2010年01月19日

ストライカーは育てられる!?

 今年度の高校ナンバーワンFWとして注目を集めた佐賀東高の赤崎秀平は、再三ラブコールを受けていたJ1浦和ではなく、筑波大を進路に選んだ。


 現在、その筑波大の監督を務めているのは、解説者としてもおなじみの元日本代表MF風間八宏氏だ。風間氏の指導実績で特筆すべき点は、ストライカーを育てていることである。08年度に同大の監督に就任すると、前年までそれぞれDF、サイドMFだった西川優大(現J2岐阜)、木島悠(現J1清水)の両4年生をFWにコンバート。すると、2人は開幕から得点を量産し、リーグ戦22試合で計35点を記録する。渡辺千真(当時早大、現J1横浜M)、橋本晃司(当時明大、現J1名古屋)らエリート街道を歩むFWを抑えてリーグのベスト11にも輝いた2人は、ともにプロへと進んだ。


 2人が卒業した09年度にも、1年生FW瀬沼優司を“本物”に仕立て上げた。春のリーグ戦の頃は、身体能力を生かしたヘディング以外に特長がなく、足元は「GKとの1対1どころか、GKが飛び出している1対0のときも外す」(風間監督)レベルだったが、秋にはゴール前で異様なほどの落ち着きを見せ始め、最終的には8得点で新人王を獲得。「シュートというのは、要はタイミングとコースをどうするかというだけの話。『ストライカーは育てられない』とよく言われるけど、俺はシュートのコツなら教える自信がある」という自らの言葉を、2年連続で証明した。


 すでにFWとして高い能力を持つ一方、全国高校選手権でPKを外すなどもろさも抱える赤崎を、風間監督がどう育てるのか楽しみだ。

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2010年01月04日

まもなくインカレ決勝

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
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 サッカーのインカレ決勝が6日(水)に国立で行われる。カードは「明治大学(関東3位)vs福岡大学(九州1位)」。14時キックオフだ。

 関東のリーグ戦では22試合で37失点の守備のもろさを露呈した明大だが、このインカレでは、ここまでの3試合でPKの1失点のみと堅守を披露。田中政勝主将(4年)やGK高木駿(2年)ら多くの選手が「リーグ戦からインカレまでの期間は守備の練習に時間を割いてきた」と語っており、神川明彦監督がチームをトーナメント仕様の負けない集団に仕上げてきた印象だ。

 堅守の核となっているのは、GKの高木とセンターバック(CB)の楠木啓介の2年生コンビだ。左足の美しいフィードが注目される高木だが、本人が「DFの選手と連携を取れるところがウリだと思っている」と語るとおり、声かけ、目配りといった地味な作業をきちんとできる。また、1回戦ではPK戦の5人目のキッカーとしてPKを成功させ、2回戦では同じくPK戦で相手のキックを2本ストップするなど、今大会のラッキーボーイ的存在にもなっている。楠木はさほど大柄ではないものの対人に強く、2回戦では鹿屋体育大学の大型FW中筋誠(4年)を完封。1年生の昨季からレギュラーを張っているだけに、若いが落ち着きもある。

 ただ決勝では、堅守を支えてきた両サイドバック(右:鹿野崇史=3年、左:奥田大二郎=2年)が出場停止だ。右には田中と日野竜一(3年)、左には丸山祐市(2年)と笛田祥平(1年)と実力者が控えるが、日野はFWから転向したばかり、丸山は本来はCB、田中と笛田は最近出場機会が少なめ――と一長一短。攻守のバランスがとれていて、プレーに安定感のあった両者の穴を埋め切れるかとなると、疑問符が付く。

 前線は故障明けの久保裕一(3年)が準決勝で2得点と調子を上げてきたのが心強い。天皇杯ベストゴール賞を受賞した山本紘之(3年)が体を張れるだけに、久保は前を向いて得意のドリブルができている。1年生テクニシャンの三田啓貴をトップ下に置いた4-2-3-1もオプションとしてあるが、山本と久保が揃って好調であることを考えると4-4-2が有力。ケガを抱えながらプレーしていたエースのMF山田大記(3年)も準決勝後に「次は100%できると思う」と語っており、2列目左で先発するだろう(無理なら無理で、三田がそこに入るだけだ)。

 対する福岡大は、切り札のFW永井謙佑(3年)がイエメンに行ってしまっている。永井の1トップ(4-2-3-1)でスタートし、得点が欲しいときにハイジャンパーの高橋祐太郎(4年)を投入して2トップにする必勝パターンで勝ち上がってきたが、とりあえずこれは使えない。ただ、石津大介(2年)、清武功暉(1年)を含め前線の駒は豊富だけに、目先を変えながら得点を狙う形は十分に作れるだろう。仮に前線が手詰まりでも、ユニバ代表GK河田晃兵(4年)とアビスパ福岡内定DF宮路洋輔(4年)が支える守備は簡単には崩れない。接戦になるだろう。 

