2008年07月07日

安パイ脱出へ

 4日(金)から6日(日)にかけて、2008Vサマーリーグの東部女子大会が埼玉県・蓮田市総合市民体育館で行われた。昨季V・プレミアリーグで最下位に終わった日立佐和リヴァーレでは、若手選手が台頭。新シーズンへの期待を抱かせた。



 07-08シーズン、日立佐和は泥沼の中にいた。監督の交代や中心選手の退団でメンバーが大きく入れ替わったチームに、主力の相次ぐ故障離脱が追い打ちをかける。12月の開幕戦から黒星街道を突き進み、初勝利はなんと最終週のパイオニア戦。27試合を戦ってわずか1勝、敗戦の大半がストレート負けという悲惨なシーズンだった。

 
 Vリーグでは、09-10シーズンより1部にあたるプレミアリーグのチーム数を10チームから8チームに減らすことが確定している。08-09シーズンで下位に沈むと、その先に待つのは2部降格。1部に残留するためにも、悪夢のようなシーズンを繰り返すわけにはいかない。戦力面での確かな上積みが必要だ。

 
 怪我で昨季を棒に振った嶋田美樹の戦線復帰は、ひとつの大きな上積みだ。プレー時間は長くなく、身体のキレも本調子には遠いが、一枚ブロックを決めるなど元気な姿を見せた。全日本クラスの実力の持ち主だけに、完全復帰が待ち遠しい。

 
 だが、仮に嶋田の復調が遅れても、大卒2年目の二川万里子で十分に穴は埋まる。ライト側への移動攻撃のスピードと精度が増し、このサマーリーグではチームの得点源として活躍。声もよく出ており、一つひとつのプレーに自信が感じられる。昨季は開幕スタメンを飾りながら次第にトーンダウンしたが、今季はその心配はなさそうだ。


 サイドでは新人の江畑幸子がレギュラーを確保しそうな勢いだ。175㎝と小柄だが、最高到達点は300㎝に達し、非常にパワフル。他の選手のスパイクは“パン”という乾いた音がするが、彼女のスパイクは“バコッ”という鈍い音がする。フェイントのような小細工は、一切ない。一本調子で読まれやすいのは弱点だが、読まれても弾き倒すだけのパワーを秘めている。

 
 若手にチャンスを与える場であるサマーリーグで、しっかりと若手の成長が確認できた日立佐和。若い力が生み出す上昇気流にチーム全体が乗っていけば、リーグのダークホースになることも考えられる。4ヶ月後のリーグ開幕が楽しみだ。

posted by jjc_skentaro |00:05 | バレーボール | コメント(0) | トラックバック(0)
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