2008年02月25日
「よく無失点で済んだなぁ…」
試合終了後、率直に抱いた感想はこれでした。
終始コンパクトな布陣で、攻守の切り替えが素早く、ボールホルダーの前に多数の選手を積極的に送り込む、運動量豊富で攻撃的なサッカーを展開したアーセナル。
後半終了間際の場面を始め、あわよくばの場面を多く創出したのは見事の一言。唯一の汚点は決定力を欠いたことだろうか。(アデバヨール調子悪かったのかな)
対するミランは、引き分け以上の結果を狙うという意図を感じさせつつも、インテルとは違う優勝への強い意気込みを(本気でニ連覇を狙うという)感じさせてくれました。その根拠は、高い位置からボールを奪いに行き、アウェーゴールを狙う意思がはっきりと感じられたからです。無失点で済んだのは多分に運の要素も味方したように思われるますが、試合内容は十分に褒められるものだと思いました。
得点は奪えなかったものの、ミランの看板FWとして足が動かなくなるまで走りまわったパトの頑張りも胸を打つものがありました。そして、クロスボールや、シュートに対する処理において、及第点以上の出来を見せたカラッチのパフォーマンスも嬉しい誤算でしたね。(失礼か)
セカンドレグに向け、試合を支配しつつも勝利を手に入れられなかったアーセナルのヴェンゲル監督は痛恨の極みでしょう。逆に、アンチェロッティ監督はしてやったりかな。
この一戦を見るにつけ、ミランはセカンドレグを僅差でものに出来るのではないかと思います。ネスタの故障は気になりますが、代わりにCBに入るであろうマルディーニがアデバヨールを抑えてくれると期待しています。そして、カカとセードルフがここぞと個人技で得点を奪ってくれるのではないか…いつもの感じで。(あえて、スコアを予想させて頂くと2-0でミラン勝利!)
アーセナルはエミレーツで勝利を奪えなかったのは痛すぎたのではないかなぁ。もちろん、可能性がないわけではないですけど、サン・シーロであの攻撃サッカーを展開するのはかなり難しいと思います。(ピッチもボコボコの可能性高いし)。相手ペースの時間帯を、若いチームが如何に乗り切るか。そして、ファーストレグより多くなるであろう、アデバヨールへのロングボールを、彼が如何にゴールに結び付けられるか。その辺りが鍵になると思います。
それにしても、得点は入らなかったもののレベルが高い試合でした。セカンドレグも本当に楽しみです。ミランが勝てばもちろん嬉しいですが、例えそうでなかったとしても、心に残るいい試合が期待できそうな気がします。
posted by jjc_shunyasutake |16:13 |
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2008年02月25日
非常に残念な結果になってしまった。
一人少ないながらも、堅牢な守備でアウェーでの引き分けにあと一歩と迫りながら、後半終了間際のディルク・カイトのゴールと、スティーブン・ジェラードの貫禄のミドルシュートによって、インテルは二点のビハインドを背負って、ホーム・ジュゼッペ・メアッツァでのセカンドレグを迎えることになった。
試合を見た限りマンチーニ監督は当初から、アウェーでのこの一戦は引き分けで乗り切り、ホームでの二戦目に勝負をかけるつもりだったようだ。
だが、マテラッツィの早過ぎる退場という不運に、交代出場したヴィエラの不調が重なり、プランが頓挫してしまったように見受けられた。
マテラッツィの二枚目のイエローの場面は、フェルナンド・トーレスのシミュレーションかどうかまでは分からないが、イエローの判定は厳しすぎると感じた。
これには、インテル側は然るべき場所に抗議を申し入れるべきだろう。もし主審のマテラッツィへの先入観のようなものが強く働いたものであるならば、覆る可能性がないわけではない。
