2007年12月03日

「イタリアの覇権を争う一戦!ミランVSユベントス」

 セリエA第14節、ミランVSユベントスの一戦が12月1日、20時40分(現地時間)キックオフで行われた。CLグループステージ第5戦、ベンフィカ戦(1-1)を引き分けで乗り切り、決勝トーナメント出場を決めたミラン。12月の過密日程を考えてもこれは大きかったはず。
 
 そして迎えたこの一戦、カンピオナートでは苦戦を強いられているだけに、さらに、ここで星を落とすようなことがあれば、スクデットどころか、CL出場圏内の4位を確保することすら危うい(勝ち点的にというより、モチベーション的に。ユーベを調子づかせることにもなるし)。必勝を祈願して観戦に臨む筆者。はてはて、どうなることやら。
 
 試合前、会場入りするベルルスコーニ氏の映像が。現地記者のインタビューに答えているようですが、さて何をしゃべっているのかなぁ…。(ロナウドのこととかしゃべってそうだ)

ミランのスターティングメンバーは
GKジダ
DFオッド、ネスタ、カラーゼ、セルジーニョ
MFガットゥーゾ、セードルフ、ピルロ、カカ、アンブロジーニ
FWジラルディーノ

さて、前半キックオフ!

前半4分、モリナーロ、左サイドの深い位置から、ペナルティーエリア(以下、PE)前のトレゼゲを狙いロングフィード。トレゼゲ、シュートを放つもゴール左へ外れる。

〃11分、中盤でピルロ、ボールを奪われPE手前、左のトレゼゲにボールが通る。トレゼゲこれをダイレクトでシュート!ボールはゴールポスト左に直撃。(あぶない、あぶない)。ゴール前に詰めていたイアクィンタ、リフレクトしたボールが早過ぎて押し込めず。

〃22分、セードルフのCKのこぼれ球を拾ったガットゥーゾ、ヘッドでピルロへ送る。左サイドでこれを受けたピルロ、右足で右サイドのセードルフへ素晴らしいサイドチェンジ(らしさが出たいいプレイ☆)。セードルフ、クロスを上げるもこれは残念ながら、DFにクリアされる。

〃24分、モリナーロの浮き球のパスをヘッドでカットしたオッド。そのボールがセードルフへ渡る。セードルフはPE外、右のカカにパスを送ろうとするが、ボールはDFに当たり再び自身のもとに。セードルフ、PE内に自ら持ち込んで、右足アウトサイドでシュートを放つもボールは力なく、枠を外れる。

〃32分、ネドベドがミドルシュートを放つがゴール右側へ外れる。再び、ネドベド。今度は左サイドからクロスを送るが、これはジダにキャッチされる。

〃33分、センターサークル付近でこけるピルロ(芝に足を取られたか)。ボールはユーベに渡り、DFラインの裏を突くパスが送られるもここはネスタが止める。(流石です)

〃35分、カカを倒したレグロッターリエにイエローカードが提示される。(しめしめ…)

〃36分、ピルロ、ミドルシュートを放つもゴールはならず。中盤でアンブロジーニ、ガットゥーゾが二人掛かりで取り返したボールをピルロへ。ピルロ前線のカカへ浮き球のパス。カカ、ボールを受けようとするも2対1の状況作られキープ出来ず。

〃37分、右サイド突破を図るカカ、2対1の状況を作られ止められる。

~前半終了、後半へ~

後半1分、ミラン、ユーベのCKのこぼれ球を拾ってカカへボールを回すも、ゼビナ、ノチェリーノに挟まれボールを奪われる(こういう場面が目立ちます、カカ対策立ててますねユーベは)。

 〃2分、キエッリーニから右サイドのサリハミジッチヘ。対峙するセルジーニョを軽くかわしてドリブルでPEに侵入するサリハミジッチ。トレゼゲの動きにつられたカラーゼが空けたゴール前のスペースを上手く使ってシュートを放つも、これをジダ、間一髪、横に飛び右手一本で止める。

〃4分、ジラルディーノ、カカが左サイドで起点を作り、PE外、中央セードルフを経由して、右サイド、オッドへ。オッド狙い澄ましたクロスをPE内、中央カカに送る。カカ、1トラップしてシュートを放つも、ブッフォンが弾く。こぼれ球をジラルディーノ押し込むも、これはオフサイド。(惜しい~)

〃8分、右サイドでボールを受けたカカ。PE内、ジラルディーノへ向けてクロス。惜しくも触れず、ブッフォンキャッチ!