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2009年12月21日

サッカーのインカレが開催中

 「第58回全日本大学サッカー選手権大会」(いわゆるインカレ)の準々決勝が23日(水・祝)に行われる。

 対戦カードは、
平 塚 11:30 明治大学(関東3位)vs鹿屋体育大学(九州2位)
平 塚 13:50 流通経済大学(関東1位)vs関西大学(関西2位)
江戸川 11:30 関西学院大学(関西1位)vs駒澤大学(関東4位)
江戸川 13:50 福岡大学(九州1位)vs中央大学(関東2位) である。

 19日(土)、20日(日)に行われた1回戦では、北海道、東北、北信越といった地方の代表校がことごとく敗れ、関東、関西、九州の代表校ばかりが残った。夏の総理大臣杯準優勝の高知大学が関西大学に負けたのが波乱といえば波乱だが、関大も地力があり、大番狂わせと言うほどではない。順当極まりない準々決勝の対戦カードだ。

 本来なら全試合のマッチプレビューを書きたいところだが、多忙と不勉強により1試合のみでご堪忍。明日あたりに時間があれば、どれかもう1試合のプレビューを追加しようと思う。

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《明大vs鹿体大》
 明大は19日に仙台大学と対戦し、PK戦で勝利。天皇杯でJチームを撃破する快進撃を見せていただけに前評判は高かったが、思いのほか苦しんだ。

 苦しい試合になった最大の理由は、ユニバ代表MF山田大記(3年)が故障で欠場したことだろう。スピードにのったドリブルを武器に2列目左からチャンスを作り出すエースを欠いたことで、神川明彦監督はボランチのMF小林裕紀(3年)を外で起用した。しかし、タメを作る存在の小林に山田ほどの突破力はなく、小林がいない中盤センターは緩急の使い分けができていなかった。

 この準々決勝に山田が間に合うのかは微妙なところだが、間に合わなくとも小林は中に戻してくるだろう。小林に代わってボランチに入った「明大の橋本英郎」(ネーミング:管理人)こと奥田大二郎(2年)は、左右どちらかのサイドバックに入るのではないだろうか。
 
 鹿体大は同じく19日に浜松大学と対戦し、サッカーどころの東海地区を1位通過してきた強豪を4-2で蹴散らした。

 サッカーのスタイルは、関東2位でこの大会に出場している中央大学に似ている。まずはチーム全員で守備を頑張るところから試合に入り、攻撃は前線の高さ、サイドの突破力をシンプルに生かしていく。別に技術的に下手ではないが、やみくもに技巧を散りばめるようなことはしない。リアクションという意味では守備的だが、アグレッシブという意味では攻撃的。バランスのとれているチームだ。
 
 中盤にロングパスを蹴る司令塔がいる点も(鹿体大は赤尾公=4年、中大は村田翔=4年)、2トップがターゲットマンとドリブラーの組み合わせ(鹿体大は中筋誠=4年と岡田翔平=2年、中大は安柄俊=1年と林容平=2年)という点も似ている。その意味で、普段から中大と戦っている明大はイメージはつかみやすいかもしれない。 

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2009年11月20日

関東大学サッカー いよいよ最終節

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の最終節が今週末に行われる。


 1部の対戦カードは、
21(土)  西が丘 11:30 国士大(現在6位/30)vs神大(現在9位/24)
21(土)  西が丘 13:50 早大(現在7位/29)vs駒大(現在4位/34)
21(土)  NACK5 11:30 東海大(現在12位/12)vs専大(現在11位/18)
21(土)  NACK5 13:50 筑波大(現在8位/25)vs法大(現在10位/21)
22(日)  西が丘 11:30 中大(現在2位/42)vs慶大(現在5位/33)
22(日)  西が丘 13:00 流経大(現在1位/44)vs明大(現在3位/38) である。
※順位の後ろの数字は勝ち点。

 ついに最終節だが、優勝も決まっていなければインカレの4枠目も決まっておらず、降格の2枠目も決まっていない。完全な消化試合となるのが「国士大vs神大」の1カードのみという、第三者的にはおもしろい状況になっている。慣例にならって注目カードを挙げるならば、「筑波大vs法大」と「中大vs慶大」になるだろうか。

《筑波大vs法大》
 11位の専大に勝ち点差3をつけ、引き分け以上ならば残留が確定する法大。インカレの可能性も降格の危険性もなくなり、消化試合となる筑波大。状況を考えると、死に物狂いの法大が目標のない筑波大を圧倒しそうなものだが、そうもいかないだろう。

 筑波大というチームは、順位や勝利にたいしてさほど執着心がない。「何も考えずにただ前へ蹴って、たまたま勝っても成長がない」との風間八宏監督の考えが選手にも浸透しており、分かりやすい結果よりもサッカーの内容を重視する。勝利しながらも内容が乏しかった第20節・東海大戦では、2得点の1年生FW瀬沼優司が「納得のいく点の取り方ではなかった」とコメント。逆に、負けはしたものの流れるようなパスワークからスリリングなシーンを何度もつくった第14節・明大戦後、スタッフや選手の表情はじつに明るかった。

