2007年06月16日
昨シーズンのリーグ戦を2位というクラブ史上最高の成績を残し、今年のACLではJリーグクラブ史上初となる決勝トーナメント進出を果たした川崎フロンターレ。中村、我那覇といった代表選手を輩出し、そのクラブステータスはますます高まっている。
そのクラブを指揮するのが、就任4年目となる関塚隆。就任1年目で勝ち点&総得点100越えという驚異的な成績でJ1昇格を果たすと、その後の躍進は前述の通り。オールスター・監督部門の投票でも現時点で1位となっており、その手腕は広く知れ渡っている。
特に評価すべきは、選手を育成する能力だ。入団当時はトップ下だった中村をボランチにコンバートさせると、今では日本代表の主軸を担うまでの選手に。そしてポテンシャルは高く評価されながらも警告癖のあった森(今でもあるが)を我慢強く起用し続け、J屈指のウイングバックまで成長させた。
フロンターレがJ1昇格を果たした前年、フロンターレは勝ち点1差でJ1昇格を逃した。当時、フロンターレの指揮を執っていたのは、現在柏レイソルを指揮を執る石崎信弘だ。2001年7月に低迷していたフロンターレの監督に就任すると、年を追うごとに順位を上げ、現在までに至るフロンターレの礎を築いた。
そして2006年、降格した柏レイソルの監督に就任すると、フロンターレ時代の主力である山根、岡山が石崎監督を追うようにレイソルに移籍、1年でのJ1復帰に貢献した。「石さんをJ1の舞台に」という2人の想いが結実した瞬間だった。
2007年、石崎監督自身初となる(監督代行という形では指揮経験があるが)J1の指揮、その滑り出しは順調そのものだ。圧倒的な運動量が体現するプレッシングサッカーで見事スタートダッシュに成功し、現時点でも5位という好位置につけている。
そんな中迎える、古巣との対戦。フロンターレを礎を築いた石崎信弘と、フロンターレのクラブステータスを高めた関塚隆。ジュニーニョ、マギヌン、寺田といった主力を欠くフロンターレに対し、怪我人も復帰し、ベストメンバーで等々力に乗り込むレイソル。チーム事情に差はあれど、日本屈指の名将に率いられたクラブ同士の戦い、熱戦が期待できそうだ。
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2007年02月12日
「止まると死ぬ魚」私がこの言葉を始めて聞いた時、軽い衝撃を受けたものだ。マグロなどがその代表例で、時速100kmから160kmという物凄いスピードで水中を泳ぐにもかかわらず、止まってしまったらそれで最期。酸欠に陥り、死を迎えてしまう。
ではなぜマグロはそこまで泳ぎ続けるのだろう?大前提としてもちろん生きるためというものがあるが、調べてみたところ、泳ぐのを止めると沈んでしまうらしい。寝る時はというと、群れで生活しているので周りの魚に連れて行ってもらう。ただ、その時にもヒレは動かし続ける。つまり、ひと時も休むことは許されないのだ。
このままだとただ単に魚の話をしているだけになるので、そろそろ本筋に入ろうと思う。ここで私が言いたいことは、「止まると死ぬ魚」と「汗かき屋」の類似性についてである。ここではキーワードして、「止まってしまったらそれで最期」「泳ぐのを止めると沈んでしまう」「寝る時はというと、群れで生活しているので周りの魚に連れて行ってもらう」「ひと時も休むことは許されない」以上の4つの言葉を取り上げて類似性について考察していきたい。
まず、「止まってしまったらそれで最期」「泳ぐのを止めてしまうと沈んでしまう」これは、チームにおける汗かき屋の存在意義に置き換えられる。汗かき屋が止まってしまうと個々にかかる負担が増え、各選手の長所すら奪ってしまう可能性がある。さらに汗かき屋が泳ぐのを止める≒試合に出場出来なくなる、もしくはチームから去ってしまうと、チームという名の船は沈んでしまう。これは、マケレレを放出した後のレアル・マドリードがタイトルを1つも手にしてないことからも窺い知れる。
