2009年10月31日

関東大学サッカー まもなく第19節開催

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の第19節が3日(祝)に行われる。


 1部の対戦カードは、
駒沢陸上 11:30 法 大(現在11位)vs専 大(現在10位)
駒沢陸上 13:50 明 大(現在 3位)vs早 大(現在 7位)
NACK5 11:30 駒 大(現在 5位)vs筑波大(現在 9位)
NACK5 13:50 流経大(現在 1位)vs中 大(現在 2位)
平 塚 11:30 神 大(現在 8位)vs東海大(現在12位)である。
※平塚の第2試合として予定されていた慶大(現在4位)vs国士大(現在6位)は、慶大が新型インフルエンザ感染者の発生により活動中止となっているため、延期になった


 ほとんどのカードが順位の近い大学同士の対戦となっており、各大学――目標は優勝であったりインカレであったり残留であったり様々だが――にとって後期のヤマ場となる節になりそうだ。興味深いのは、駒沢の「法大vs専大」か。

《法大vs専大》
 高い実力を有しながら、勝負弱さがアダとなり、残留争いの主役となっている2チームの対決である。

 専大は前節、元Jリーガーの中町公祐(4年)らを擁するタレント軍団の慶大を3-0で圧倒。順位を10位に上げ、残留へ一歩前進した。ただ、選手層の薄さや経験値の少なさ等により、いい試合が2試合と続かないのがこのチームの弱さである。その意味で、「強い専大」を前節に“使ってしまった”のは大一番に向けて不運であり、前節から今節まで約10日空くことは、心身両面でさほどタフでないチームにとって幸運だ。

 キーマンとなるのはDF伊藤卓也(4年)とMF佐伯大成(3年)か。右サイドバックの伊藤は前節、FW神村奨(3年)ら前線の選手に故障者が出たことを受け右MFで起用されたが、今節は1列下がることが濃厚だ。187cmとかなりの大型ながらスピードがあるだけに、法大のスピードスター、左ウイングの永露大輔(4年)をまずはきっちりと抑え込みたいところ。プラス、得意のドリブルや高さを生かし、攻撃面での貢献も求められる。

 ボランチの佐伯は、ベンチからも外れた春の不振は脱出したが、まだ本調子とは言い難い。中盤の底でバランスをとることはできるようになってきているが、試合をコーディネイトするところまでは戻ってきていない感がある。法大も攻撃力の高いチームだけに、押し込まれる時間帯は必ずある。そこで佐伯が、クリアするのかつなぐのかを判断できるか、つなぐ場合にボール回しの中心になれるかがひとつカギになる。

 法大のほうは、突破力のある永露やFW阿部拓馬(4年)がチャンスをつくるところまではどの試合でもできているので、あとはゴールを奪えるか否か。ファーストトップに入る深町伸太朗あるいは深山翔平(ともに2年)、そして永露や阿部自身にも決定力が求められる。また、専大のボランチから後ろには渡部博文、飯島康允(ともに4年)、佐伯とややファウルの多い選手がいるだけに、ゴール前でのFKは少なくないはず。高精度の右足を持ち、この秋に直接FKも決めている富井英司主将(4年)は、この試合は頭から出した方がいいだろう。



 時間があれば、試合までにもう1試合くらいプレビューを書きたいと思うが、とりあえずこのへんで。
 
※関東大学サッカーの情報は「ジャナスポ」で

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2009年10月21日

関東大学サッカー 今週末に第18節開催

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の第18節が今週末に行われる。


 1部の対戦カードは、

24日(土)埼スタ第3 11:30 慶 大(現在 4位)vs専 大(現在11位)
24日(土)埼スタ第3 13:50 中 大(現在 2位)vs駒 大(現在 5位)
24日(日) たつのこ  13:50 流経大(現在 1位)vs筑波大(現在 8位)
25日(日) 平 塚  11:30 早 大(現在 6位)vs東海大(現在12位)
25日(日) 平 塚  13:50 明 大(現在 3位)vs神 大(現在10位)
25日(日) 麻 溝  13:50 国士大(現在 7位)vs法 大(現在 9位) である。

