2008年05月06日

「赤く染まるサン・シーロ!セリエA第36節ミランVSインテル」

 優勝が懸かるダービーは、カルチョの長い歴史の中で初だそうです。そしてミランにとっても4位確保のためには絶対に落とせないゲーム。今回のダービーはいつも以上にエキサイトする条件がそろった、まさに今季のカルチョの集大成となりました。

 さて、その内容はどうだったかというと。まず、両チームのスタメンをどうぞ。

ミラン
GK カラチ
DF ボネーラ
   ネスタ
   カラーゼ
   ファバッリ
MF ガットゥーゾ
   カカ
   ピルロ
   セードルフ
   アンブロジーニ
FW インザーギ

インテル
GK J・セーザル
DF マイコン
   リバス
   マテラッツィ
   キヴ
MF ビエラ
   サネッティ
   マニシェ
   カンビアッソ
FW クレスポ
   クルス

マニシェとクレスポがスタメンすね。あと、リバスなんか注目でしょうか。

前半2分 FKピルロ→バーの上に外れる

 〃4分 セードルフのスルーパスはカットされる

 〃5分 ビエラから右サイドへ→マイコン受けてクロス→DFクリア
サネッティからDFライン裏へのパスはタッチ割る

 〃8分 ガットゥーゾから右サイドのボネーラへのパスはタッチ割る

〃11分 アンブロジーニのミドルシュートはゴール右に外れる

〃15分 セードルフ、右サイドからクロス→DFクリア→インテル、カウンターを狙いクルスから右サイドへ→マイコン受けてクロス→DFクリア→ミラン、カウンターを狙いカカがドリブルで上がる→これをビエラがファウルで止めて、ミランにFKが与えられる
(ビエラにはイエローカードが出される)
FKピルロ→リバス触って、ミラン右CK→DFクリア

〃19分 カカ、シュートフェイントから必殺のスルーパス→インザーギ受けてシュート→J・セーザルからくも止める→右CKピルロ→ファーに流れて、セードルフ→ガットゥーゾとつないでクロス→流れたボールをネスタが受けて→ボネーラがシュート→DFに当たる

〃22分 ファバッリ、交錯しつつもクロス→インザーギ、オフサイド

〃27分 左サイドFKキヴ→DFクリア
カカ→左サイドからファバッリのクロス→マテラッツィ、クリア→こぼれ球を拾ったガットゥーゾのクロス→DFクリア

〃34分 カカ→ガットゥーゾ→右サイドからボネーラのクロス→インザーギ、ヘディング狙うも合わず

〃35分 右サイドからマイコンのクロス→カラチがキャッチ

〃36分 ガットゥーゾのグラウンダークロス→カカ、惜しくもシュートは打てず

〃39分 カカ、左サイドからPEに侵入するもボールがタッチを割ってしまう

〃41分 ファバッリOUT→ヤンクロフスキIN(ケガかな)

〃42分 マニシェのミドルシュート→カラチがキャッチ

〃43分 カカとマテラッツィが交錯。これはカカのファウル(リッキー、マテラッツィをふっとばす!コンディション良さそうというか気合い十分だ)

〃45分 右サイドでパスを回すミラン。最後はカカのクロス→DFクリア
PE手前中央でパスを受けたセードルフ、慎重に出し所を探して右サイドカカへ→カカ、ダイレクトで折り返す→これにインザーギ、ダイビングヘッド→バウンドしたボールは惜しくもゴール左に外れる(J・セーザルは一歩も動けず。惜しかった)

~前半終了~

後半0分 セードルフから右サイドへ→これを受けたガットゥーゾがクロス→DFクリア
CKピルロ→DFクリア→ガットゥーゾが触ってゴールキック

 〃2分 右サイドでボネーラ→ガットゥーゾでクロス→ファーへ大きく外れる→これを拾ったマニシェ前方へロングフィード→右サイドでこれを受けたクルス、クロス→カラチこれをキャッチ

 〃5分 ☆セードルフから右サイドへ→ボネーラ→カカがクロス→インザーギがヘッドで合わせてゴール! ミラン1-0インテル

 〃8分 右サイドからマイコンのクロス→カラチがキャッチ

 〃9分 セードルフのミドルシュート→枠を外す

〃10分 ビエラとアンブロジーニがボールを奪い合いこぼれたボールがPE左へ→カカ走り込んでダイレクトシュート→ゴール ミラン2-0インテル

〃11分 ビエラから右サイドへ→これを受けたマイコンがクロス→DFクリア

〃15分 マニシェの強烈なミドルシュート→カラチがキャッチ

〃16分 ネスタとカンビアッソが交錯して倒れている最中、カラチと一対一になったクレスポだがゴールならず

〃18分 マニシェOUT→バロテッリIN

〃19分 ☆CKのこぼれを拾ったカカ自陣からドリブル開始→PE近辺でスルーパス→これを受けようとしたガットゥーゾ、オフサイド
ガットゥーゾOUT→ブロッキIN

〃26分 クレスポOUT→スアソIN

〃29分 ★クルスがアンブロジーニに倒され、インテルにFKが与えられる→PE手前左からのFK、蹴るのはクルス→ゴール右に見事に決まりインテルが一点差に詰め寄る
ミラン2-1インテル
インザーギOUT→パトIN

