2008年12月31日
新年1月2・3日に行われる箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)の各大学の区間エントリーが12月29日に発表された。
“戦国駅伝”と呼ばれた過去数大会とは異なり、駒沢大学・早稲田大学・東洋大学の3強の力が頭ひとつ抜けている今大会。質・量ともに充実のラインナップを揃えた早大と東洋大が連覇を狙う駒大に挑む構図だ。
だが、早大は竹沢健介(4年)、東洋大は大西智也(4年)の両エースが2区を外れ、負担の軽い3区にエントリーされている。3区にエントリーされたということは、おそらく“走れる”ということであり(状態が深刻なのであれば、補欠に置いてギリギリまで様子をみたうえで7区あたりに投入するか、いっそ主要区間にダミーで置くはずだ)、両校とも1人の故障でぐらつくほどの陣容ではない。とはいえ、エースが2区を走らないことで1分から1分半程度のマイナスが出るのも事実である。
その点、王者・駒大はエースの宇賀地強(3年)が2区にきっちりエントリーされている。主力の池田宗司(4年)、深津卓也(3年)が補欠にまわっているが、有事に備えて万能型の主力を補欠に置くのは例年のこと。アクシデントがなければ、池田は3区、深津は9区にそれぞれ当日変更で投入されるだろう。区間エントリーを見る限り、3強の中では最も順調なようだ。
ひとつ気になるのは、補欠に人を残しすぎている点だ。当日変更で出走できるのは4人までだが、補欠には池田、深津に加え吾妻伸洋、太田行紀(以上4年)、藤山修一(3年)、井上翔太(1年)と出走が有力視されていた選手がズラリ。この6人の中に、状態が思わしくない選手があるいはいるのか。選手層の厚さが代名詞の駒大とはいえ、駅伝に力を入れる大学が増えている中で、5~6年前ほどの絶対的な層の厚さはない。1人2人、走れない選手がいるのであればピンチである。
ただ、吉田繁(2002~04年出走)のようなとっておきのロードランナーがいる可能性も十分。そう考えると、6区の岩本雄樹(3年)、7区の藤原昌久(2年)に10000mの記録がないことは逆に不気味になってくる。頼れる上級生を軸に往路で好位置に着け、復路序盤でニュースター誕生、9区で力の差を見せつける得意のパターンが炸裂しそうな気配も漂っている。
posted by Pooh |20:23 |
陸上競技 |
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2008年12月27日
12月23日に行われたサッカー・全日本女子選手権の準々決勝で、今季限りでの休部が決まっているTASAKIが浦和を1-0で下し、4強に進出した。
北京五輪代表のMF柳田美幸、同安藤梢、DF矢野喬子を擁する強豪に対し、前半25分にMF大石沙弥香のゴールで先制。この虎の子の1点を死守し、準決勝進出を決めた。
今季のプレナスなでしこリーグでは4位に終わったTASAKIだが、個々の能力は決して低くない。アテネ五輪代表FW大谷未央、北京五輪代表MF阪口夢穂、両大会代表DF池田浩美がセンターラインを固め、アテネ五輪代表DF下小鶴綾、MF山本絵美もまだまだ健在だ。サイドバックからウイングまで左サイドを幅広くカバーする主将のDF佐野弘子、崩しにもフィニッシュにも貢献できる大石、中盤の職人・MF中岡麻衣子ら脇役も実力十分。やや選手層が薄いが、ベストメンバーが揃えば王者・日テレともがっぷり四つに組む力がある。
あす28日の準決勝の相手、INACには今季のリーグ戦で1勝2敗と負け越している。とりわけ4月29日の第4節では3-7の大敗を喫しているだけに、リベンジの思いは強いだろう。前線からの連動したプレスでボールを奪うと、米津美和・プレチーニャ・鈴木智子の強力3トップと北京五輪代表MF原歩がゴールに向かってくるINAC。その攻撃力は脅威だが、池田と下小鶴を中心に必死の守りを見せたいところだ。
休部するチームの最後を飾るためにも、就職活動(他チームへの売りこみ)のためにも、優勝は夢ではなく現実的目標。元旦の国立でカップを掲げるまで、あと2勝だ。
posted by Pooh |11:22 |
女子サッカー |
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2008年12月26日
東京体育館で行われている「JOMOウインターカップ2008(第39回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会)」で女子第1シードの桜花学園[愛知]が4強に進出した。
