2006年10月08日
ベガルタ仙台vsロッソ熊本~試合後に起きたブーイングの訳~
天皇杯の魅力、それはいうまでもなくノンカテゴリーであることだ。高校から大学、社会人まで様々なチームがプロ相手に一泡吹かしてやろう、という高いモチベーションを持って年に1度のこの大会に臨んで来る。そしてそれは思わぬ大波乱を招くことがある。 記憶に新しいのは、2004年のザスパ草津の快進撃だ。アウェーでセレッソ大阪を破ったかと思えば、Jリーグ年間チャンピオンに輝くなど当時隆盛を極めていた横浜F・マリノスを2人の退場者を出しながらも延長戦で破る大金星を挙げた。 そしてこの試合の前に中継されていた横浜FCvsバンディオンセ神戸の試合でも現在J2首位の横浜FCをバンディオンセ神戸が破るという波乱があった。 さて、そろそろ本題に入ろう。 ベガルタ仙台のホームに、ロッソ熊本が乗り込んだ。ロッソ熊本は今年Jリーグ準加盟クラブとして承認を受け、リーグ戦で2位以内に入れば来シーズンからJ2への参戦が可能になるチームである。現在J2で4位の位置にいるベガルタ仙台は現状のチーム力を図る上では恰好の対戦相手と言えるだろう。 立ち上がりは両チームともほぼ互角だった。ホームの仙台はロペスを攻撃の軸とし、彼を起点にして両サイド、特に右サイドの中田がゴール前まで飛び出す場面が何度も見られた。だが、ディフェンスはというと球際での寄せやプレスのかけ方がやや甘く、シュートまで持っていかれるシーンが多かった。 熊本は立ち上がりはカウンターをベースにした戦術を見せ、早めにFWの高橋に当ててそこからサイドへ展開、という一連の約束事がなされていた。特に主に左サイドから攻撃を組み立てた斉藤から多くのチャンスが生まれていて、仙台は彼に手を焼いていたようだった。ディフェンスではラインを引き過ぎないように設定し、ボルジェスには朝比奈が常に見るような形でマーク、そして仙台最大の攻撃のキーマンのロペスには常に2、3人が彼がボールを持つとプレスをかけていた。それでもJ2の中でも屈指の実力の持ち主であるロペスをなかなか抑えきれず、逆に彼に人数をかけたことでサイドにスペースが出来てしまい、そこを突かれてピンチを招く場面が目立った。 先制したのは仙台だった。仙台としてはラッキーな、そして熊本としてはアンラッキーなゴールだったが、何はともあれこのゴールによって仙台はある程度落ち着きを取り戻し、くさびに対するチェックも厳しくなり、立ち上がりに比べてディフェンスに安定感が増していた。熊本の方も先制点こそ取られはしたが内容は決して悪いものではなく、点を取られた後もディフェンスが破綻をきたすことはなく、後半への望みを託した。 そして迎えた後半、立ち上がりから積極的に仕掛けたのは仙台だった。早く勝負を決めたい、という思いがあったのだろうか、前半は主に中田が攻撃参加していた右サイドが起点だったが、後半は左サイドの磯崎も積極的に攻撃参加することで、両サイドから起点を作っていた。そして梁、熊林がそれに絡むことで中盤を完全に支配した。 しかし、これだけ仙台が前掛かりになってももう1点もやれない熊本の決死のディフェンス、特にGK飯倉の神がかり的なスーパーセーブの前に肝心の追加点が奪えない。すると、少しづつ、流れは熊本へと傾いていった。 疲れから徐々に足が止まってきた仙台に対して運動量の落ちなかった熊本はサイドから次々とチャンスを作った。サイドでの攻防に対して常に数的優位を作り、またサイドからのクロスに対しても中央にFWだけでなく2列目からどんどん選手が飛び出していった。後半全くといっていいほど拾えなかったセカンドボールも拾えるようになったことで流れは完全に熊本へと傾き、試合だけでなくスタジアムの空気さえも熊本が支配していった。終盤、度々カウンターからピンチを招いたものの、ここでもGK飯倉がスーパーセーブを見せ、決して追加点を奪わせなかった。 熊本は最後まで攻め続けた。しかし、とうとう同点に追いつくことはできなかった。だが、自分達のサッカーを最後までやり通した上での僅差での敗北──内容では決して劣っていなかった──これは賞賛されてしかるべきだろう。仙台のホームで仙台が勝った後に起きたブーイング、そして期せずして起きた「ロッソ熊本!」コール。この一連の出来事がそれを物語っている。
posted by 犬太(ケンタ) |17:11 |
天皇杯コラム |
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J2勢4チームが敗れる波乱 【サッカー天皇杯ブログ】