そして、「寝る時はというと、群れで生活しているので周りの魚に連れて行ってもらう」この言葉について考察していくと、サッカーに限らず団体競技が決して1人では成り立たないということが理解出来る。寝る時≒動けなくなって来ている時は周りがサポートし、ピンチを未然に防ぐ。そして、動けなくなる時を無くそうとするためにチームの1人1人が「ひと時も休むことは許されない」という精神を持ってプレーする。特に汗かき屋はチームという縁の下を支えている。そこを崩さないためにも、それこそひと時も休むことは許されないだろうし、自身も特に肝に銘じていることだろう。
以前は注目度という意味では、やはり攻撃の選手に比べてその地位が確立されているとは言い難かった。しかし、近年ではその存在価値が認められてきている。「止まると死ぬ魚」と「汗かき屋」──最期にその類似性をもう1つ付け加えるとすれば、いずれも市場での価格が高騰しているということだ。日本人で過去に海外クラブからオファーがあった選手の中には浦和レッズの鈴木、FC東京の今野がいる。いうまでも無く、彼らは日本を代表する汗かき屋だ。
posted by 犬太 |15:35 |
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2007年02月07日
「エゴグラム性格診断」というものを聞いたことはあるだろうか?主に心理学の領域で使われ、最近では手軽にできる性格診断の1つとして行なわれているものだ。
この「エゴグラム性格診断」をやってみてふと気がついたのだが、これをサッカーに当てはめたらどうなるのだろうか?主観的な意見が入ってしまう部分もあると思うが、参考程度にひとつお付き合い願えればと思う。
まず、「エゴグラム性格診断」についてざっと説明すると、CP(批判的な親の心)、NP(養育的な親の心)、A(大人の心)、FC(自由な子供の心)、AC(順応した子供の心)の5つのタイプがあり、それぞれの値が高ければ高いほど潜在的にその心を持っているということになる。ちなみに私はA(大人の心)の値が1番高かった。
日本サッカーの歴史を遡っていくと、その特徴が顕著に表れる。「自分が活躍しない勝った試合よりも、自分が活躍して負けた試合の方が自分にとっては重要」と言い切った釜本はストライカーによくある典型的なFC(自由な子供の心、セルフィッシュな部分が見え隠れする)の持ち主であり、闘志を前面に押し出し、指揮官になった今もその滾ることのない闘志をぶつけるラモス瑠偉はCP(批判的な親の心、攻撃的過ぎるきらい有り)が高いと言える。そして10代の頃から高い知性、冷静さを兼ね備えていた中田英寿は早い段階からすでにA(大人の心、理詰めになりがち)を持っていたと言える。
話を現在に戻す。日本代表を例に取ると、川口は若かりし頃はCPとFCの値が高かったように思われるが、現在ではA(大人の心)やNP(養育的な親の心)が強くなってきたことで、以前のように感情を爆発させることが少なくなった。闘莉王はFC(自由な子供の心)とCPを持ち合わせたバランスの良い精神を持っていると思われる(CPの長所として、責任感、正義感がある)。阿部はジェフ千葉でキャプテンを任される以前はAC(順応した子供の心)が強く、何か物足りなさを感じたが、キャプテンに任命されて以降、CPの部分も見えてきた。
中盤の選手に目を移すと、鈴木はチームに安心感を与えるという意味ではNP(養育的な親の心)が強く出ているように感じる。一方で遠藤、中村憲といった試合を組み立てるタイプの選手はというと、求められる役割がそうだからか、FCの色合いが他の中盤の選手と比べて強くなっているように見受けられる。これは海外でプレーする中村俊輔、松井大輔にも言えることである。
そしてFWについてだが、近年FWにもディフェンスが求められるようになったからか、日本人だけがそうなのか判断が難しいところだが、私の目にはAC(順応した子供の心)の値が高いように見える。この値が目立ってしまうと主体性の欠如・消極的というマイナス要素が発生しかねない。ここはFCの心も忘れないでいてもらいたいところである。