ホームでのマテラッツィの存在は、セットプレー時の攻撃参加やチームの士気を高める意味でも非常に重要だ。
ヴィエラについては彼の不調が失点の直接の原因ではないかもしれないが、彼がピッチに入った後、インテルの守備のメカニズムに若干の狂いが生じた感は否めない。 FWのクルスがサイドのスペースを埋めていた時の方が、守備は上手く機能していたように思う。
勝利の可能性を残すためにクルスを後半もピッチに立たせたのかもしれない。だが、あのタイミングで交代(クルスOUT→ヴィエラIN)させるのであれば、後半頭からヴィエラを出場させた方が良かったのではないか。
それにしても非常に残念だ。アンフィールドでのリバプールは脅威に違いないが、今のインテルであれば勝利することも可能だったのではないだろうか。
本気で優勝を狙うのであれば、アウェーでのこの一戦こそ勝利を狙い、最悪でもアウェーゴールを奪って帰ってくる姿勢で臨むべきだったのではないか。
これで、3月11日のセカンドレグは非常に厳しい状況に追い込まれてしまった。コルドバは負傷、マテラッツィも出場停止となるとセンターバックに入るのはブルディッソと、キヴだろうか。ポリバレント性が高い選手を多く抱えていたことが幸いしたわけだが、厳しい状況は変わらない。イブラヒモビッチを含めた攻撃陣の奮起に期待したい。
最後に結果はともかく、不意のアクシデントにも動じず、ラスト五分まで高い集中力を保ち、リバプールの攻撃をシャットアウトしたインテル・イレブン全員に労いの言葉をかけてあげたい。
そして後半、クラウチ、ペナントを矢継ぎ早に投入し、一点をもぎ取る見事な采配を振るったベニテス監督。超満員のアンフィールド、通常の試合よりプレッシャーのかかるCLの試合のあの局面で、ここしかないというコースを見事に射抜き、勝負を決めたスティーブン・ジェラード。この2人にも賛辞の言葉を贈りたい。
posted by jjc_shunyasutake |15:10 |
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2008年02月18日
話は今からニ年前、2006年ドイツW杯開催間近に遡る。
毎度の如く優勝候補の一角に挙げられていたブラジル代表。その中のある四人の選手の起用法を巡って、ブラジル国民を中心に、世界のフットボールジャーナリスト、フットボールファンの間で活発な議論が交わされていた。
「クァルテットマジコ」、(魔法の四人組)と呼ばれた四人の選手たち。
当時レアル・マドリーに在籍し、度重なる怪我の影響で全盛期の能力は失われたと云われつつも、抜群の決定力で世界トップクラスのFWに君臨していた、1996、1997、2002年FIFA最優秀選選手賞、1997、2002年バロンドール受賞者、元祖「フェノーメノ」、ロナウド。
圧倒的なパワーを生かした敵陣突破と、丸太のような左足から放たれるシュートの破壊力は対峙する多くの者を震え上がらせ、その愛称をイタリア五賢帝の一人の名にかけて「インペラトーレ」(皇帝)の異名を取っていた、アドリアーノ。
卓越したテクニックとエンターテイメント性溢れるプレースタイルで、文句なしに当時、世界最高のフットボーラーと評され、バルセロナを二年連続のリーグ優勝と、05~06シーズンUEFAチャンピオンズリーグ(以下、CL)制覇に導いた、2004、2005年FIFA最優秀選手賞、2005年バロンドール受賞者、ロナウジーニョ。
若くして、あのルイ・コスタからACミランの攻撃のタクトを奪い、チームの中軸を担う。縦へのドリブルのスピードは世界最高クラスで、そこから繰り出される妙技の数々はシンプルながら高い殺傷力を誇る。その自由奔放さが時にマイナスの作用を引き起こすブラジル人選手の中では、規律を遵守し、組織の中で自分の個性を最大限に生かす術を知る選手、カカ。
彼ら四人を同時にピッチに送り出すか、出さざるべきか。