 順位や勝利にこだわらない――10人でゴール前を固めてカウンターを繰り出すようなことはない――ため、対戦校としてはやりやすい部分もあるが、順位や勝利にこだわらないため、消化試合になってもテンションが落ちない。前節も試合前のアップ中に痛んだMF森谷賢太郎(3年)を除くフルメンバーがスタメンに名を連ね、堅守がウリの神大を3-1で粉砕してしまった。特に、揃って状態が良かったことが1年間なかった大塚翔太主将(4年)と小澤司(3年)の2枚看板の動きにキレがあり、ここに森谷のゲームメイクが加わっていればどうなっていたかと思わせる内容だった。最終節も消化試合らしからぬモチベーションで試合に臨んでくるだろう。

 やっかいな相手を引いてしまった法大だが、後期はエース永露大輔(4年)が復活し、永露や阿部拓馬(4年)のスピードを生かした突破で決定機をつくるところまではコンスタントにできている。あとは永露や阿部、FW濱中祐輔(1年)らが好機をモノにできるかどうかだろう。また、筑波大とスタイルが似ている専大との一戦で、中盤で相手のパスワークをことごとく遮断したボランチ川崎将也(1年)が、同様の働きをできるかもカギになる。

 筑波大サイドのキーマンには、左サイドバックの“稲妻”原田圭輔(3年)を挙げたい。故障で前期は出場わずか1試合に終わり、後期もなかなか十分なプレータイムを与えられていなかったが、ここにきて復調気配。前節の神大戦でも、MF八反田康平(2年)とのワンツーパスで左サイドを抜け出し、角度のないところからゴールを決めている。中盤でのパスワークで相手を真ん中に寄せてから原田を使う攻撃は堅守・神大にも効いており、神大よりも守備がラフな法大にはさらに効果的だと思われる。

 
《中大vs慶大》
 流経大に勝ち点差2の2位につける中大は、とにかくこの試合に勝利し、同日同会場の第2試合に登場する流経大にプレッシャーをかけたいところだ。後期の中盤以降、「中大=強い」との認識が各大学に浸透し、引いて守られるケースが増えたことで苦しんできたが、慶大は徹底したアクションサッカーのチームだ。ベタ引きされて攻め手がない、ということはないだろう。ただ、堅守を支えてきたストッパーの山田佑介(4年)が出場停止のうえに、相方のJ1名古屋入り内定DF新井辰也(4年)もここ数試合を欠場しており、控えセンターバック(CB)コンビで攻撃力のある慶大との一戦に臨むのが懸念材料だ。

 キーマンとなるのは主将のMF村田翔(4年)か。得意の右足ロングキックでチャンスを演出することはもちろん、最終ラインの前のフィルターとしてCBコンビの負担を減らさなければならない。前期の慶大戦では相手のトップ下を務める河井陽介(2年)を捕まえ切れなかっただけに、リベンジが期待される。

 前期から4位付近で推移してきた慶大だが、後期は故障者や出場停止者が入れ代わり立ち代わり出てしまい、やや失速。前日に駒大が勝ってしまえばインカレはない。織茂敦、中町公祐(ともに4年)、河井の中盤のトライアングルを中心とした華麗なサッカーを見られるのは最後になるかもしれない。トライアングルのパス回しで相手を中に寄せておいて、大きく右に展開、主将の中川靖章(4年)が突破を図り、その後ろを田中奏一(2年)が追い越していく――今年、何度も観客席を沸かせた昇格組らしからぬサッカーを見せてほしいものだ。

 
《おまけ》
 最終節が終われば、インカレまではしばし大学サッカーから離れ、授業のほうの制作物作成に専念するつもりのため、Myベストイレブンをここで上げておこうと思います。受賞者の皆さま、何も特典はありませんが、おめでとうございます。

【前期ベストイレブン=4-1-4-1】
GK林  彰洋(流経大④)
DF石川 大徳(流経大④)
DF作田 裕次(筑波大④)
DF新井 辰也(中 大④)
DF佐藤 秀行(中 大③)
MF織茂  敦(慶 大④)
MF松本  怜(早 大④)
MF小澤  司(筑波大③)
MF小幡 純平(専 大③)
MF山田 大記(明 大③)
FW久保 裕一(明 大③) 

【後期ベストイレブン=4-3-3】
GK碓井 健平(筑波大④)
DF伊藤 卓也(専 大④)
DF山村 和也(流経大②)
DF作田 裕次(筑波大④)
DF岩上 祐三(東海大②)
MF織茂  敦(慶 大④)
MF森谷賢太郎(筑波大③)
MF三田 啓貴(明 大①)
FW柏  好文(国士大④)
FW瀬沼 優司(筑波大①)
FW永露 大輔(法 大④)
※中大は巡りあわせの問題で1試合も見ていないため対象外


※関東大学サッカーの情報は「ジャナスポ」でどうぞ

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2009年11月12日

関東大学サッカー まもなく21節開催

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の第21節が今週末(と来週の平日)に行われる。


 1部の対戦カードは、
11/14(土)  江戸川 11:30 中大(現在2位/41)vs専大(現在11位/17)
11/14(土)  江戸川 13:50 流経大(現在1位/43)vs法大(現在10位/20)
11/15(日)  西が丘 11:30 慶大(現在5位/30)vs早大(現在7位/29)
11/15(日) 保土ヶ谷11:30 神大(現在8位/24)vs筑波大(現在9位/22)
11/15(日) 保土ヶ谷13:50 駒大(現在4位/31)vs東海大(現在12位/12)
11/18(水)  三ツ沢 13:00 明大(現在3位/35)vs国士大(現在6位/30) である。
※順位の後ろの数字は勝ち点。「明大vs国士大」は、明大が天皇杯4回戦に進出したため15日から18日にスライドされた