天皇杯は3回戦に突入し、J2チームが登場しました。アップセットは天皇杯ならではの醍醐味(だいごみ)ですが、8日に行われた14試合では、実にJ2の4クラブが敗れる波乱がありました。しかも姿を消したのは、現時点でJ2の首位を走る横浜FCを筆頭に、3位のヴィッセル神戸、東京ヴェルディ1969、水戸といった顔ぶれ。2年前の覇者である東京Vを破ったJリーグ準加盟を申請中の栃木SC(栃木)をはじめ、バンディオンセ神戸(兵庫) 、YKK AP(富山) 、静岡FC(静岡)、そしてHonda FC(JFL)の勝ち上がりに
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Re:ベガルタ仙台vsロッソ熊本~試合後に起きたブーイングの訳~
お邪魔します^^
ロッソは見事な闘いぶりでしたね。
ベガルタはメンバーを落とさずに闘ってきたのに、内容では1枚も2枚もロッソが上手だった気がします。
失点のシーンはしょうがないでしょう。
シュミレーションぽかったPKでしたもの。
肝心の福嶋が不発で、高橋が孤軍奮闘していたあたりが今後の課題ですね。
なにはともあれナイスゲームでした。
posted by 中坊 | 2006-10-08 19:05
Re:ベガルタ仙台vsロッソ熊本~試合後に起きたブーイングの訳~
現在,VTRチェック中です。GK飯倉すごいですねぇ。超ファインセーブ連発。ロッソ,仙台相手に決して負けてない試合内容。PKの1本だけですもんねぇ。1回戦カマタマ戦見に行きましたが,格の違いを見せつけてました。ロッソは十分J2レヴェルのチームです。早くJ2に上がってこい!愛媛FCとの対戦が楽しみです。
posted by wakuwaku@愛媛サポ | 2006-10-08 19:15
Re:ベガルタ仙台vsロッソ熊本~試合後に起きたブーイングの訳~
中坊さん>私も正直あれはシュミレーションかな・・と思いました。ただ内容では完全に勝っていましたしロッソ熊本にはなんとか来年からJ2で戦ってもらいたいものですね!
wakuwaku@愛媛サポさん>飯倉選手は私のバイト先の後輩の知り合いだから妙に肩入れして見ていました!愛媛はJ2初参戦ながら自分達のスタイルを確立している良いチームですよね!愛媛には四国のサッカー熱を上げていってもらいたいですね。
posted by 犬太 | 2006-10-09 01:04
Re:ベガルタ仙台vsロッソ熊本~試合後に起きたブーイングの訳~
熊本に住んでいるものです。
ロッソはNTT西日本熊本時代から見守ってきていますが・・・・(ロッソに)生まれ変わったせいなのか、なんだか全然動きが違っていますね。JFLでの絶好調ぶりが今回の試合でも現れているように思えます。昨年の天皇杯はロッソの試合を生で見ましたけど、今年と見比べても全然違いますね。とか何と言っていますけど、実を言うと、今日の放送をすっかり忘れていて、気づいた時点で後半の途中から見らなければならないのを余儀なくされ・・・・・。_| ̄|○|||
つーか、その前の横浜FC対バンディオンセ神戸の試合も見忘れている・・・・。_| ̄|○|||
あやふやな文章でごめんなさい。m(_ _)m
posted by なっく | 2006-10-09 02:09
Re:ベガルタ仙台vsロッソ熊本~試合後に起きたブーイングの訳~
なっくさん>私は今回初めてロッソの試合を見たのですがこの試合の感じだとJ2に参入したとしてもソコソコやれそうだなと思いました。ちなみに、私も横浜FC対バンディオンセ神戸の試合を見忘れてしまいました・・
posted by 犬太 | 2006-10-10 01:40
Re:ベガルタ仙台vsロッソ熊本~試合後に起きたブーイングの訳~
あの試合は審判にも少し問題があったと思います。後ろからのファールも何度かありましたし。
ボールに向けてスパイクの歯を見せてPKになった試合は初めて見ました(爆)
なにより、熊本は九州男児の力を見せ付けましたよ!!サガン鳥栖や、ロッソ熊本、アビスパ福岡、、、沖縄までもっともっと九州勢も奮闘しましょう!!そのうち、九州リーグが出来ちゃったりして(笑)私は九州生まれなので、大分のように九州勢ががんばっているとパワーをもらいますよ!
ブーイングは仕方ないでしょう!熊本が大健闘です!!
posted by 烏 | 2006-10-10 09:18
Re:ベガルタ仙台vsロッソ熊本~試合後に起きたブーイングの訳~
鳥さん>九州勢は最近アツいですよね!もともと国見、東福岡、鵬翔が全国大会で活躍しているようにサッカー熱のある地域ですから九州リーグも夢じゃないかもしれませんよ!
posted by 犬太 | 2006-10-12 01:17