 できれば全試合のマッチプレビューを書きたいところだが、なにぶん時間がないもので、さしあたり2試合の展望を書いておこうと思う。

《慶大vs専大》
 パスをつなぎながら人もボールも動くおもしろいサッカーを標ぼうする両チームだが、慶大はインカレ出場権獲得争いのまっただ中、専大は残留争いにまっただ中になり、どちらも多少、現実的な戦いをすることが予想される。

 DF渡部博文主将(4年)のケガが長引き、FW高山薫(3年)が復帰戦で不運な故障を負った専大に対し、慶大はプレーメイカーの中町公祐(4年)の出場停止が明け、戦線を離脱していたDF黄大城(2年)もこの試合に間に合いそう。どちらも選手層はそう厚くないだけに、ほぼベストメンバーで臨める慶大がやや有利か。

 ゲームのひとつのポイントになりそうなのは、専大がどのようなフォーメーションで戦うかだ。前節の筑波大戦では、ベーシックの4-4-2(4-2-2-2)でスタートしたものの、かなり絞った位置取りをする左MF小幡純平(3年)が筑波大の右サイドバック石神幸征を放してしまうことが目につき、前半の途中で4-2-3-1への布陣変更を余儀なくされた。

 慶大はサイドに選手を2人ずつ置く4-2-3-1を採用しているうえに、スピードスターのDF田中奏一(2年)、テクニカルなドリブル突破が魅力のMF深澤良(3年)らサイドにいい選手を置いている。これに対応しようとするなら、専大も4-2-3-1で臨んだほうがいいが、サイドアタックよりもパスワークによる攻撃が多いチームだけに、攻撃面の良さは4-4-2のほうが出る。相手の良さを消すほうを重視するか、はたまた自分たちの良さを出すことを重視するのか。


《国士大vs法大》
 開幕以来、連勝が一度もなかった国士大だが、ここにきて2連勝を飾り、インカレ出場権争いにも再び絡んできた。特筆すべき点はいろんな選手が得点を取っていることで、前々節の筑波大戦ではDF濱屋祐輝(4年)と悩めるエース高橋大(4年)がゴールを挙げ、前節の東海大戦では“半レギュラー”の蓮沼優(3年)、吉野峻光(2年)にゴールが飛び出した。

 MF柏好文、伊東俊(ともに4年)という確実に違いを生み出すアタッカーを擁しているうえに、1年生レジスタ佐藤優平も故障から復帰しており、チャンスの数には事欠かない。法大も防御力はさほど高くないため、この“当たりっぷり”が続けば、今節もそれなりに点が入るのではないだろうか。

 一方の法大は前節、順位が1つ上の神大を破り、残留争いから一歩抜けだした。インフルエンザで6人を欠いたが、まったく戦力が落ちないあたりは、残留争いをしているとはいえさすが名門校だ。こちらも永露大輔、阿部拓馬(ともに4年)という個人能力の高いアタッカーを抱えており、チャンスの数は多い。神大戦のように前線に決定力があれば、取られても取り返す試合ができるだろう。

 
※関東大学サッカーの情報は「ジャナスポ」で

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2009年10月13日

関東大学サッカー まもなく第17節開催

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の第17節が今週末に行われる。


 1部の対戦カードは、

17日(土) 川 口  11:30 中 大(現在 2位)vs早 大(現在 6位)
17日(土) 川 口  13:50 明 大(現在 3位)vs駒 大(現在 5位)
18日(日) たつのこ  11:30 国士大(現在 7位)vs東海大(現在12位)
18日(日) たつのこ  13:50 流経大(現在 1位)vs慶 大(現在 4位)
18日(日)ひたちなか 11:30 筑波大(現在 8位)vs専 大(現在11位)
18日(日)ひたちなか 13:50 神 大(現在 9位)vs法 大(現在10位) である。

  ここ最近の慣例で、管理人の独断と偏見で注目カードを挙げるとすれば、たつのこの「国士大vs東海大」か。

《国士大vs東海大》
 15節・専大戦の負けでインカレ出場権獲得(4位以内)が厳しくなった国士大だが、16節では筑波大に2-1で勝利。4位・慶大と5位・駒大が痛み分けのドローに終わったこともあり、インカレ出場の芽が再び出てきた。