 一時は独走態勢に入っていた王者・流経大が、ここ5試合で1勝2分け2敗と完全に失速。全員サッカーでしぶとく勝ち点を重なる中大との差がみるみるうちに縮まってきた。インカレ出場権(4位以内)争いも、4位・駒大から7位・早大が勝ち点差2の中にひしめく大混戦。天皇杯との2足のわらじでリーグ戦の内容が芳しくない3位・明大も含め、最終節のタイムアップの笛までもつれそうだ。下に目を移すと、12位・東海大は前節に降格が決定した。11位・専大もカウントダウンが始まっているが、法大と筑波大もまだまだ安心はできない。消化試合が多くなっても仕方ない時期だが、優勝もインカレも降格もない状態にあるのが1チーム(神大)だけという大混戦になっている。

 さてさて、前置きはこのあたりにして、前節は書けなかったプレビューを今節はきちんと書こうと思う。先述のように、上位チームは上位チーム、中位チームは中位チーム、下位チームは下位チームで必死の戦いを続けており、どのカードもなかなかおもしろそうなのだが、あえて絞るなら「神大vs筑波大」と「明大vs国士大」か。

《神大vs筑波大》
 インカレの可能性もなければ降格もまずない(神大は完全にない)チーム同士の対決だが、サッカーのスタイルが対照的なだけに、構図のはっきりしたゲームになりそうだ。

 神大のサッカーは完全にリアクションだ。相手をじっくり分析し、どんな試合でも守備から入る。前節の専大戦でも、左足からのフィード、クロスで攻撃にアクセントをつける専大の左サイドバック(SB)藤本修司(3年)と対面する右MFに、SBもこなす澁谷嶽(3年)を当て、ボールの出所をひとつつぶした。また、専大得意のピッチ中央でのパスワークに対しては、MF内村淳、吉田一樹(ともに4年)にDF登録の小池翔(4年)を加えた3センターで対応。ここまで守備的な布陣を敷くと、いかにして攻撃を構築するかが問題になりそうだが、攻撃は基本的にカウンターとセットプレーだから問題ない。むしろ、守備的になればなるほど「奪ってからの切り返し」が効くため、妙に点が入る。守備が安定したここ2試合は、エースの三平和司(4年)がキレていたこともあり、3-1、3-0で快勝。ボールを回してくれる筑波大との一戦でも、18番の堅守速攻が炸裂しそうだ。

 アクションサッカーの筑波大は、リーグ屈指の技術レベルを有しながら決定力不足が響き、降格ライン付近をウロウロしている。最前線の1年生FW瀬沼優司は、得点王をチーム内で争った木島悠(現清水)、西川優大(現岐阜)と比べるとさすがに分が悪いが、ルーキーとしては出色の出来。むしろ、昨年のインカレでもレギュラーを張った大塚翔太(4年)、小澤司(3年)の両攻撃的MFが、崩しからフィニッシュの場面で、もうひと頑張りしてほしいところだ。神大戦のキーマンを挙げるなら、司令塔の森谷賢太郎(3年)か。神大というチームは、アタッカーだけでなく、ボランチやサイドバックにも見張り番をつけてくるチームであり、筑波大のあらゆる攻撃の起点となる森谷には当然、吉田あたりを当ててくるだろう。そこで森谷が食われるようだと、蹴り合いに持ち込む気はさらさらない筑波大は苦しくなる。

《明大vs国士大》
 明大が週末に天皇杯を戦うために、水曜日にスライドされた一戦。国士大は、慶大のインフルエンザによる活動停止を受けて順延された20節に続き、相手チームの事情でスケジュールが変わる事態となった。

 徹底的なアクションサッカーで天皇杯では旋風を巻き起こしている明大だが、大学リーグ戦のほうは後期だけで3敗を喫するなどピリッとしない。第19節・早大戦では華麗なパスサッカーで3-1の勝利を収め、神川明彦監督も「ハードスケジュールを心配したけど、山形戦で一皮むけた」と喜んでいたが、20節の慶大戦は2-5の惨敗を喫した。前期は最終ラインのメンバーが固定的だったが、後期はストッパーの丸山祐市(2年)を左で使ったり、得点嗅覚の鋭いFW日野竜一(3年)を右で使ったり、ハードワーカーのSB蛭田達也(4年)を真ん中で使ったりと人選に頭を悩ませており、ここが流動的であることがチームの不安定さにつながっている感じだ。一方、前期から後期序盤はボランチにFWにと大忙しだったエース山田大記(3年)は、セカンドトップに天才肌ルーキーの三田啓貴が収まったことで、ここ最近は2列目左に固定されており、ここで違いを生み出したいところだ。