最後に、現日本代表監督イビチャ・オシムは判断に迷うところだが、値が高いと思われるものとしてはCP(批判的な親の心)、NP(養育的な親の心)といった辺りか。前代表監督・ジーコが典型的なFC(自由な子供の心)の持ち主だったことを考えると、劇的な変化である。またジーコの前に監督を務めたトルシエは典型的なCPであると言える。その後に典型的なFCのジーコに引き継がれたことを考えると、これもまた劇的な変化であると言えよう。
posted by 犬太 |23:12 |
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2007年02月03日
少し古い記事になってしまうが、C大阪都並監督が珍指令「うまくこけろ」という記事があった。曰く、森島康が激しいマークを受けながらも果敢に突破を試みた瞬間にプレーを止め、自ら手本を示してピッチ上に倒れこんだそうだ。
これは、シュミレーションを狙えというものではなく、ファウルに耐えてもその後ボールを奪われたらピンチを招く。だったら無理せず倒れてしまえばいいというものらしい。
その記事を目にした時に私が感じたことは、やってることの次元が低くないか?ということだった。
もちろん「うまくこける」ことは状況によっては重要な技術である。特にスピードのある選手などは無理な体勢で踏ん張ると、筋肉系の怪我をする危険性がある。さらに、「うまくこける」ことによって、ファウルをもらえる可能性も出てくる(結果的にシュミレーションになってしまうが)。セットプレーの重要性は現代サッカーにおいてその比重を高めているだけに、広義的に考えると「うまくこけろ」という都並監督の言い分も一理ある。
ただ、それはサッカーを構成する要素において極めて低い位置づけだ。そんなことに時間を割くぐらいだったら、他にすべきことがあるのではないだろうか。特に今回のケースでは「果敢に突破を試みた」にもかかわらずプレーを止めてしまっている。もしこのままプレーを続けさせていたとして森島康が激しいマークを物ともせずに突破出来たとしたら、森島康にとって大きな自信となり、自身のプレーのオプションも増えたことだろう。だが、今回プレーを止められ、「こけてもいいんだ」という意識を刷り込まれてしまったことで、森島康がプレーのオプションを増やすチャンスを逃し、「果敢に突破を試みる」姿勢が殺がれてしまった可能性もある。最も危惧すべきは、そこである。
もっとも「うまくこけろ」という指導について、都並監督自身はそれほど重要なものとして捉えておらず、あくまでこういう方法もあるんだよ、という程度の気持ちで指導したのかもしれない。とはいえ、あの場面でなぜ都並監督が「良いチャレンジだったぞ!」と言った言葉を掛けてあげなかったのか。チャレンジしたプレーを止めてまで教えなければならないことだったのか。19歳の選手に対して言った「うまくこけろ」本当に、それで良かったのか。
posted by 犬太 |23:48 |
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2007年01月28日
「和製ロナウド」「和製クライファート」「和製アンリ」・・・これはサッカー界に限ったことではないが、日本には外見やプレイスタイルが有名選手に酷似している若手選手が出現すると、多くの場合「和製○○」というような表現を用いる。
そもそも「和製」とは一体どんなものを差すのだろうか。手始めとして「和製」という言葉を辞書で調べてみると「日本でできたもの。日本製。国産。」というような説明があり、例文には「和製プレスリー」と出ている。ちなみに和製プレスリーとは佐々木功のことであり、宇宙戦艦ヤマトを歌っている人だ。つまり、この「和製」という表現は、辞書に載っているからには国家が認めた言葉ということになる。
