は自分たちのSBが空くことが多く、菱形4-4-2は中盤の底が空くことが多い。神戸は両SBが。清水は伊東が自由を得ることになる。
清水は前線から相手を追い掛け回すことなく、守備ブロックを形成していた。相手のSBにはFWが目を光らせることで相手に警戒感を与えていた。つまり、システムの不備をFWの運動量でカバー。直接的にプレシャーを与えていたわけではないが、ちんたらボールを持っていると、ボールを奪いに行くよ!というプレッシャーを神戸に与えていたと思う。
そんなわけで、神戸はSBを起点に攻撃を組み立てることができていなかった。パスコースはプレスに来ない中盤の選手とSBが埋めていたのだろう。だから、自分のゾーンを飛び越えて動くレアンドロとボッティがボールに絡まなければ、攻撃に迫力が生まれない神戸。ボールをキムナミルを経由すれば、サイドアタックが可能となるが、中央は渋滞気味であった。
清水の事情を見てみると、伊東でボールを落ち着ける意図がまるでない。枝村とFWの存在によって、神戸のDFとMFのラインは高い位置での守備が行いにくくなる。仮に、中盤のラインをいつもの位置に設定すると、枝村にDFとMFの間で暗躍されるし、中央で神戸のCB対清水のFWと枝村の数的不利で困難な状況になる。そのため、神戸はいつもよりも低い位置で守備を行う必要がある。なので、最初から引きこもることは十分予想できたはずで、清水が強いとか関係ないと管理人は感じる。
で、そんな清水はボールを落ち着けてサイドを何度も代えて相手の体力を削ればいいものを攻撃のペースがずっと同じだった。常に仕掛ける。常にクロスを上げる。そんな単調な攻撃では神戸の守備にリズムを与えるようなものである。マルコス・パウロがブラジルらしさで攻撃のペースを変えようとしていたが、周りの選手にその意図はないようで。
せめて、サイドを広く使った攻撃ができれば、数的不利に陥ることなく攻撃を完結できたろうに、兵働が後半の終盤に登場するまで、その意図はなかった。最近は結果が出てないよねってことで、焦りもあると思う。なんとかして先制点を!!という気持ちが強すぎてか、焦りスパイラルに陥った可能性の高い清水。大丈夫でしょうか。
試合展開は、神戸が守って清水が攻める。神戸がときどきカウンターで清水のゴールに迫るものとなった。基本的に後半もそこまで大差ない内容であった。神戸のコーナーキックから清水は見事なカウンターアタックを披露する。実はカウンターの巧い清水。すばやいパス回しとフォローでフィニッシュまで持っていくさまはさすがだった。
ちなみに、途中からは神戸の松岡の危険察知能力によって、カウンターはファウルで止められてしまっていた。それにしても、松岡は凄い。何が凄いって周りの状況を把握できていて、適切な判断とその判断を信じる決断力がすばらしい。
ここで仮説。清水ってもしかしてカウンターのほうが効率的に決定機を作れて、得点も生まれやすいのではないかと。カウンターの切れ味と連携は本当に抜群であった。もしかして、それが本当ならば、引きこもった神戸は正解なのではないかと。チョジェジンのいなくなった清水は、絶対的な強さを発揮できるポストマンが不在なので、引いた相手を打開する力があまりない。実際にも、攻めているわりには決定機が少なかった。どなたか教えていただけると助かります。ただカウンターの切れ味が鋭いわりには、相手に引きこもらせるようなシステムを選択している矛盾を説明できる自信はない。
後半になっても、清水のペースは変らない。どうせクロスを上げまくるくらいならば、前線に選手を投入すれば良いのに、交代は怪我がらみがほとんどで、最後に原が出てきたくらいであった。もう少し早く動いても良かったかなって。