 筑波大戦で何よりも大きかったのは、悩めるエース高橋大(4年)がゴールを決めたことだ。パンチのある左足を武器に昨年はリーグのベスト11にも選出されたが、今季は春から調子が上がらず、この秋もベンチ暮らしが続いていた。この試合も試合終了間際の交代出場となったが、投入から数分後、不得意な右足で値千金の決勝点をゲットした。たった1回、結果を残しただけですぐに先発に戻すとは考えづらいが、どこの大学もストライカー不足で僅差の試合がリーグ全体的に多いだけに、たとえ途中出場であってもこの本格派FWが“使える”状態であれば、他の大学に対するアドバンテージになる。

 また、本来はセンターバックながら右サイドバックに挑戦中の濱屋祐輝(4年)がフィットしてきたのも大きい。筑波大戦では高橋の得点をアシストするなど1得点1アシストの大活躍。2人がかりでも止めるのは困難な柏好文(4年)が右MFにいるうえに、その後ろの濱屋も要警戒となれば対戦チームはやっかいである。

 東海大は前節、3位の中大相手に引き分けに持ち込み、貴重な勝ち点1をゲット。とはいえ、残留ラインの10位・法大と勝ち点で3差、得失点差で9差と後がない状況に変わりはない。

 今川正浩監督や選手の口からは「目標は残留」という声が聞こえてくるが、もし本当に残留を第一目標にするのであれば、そろそろ堅守速攻に活路を見出すべきであろう。丁寧にサッカーをしようとしている点に好感は持てるが、残念ながらほとんどのチームが東海大よりも中盤はうまい。つなごうとしても中盤で奪われ、逆に相手のパス回しにほんろうされることが大半である。ならば、自陣のペナルティエリアの前にブロックを築いて、いくらパスを回されても最後のところでシュートブロックをかけ、ボールを奪ったあとは少ない手数で攻めたほうが勝利のためには効率的だ。

 幸いにというべきか、スピードと突破力のある忍穂井大樹(1年)、決定力のある伊藤和基(4年)というカウンターサッカーに対応できるFWがここにきて台頭してきた。それこそ神大や駒大のようなリアクションサッカーに徹すれば、もう少し僅差のゲームができるはずだ。

 ゲームのキーマンは、東海大MF岩上祐三(2年)か。圧倒的なフィジカルと正確な右足を持ち、本来は中盤の核となる選手だが、チームの中でレベル的に浮きすぎているのか前期から居場所を転々。本職のボランチに加え、シャドー、左右のサイドハーフなども任され、現在はサイドバックでの出場が多い。国士大の切り札、伊東俊(4年)か柏にマンマーク気味に当てられるであろうが、そこで抑えきるかどうか。また、国士大の守備は決して鉄壁ではないだけに、DFの位置から攻めあがるのは難しいにしても、ロングキックやセットプレーでチャンスを演出できるかがひとつポイントになる。



 時間があれば、もう1、2試合プレビューを書こうと思うが、ひとまずこのへんで。

※関東大学サッカーの情報は「ジャナスポ」で

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2009年10月01日

関東大学サッカー まもなく第16節開催

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の第16節が、2日(金)から5日(月)にかけて行われる。


 1部の対戦カードは、
2日(金)江戸川 17:50 慶 大(現在 4位)vs駒 大(現在 5位)
3日(土)古 河 11:30 早 大(現在 6位)vs専 大(現在11位)
3日(土)古 河 13:50 流経大(現在 1位)vs神 大(現在 9位)
4日(日)荻 野 13:50 中 大(現在 2位)vs東海大(現在12位)
5日(月)江戸川 15:30 国士大(現在 7位)vs筑波大(現在 8位)
5日(月)江戸川 17:50 明 大(現在 3位)vs法 大(現在10位) である。