ただ、個人的にこの「和製○○」という表現は何だかしっくり来ない。もっと言ってしまえば「和製○○」という表現に対して一種の嫌悪感すら覚えてしまう。そもそも「和製○○」という表現で取り上げられることが本人にとって何のメリットになるのだろうか?選手は「和製○○」という括りで見られることによって、嫌でもその選手を意識することだろう。もちろんその選手が自身の目標とする選手であり、比較されることに喜びを感じる場合もあるだろうが、大抵のケースでは比較されてしまうことによる過度な期待とプレッシャーに押し潰され、最終的には「自分らしさ」を失ってしまう。実際、前述の「和製ロナウド」矢野隼人や「和製クライファート」阿部祐大朗はJの舞台から姿を消している。
そこで求められてくるのが、オリジナリティの確立である。「和製○○」などと言った枠組みにとらわれず、そんな陳腐な比較論すら浮かばない。釜本やカズ、中田英のような「唯一にして無二」であり、彼らにしかない独特のオーラを放つ選手こそが、今後必要となってくる。今後彼らの後継者と囃し立てられる選手がもしかしたら出現するかもしれないが、少なくとも彼らが出現した時に「和製○○」や「○○の再来」といった表現は使われなかったはずだ。彼らはその時既にそれぞれ「釜本」「カズ」「中田英」というオリジナルを完成させていたのだ。
現在の若手選手では、ガンバ大阪の西野監督が家長のことを「和製メッシ」と表し、FC東京の原監督は梶山のことを「和製バレロン」もしくは「和製ジダン」とまで評した。彼らがそれだけのポテンシャルを秘めていることから「和製」という表現を用いたのだろうが、個人的には「和製」と付いただけで何だかスケールダウンしたように感じてしまう。要は、それぞれ「家長」「梶山」というオリジナリティを確立すればいいだけのことだ。
「和製○○」と呼ぶような傾向は、選手が意識しているというよりも、むしろマスコミや監督、コーチなどが意識しているように見受けられる。それゆえ、比較された選手のプレーを手本として見るのではなく「模倣」として見るようになってしまうケースがある。そしてそれがその選手のオリジナリティを結果的に狭めてしまう。マスコミ、そして監督・コーチには「和製○○」という陳腐な表現を用いるのではなく、一選手としてのオリジナリティを最大限尊重した表現をしてもらいたいものである。そして、選手にも「和製○○」と呼ばせないほどのオリジナリティを確立していってもらいたいものである。
posted by 犬太 |22:01 |
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2007年01月17日
短期間でチームを立て直すためにベテラン選手を「助っ人」として獲得する、出場機会に恵まれない若手が出場機会が見込まれるクラブへ1年ないしは2年以上に渡り在籍することで試合経験を積む──いわゆる「レンタル移籍」と呼ばれる制度を活用することはもはや当たり前となっている。最終的には所属元には戻ってこなかったものの、ベガルタ仙台にレンタル移籍した佐藤寿がそこでブレイクし、日本代表にまで上り詰めたという例もあり、以前にも増してレンタル移籍制度を使用するクラブが増えている。
もちろん、レンタル先に行ったからといって出場機会が100%保障されているわけではない。若手選手の中にはレンタル移籍をネガティブに考える選手もいるかもしれない。だが、全く違う環境の下に放り出されることで、選手としても人間としても一回りも二回りも大きくなることが可能になる。レンタル移籍をポジティブなものとして捉え、より高い成長意欲を持って過ごした選手だけが胸を張って所属元に戻ることができるのだ。
そして2007年も、多くの選手がレンタル先での武者修行を終え、所属元クラブに戻ってきた。ここでは、2007年に保有権を持つクラブに復帰したJ1所属の若手選手に話を限定したい。北から順に追っていくと、大宮は昨年草津の攻撃の中心として君臨し、J2アシスト王にも輝いた島田が復帰した。小林大悟に頼りがちだった攻撃のオプションを増やすという意味でもレフティーでパスだけではなく自ら仕掛けることも出来る島田の復帰が大宮にもたらす効果は大きいだろう。
