2006年12月21日
J2第4節・横浜FCvsモンテディオ山形
J2第4節、ホームにモンテディオ山形を迎えた横浜FC。開幕戦の指揮を執った足達監督の姿はすでになく、後任となる高木監督が試合の指揮を執っていた。 前回のホーム開幕戦では、例を見ない早々の監督交代劇に不信感を抱いたサポーターが横断幕、声援を一切排除した「ボイコット」を行なった。チームは続く第3節・徳島戦でも勝利を手にする事が出来ず、3節を終えて未だに未勝利だった。この試合の出来如何ではサポーターの怒りの矛先が高木監督に向いてもおかしくなかった。 だが、前回のホームでの開幕戦とは違った部分が1つだけあった。それは横浜FCサポーターの応援だ。三ツ沢球技場に「ヨ・コ・ハマ!ヨ・コ・ハマ!」の声援が鳴り響く。これが、本来の三ツ沢球技場の正しい姿だ。 あるべき姿を取り戻したスタジアム。その中で選手達は躍動した。 ベテランのカズ、城が前線から献身的にプレスをかけ、それに中盤が連動することでボールホルダーを決してフリーにさせることなく断続的にプレスをかけ続ける。最終ラインではシーズン途中で退団してしまったトゥイード、チョン・ヨンデが体を張り、最後の砦に守護神・菅野が立ちはだかる。後に「ハマナチオ」とも称された鉄壁のディフェンスの礎はこの段階で完成されていた。 攻撃に関してもこの試合が今シーズン初スタメンとなった内田が前線に積極的に飛び出すことで攻撃にアクセントを加え、ボランチの吉野も機を見てはスルスルとゴール前まで上がっていた。攻撃陣に突出した個の力こそないものの、攻撃にサイドハーフだけでなくボランチも絡んでいくことで「3人目の動き」を作り出し、攻撃に厚みを持たせていた。 好守における連動性が出た横浜FCは、36分に得たPKをカズが落ち着いて決め、後に何度も見せることとなるウーノ・ゼロ(1-0)で高木監督就任後初となる勝利を手にした。しかし、この時点で今シーズンの横浜FCの快進撃を予想できた人はほとんどいなかっただろう。横浜FCが見せた快進撃、その出発点はこの試合だった。
posted by 犬太 |22:52 |
横浜FC |
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