神戸もそれは同じで、ボッティ→田中の既定交代以外は、82分まで動かなかった。ずいぶんと我慢強い監督のようで。先制点は神戸。交代で入った岸田の鬼プレスで青山が相手にコーナーキックをプレゼント。そのコーナーキックを栗原が押し込んで先制。87分の終了間際であった。ちなみに、清水はマンツーマンでセットプレーの守備を行っていて栗原の担当は枝村。ドンマイ枝村。
で、試合終了。0-0が打倒だったようにも思えるが、清水はカウンターとセットプレーでしか効果的に攻撃できていなかったので、何ともいえない。守りを固める神戸相手に積極的なミドル連発も実ることはなかった。
■独り言
神戸のレアンドロ、キムナミル、石櫃はかなり目立っていた。ボッティは高い位置でボールを奪えたほうが活き活きするようで、まだまだ本調子でないようである。そして、大久保はあんまり見せ場がなかった。
清水は時間がかかりそうである。中央にしぼってSBからのクロスをサイド攻撃の主にしているが、いかんせん中央の人数とクロスの精度が悪い。中央の人数を増やすか、サイドを深くえぐって勝負するかしたいところである。訓練が難しいが、4-4-2の菱形だったら、ランダムにサイドに選手を飛び出させることができるので、もう少しサイドから勝負したらよくなりそうな予感。
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12:44
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2008年07月10日
元祖クラシコ。いや、元祖クラシコはマリノス対ヴェルディか。かつてはしのぎを削った両チームも今は昔。鹿島はまたもや王座復権のチャンスを虎視眈々々と狙っている。とかいっても、昨年はなんだかんだ優勝しているのだが。磐田はよくわからない。アトランタ世代付近が偉大すぎたのだろうか。外から見ていると、世代交代に失敗して監督選びにも失敗している印象。特に後者かなって。
磐田のスタメンは、松井、茶野、田中、加賀、村井、上田、成岡、駒野、ジウシーニョ、萬代、カレン。ジウシーニョはあたりっぽいので、決して弱そうには見えない。鹿島は中田がいつかえって来るのだろうか。
■磐田
システムは3-5-2。ボランチには上田と成岡。ボール触りたがりコンビである。両サイドには村井と駒野が控えている。CBはそこまで攻撃参加をしないので、サイドで数的有利を作る意図はない。その理由は明白で、村井と駒野。サイドでの一対一ならば、相手のタイミングをずらして中にクロスを上げることができる現実。
サイドの代わりに中央で数的有利を作る。FWがDFラインを引っ張って、ジウシーニョがDFとMFの間で暗躍する。小笠原と青木がジウシーニョに気を取られて中盤のラインを下げると、攻撃大好きコンビが空く。そこへ鹿島がFWを派遣すれば、磐田のCBは空く。つまり、3-5-2対4-4-2が戦ったときのメリットである中央の数的有利を享受できている磐田であった。
サイド攻撃は村井と駒野に任せているようで、FWの選手がサイドに流れることはあまりない。基本的な仕事は相手のDFラインを引っ張ることと、中盤から楔のボールを受けることである。相手のギャップにいることが多いので、ジウシーニョにボールを渡すことが多かった。このジウシーニョは間違いなく当たりで、何でもできるし運動量もある。ただ、小さい。
早すぎる失点によって、磐田は攻撃に出る必要があった。また連戦の疲れとシステムのギャップから組織的な守備を行えなくなった鹿島は、DFラインを下げて磐田の攻撃に対抗する。本来の鹿島は高い位置からの守備をしっかりと行うイメージがある。献身的なFWがそれを表しているかなって。しかし、磐田は後ろに人数をさいていて、しかも青木たちのラインを下げさせる罠も張っているので、スムーズにボールを回せていた。