1年でのJ1昇格を果たした柏には、愛媛で11得点を挙げた菅沼が復帰した。17歳でJリーグデビューを果たし、各年代の代表にも選ばれたようにそのポテンシャルは早くから認められていたが、愛媛で出場機会を得たことで持ち前の高い攻撃性を存分に発揮し、J2というカテゴリーながらも確かな結果を残し、今回復帰の運びとなった。愛媛ではどちらかというと下がり目の位置でプレーしていたが、元々はFWの選手だ。玉田が抜けて以降、日本人ストライカーの育成が急務な柏で玉田を超える活躍を見せることが出来るだろうか。
レンタル移籍は何もJリーグ間に限ったことではない。JFLのロッソ熊本からは、飯倉がマリノスに復帰した。GKというポジション柄、出場機会を得るのは容易なことではないが、榎本達が神戸に移籍したことでチャンスは確実に広がっている。決して大柄ではないが天皇杯・対仙台戦で見せたパフォーマンスが示すように、今後の成長如何では正GKの座をおびやかしうる可能性を秘めていることは確かだ。
2年の間札幌へレンタルされ、3シーズンぶりに磐田への復帰を果たしたのがCBを本職とする加賀だ。元々定評のあった1対1の強さに磨きをかけ、攻撃サッカーを標榜する札幌にあって積極的な攻撃参加を見せ、攻撃的なセンスも身につけた。レギュラー陣の高齢化が進み、次なる人材の育成が求められる磐田においてまだ23歳と若く、サイドもこなせる加賀の存在意義は高いものになるだろう。
最後に、個人的にかなり期待しているのが、愛媛から広島へ復帰することとなった高萩である。以前はひ弱さが目に付いていたが、試合数の多いJ2で44試合に出場し、チームの中心として1年間フル稼働した。さらに11月に行なわれたU-21が出場したアジア大会に選出され、そこでも出場機会を得るなど愛媛で過ごした1年は高萩にとって大きなステップアップになったようだ。ユースの後輩である柏木は既にレギュラーの座を獲得しており、レギュラー獲りを目指す高萩にとって2007年は真価を問われる年になりそうだ。
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2006年12月29日
1月1日が終わると、国内のサッカーは3月までしばしの休息に入る。しかし、選手に束の間の休息があったとしても、来期の戦力補強のために奔走するフロントに休息はない。では、ここで現時点での移籍動向を振り返っておこう。
昇格2年目ながらACLに出場することが出来る年間2位で今シーズンを終えた川崎フロンターレ。ウィークポイントであるGKにカテゴリー別代表経験のある川島を名古屋グランパスエイトから補強した。そして北京五輪予選に選ばれるであろう谷口の穴埋めとして共に戦力外通告を受けたベガルタ仙台の村上、柏レイソルの落合を補強。さらに磐田から河村をレンタルで獲得し、やるべきことは年内にやり終えたという印象だ。
昇格組では、神戸の活発な動きが目立つ。山形から(厳密に言うとナシオナルからだが)今期23得点を挙げたレアンドロをレンタルで獲得すると、横浜FマリノスからGK榎本達也を完全移籍で獲得、さらに天皇杯・大宮戦でも得点を挙げたJFL・YKK APの岸田を獲得するなど補強に余念が無い。巷の噂ではセレッソ大阪の大久保の完全移籍での獲得を目指しているとのことで、今オフの神戸の動きから目が離せない。
J2で活発な動きを見せているのが、1年でのJ1昇格という目標を達成できなかった東京ヴェルディ1969だ。磐田の常勝時代を知る服部の獲得をはじめ、湘南のチャンスメイカー・佐藤悠介、さらに現在磐田からセレッソ大阪にレンタルされている名波、同じく川崎から札幌へレンタルされているフッキの獲得も噂されている。
前述の佐藤悠介を引き抜かれた湘南もいつになく積極的な動きを見せている。FC東京を戦力外になったジャーンの獲得を早々に発表すると、フランスワールドカップのメンバーでもある清水の斉藤を獲得。さらにJ1で自力を積んだ中里、柿本をレンタルから復帰させるなど、「神奈川4番目のチーム」に成り下がってしまった「湘南の暴れん坊」が本気でJ1の舞台への復帰を目論んでいる。