 後期途中まで連勝が一度もなかった国士大は、ここ5試合で4勝1敗と、完全に波に乗ってきた。エース高橋大(4年)はいまだ先発に戻れず、守備の要であるDF川邊裕紀(4年)のケガは治らずと決して万全ではないが、日替わりでヒーローが生まれる好循環が続いている。インカレへの望みをかけた大一番で期待がかかるのは、技巧派MF吉野峻光(2年)か。明大のダブルボランチ、宮阪政樹(2年)と小林裕紀(3年)は、どちらも守備の職人ではないため、ボランチながらドリブルのできる吉野がこの2人をはがすことができれば、アタッキングサードで数的優位が作れる。頭から行くか、切り札として使われるか、真ん中で出るか2列目で出るかは分からないが、キーマンになりそうだ。

 時間があれば、試合までにもう1試合くらいプレビューを書きたいと思うが、とりあえずこのへんで。
 
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2009年10月31日

関東大学サッカー まもなく第19節開催

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の第19節が3日(祝)に行われる。


 1部の対戦カードは、
駒沢陸上 11:30 法 大(現在11位)vs専 大(現在10位)
駒沢陸上 13:50 明 大(現在 3位)vs早 大(現在 7位)
NACK5 11:30 駒 大(現在 5位)vs筑波大(現在 9位)
NACK5 13:50 流経大(現在 1位)vs中 大(現在 2位)
平 塚 11:30 神 大(現在 8位)vs東海大(現在12位)である。
※平塚の第2試合として予定されていた慶大(現在4位)vs国士大(現在6位)は、慶大が新型インフルエンザ感染者の発生により活動中止となっているため、延期になった


 ほとんどのカードが順位の近い大学同士の対戦となっており、各大学――目標は優勝であったりインカレであったり残留であったり様々だが――にとって後期のヤマ場となる節になりそうだ。興味深いのは、駒沢の「法大vs専大」か。

《法大vs専大》
 高い実力を有しながら、勝負弱さがアダとなり、残留争いの主役となっている2チームの対決である。

 専大は前節、元Jリーガーの中町公祐(4年)らを擁するタレント軍団の慶大を3-0で圧倒。順位を10位に上げ、残留へ一歩前進した。ただ、選手層の薄さや経験値の少なさ等により、いい試合が2試合と続かないのがこのチームの弱さである。その意味で、「強い専大」を前節に“使ってしまった”のは大一番に向けて不運であり、前節から今節まで約10日空くことは、心身両面でさほどタフでないチームにとって幸運だ。

 キーマンとなるのはDF伊藤卓也(4年)とMF佐伯大成(3年)か。右サイドバックの伊藤は前節、FW神村奨(3年)ら前線の選手に故障者が出たことを受け右MFで起用されたが、今節は1列下がることが濃厚だ。187cmとかなりの大型ながらスピードがあるだけに、法大のスピードスター、左ウイングの永露大輔(4年)をまずはきっちりと抑え込みたいところ。プラス、得意のドリブルや高さを生かし、攻撃面での貢献も求められる。

 ボランチの佐伯は、ベンチからも外れた春の不振は脱出したが、まだ本調子とは言い難い。中盤の底でバランスをとることはできるようになってきているが、試合をコーディネイトするところまでは戻ってきていない感がある。法大も攻撃力の高いチームだけに、押し込まれる時間帯は必ずある。そこで佐伯が、クリアするのかつなぐのかを判断できるか、つなぐ場合にボール回しの中心になれるかがひとつカギになる。

 法大のほうは、突破力のある永露やFW阿部拓馬(4年)がチャンスをつくるところまではどの試合でもできているので、あとはゴールを奪えるか否か。ファーストトップに入る深町伸太朗あるいは深山翔平(ともに2年)、そして永露や阿部自身にも決定力が求められる。また、専大のボランチから後ろには渡部博文、飯島康允(ともに4年)、佐伯とややファウルの多い選手がいるだけに、ゴール前でのFKは少なくないはず。高精度の右足を持ち、この秋に直接FKも決めている富井英司主将(4年)は、この試合は頭から出した方がいいだろう。



 時間があれば、試合までにもう1試合くらいプレビューを書きたいと思うが、とりあえずこのへんで。
 
※関東大学サッカーの情報は「ジャナスポ」で

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2009年10月21日

関東大学サッカー 今週末に第18節開催

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の第18節が今週末に行われる。


 1部の対戦カードは、

24日(土)埼スタ第3 11:30 慶 大(現在 4位)vs専 大(現在11位)
24日(土)埼スタ第3 13:50 中 大(現在 2位)vs駒 大(現在 5位)
24日(日) たつのこ  13:50 流経大(現在 1位)vs筑波大(現在 8位)
25日(日) 平 塚  11:30 早 大(現在 6位)vs東海大(現在12位)
25日(日) 平 塚  13:50 明 大(現在 3位)vs神 大(現在10位)
25日(日) 麻 溝  13:50 国士大(現在 7位)vs法 大(現在 9位) である。

 できれば全試合のマッチプレビューを書きたいところだが、なにぶん時間がないもので、さしあたり2試合の展望を書いておこうと思う。

《慶大vs専大》
 パスをつなぎながら人もボールも動くおもしろいサッカーを標ぼうする両チームだが、慶大はインカレ出場権獲得争いのまっただ中、専大は残留争いにまっただ中になり、どちらも多少、現実的な戦いをすることが予想される。