鹿島側からすると、磐田のシステムによって、ラインの距離感がバラバラになってしまった。そのため、プレスが単なる無駄プレスで終わることが多くなっていった。だからDFラインを下げて効率よく守ろうとしたんだろうし、そもそも走りたくなかったのかもしれない。そんなわけで、磐田タイムで試合が進んでいく。
鹿島はジウシーニョの動きに対応できてはいなかった。正直困っていたと思う。それでも、磐田が点を取れないのはどうもFWが弱い。クロスボールに対する強さがまるでない。日本屈指の両翼のクロスを合わせるイメージがまるでわいてこない。仮に前田が出ていても状況は変わらないような。前田が出ていれば、中央を強引にこじ開けそうな気もするが、それでは両翼はどうする。
繋げるボランチ、突破できる両翼、相手のギャップで走り回るテクニシャンと役者は揃っているのだが、クロスをあわせる神なFWがいない磐田。チーム設計がめちゃくちゃである。こんな矛盾を包括したチーム事情では、なかなか点が生まれないのではないだろうか。セレッソからデカモリシでもかりてきて、潰れ役になったもらうしかない。
点が生まれないならば、攻撃の枚数を増やそうぜってことでボランチが、攻撃的に出たところを鹿島にカウンターでやられる絵に描いたような展開。本山のシュートを導き出した新井場のフリーランニングは最強だった。
ただし、この場面に両チームの性格の違いが見てとれる。鹿島はサイドで数的有利を作ることに命をかけているが、磐田はサイドは個人技で、中央でギャップを作ることに命を懸けている。システムがシステムなんでそうするしかないんだけれども。じゃ、どっちが効率良いかといえば、やっぱりサイドだねって話。
で、ボランチが二人上がってボールを奪われるのは最悪な展開である。攻撃参加するならば、CBの片割れがするのが定石。もっと、後ろで数的有利を作って、ボールを展開できる位置を高くするのが普通なんだが、磐田の選んだ道は特攻。嫌いじゃないけど、前半にやる技ではないぞと。
鹿島が試合巧者というありふれた表現よりは、磐田のチーム設計の失敗がチームのバランスを崩して相手に追加点を許した前半戦であった。磐田が後半にどんな手を打つか非常に心配。鹿島が4-1-4-1でジウシーニョにマークをつけたらゲームオーバーである。でも、日本で4-1-4-1はまだ見たことない勉強不足な管理人であった。どこかに4-1-4-1にチャレンジしているチームがあれば、教えていただけると助かります。
■采配勝負
後半の鹿島。序盤は追加点を狙いますよと、そんな姿勢を見せるものの、数分で自陣に引きこもってしまった。恐らくシステム云々よりも疲れているのかもしれない。疲れていなければ、もう少し高い位置で頑張れないかと。ただし、それには運動量が必要押されるので、それらを選択肢に並べると引きこもることが有利と判断したのだろう。
磐田は上田、成岡を中心に攻め立てる。ジウシーニョのおかげで自由を得た二人が散らしてパスで仕掛けてミドルを放ってと行動に出るが、フィニッシュまでなかなかいけない。それに現時点での成岡はまだ低い位置でのプレーに慣れていないようで。上田に比べると、ボールを動かすのが慣れていない。そんなの当たり前か。この位置から、一気にドリブルやワンツーで仕掛けるプレーを成岡が選択できれば、面白いんだが。
58分。野沢→増田。かつては反町に寵愛されたけどなぜか一方的にふられてしまった悲しい増田。それにしても、守備固めなのか、攻撃的なのか分からない采配。単純に野沢がばてたか。
60分。なんと磐田が1点返すことに成功する。上田のサイドチェンジ→村井対内田の一騎打ち。予想通り、村井が相手とタイミングをずらしてクロス→これがファーサイドまで流れてカレンが決める。リーグ戦初ゴールらしい。やっぱりサイドは強い。でも、低いクロスがファーまで流れることはあまりない。61分に萬代→前田登場。62分に成岡→犬塚。選手の特性が分からないから、采配の意味が分からない。試合を見ている限り、犬塚は運動量が豊富で上下動・フィジカルが成岡よりも強い。