議論は大いに盛り上がった。
攻撃的な選手である四人の守備での貢献度は低い。(一応、カカは三人の中では比較的守備時の貢献度は高い方ではある)前線を担う選手にも守備時の積極的な貢献が求められる時代において、それを望めない選手を同時に多数起用することは、監督にとって非常に勇気がいることだろう。
しかし、世界最高のタレントである四人が織りなすであろう、華麗で攻撃的なフットボールを見たい。そして、それを持ってしてW杯を制覇する。内容と結果、両方を重視するブラジル国民が四人の同時起用を望んだとしてもなんら不思議ではない。世界中のフットボールジャーナリスト、フットボールファンも彼ら四人がどんなフットボールを見せるのか、非常に注目していた。
だが、彼らが同時にピッチに立つことはほとんどなく、ブラジルは準々決勝のフランス戦、ティエリ・アンリの一撃に沈んだ。
悲嘆にくれる四人の魔術師。期待されていた優勝も、美しいフットボールも見せることは出来なかった。
ブラジル国民の夢は無残にも打ち砕かれ、世界中のフットボールファンの多くから溜息が漏れた。
しかし、この時、彼ら四人のフットボーラーとしてのキャリアは今後も順風満帆だと、誰もが思っていたに違いない。
翻って現在、彼らの内、三人がキャリアの重要な岐路に立たされている。
イタリア、ACミランで二年目のシーズンを迎えたものの、前半戦を怪我とコンディション不良で棒に振り、2月13日の対リボルノ戦で後半途中出場するも、僅か二分後に左ひざに重傷を負ったロナウド。リハビリには約9ヶ月を要すると云う。
メンタル面の問題と、コンディション不良で所属先のインテル・ミラノでのスタメン争いに敗れ、昨年末から故郷ブラジルのサンパウロにレンタル移籍したが、2月10日のサントス戦で試合中に相手選手に頭突きをするという暴挙に出て、最長で18ヶ月の出場停止を言い渡される可能性のあるアドリアーノ。
2006年、欧州のクラブとして初のクラブW杯制覇が期待されたがまさかの敗退。そのシーズンのリーガ、CLでも失意のシーズンを送った。
最近では、連日のようにナイトライフを満喫し、チームの合同練習をさぼり続けているという噂が絶えず。ライカールト監督との不仲説、遂にはリオネル・メッシーの台頭で不要論まで囁かれ始めたロナウジーニョ。
彼ら三人は、いずれもフットボーラーとして、素晴らしい才能と実績を持った選手である。だからこそ現状は本当に残念でならない。キャリアの晩年に差しかかったロナウドはともかく、ロナウジーニョ、アドリアーノには、まだまだ世界のフットボールシーンをリードしていく存在であって欲しいと、切に願わずにはいられない
一方で、カカは06~07シーズンCL制覇の立役者となり、2007年、FIFA最優秀選手賞、バロンドールをダブル受賞、年末には日本でボカ・ジュニオルスを一蹴し、世界王者に輝いた。
一概に彼らを比較することは出来ない。人にはそれぞれ願うものも、辿り着きたい場所も違う。
だが、フットボーラーとしてだけでなく素晴らしい仁徳者として知られるカカと、その真逆のことが多く囁かれる、ロナウド、ロナウジーニョ、アドリアーノ。
ここに、彼らの現在を分かつものの一つがあったのではないかと考えるのは私だけではないはずだ。
posted by jjc_shunyasutake |07:23 |
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2008年02月11日
さてさて、残りの4試合っす。
日本人としては、どうしても気になってしまうセルティック。中村俊輔も10日のスコットランド・プレミアリーグ、アバディーン戦で今季4点目になるゴールを挙げた(チームも5-1で快勝)。怪我の影響で若干出場が危ぶまれたが、どうやら、バルセロナ戦も出場してくれそう。