 ここ最近の慣例で、管理人の独断と偏見で注目カードを挙げるとすれば、2日の「慶大vs駒大」と5日の「国士大vs筑波大」か。

《慶大vs駒大》
 ともに勝ち点25、得失点差で4位と5位に位置する両チームの対決だけに、勝ったチームはインカレ出場権獲得(4位以内)にぐっと近づくことになる。

 慶大は前節、下位の神大と引き分けた。手堅さなら関東一の神大の堅守を前にスコアレスドローに終わったなら話はわかるが、攻撃力の低い相手に2度のリードを追いつかれたのだから、少しもったいない感はある。その一方で、ゴールから遠ざかっていたFW甲斐悠佑、MF中川靖章主将(ともに4年)が久々に得点を挙げたのは大きなプラス材料だ。

 一方の駒大は前節、王者・流経大に敗れ、後期開幕からの連勝が3でストップした。前半に流経大DF及川準(4年)が退場し、有利になったように思われたが、秋田浩一監督は試合後に「むこうが10人になった瞬間、こっちも10人にしたかった」とコメント。フィジカルとガッツを武器に耐えて勝つチームにとって、数的優位はあまりありがたくなかったようだ。

 パスサッカーの慶大、耐えて勝つ駒大と毛色が異なるだけに、試合は明確な構図で進みそうだ。慶大は細かいパス回しで相手を揺さぶり、ペナルティエリア付近でのFKを得たいところ。直接狙える位置ならば、限りなく百発百中に近い中町公祐(4年)の右足があり、誰かに合わせるとなれば、摩天楼の左DF黄大城(2年)の出場停止明けが心強い。

 駒大は、三島康平(4年)、棗佑喜(3年)のド迫力2トップの故障を受け、この秋には丁寧につなぐ姿も見せているが、この試合では中盤をすっ飛ばしたいところ。 どれほど丁寧につないでも、慶大の中町&織茂敦(4年)の関東№1ダブルボランチをはがすのは無理だろう。幸いというべきか、慶大のセンターバックはさほど高くも強くもない。それこそ、ベンチまでは戻ってきている三島と棗を、頭から出すのもアリだろう。


《国士大vs筑波大》
 昨季の上位校ながら、今季は中位での戦いを強いられている両チームの対決である。

 上り調子にあるのは筑波大だ。後期開幕節ではスタイルの似た慶大を質で上回り快勝(○3-1)、翌13節は守備の堅さで上位につける中大から3得点(△3-3)と攻撃陣が好調で、前節も早大を4-3で蹴散らした。

 故障から復活した大塚翔太主将(4年)がセカンドトップに入ったことで、エース小澤司(3年)が昨季に務めた右サイドで輝きを放っている、というくだりは「まもなく第14節開催」で書いたが、早大戦で光ったのは左サイド。07年のU-17W杯日本代表MF八反田康平(2年)が後期初先発を果たすと得点にも絡み、途中出場で左サイドバックに入った原田圭輔(3年)も持ち前の推進力を見せた。

 一方の国士大は前節、専大に1-2で敗れ、これで後期は1勝3敗と下り調子。速さと巧さを兼備する右MF柏好文、セカンドトップ伊東俊(ともに4年)が“違い”を生み出すものの、最前線に決定力のあるFWがおらず、どうも得点が入らない。昨季にベスト11に輝いた高橋大(4年)は前期から続くスランプを抜け出せず、前節は1点を追う展開ながらベンチに座ったまま。代役に抜擢され、まずまずの収まり具合を見せていた恵津森究(1年)も、体調を崩し戦線を離れている。

 守備陣も、守備の要であるセンターバック川邊裕紀(4年)と前期にサイドバックを任され出色のパフォーマンスを見せたMF大竹隆人(3年)が戦線離脱中。 ボランチからコンバートされたばかりの小島暢明(4年)がストッパーに入り、さほど走力のない濱屋祐輝(4年)がサイドバックに入るという苦しい状態だ。

 どちらも右MFとセカンドトップに切り札を置いており、そこにはマンマーク気味に見張り番がつくだろう。となれば、カギを握るのは3人目のテクニシャンか。筑波大はレジスタの森谷賢太郎あるいは八反田、国士大は大柄ながら技術の高い左MF先崎勝也がキーマンになる。


※関東大学サッカーの情報は「ジャナスポ」で

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