その後に本山→中後が登場。4-4-2が菱形になって、中央を分厚くする作戦。増田を前線の頂点として、守備を分厚くした。これが成功。最後は田代→伊野波でもう完璧。磐田のパワープレーでやられなくて良かったね鹿島。
磐田はジウシーニョ→名波でラスト10分の勝負。なぜにジウシーニョを下げたのか意味不明。後半終盤のジウシーニョは中央に拘らず、サイドで勝負も仕掛けていた。そういう突発的な動きが鹿島を混乱させるっていうのに、名波を出してどうする。
■独り言
磐田はクロスにあわせられる選手を獲得するか、FWだけどサイドに流れて仕掛けられる選手か、ブラジル人FWを取ってくれば状況を打開できそうだけど、いまさら遅いか。
鹿島はお疲れのようで。守り方がちょっと浦和のようだった。そろそろ落とし穴があるかもしれない。逆にここで踏ん張れれば、上位でフィニッシュするのは間違いないだろうと。
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2008年07月09日
神戸。さりげなく16位。思いっきり降格圏内である。そんなイメージはまったくなかったので、かなりびっくり。この状況では、大久保をオリンピックに送り出すわけにはいかないぞと。大分戦はあんまり良くなかったようで。あれかな、レアンドロが怪我をしてから不調になった??大久保、レアンドロ、ボッティ、金南一に期待。
大宮。3連勝を目指して神戸に乗り込む。大悟→土岐田。なぜにベンチだ。慶行はベンチに復帰。ヴェルディは前線の守備がろくすっぽ機能していなかった。神戸はなんとなくハードワークしてきそうなので、そんなときにどんなリアクションを大宮が見せるか期待。
■ボッティを捕まえろ
両チームともシステムは4-4-2。攻撃のときに、両チームともSHが中に絞る傾向がある。神戸はボッティが神出鬼没で相手をかく乱する。大宮はSHが中に絞ることで、両SBの飛び出しを促す攻撃を基本としているようである。
神戸。予想通りのハードワーク。大久保とレアンドロが懸命に相手を追い掛け回すことで、大宮は大苦戦していた。前節がヴェルディの守備だったので、そのギャップは計り知れない。神戸の狙いはボールを奪うよりも、ボールをキーパーまで下げさせて、大宮にリズムを作らせないことのように見えた。
大久保がCBにプレスをかける。わざとSBへのパスコースを空ける→SBにボールが渡る。インターセプトを狙うよりも、前を向かせない守り方を実行。CBへのパスコースはFWによって切られているので、ゴールに戻すかか、がむしゃらドリブルを仕掛けるか。当然、ゴールに戻す→キーパーが蹴る→こぼれ球になるが何度も見られた。
大宮はどうするかなと思っていたが、どうもチームが機能していない。ヴェルディ戦では縦関係になっていたボランチコンビ。この試合では、途中から横並びになっていた。しかし、キムナミルと松岡が積極的に潰しにかかってきたので、臆病風に拭かれた。つまり、ボールをもらって試合を組み立てようという意欲が落ちたか、ボールをもらう動きは少なかった。
だったら、キムナミルたちのポジションを下げさせれば良いじゃんってな話で。デニスマルケスと吉原が縦関係になる。でも、いかんせん中途半端。デニスマルケスがもう少し位置を下げれば面白いんだけど、それか完全なる奇策。正攻法は大宮の基軸でもある両SHが中に絞れるか否か。
25分頃から藤本が中に絞って波戸の攻撃参加を促していた。自分の本来いるべきゾーンをはみ出せば、結構簡単にボールを受けられる現実であった。ただし、逆サイドの土岐田がまったく中でボールを受けることができていなかった。つまり、大悟の登場が期待される。
まとめると、神戸の高い位置からのプレスに崩壊寸前でボランチ軍団もその状況を解決できそうにない大宮。本来の形を取り戻すプレーは藤本がきっかけ。後半に期待。
