2007年03月06日

奥大介~束縛を嫌い、自由を謳歌する「サッカー小僧」~

奥のプロサッカー人生は、自身の欲求に対する「強制排除」から始まった。ジュビロ磐田入団と同時に監督を務めたハンス・オフトはリスクを極力避けるために「ドリブル禁止令」を出した。マラドーナに憧れ、ドリブルを己のストロングポイントとしてプロへの道を拓いた男からすれば、それは拷問とも言えるものだった。

転機が訪れたのは、1997年だった。オフト退団に伴い、後にブラジルを率いてワールドカップを制することとなるフェリペが監督に就任。奥のプレイスタイルを高く評価したフェリペは、奥をレギュラーに抜擢した。フェリペは半年足らずで退団してしまったが、その後もレギュラーに定着した奥は9得点を挙げる活躍を見せ、チーム初の年間優勝に貢献した。さらにその翌年には前年を上回る12得点を挙げ、年間優勝こそ逃したもののベストイレブンに選出され、代表デビューも果たした。順風満帆──今後の奥のサッカー人生に1点の曇りもないかに思えた。

しかし、「サッカーは楽しくやってナンボ」を身上とする奥にとって、2000年後半から固定されたサイドというポジションは「楽しくない」ものだった。それがチーム事情によるものであることはわかっていても、サッカーを心の底から楽しめない自身の気持ちには変えられなかった。

そして2002年、奥は移籍を決断する。磐田での最後の試合が退場劇という後味の悪いものから円満退団という訳にはいかなかったが、横浜F・マリノスに自身の本当の居場所を求めた奥は、中央で使われることによって輝きを取り戻し、2003~2004年にかけてチームは2連覇を達成。その中心にはゲームキャプテンとしてチームを引っ張った奥の姿があった。

それを「わがまま」と言われることもある。サイドでの起用を拒み、トップ下と中央にこだわった男は2007年、横浜FCに籍を移し、開幕戦の埼玉スタジアム2002のピッチに立っていた。自身の居場所がある限り──まだ終わらない、まだ終われない。

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posted by 犬太 |20:53 | Jリーグプレイヤーズコラム | コメント(3) | トラックバック(0)
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Re:奥大介~束縛を嫌い、自由を謳歌する「サッカー小僧」~

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う~ん・・・渋いww

ただ、浦和戦・・・「収まらなかった」ですよね? 当然アノ手の試合でアノ手の選手って抹殺されると思うんですが「もう一人」運動量&そこそこ運べる選手が欲しいなぁ・・・と思いました。それでも1本「裏街道」的なので抜いた時に山本マサクニが「サスガに巧い!!」って言った時、それまで知的・インテリを装ったコメントを貫いてた山本の飾らない「素」が出て笑いましたww

全く話は変わりますが「Sゴールドの子供」
負けちゃった様ですね・・弥生賞。あの馬は評価低いんですか?

posted by 上段青天ですw | 2007-03-07 08:09

Re:奥大介~束縛を嫌い、自由を謳歌する「サッカー小僧」~

コメント投稿者ID :

この手のコラムは完全に思いつきでやってますからね~個人的に「代表ではレギュラー定着に至らなかった選手」がなぜか大好きなもんで・・・マサクニさんは久保のゴール後も「良い時間に決めましたね」って超冷静なコメントをしていたのがツボでした(笑)もし金田さんだったら「スゲー!」を連呼していたでしょうね(笑)

実はドリームジャーニーは某誌のPOGで持っているもんで思い入れがあるんですけどね~。皐月賞では伏兵がハイペースで引っ張って人気馬が早めに動く展開にならない限り連を確保するのは難しそうですよね。皐月賞はとりあえずアドマイヤオーラからって思ってます。。フサイチホウオーは親父のイメージが強くって連を外しそうな気が・・

posted by 犬太 | 2007-03-07 12:33

奥大介~束縛を嫌い、自由を謳歌する「サッカー小僧」~

コメント投稿者ID :

Jリーグ発足前、まだ少年サッカーがマイナースポーツだった頃、縁日などで、サッカー少年たちが来ていると、すぐにそれだと分かりました。
まるで、狼のように群れているのです。
学習塾に来ていた小学6年生のサッカー少年たちも、サッカーをしていない少年に比べて、性意識は遥かに早熟でした。
サッカーがメジャースポーツ化している今、小学生たちの実態が、危惧されます。
あるお母さんが、ブログで述べていました。
「長男は、少年野球をしているが、監督に礼儀作法を叩き込まれている。しかし、サッカーをしている次男は、整列もしないし、”監督~、それは違うと思います”と平気で口にする。」
サッカーは、戦争の代替手段として使われた歴史もあり、自己主張の強い競技となる。
かなりのサッカー少年が、人を下目使いに見ることも、気になる。
Jリーグをモデルにした少年サッカーは、少年を生意気にした。これは断言できる。
もし日本にプロサッカーを導入するならば、野球がそうであったように、柔道・剣道同様、「サッカー道」にしなければならない。
先輩・後輩関係の確立や、監督への絶対服従、ペナルティーとしての丸刈りも恐れない、くらいの姿勢が必要だ。

posted by ねん | 2009-03-04 23:26

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