降格組では前回の降格からJ1復帰までに2シーズンを費やした京都パープルサンガが、チーム名を京都サンガF.C.に一新すると共に1年でのJ1復帰を目指すべく、着々と準備を進めている。パウリーニョ、アンドレをはじめとした主力選手の流出を抑えると、今シーズンJ1ワーストとなる74失点を喫したディフェンス陣のテコ入れとして秋田、森岡といった世界を知る経験豊富なベテランを補強。同じミスを2度繰り返してはならぬというフロントの強い意気込みが伝わってくるようだ。
現時点では大物の移籍はまだないが、浦和、FC東京、名古屋が狙っているとされるジェフ千葉の阿部をはじめ、2年連続J2日本人得点王であるサガン鳥栖の新居、さらにはフロントとの意見の相違から主力選手の流出も考えられる横浜F・マリノスの選手の動向も気になるところである。オフシーズンもJリーグから目が離せない。
posted by 犬太 |00:43 |
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2006年12月14日
このような形でのレスになってしまうことをお詫び申し上げます。
私はサッカーをやっていたこともあり、この言葉の存在は知っていました。ただ、マスコミ間でこの言葉が取り上げられる機会がほとんどないこともあり、こんな言葉もある、という程度の気持ちで今回「サッカーは格闘技」というテーマで記事を作成しました。
UPする際に、さとしさんがおっしゃっていたように調べが足りなかったという指摘を受けても仕方がないと思っています。そのような記事をスポーツナビさんのブログに載せるのは駄目だと思い、今回の記事を削除するに到りました。
コメントを下さった皆さん、記事を読んだ下さった皆さん、誠に申し訳ございませんでした。今度はこのようなことがないように致します。
posted by 犬太 |14:11 |
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2006年12月01日
いよいよ今シーズンのJリーグも明日を持って終了となる。昨シーズンは5チームが最終戦まで優勝を争うという大混戦だったが、今年は浦和レッズ、ガンバ大阪の2チームに優勝争いは絞られた。
前評判からすれば順当な優勝争いに思えるが、両チームとも主力選手の故障が続出したこともあり、ここまでの道のりは決して平坦なものではなかった。特にガンバはチームの心臓とも言える遠藤を欠いて以降、攻撃への依存度がマグノ・アウベスに高まり、本来の細かくつないで相手を崩していくというパスサッカーが鳴りを潜めていった。前節の京都戦にしても、マグノ・アウベスの驚異的な活躍ぶりがなければ最終戦が消化試合になっていた可能性が高かった。
そういった背景を考えると、遠藤の復帰がチームに与える影響は計り知れない。仮に出場できるとしてもおそらく途中からだろうが、遠藤の持つ独特のリズムがガンバに本来のパスサッカーを呼び起こさせたとしたら、逆転優勝の目は見えてくる。また、播戸の復帰もガンバにとって好材料だ。今シーズン16点を挙げている得点力もさることながら、大舞台になればなるほど闘志を滾らせる強い精神力を持っている。播戸にとって、今シーズンの最終戦が優勝決定戦というのは、これ以上ない舞台だ。
それでも、得失点差で優位に立つ浦和の有利が動くことはない。今シーズン、ホーム・埼玉スタジアムでは負け知らずであり、3点以上取られた試合は1度もない。さらに守備の要・坪井が復帰するということもあり、ますます優位な状況になってきている。
とはいえ、浦和とて決して安泰であるとは言えない。確かに2点取られたとしても優勝は決まるが、前節のFC東京戦では優勝を意識するあまり全体的に受身になってしまい、サイドをえぐられ、失点に繋がりうるシーンも度々あった。FC東京のクロスの精度が低く、また決定的なシーンを得点に繋げることが出来なかったために事なきをえたが、ガンバは右サイドに日本代表・加地、左サイドにU-21日本代表・家長という日本屈指のタレントを持ち、前線には得点ランクトップのマグノ・アウベス、そして故障がありながらも日本人得点ランク3位に位置する播戸という強力なツートップが控えている。浦和としては、FC東京戦の二の舞にならないためにも、高い位置からプレスをかけ、ツートップへの供給源となるガンバの中盤、両サイドを自由にさせない必要がある。