 DF渡部博文主将(4年)のケガが長引き、FW高山薫(3年)が復帰戦で不運な故障を負った専大に対し、慶大はプレーメイカーの中町公祐(4年)の出場停止が明け、戦線を離脱していたDF黄大城(2年)もこの試合に間に合いそう。どちらも選手層はそう厚くないだけに、ほぼベストメンバーで臨める慶大がやや有利か。

 ゲームのひとつのポイントになりそうなのは、専大がどのようなフォーメーションで戦うかだ。前節の筑波大戦では、ベーシックの4-4-2(4-2-2-2)でスタートしたものの、かなり絞った位置取りをする左MF小幡純平(3年)が筑波大の右サイドバック石神幸征を放してしまうことが目につき、前半の途中で4-2-3-1への布陣変更を余儀なくされた。

 慶大はサイドに選手を2人ずつ置く4-2-3-1を採用しているうえに、スピードスターのDF田中奏一(2年)、テクニカルなドリブル突破が魅力のMF深澤良(3年)らサイドにいい選手を置いている。これに対応しようとするなら、専大も4-2-3-1で臨んだほうがいいが、サイドアタックよりもパスワークによる攻撃が多いチームだけに、攻撃面の良さは4-4-2のほうが出る。相手の良さを消すほうを重視するか、はたまた自分たちの良さを出すことを重視するのか。


《国士大vs法大》
 開幕以来、連勝が一度もなかった国士大だが、ここにきて2連勝を飾り、インカレ出場権争いにも再び絡んできた。特筆すべき点はいろんな選手が得点を取っていることで、前々節の筑波大戦ではDF濱屋祐輝(4年)と悩めるエース高橋大(4年)がゴールを挙げ、前節の東海大戦では“半レギュラー”の蓮沼優(3年)、吉野峻光(2年)にゴールが飛び出した。

 MF柏好文、伊東俊(ともに4年)という確実に違いを生み出すアタッカーを擁しているうえに、1年生レジスタ佐藤優平も故障から復帰しており、チャンスの数には事欠かない。法大も防御力はさほど高くないため、この“当たりっぷり”が続けば、今節もそれなりに点が入るのではないだろうか。

 一方の法大は前節、順位が1つ上の神大を破り、残留争いから一歩抜けだした。インフルエンザで6人を欠いたが、まったく戦力が落ちないあたりは、残留争いをしているとはいえさすが名門校だ。こちらも永露大輔、阿部拓馬(ともに4年)という個人能力の高いアタッカーを抱えており、チャンスの数は多い。神大戦のように前線に決定力があれば、取られても取り返す試合ができるだろう。

 
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2009年10月13日

関東大学サッカー まもなく第17節開催

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の第17節が今週末に行われる。


 1部の対戦カードは、

17日(土) 川 口  11:30 中 大(現在 2位)vs早 大(現在 6位)
17日(土) 川 口  13:50 明 大(現在 3位)vs駒 大(現在 5位)
18日(日) たつのこ  11:30 国士大(現在 7位)vs東海大(現在12位)
18日(日) たつのこ  13:50 流経大(現在 1位)vs慶 大(現在 4位)
18日(日)ひたちなか 11:30 筑波大(現在 8位)vs専 大(現在11位)
18日(日)ひたちなか 13:50 神 大(現在 9位)vs法 大(現在10位) である。

  ここ最近の慣例で、管理人の独断と偏見で注目カードを挙げるとすれば、たつのこの「国士大vs東海大」か。

《国士大vs東海大》
 15節・専大戦の負けでインカレ出場権獲得(4位以内)が厳しくなった国士大だが、16節では筑波大に2-1で勝利。4位・慶大と5位・駒大が痛み分けのドローに終わったこともあり、インカレ出場の芽が再び出てきた。

 筑波大戦で何よりも大きかったのは、悩めるエース高橋大(4年)がゴールを決めたことだ。パンチのある左足を武器に昨年はリーグのベスト11にも選出されたが、今季は春から調子が上がらず、この秋もベンチ暮らしが続いていた。この試合も試合終了間際の交代出場となったが、投入から数分後、不得意な右足で値千金の決勝点をゲットした。たった1回、結果を残しただけですぐに先発に戻すとは考えづらいが、どこの大学もストライカー不足で僅差の試合がリーグ全体的に多いだけに、たとえ途中出場であってもこの本格派FWが“使える”状態であれば、他の大学に対するアドバンテージになる。

 また、本来はセンターバックながら右サイドバックに挑戦中の濱屋祐輝(4年)がフィットしてきたのも大きい。筑波大戦では高橋の得点をアシストするなど1得点1アシストの大活躍。2人がかりでも止めるのは困難な柏好文(4年)が右MFにいるうえに、その後ろの濱屋も要警戒となれば対戦チームはやっかいである。

 東海大は前節、3位の中大相手に引き分けに持ち込み、貴重な勝ち点1をゲット。とはいえ、残留ラインの10位・法大と勝ち点で3差、得失点差で9差と後がない状況に変わりはない。