昨シーズン、ミランを苦しめた展開を見ているだけに、バルサとてそうそう簡単に勝てる相手とは思えない。しかも、今期、バルセロナはグループリーグで同じスコットランドのレンジャーズと対戦し、ホームでは2-0と勝利したものの、アウェーではあわやの場面も多く見られた(結果は0-0の引き分け)。
スコットランドのチームのホームゲームでの強さは脅威である。ホームでは地元サポーターの熱烈な後押しを受け、例え相手が誰であれ、自分たちが普段、リーグ戦で行っているサッカー、スコットランド仕込みのハードでタフなサッカーを貫くことが出来る。
だが、往々にしてアウェーでは内弁慶さが覗く。ひとたび地元を離れると、普段のサッカーは鳴りを潜め、ただただ相手のサッカーに飲み込まれてしまうからだ。相手が強ければ尚更である。
今回もこの例に漏れず、ホームでは引き分けに持ち込めるかも知れないが、カンプ・ノウではおそらく大敗が予想される。
それでも、俊輔の左足が何かを見せてくれるのではないかと期待してしまう。 例え勝利は収められずとも、得意のFKでカンプ・ノウのクレを、一瞬だけでも凍りつかせて欲しいものだ。
さて、バルセロナだがここを抜けたとしても今期の優勝はないと私は思う。今一つ、チームから覇気が感じられないからだ。そこに、ロナウジーニョの不振が関係しているのか、していないのか、真相は定かではないが、チーム状態がとても良いようには見えない。
CL制覇にはチームの強い結束と高いモチベーションが間違いなく必要になる。今の状態ではこの先の厳しいプレッシャーには耐えられないのではないだろうか。
好調、マンチェスターUの敗戦を予想するとは何事かとお叱りを受けるか、馬鹿扱いされそうだが、CLに番狂わせは付きものである。今シーズンのグループリーグでバレンシアが敗退するなど誰が予想しただろう。この決勝トーナメント1回戦でも何かが起きるのではないか。それが、このマンU対リヨンではないかと読んだのだ。(何を大げさな
さてリヨンが勝つとするならば、ベンゼマの活躍が不可欠だ。彼以外には同じ新星ベン・アルファ以外に強く期待を持つことの出来る者はいない。
苦しい状況ではあるが、未来のフランスを背負って立つであろうベンゼマのゴールが、リヨンを勝利に導く展開を期待したい(そのようなことにでもなれば、世界最高峰のストライカーの仲間入りも果たせるかも)。
ただ、実際にユナイテッドを破るのは至難の業だ。
ここのところ、プレミアシップではトッテナムに引き分け、10日のシティ戦では敗北を喫したものの、どのセクションを見ても現在のリヨンを上回っている。
ルーニー、C・ロナウドに加え今年はテベスも加わった。昨季、ウェスト・ハムを残留に導き、今季は開幕直後のルーニーの怪我、C・ロナウドの出場停止が重なった苦しい時には、何とか勝利を手繰り寄せようと、必死にピッチを駆け回った。その時から私はテベスのユナイテッドでの成功を確信していた。
このテベスとルーニー、C・ロナウドのスカッドならば、どんな堅守も突き破ることが出来るだろう。
そして、リヨンを一蹴するようなことがあれば、いよいよ98~99シーズン以来のCL制覇も見えてくるはずだ。(でも、予想はリヨンで…
フェネルバフチェVSセビージャはグループリーグのインパクト(インテル戦の勝利ね)からフェネルバフチェの勝利を予想した。
決勝トーナメントには初出場同士(セビージャは本大会も初出場)のこの対決。他のゲームに比べると、シャルケVSポルトに並び注目度が低そうだが、内容はかなり期待できるのではないだろうか。
セビージャは序盤の苦難を乗り越え、昨シーズン以上の飛躍を狙っている。そして、フェネルバフチェも高い技術を持つブラジル人選手を中心に、質の高いサッカーを展開している。
勝ち上がった方のチームが、ダークホースとして大会を盛り上げることを期待したい。