前回の対戦からおよそ9ヶ月、様々な紆余曲折を経て最終戦を迎えた浦和レッズとガンバ大阪。12月2日、その両チームがついに雌雄を決する時が来た。アウェー・ガンバ大阪がスタジアムを青と黒に染めるのか、それともホーム・浦和の赤は何色にも染まらないのか──決戦の時は、刻一刻と近づいている。
posted by 犬太 |20:36 |
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2006年10月24日
「選手名を状況に応じて正確に言える」
実況の果たすべき最低限の役割を挙げるならば、この答えに行き着く。そして数多くいる実況の中で、特に個人的に素晴らしいな、と思っているのが、スカパーやJ SPORTSなどで実況を務める倉敷保雄さんだ。
倉敷さんの素晴らしい所は、それほど有名なクラブでない選手の名もスラスラ言えてしまう所だ。また声の質も非常に滑らかで、試合を見ていて気分が害されることがない。試合が中断したときなどに使われる「小ネタ」も豊富で、倉敷さんの情報量の豊富さが垣間見える。さらに現地の発音に合わせて選手を紹介しているのも倉敷さんの特徴の1つで、例を挙げると、ロナウドのことをホナウドというように言っている。倉敷さんが実況だからこの試合を見る、という人も多い。
稀にテンションが急上昇してしまい、「稲本潤一~ゲットォ~~!」「ゴラッソ~!」など、(?)な発言が飛び出す時があるが、それも含めてサッカーファンの中で最も愛されている実況の1人と言えよう。
「鉄人」という異名を持つ八塚浩さんもまた、ファンの間での評判が良い。
「サカつく」の実況を務めている人、といった方が分かりやすいのかも知れないが、年間300試合以上を実況し、それ以外にも競馬番組の司会をこなしていた時期もある。そんなハードスケジュールの中であっても大きなミスをすることなく円滑に実況する八塚さんのプロ意識の高さには頭が下がる思いである。
そしてプレミアリーグやJリーグの実況を務める西岡明彦さんの実況も試合の良いスパイスを加えてくれる。西岡は実況以外にもサッカーに関する造詣が深く、ウエストミンスター大学でメディア論を専攻、スコットランドサッカー協会公認の少年少女指導資格を取得したり、2004年にフットメディアを設立し、スポーツ選手・指導者、およびアナウンサー・雑誌編集者のマネージメント業務を行うなど実況以外での活動も幅広い。日本の中でも実況以外でこれだけの経験を持った人はいないのではないだろうか。
「サッカーを愛する皆さん、ごきげんいかがでしょうか?」というお決まりのオープニングのコメントで名番組・三菱ダイヤモンドサッカーを盛り上げたのが、金子勝彦さんだ。2002年にはこれまでの功績が評価され、Jリーグ特別功労賞を受賞し、70歳を過ぎた今もなお実況者として第一線で活躍している。
その実況スタイルには賛否両論の声があるが、個人的にはフジテレビの青島達也さんの実況も好きな部類に入る。確かに時折うるさい、と思ってしまうこともあるが、基本的には落ちついた実況をしているし、またその膨大な知識量も他の民放の実況とは一線を画している。特に風間八宏さんとのコンビはフジテレビの名コンビと言える。
そして実況を語る上で絶対に外せないのが、山本浩さんである。「山本節」とも呼ばれる名台詞をいくつも遺しており、特に横浜フリューゲルス最後の日となった天皇杯決勝でのフレーズは、横浜フリューゲルスの記憶と共に決して風化することなく生き続けている。
思えば、サッカーでの「名場面」を思い浮かべるとそこには必ず「名実況」が存在する。喜びのあまり声が裏返ってしまった「ジョホールバルの奇跡」での実況、マラドーナの「5人抜き」の時の実況・・・「実況」がいるからこそ、サッカーを見る面白さがプラスアルファされるのだろう。
posted by 犬太(ケンタ) |21:46 |
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