 今川正浩監督や選手の口からは「目標は残留」という声が聞こえてくるが、もし本当に残留を第一目標にするのであれば、そろそろ堅守速攻に活路を見出すべきであろう。丁寧にサッカーをしようとしている点に好感は持てるが、残念ながらほとんどのチームが東海大よりも中盤はうまい。つなごうとしても中盤で奪われ、逆に相手のパス回しにほんろうされることが大半である。ならば、自陣のペナルティエリアの前にブロックを築いて、いくらパスを回されても最後のところでシュートブロックをかけ、ボールを奪ったあとは少ない手数で攻めたほうが勝利のためには効率的だ。

 幸いにというべきか、スピードと突破力のある忍穂井大樹(1年)、決定力のある伊藤和基(4年)というカウンターサッカーに対応できるFWがここにきて台頭してきた。それこそ神大や駒大のようなリアクションサッカーに徹すれば、もう少し僅差のゲームができるはずだ。

 ゲームのキーマンは、東海大MF岩上祐三(2年)か。圧倒的なフィジカルと正確な右足を持ち、本来は中盤の核となる選手だが、チームの中でレベル的に浮きすぎているのか前期から居場所を転々。本職のボランチに加え、シャドー、左右のサイドハーフなども任され、現在はサイドバックでの出場が多い。国士大の切り札、伊東俊(4年)か柏にマンマーク気味に当てられるであろうが、そこで抑えきるかどうか。また、国士大の守備は決して鉄壁ではないだけに、DFの位置から攻めあがるのは難しいにしても、ロングキックやセットプレーでチャンスを演出できるかがひとつポイントになる。



 時間があれば、もう1、2試合プレビューを書こうと思うが、ひとまずこのへんで。

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2009年10月01日

関東大学サッカー まもなく第16節開催

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の第16節が、2日(金)から5日(月)にかけて行われる。


 1部の対戦カードは、
2日(金)江戸川 17:50 慶 大(現在 4位)vs駒 大(現在 5位)
3日(土)古 河 11:30 早 大(現在 6位)vs専 大(現在11位)
3日(土)古 河 13:50 流経大(現在 1位)vs神 大(現在 9位)
4日(日)荻 野 13:50 中 大(現在 2位)vs東海大(現在12位)
5日(月)江戸川 15:30 国士大(現在 7位)vs筑波大(現在 8位)
5日(月)江戸川 17:50 明 大(現在 3位)vs法 大(現在10位) である。

 ここ最近の慣例で、管理人の独断と偏見で注目カードを挙げるとすれば、2日の「慶大vs駒大」と5日の「国士大vs筑波大」か。

《慶大vs駒大》
 ともに勝ち点25、得失点差で4位と5位に位置する両チームの対決だけに、勝ったチームはインカレ出場権獲得(4位以内)にぐっと近づくことになる。

 慶大は前節、下位の神大と引き分けた。手堅さなら関東一の神大の堅守を前にスコアレスドローに終わったなら話はわかるが、攻撃力の低い相手に2度のリードを追いつかれたのだから、少しもったいない感はある。その一方で、ゴールから遠ざかっていたFW甲斐悠佑、MF中川靖章主将(ともに4年)が久々に得点を挙げたのは大きなプラス材料だ。

 一方の駒大は前節、王者・流経大に敗れ、後期開幕からの連勝が3でストップした。前半に流経大DF及川準(4年)が退場し、有利になったように思われたが、秋田浩一監督は試合後に「むこうが10人になった瞬間、こっちも10人にしたかった」とコメント。フィジカルとガッツを武器に耐えて勝つチームにとって、数的優位はあまりありがたくなかったようだ。

 パスサッカーの慶大、耐えて勝つ駒大と毛色が異なるだけに、試合は明確な構図で進みそうだ。慶大は細かいパス回しで相手を揺さぶり、ペナルティエリア付近でのFKを得たいところ。直接狙える位置ならば、限りなく百発百中に近い中町公祐(4年)の右足があり、誰かに合わせるとなれば、摩天楼の左DF黄大城(2年)の出場停止明けが心強い。

 駒大は、三島康平(4年)、棗佑喜(3年)のド迫力2トップの故障を受け、この秋には丁寧につなぐ姿も見せているが、この試合では中盤をすっ飛ばしたいところ。 どれほど丁寧につないでも、慶大の中町&織茂敦(4年)の関東№1ダブルボランチをはがすのは無理だろう。幸いというべきか、慶大のセンターバックはさほど高くも強くもない。それこそ、ベンチまでは戻ってきている三島と棗を、頭から出すのもアリだろう。


《国士大vs筑波大》
 昨季の上位校ながら、今季は中位での戦いを強いられている両チームの対決である。

 上り調子にあるのは筑波大だ。後期開幕節ではスタイルの似た慶大を質で上回り快勝(○3-1)、翌13節は守備の堅さで上位につける中大から3得点(△3-3)と攻撃陣が好調で、前節も早大を4-3で蹴散らした。

