2007年06月16日

Jリーグプレビュー・川崎フロンターレvs柏レイソル~関塚隆と石崎信弘~

昨シーズンのリーグ戦を2位というクラブ史上最高の成績を残し、今年のACLではJリーグクラブ史上初となる決勝トーナメント進出を果たした川崎フロンターレ。中村、我那覇といった代表選手を輩出し、そのクラブステータスはますます高まっている。

そのクラブを指揮するのが、就任4年目となる関塚隆。就任1年目で勝ち点&総得点100越えという驚異的な成績でJ1昇格を果たすと、その後の躍進は前述の通り。オールスター・監督部門の投票でも現時点で1位となっており、その手腕は広く知れ渡っている。

特に評価すべきは、選手を育成する能力だ。入団当時はトップ下だった中村をボランチにコンバートさせると、今では日本代表の主軸を担うまでの選手に。そしてポテンシャルは高く評価されながらも警告癖のあった森(今でもあるが)を我慢強く起用し続け、J屈指のウイングバックまで成長させた。

フロンターレがJ1昇格を果たした前年、フロンターレは勝ち点1差でJ1昇格を逃した。当時、フロンターレの指揮を執っていたのは、現在柏レイソルを指揮を執る石崎信弘だ。2001年7月に低迷していたフロンターレの監督に就任すると、年を追うごとに順位を上げ、現在までに至るフロンターレの礎を築いた。

そして2006年、降格した柏レイソルの監督に就任すると、フロンターレ時代の主力である山根、岡山が石崎監督を追うようにレイソルに移籍、1年でのJ1復帰に貢献した。「石さんをJ1の舞台に」という2人の想いが結実した瞬間だった。

2007年、石崎監督自身初となる(監督代行という形では指揮経験があるが)J1の指揮、その滑り出しは順調そのものだ。圧倒的な運動量が体現するプレッシングサッカーで見事スタートダッシュに成功し、現時点でも5位という好位置につけている。

そんな中迎える、古巣との対戦。フロンターレを礎を築いた石崎信弘と、フロンターレのクラブステータスを高めた関塚隆。ジュニーニョ、マギヌン、寺田といった主力を欠くフロンターレに対し、怪我人も復帰し、ベストメンバーで等々力に乗り込むレイソル。チーム事情に差はあれど、日本屈指の名将に率いられたクラブ同士の戦い、熱戦が期待できそうだ。

posted by 犬太 |10:35 | 徒然なるままのコラム | コメント(1) | トラックバック(1)
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2007年06月10日

安田記念~春のG1の締めは、現役最強マイラー。~

2歳女王・ウオッカのまさかの敗北に始まり、そのウオッカによる64年ぶりのダービー制覇、波乱のG1戦線を演出した松岡&福永・・・一筋縄ではいなかった今年の春のG1戦線を締めくくったのは安藤勝己&ダイワメジャーのコンビだった。

内枠がなんだ。海外遠征帰りがなんだ。ダイワーメジャーの魅せた競馬は、まさに「横綱相撲」だった。

ゲートが開くと、ダイワメジャーはハナに立とうかという勢いで先行集団に取り付く。しかしそこは高ぶる気持ちをグッと抑え、注文をつけたいコンゴウリキシオーが手綱を懸命に動かし、先頭に立つ。コンゴウリキシオーに跨る藤田もまた、波乱のG1戦線を演出した1人だ。

各馬の序列も整い、直線を向く。長い府中の直線では差し・追い込みが効きやすいように思われるが、ヴィクトリアマイル、ダービーを見れば解る通り、逃げ・先行馬が良績を残している。ややもすると過剰人気に思われた3番人気というコンゴウリキシオーに対する期待値も、それを反映したものなのだろうか。

直線の半ばに入っても、先頭を行くコンゴウリキシオーの脚色が衰えることはない。高松宮記念を制したスズカフェニックス、府中で連対を外したことのないエアシェイディが後方から懸命に脚を伸ばすも、ジリジリとしか差が詰まらない。

「また逃げ馬か・・・」という声も漏れてきそうな東京競馬場。そんな中、道中4番手で前の様子を伺っていたダイワメジャーが1完歩ずつ差を詰める。100m、50m・・・ゴール版を通過した時、コンゴウリキシオーにクビ差をつけていた。

これで昨年のマイルチャンピオンシップと合わせての、マイルG1連覇。昨年の安田記念を香港馬・ブリッシュラックが制したことでマイル路線の地盤低下も囁かれたが、そんな不安を一蹴する横綱相撲だった。

陣営は次走、ダイワメジャーを宝塚記念に出走させるようだ。昨年の有馬記念3着が示すように、距離適正に問題はない。メイショウサムソン、アドマイヤムーン、ポップロック、カワカミプリンセス、さらには出走を匂わせているダービー馬・ウオッカ。今年のグランプリは、色とりどりの好メンバーが揃った面白いレースが期待できそうだ。

posted by 犬太 |14:45 | 競馬コラム | コメント(2) | トラックバック(1)
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