さて最後にミランであるが、パトの負傷(1回戦までには戻ってきて欲しい)や、トヨタ杯での達成感からのモチベーションの低下、CL二連覇は相当難しい(CL二連覇を達成したチームはまだ存在していない)など、ネガティブな要素が挙げられ、突破は難しいとの意見も多く聞かれる。そして、若さ溢れるアーセナルが相手ゆえにクローズアップされる、主力の高齢化問題などなど。
今のアーセナルは私も非常に魅力的なチームであると思う。前々から期待していたアデバヨールが遂にブレイクし、セスクも更なる成長を遂げた。美しいパス回しと、質の高いオフ・ザ・ボールの動きから繰り出される魅惑の攻撃サッカーは、今一つピリッとしないバルサの存在もあって、攻撃的なサッカーを愛する人々の間では、一種の象徴のようになっている。
だが、それゆえにミランとしては勝利の方程式にはめ易い相手ではないか。アーセナルは積極的に前へ前へと出てくるに違いない。そうなれば、ミランが幾度となく見せてきた必殺のカウンターが火を噴く。
ただ、いい加減にこのスタイルも研究されているはず。知将ベンゲルがこれに対してなんの手も打って来ないとは思えない。
もし、なんの対策もせず、ただ己の信望するサッカーを押し通すだけでCLを制覇出来ると思っているとしたら、この試合の結果は知れている。
最後に、よく聞かれる高齢化問題に対して私見を述べさせて貰う。中長期的な視点に立てば主力の高齢化は由々しき問題ではある。クラブはただ1シーズンや1つのコンペティションで良い成果を出せば良いわけではない。先を見据え少しずつ、新陳代謝を促していくことは間違いなく重要だ。
だが、期間の短いコンペティションや、唯一絶対の一試合に限れば、高齢化はさほど問題にはならないのではないか。それどころか、コンディションさえ整っていれば、技術レベルが互角の若手と、ベテランでは経験に勝る後者が勝利を掴む可能性の方が高いはずだ。
ただ、CLはリーグ戦と並行して行なわれる。ベテランが十分なコンディション調整に時間を割くのは難しく、年齢が回復力の遅さに拍車をかける。
アーセナル有利と見る向きも当然肯ける。CLの決勝トーナメントに進出するチーム同士だ、方向性は違えど両者の力は拮抗している。過密日程はお互い様、ベテランの多いミランの方が、コンディション調整が難しく、不利と見るのもある意味当然かも知れない。
posted by jjc_shunyasutake |18:39 |
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2008年02月11日
いよいよCL決勝トーナメント一回戦が近付いてきた。各メディアも展望、勝者の予想に余念がない。私も今から楽しみで、楽しみでしょうがない。そこで今回、私も一回戦の勝者を予想してみた。
「対戦カード」 「勝ち抜け」
シャルケVSポルト→ポルト
ローマVSレアル・マドリー→ローマ
オリンピアコスVSチェルシー→チェルシー
リバプールVSインテル→インテル
セルティックVSバルセロナ→バルセロナ
リヨンVSマンチェスターU→リヨン
フェネルバフチェVSセビージャ→フェネルバフチェ
アーセナルVSミラン→ミラン
シャルケVSポルトに関しては、両チームのグループリーグでのパフォーマンスと、選手の能力、CLでの経験を考えてポルト勝利と予想した。
リバプール、マルセイユ、ベシクタシュを抑えてグループリーグを首位で抜けたポルト。私がTV中継で見たホームでのリバプール戦、この試合引き分けだったものの、組織力プラス、クァレスマの個人技は十分脅威に値すると感じた。
クラーニィ、パンダー、ノイアーなど一部注目の選手はいるものの、やはり、バレンシアの不振によって決勝へのカードを手に入れた感の強いシャルケ。
僅差ではあるが、チーム力でポルトが上回るのではないか。