今夏のインターハイでは3年連続16回目の優勝を果たし、今秋のアジアU-18女子選手権の日本代表に3人を送り出したタレント軍団。アジア選手権で日本の初優勝に貢献した191㎝の大型センター・渡嘉敷来夢(#15・2年)は故障を抱え万全ではないが、同じくU-18代表の岡本彩也花(#6・2年)がゲームを組み立てつつ、アウトサイドから得点を稼ぐ。
脇を固めるメンバーも豪華だ。深野羅定咲(#5・3年)は166㎝と小柄だが非常にエネルギッシュ。豊富な運動量と抜群の度胸で苦しい場面こそ頼りになる。ビルドアップの場面でもゴールにつながるアシストを狙っており、その抜け目のなさも魅力だ。丹羽裕美(#8・3年)は渡嘉敷が不在時にチームメイトの灯台となり、渡嘉敷がコートに立てばツインタワーを形成する。速さに関しては渡嘉敷が上だが、シュートが打てなくてもファウルをもらうしぶとさに関しては、こちらが一枚上手かもしれない。
この4人プラス、気の利いたプレーを見せる主将の後藤美紀(#4・3年)がスターティングファイブ。リザーフにもアジア選手権代表の水島沙紀(#7・2年)、180㎝の桂葵(#16・1年)、得点率の高い大西ムーア ダイアンまどか(#10・2年)ら実力者が控え、層は厚い。
きょう27日の準決勝の相手は山形商業[山形]、決勝の相手は聖カタリナ女子[愛媛]と東京成徳大学高[東京]の勝者となる。U-18代表を抱える強豪が順当に残っており、決して楽なゲームにはならないだろう。とはいえ、故障持ちの渡嘉敷の出場時間をここまでの3試合で30分ほどにとどめるなど、勝ち上がり方が目一杯でないのが頼もしいところ。ちょっぴり早い桜の開花まで、あと2勝だ。
posted by Pooh |23:40 |
バスケットボール |
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2008年12月16日
12月12日付の読売新聞に“園児の3割 視力「1.0未満」”と見出しのついた記事が載った。文部科学省が今春に健康診断を受けた全国の幼稚園児と小中高校生から約330万人のデータを抽出したところ、「視力1.0未満」は園児の28.9%、小学生の29.9%、中学生の52.6%に上ったという。いずれも前年と比べて増加しており、過去最高(最悪)の結果となった。
視力低下の原因として、記事ではテレビやゲーム機器の影響が挙げられ、文科省も「外で遊ばず、家にいる時間が長いのが要因」と分析している。私が小学生の頃、ゲームといえばスーパーファミコンが相場だったが、十年ひと昔とはよくいったもの。プレイステーション、Xboxなどスーパーファミコン以上にボタン操作が複雑で(それだけに面白く)、映像が“リアル”なハードが現代には溢れている。
現代っ子の視力が低下する要因はまだある。大学進学が当たり前になった今、多くの親はわが子を“大学”ではなく“いい大学”に通わそうと幼い時期から塾に通わせる。夜のコンビニやスーパーの菓子パンコーナーには、揃いのバックやファイルを持った小学生の姿が珍しくない。頭の柔らかい時期に勉学に励むことは非常にいいことだ。だが、こと視力という点に関しては、あまりよろしくない。
”室内にとじこもっていないで、たまには外で遊べ”と親が注意したらどうなんだ、とは言えない。高層ビルが林立し、無差別殺人が多発し、イジメが社会問題化しているこのご時世、子どもが“外で遊ぶのは怖い”“ゲームを持っていないとイジメられる”と言おうものなら、親がそれを笑い飛ばすのは無理な話だ。そもそも、現在の幼稚園児の親となれば、若い人は20代前半。当たり前のようにテレビがあり、あるいは自身もゲームで育った世代である。子どもがゲームをすることに違和感を抱かないのではないか。
それでも、である。子どもたちには外で遊んでほしい。団体競技を楽しんでほしい。
団体競技は“自分の活かし方”を教えてくれる。質で貢献できないなら、量で貢献する。パワーで勝負できないなら、スピードで勝負する。スペシャリストになれないなら、マルチロールを目指す。試合に出場できないなら、いっそ参謀的な役割に居場所と喜びを見いだす、エトセトラ・エトセトラ。集団の中でどうすれば埋もれずにすむか、他人と自分を比較しながら考えることになるのだ。
そのようにして身につけた“自分の活かし方を考える能力”は、スポーツ以外の場面でも、いくつになっても役に立つ。子どもが平和に遊ぶには現代はちょっぴり危なくて、狭くて、忙しすぎるが、集団の中で自分を相対化する感覚をスポーツを通して養ってほしい。
外で遊ぶよりWiiが楽しいって!?。そりゃまいったな。
posted by Pooh |00:14 |
子どもとスポーツ |
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