 故障から復活した大塚翔太主将(4年)がセカンドトップに入ったことで、エース小澤司(3年)が昨季に務めた右サイドで輝きを放っている、というくだりは「まもなく第14節開催」で書いたが、早大戦で光ったのは左サイド。07年のU-17W杯日本代表MF八反田康平(2年)が後期初先発を果たすと得点にも絡み、途中出場で左サイドバックに入った原田圭輔(3年)も持ち前の推進力を見せた。

 一方の国士大は前節、専大に1-2で敗れ、これで後期は1勝3敗と下り調子。速さと巧さを兼備する右MF柏好文、セカンドトップ伊東俊(ともに4年)が“違い”を生み出すものの、最前線に決定力のあるFWがおらず、どうも得点が入らない。昨季にベスト11に輝いた高橋大(4年)は前期から続くスランプを抜け出せず、前節は1点を追う展開ながらベンチに座ったまま。代役に抜擢され、まずまずの収まり具合を見せていた恵津森究(1年)も、体調を崩し戦線を離れている。

 守備陣も、守備の要であるセンターバック川邊裕紀(4年)と前期にサイドバックを任され出色のパフォーマンスを見せたMF大竹隆人(3年)が戦線離脱中。 ボランチからコンバートされたばかりの小島暢明(4年)がストッパーに入り、さほど走力のない濱屋祐輝(4年)がサイドバックに入るという苦しい状態だ。

 どちらも右MFとセカンドトップに切り札を置いており、そこにはマンマーク気味に見張り番がつくだろう。となれば、カギを握るのは3人目のテクニシャンか。筑波大はレジスタの森谷賢太郎あるいは八反田、国士大は大柄ながら技術の高い左MF先崎勝也がキーマンになる。


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2009年09月26日

関東大学サッカー 今週末に第15節開催

 「JR東日本カップ2009 第83回 関東大学サッカーリーグ戦」の第15節が、きょう26日(土)・あす27日(日)の2日間にわたって行われる。


 1部の対戦カードは、
26日(土)埼スタ第2 11:30 明 大(現在 2位)vs中 大(現在 3位)
26日(土)埼スタ第2 13:50 流経大(現在 1位)vs駒 大(現在 4位)
26日(土)古   河 11:30 法 大(現在10位)vs東海大(現在12位)
26日(土)古   河 13:50 慶 大(現在 5位)vs神 大(現在 9位)
27日(日)古   河 11:30 国士大(現在 7位)vs専 大(現在11位)
27日(日)古   河 13:50 早 大(現在 6位)vs筑波大(現在 8位) である。

 注目カードのマッチプレビューは前回の投稿を見ていただくとして、今回は注目プレイヤー「負けない男たち」を紹介しようかと思う。


 負けない男たち
 空中戦にも試合にもなかなか負けない男たちが、26日(土)に埼スタ第2に集結する。第1試合に出場する中大・新井辰也(4年)は身長188cmの高さを誇り、空中戦の強さでは関東随一。かつ、強さや安定感も兼ね備え、今年のリーグ戦に入って新井が出場した試合で中大は1敗しかしていない。

 第2試合に出場する駒大の中山友規(4年)は、今夏のユニバーシアードで日本代表のレギュラーを張った185cmのストッパー。駒大では主将を任されており、不器用だが泥臭く戦い抜くチームの象徴的存在だ。チームは後期開幕から3連勝を飾っており、前期途中から8戦連続で負けなし。試合に負けないチームの中心に、空中戦に負けない中山がいる。

 その駒大と対戦する流経大のDF及川準(4年)は正真正銘の負けない男だ。流経大は今年のリーグ戦で1敗しかしていないのだが、その負けを喫した試合に及川は出場しておらず、14節を消化してなお“出場時勝率”は10割。178cmと大柄ではないが滅法ヘディングが強く、エアバトルに関しては、隣にいるU-20日本代表DF山村和也(2年)より上だ。


参考までに、その他のエアバトラー一覧(管理人チョイス)
◇慶大・黄大城(2年、185cm)
ストッパーにも対応する大型左SB。ただし今節は出場停止
◇早大・岡根直哉(3年、188cm)
J1清水強化指定選手。夏場に少し故障したらしく、後期は出場なし
◇駒大・伊藤龍(4年、183cm)…
スピード勝負には弱いがエアバトルには強いストッパー。左足のフィードが意外といい
◇駒大・金正也(3年、183cm)
前期は故障離脱した伊藤の穴を埋める働き。伊藤が復調した秋はMFで出場中
◇神大・佐藤貴則(3年、187cm)
今春、出場した試合でチームはわずか1敗。駒大のド迫力FW三島康平(4年)も抑え込んだ
◇筑波大・作田裕次(4年、182cm)
もともと空中戦に強かったが、今年に入り読みの鋭さや1対1の対応が格段にレベルアップ
◇専大・渡部博文(4年、185cm)
J1柏入り内定選手。空中戦だけでなく、出足の鋭いインターセプトでも魅せる
※どの選手も体を張ることがお仕事なので、負傷も多ければイエローもよくもらいます。たまたま観戦した試合にいない、ということもよくありますので、その際は他の選手に注目してください。


※関東大学サッカーの情報は「ジャナスポ」で

posted by Pooh |03:14 | 大学サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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