〃34分 ボネーラがPE内でスアソを倒すがファウルはなし(良かった)
リバスOUT→マクスウェルIN

〃37分 左CKバロテッリ→マテラッツィ、ヘッドで合わせるもタッチ割る

〃39分 PE手前左(クルスが先ほど決めた位置とほぼ同じ場所)からのFKキヴ→ゴール左上に飛んだボールはカラチが弾く

〃43分 キヴがイエローカードを受ける→ついでに審判にいちゃもんつけたマテラッツィもイエローカードを受ける

〃44分 FKピルロ→枠の上に外す

〃48分 ヤンクロフスキがイエローカードを受ける
PE手前右からFKキヴ→今度は大きく外す

~試合終了~ ミラン2-1インテル

 この一戦に懸ける両者の想いの差が勝敗を分けたかなぁ(インテルも優勝はかかっていたけどこの試合じゃなくてもね、大丈夫やし)
 
 前半はほぼミランが主導権を握り試合が展開する。ミランの攻撃の中核を担うのはカカ。中央、サイドとよくボールを受け攻撃の起点となり、前半19分のシュートフェイントを挟んでのスルーパス、同45分のダイレクトの折り返しなど、ゴールこそ奪えなかったものの彼らしいプレーを随所に披露し、力強くミランの攻撃をリードする。
 
 対してインテルは運動量が少なく、前半は右サイドのマイコンからのクロスが上がる程度であとは防戦一方。コンディションもあまり良くないように見えた。

 後半も攻勢を緩めないミランは5分、インザーギが5試合連続となるゴールを挙げ先制。続く10分にもカカが相手のミスから得点を挙げ、点差を広げることに成功する。

 一矢報いたいインテルはバロテッリ、スアソらを投入。そして、19分クルスが自らが倒されて得たFKを、ゴール右に沈め一点差に詰め寄る。

 その後、前半のハイペースの影響で運動量の落ちたミランは、危ない場面を何度か迎えつつもどうにか逃げ切り、2-1で勝利することに成功した。(この試合カカ、インザーギ、セードルフらの動きが特に良かったッス)
 この一戦の勝利は非常に大きいものだろう。ライバルであり、現セリエA盟主たるインテルを倒した以上残り2試合、相手がどのチームだろうと恐れる必要はないのだから。力強く攻め2連勝を飾り、是非ともCL出場圏内の4位を確保して頂きたい。

posted by jjc_shunyasutake |07:17 | ACミラン | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月04日

「もうすぐミラノダービー!セリエA四強?の現在の状況と来季の展望」

 今季のセリエAも、残り3節と大詰めを迎えている。

 首位を走るインテルの牙城はもはや揺るぎ無いものだろう。CL敗退後、マンチーニ監督の辞任騒動も含めて、チームに多少の動揺が走り、カンピオナートで不甲斐無いパフォーマンスをみせることもあったが(ユベントス戦とかね)、ここ最近の様子を見ていると峠は過ぎたと言っていい。来シーズンも胸にスクデットを縫い付けているのは彼らに間違いない。

 今年で100周年を迎えセリエAでの地位も盤石なインテルにとって、来季こそビックイヤーの獲得が強く望まれる。シーズン終了後、来季に向けた監督人事、補強戦略など首脳陣がどういった決断を下すのか目が離せない。(モウリーニョ監督就任するんすかねぇ…)

 2位のローマはこのままの順位でフィニッシュを迎えるだろう。カルチョが誇る美しいサッカーはヨーロッパを大いに席巻したが、CLではまたもマンチェスター・ユナイテッドに、そしてカンピオナートではインテルの後塵を拝することになった(本当はまだ決まってません)。
 CL準々決勝マンチェスター・ユナイテッドとのあの一戦。ホームゲーム、アウェイゲームともに欠場したトッティの不在は嘆かれてしかるべきだが、カンピオナートでの結果も含めて考えると、やはり、欧州のメガクラブと比べてタレントの質が若干劣ることは否めない。