ローマVSレアル・マドリー戦は、願望も含めてローマの勝ちを予想した。(今大会の一回戦、イタリア勢が絡む試合はすべて要注目で、予想が分かれるところだと思われる。)
現在のマドリーは、シュスター監督の攻撃サッカーがチームにフィットしつつあり、選手たちのコンディション、モチベーションともに高く、リーガで首位を走るなど結果も良好だ。
昨シーズン、凄まじい追い上げから、リーガでの逆転優勝を成し遂げたものの、チームには常に緊張が走っているように感じた。結果が出ているのだから構わないという考え方も出来るだろうが、カペッロがあのまま続投していたら、チームには今シーズンも様々な混乱が起きていたかも知れない。マドリディスタと選手たちの心を上手に掴んだシュスターの招聘は正解だったのではないだろうか。
対するローマは今シーズンも「セリエAで最も美しいサッカーをするチーム」として好調を維持している。キヴの退団もファンの加入と、イタリア代表にも復帰したパヌッチの活躍で乗り切った。トッティ不在時も、昨シーズンに比べチームの機能性は落ちていないように感じられる。これには、チーム全員の働きもあるだろうが、あえてデ・ロッシの成長を挙げたい。
トッティ不在時は自分がリーダーであり、彼の引退後、ローマを引っ張っていくのは自分であるという自覚の芽生えが、パフォーマンスの向上につながり、更にはチームの機能性も高めているのではないだろうか。
ともに攻撃を武器とするチームなだけに打ち合いの展開になることが予想される。個々のタレントの質と、攻撃力ではマドリーが上だろう。ローマが勝利するには、より多く走り、運動量では絶対に負けないことがまず必要だ。そして、アウェーでの重圧に耐え、流れが悪い時には、粘り強くチャンスを待つ姿勢も重要になる。昨年のマンUに大敗した経験が果たして生きていることを願うばかりである。
オリンピアコスVSチェルシーに関しては、チェルシーの順当勝ちを予想した。
ただ、オリンピアコスの、守備を度外視した攻撃サッカーは魅力的であり、若干の狂気すら感じさせる。もし、ホームでオリンピアコスが勝利するようなことでもがあれば、リーグ戦よりプレッシャーがかかるCLの舞台である。払拭しているように見えるモウリーニョ退団のダメージが、思わぬ形で露呈し、大番狂わせもあるやも知れない。
リバプールVSインテル戦は、インテルが真の意味で、ヨーロッパのサッカーをリードして行くにたる存在であるかの試金石にもなるだろう。
リバプールはコンパクトな布陣を取り、アグレッシブな守備から素早いカウンターを仕掛けてくるに違いない。彼らにそれを90分間集中して行なう力があることは、昨シーズンのバルサ戦やここ数年のCLでの戦いぶりを見れば分かる。
インテルの攻撃が機能するか否かは、如何にイブラヒモビッチを含めた2トップ(インテルが2トップ以外の布陣を引くことは現時点では考えにくい)に良いボールを供給するかにかかっている。
4-3-1-2の布陣を引くならばトップ下に入る選手、怪我明けのフィーゴ、スタンコビッチまたは、二人の不在時その穴を埋めたヒメネス。中盤フラットの4-4-2であるならば、センターに入るであろうカンビアッソの出来が勝敗の鍵を握ることになるだろう。
「中盤を制した者がサッカーを制す」とは良く云うが、まさにこの試合の中盤の主導権争いは非常に白熱したものになるに違いない。
難しいチームを引き当てたようにも見える。だが、こんなところで沈んでしまうようならば、インテルはヨーロッパのサッカーをリードする存在としてはまだまだ甘いと云わざるを得ない。
昨シーズン、バルセロナをも沈黙させた、アグレッシブな守備をかいくぐるのは容易ではないが、必ずや勝利をもぎ取ってくれると期待している。
posted by jjc_shunyasutake |10:04 |
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