で、今度は神戸側の視点。9分になんと先制点。最初のチャンスをレアンドロがゴールに結びつける。この場面を細かく見てみると、北本が変な体制でパス→これが前線に通ってしまう。神戸のFWがボールを受けた位置が良かった。MFとDFの間。レアンドロがレアンドロ対決を制して見事なコントロールシュートを決めるわけで。
大宮に原因を求めると、DFラインが低いし、中盤の位置が妙に高い。ボールを挟み込んで取るのか、高い位置で取るのかは状況によって分かれると思う。ひとまず、北本が前に蹴りそうなことは誰しも分かったと思うので、あの時は中盤がラインを下げるべきだろうなって。それか、DFラインを上げるのは大博打。
得点後は神戸が勢いに少しだけ乗る。中心はボッティ。神出鬼没。大久保を完全にスルーしてブラジルコンビで攻めているのには笑った。右サイドに左サイドに顔を出し、DFとMFの間でプレーするボッティを大宮は誰が捕まえるべきなのか、最後まではっきりしなかった。神戸のSBはそこまで攻撃的でないので、SHの選手がどこまでもついていくのが定石だろうけど、藤本と土岐田にそれを求めるのが酷ならば、なんとかせんと流れを取り戻せなくなる。
ここで整理。藤本とボッティの相方は何をしているんだって話にもなる。それは置いておいて、ボッティはファーストチョイスがレアンドロ。多分、ボッティからレアンドロへのパスは多いはずだ。藤本は同じくらい大宮のFWにパスをしているかというと、かなり疑問が残る。ゴールに直結するプレーをどっちができるかで、勝敗が決まりそうな予感。
■謎の采配
後半の大宮はデニスマルケスを左サイドに流れさせて攻撃を展開。しかし、デニスマルケスがどうも孤立気味。今日は吉原とうまく絡めていないし、藤本とも同じ。ただし、ビックチャンスを2度得て、得点を決めていたとしてもおかしくないできだった。守備の面ではボッティ対策を特に打たず。ゾーンで守れないから、前半は守れなかったのにな。
55分に斉藤→慶行。ボールを繋ぐ意識を高める大宮。そろそろ神戸の前線のプレスが弱まった頃で、大宮は徐々に流れを引き寄せ始める。デニスマルケスにビックチャンスが生まれたのもこの頃。
62分ボッティ→田中。意図がいまいち分からない。守備固め??ボッティに比べると、サイドのポジションを守る田中。ボッティがいなくなったことで、守りの負担が減った大宮はさらにボールが繋がるようになる。デニスマルケスも徐々にはまってくる。
70分佐伯→大悟。さらに攻撃的な大宮。ボランチを小林コンビに切り替えて、さらにボールを繋いで仕掛けるんだ状態。しかし、守りを固めた神戸のカウンターにさらされ始める。
78分大久保→吉田。ベンチに座った大久保は何度もカメラにぬかれていた。不完全燃焼ってやつか。大宮は藤本→森田。ここまで繋ぐ意識を高めたのに、急にパワープレーを指向。こういうことすると、たいてい機能しないんだよねってことで試合終了。ただし、最後まで我を通しても点は張りそうもなかった。ボッティのように、得点に直結するプレーを連続的に繰り返せる選手・藤本と大悟が成長すれば、大宮は面白そうだである。
■独り言
神戸はかなり強かった。恐らくこの試合はできすぎだったのだと思う。じゃなければ、こんな順位にいるはずもない。ボッティとレアンドロは得点に絡みまくりそうな予感。大久保は大丈夫か。
神戸の生命線はキムナミルと松岡。キムナミルは相手を潰してゴール前に顔を出してチャンスメイクまでしていた。そんなことよりも松岡。まるで中盤のカンナバーロ。寄せては返す波のようだった。
posted by rijkaard |
21:35
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J |
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