2006年12月01日
ガンバ大阪vs浦和レッズに始まり、浦和レッズvsガンバ大阪に終わる。
いよいよ今シーズンのJリーグも明日を持って終了となる。昨シーズンは5チームが最終戦まで優勝を争うという大混戦だったが、今年は浦和レッズ、ガンバ大阪の2チームに優勝争いは絞られた。 前評判からすれば順当な優勝争いに思えるが、両チームとも主力選手の故障が続出したこともあり、ここまでの道のりは決して平坦なものではなかった。特にガンバはチームの心臓とも言える遠藤を欠いて以降、攻撃への依存度がマグノ・アウベスに高まり、本来の細かくつないで相手を崩していくというパスサッカーが鳴りを潜めていった。前節の京都戦にしても、マグノ・アウベスの驚異的な活躍ぶりがなければ最終戦が消化試合になっていた可能性が高かった。 そういった背景を考えると、遠藤の復帰がチームに与える影響は計り知れない。仮に出場できるとしてもおそらく途中からだろうが、遠藤の持つ独特のリズムがガンバに本来のパスサッカーを呼び起こさせたとしたら、逆転優勝の目は見えてくる。また、播戸の復帰もガンバにとって好材料だ。今シーズン16点を挙げている得点力もさることながら、大舞台になればなるほど闘志を滾らせる強い精神力を持っている。播戸にとって、今シーズンの最終戦が優勝決定戦というのは、これ以上ない舞台だ。 それでも、得失点差で優位に立つ浦和の有利が動くことはない。今シーズン、ホーム・埼玉スタジアムでは負け知らずであり、3点以上取られた試合は1度もない。さらに守備の要・坪井が復帰するということもあり、ますます優位な状況になってきている。 とはいえ、浦和とて決して安泰であるとは言えない。確かに2点取られたとしても優勝は決まるが、前節のFC東京戦では優勝を意識するあまり全体的に受身になってしまい、サイドをえぐられ、失点に繋がりうるシーンも度々あった。FC東京のクロスの精度が低く、また決定的なシーンを得点に繋げることが出来なかったために事なきをえたが、ガンバは右サイドに日本代表・加地、左サイドにU-21日本代表・家長という日本屈指のタレントを持ち、前線には得点ランクトップのマグノ・アウベス、そして故障がありながらも日本人得点ランク3位に位置する播戸という強力なツートップが控えている。浦和としては、FC東京戦の二の舞にならないためにも、高い位置からプレスをかけ、ツートップへの供給源となるガンバの中盤、両サイドを自由にさせない必要がある。 前回の対戦からおよそ9ヶ月、様々な紆余曲折を経て最終戦を迎えた浦和レッズとガンバ大阪。12月2日、その両チームがついに雌雄を決する時が来た。アウェー・ガンバ大阪がスタジアムを青と黒に染めるのか、それともホーム・浦和の赤は何色にも染まらないのか──決戦の時は、刻一刻と近づいている。
posted by 犬太 |20:36 |
徒然なるままのコラム |
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