 これより上の結果を望むのであれば、今夏の補強は不可欠だろう。それだけに目下の買収話の行方は気になるところである。メガクラブに匹敵する資金力を持つことになれば、カンピオナートでのパワーバランスはもとい、ビックイヤーにも手が届くはずだ。

 3位につけるユベントスは大成功とは言えないまでも、来シーズンに向けて大きな期待を抱くに足るシーズンを送った。
 開幕前の補強戦略が失敗だったとは言い過ぎだが、ラニエリ監督の当初想定していたプランに修正が加わった(フォーメーションなど)こともありアルミロン、チアゴは出番を失った。

 守備ブロックの要と期待されていたアンドラーデも怪我でシーズンをほぼ棒に振った。開幕前獲得が噂されたものの、最終的にバルサ入りしたガブリエル・ミリートの八面六臂の活躍を見ると、多少の口惜しさを感じるユべンティーノもいるように思える。
 だが、実際のところアンドラーデの離脱に関してはそうでもないだろう。急造とはいえキエッリーニとレグロッターリエのセンターバックコンビのタイトでハードな守備は、かつてセリエAの盟主として君臨した頃の、強くて固い守備を彷彿とさせる見事なものだった。

 攻撃面でもチームの主軸を担ったのは在籍年数の長いベテラン、中堅プレーヤー(デルピエロ・トレゼゲ・ネドベド・カモラネージら)だった。特に得点ランキングをリードするデルピエロとトレゼゲのパフォーマンスは特筆に値する。(ともにEURO出場が微妙というのがなんとも…)

 Aに復帰した今季のスクデット奪還を期待したユべンティーノも少なくなかったと思われるが、CL出場権を確保したチームの出来に満足しても良いのではないだろうか。

 現在、カンピオナートで4位につけているのはフィオレンティーナであるが、最終的にはこの位置にミランが入ることを強く願っている。
 今季のミランは目的としていたクラブワールドカップのタイトルを獲得することに成功し、シーズン開幕前にはセビージャを下してUEFAスーパーカップも獲得した。12月にはカカがバロンドールも受賞(まぁ個人タイトルですが、ミランのCL制覇がなければ受賞はありえなかったわけですし)、と前半戦は十分賞賛に値する出来であったように思える。

 だが、カンピオナートでのミランは立ち上がりから低調なパフォーマンスに終始した。開幕からの活躍が期待されたロナウドはコンディション不良で出場もままならず、またもチームはFWの駒不足に泣いた。能動的に攻め、相手の固い守備を崩さなければならないカンピオナートでの戦いにおいて、独力でゴールを奪うことの出来るFWの不在は痛過ぎた。

 私は今季こそはカンピオナートで強いミランが見たかった。03~04シーズンに獲得して以来、3シーズン遠ざかっているスクデット、このタイトル獲得にもう少し力を注いでも良かったのではないだろうか。
 そのためには、質の高いターンオーバーを実現するための補強が不可欠だった。しかし、フロントの腰は重かった。パトという未来の大器は獲得したものの(年明け以降、出場が許されてからは大活躍)、中盤の補強は実質的にはエメルソン一枚に留まった。
 これでは主力を効果的に休ませることなど不可能である。フロントはグルキュフ、ブロッキ、ファバッリ、ボネーラらの奮起に期待したのかもしれないが、彼らのうち誰一人として満足な働きを見せることは出来なかった。

 今夏は大型補強が行われることがほぼ確実で、巷ではロナウジーニョとは既に合意に至り、あとはクラブ間の交渉を残すのみだとか、チェルシーからシェフチェンコが帰ってくるなどの話が既に聞こえてきている。(個人的にはドログバとフラミニ、メクセス辺りを獲得して頂けると嬉しいのだが、さて、どうなることか…)

 ミランというクラブは獲得できるタイトルは全て、取りに行かなければならない宿命を背負っている。特に国際的なタイトルが重要視され、選手たちは常に過密日程に悩まされている。他のヨーロッパのメガクラブも同じような状況ではあるが、控えと主力にこれほどの差があるのもミランくらいのものだろう。

 イタリアの税制、セリエAの集客力の低下、クラブの財政的な問題などから以前のように、他国のビッククラブを凌駕する戦力を保持することは難しい状況だと思われる。だが、これからもミランというクラブが欧州で、いや、世界のサッカーシーンで重要な役割を演じていくためには、まずカンピオナートで安定した成績を残すことが現行のシステムでは何より重要である。

 今夏の大型補強を実行に移し、カンピオナートでも強い新生ミランを実現させるためにもダービーを含めた、残り3試合を勝利で飾り、なんとしてでも4位に滑り込んで頂きたいものである。(フィオレンティーナ負けて下さい、頼みます)

posted by jjc_shunyasutake |19:09 | セリエA | コメント(0) | トラックバック(0)
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