なんか、引き分けの香りが漂ってきましたね。

〃12分、カカに対してキエッリーニ、ファウルを犯す。ミランFKのチャンス。直接入れることの出来る距離、キッカーはピルロ(直接入れてしまえ~)。しかし、放たれたボールはブッフォンが上に弾いてキャッチ。

〃17分、★ジラルディーノOUT→インザーギIN(スーペルピッポ頼みます)、セルジーニョOUT(良くなかったね、今日は)→マルディーニIN

スタンドのガッリアーニさんの様子が抜かれるが、ベルルスコーニ氏の姿が見えないような…。(お帰りかな?)

〃24分、最終ラインのカラーゼから一気に前線のピッポへ。DF2人と並走しつつ、PE内でシュートを放つもブッフォンこれを弾く。(ピッポ早速、らしい動き)

〃25分、イアクィンタOUT→デルピエロIN、サリハミジッチOUT→マルキオンニIN

〃29分、センターサークル付近からセードルフ、DFライン裏インザーギへ。しかし、オフサイド。

〃34分、デルピエロ右サイドからドリブルでPE侵入をはかるもならず。

〃35分、左サイドでマルディーニ、マルキオンニとゼビナに囲まれ、2対1の状況ながら、マルキオンニの股を抜くパス(まさにいぶし銀!)をセードルフへ。パスを受けたセードルフ、PEに侵入しクロスをあげるも、キエッリーニがヘッドでクリア。

36分、ネドベドOUT→パッラディーノIN

44分、PE右からマルディーニ左足でシュート。バーを越える。

46分、最終ライン、マルディーニからのボールをカカ何とか、アンブロジーニへ。アンブロジーニDFライン裏を狙ってパスを出すも、インザーギオフサイド!

47分、ピルロ→アンブロジーニと繋いで、PE前、中央のカカへ。カカシュートを放つも。レグロッターリエが足を出して防ぐ。

49分、試合終了!

 「相手の持ち味をある程度は発揮させてやるが、ゴールだけは絶対に割らせない」という、イタリア的メンタリティーを強く感じさせる非常に見応えある試合でした(筆者は02~03シーズンのチャンピオンズリーグ決勝を思い出しました)。
 ミランでまず特筆したいのは、ネスタでしょうか。再三のピンチに対し持ち味の的確かつ、優雅さすら感じさせる見事なディフェンスを披露。代表を引退したことで、今シーズンはコンディションが凄く良さそうに感じますね。今後も怪我なくシーズンを乗り切って貰いたいものです。

 次にジダ。正直、最近のパフォーマンスには若干不安、というか失望的なものを感じておりましたが、後半2分のサリハミジッチのシュートを止めた場面の彼の反応は見事だった。あれは、そうそう止められるものではないと思います。

 そして、後半途中出場したマルディーニと、インザーギ。前者の後半35分の場面は本当に素晴らしかった。二人掛かりの激しいチェックに対し、巧みな足技でボールをキープし、マルキオンニの股を抜いてセードルフへのパスを通すことに成功したあの場面。まだまだ、来年以降も現役でいけるよとか、無責任なことをつい考えてしまいました。
 
 ピッポに関しては、彼のやりたいこと(DFラインの裏を突く)を、ピッチの上のミランの選手は、中盤から、最終ラインの選手まで、本当にしっかりと熟知してるんだなと再確認させて頂きました(もちろん彼自身の動きも十分キレがあったと思います)。
 ただ、それは、ユーベの選手たちも一緒だったようですね(ブッフォンとユーベDF陣はピッポ対策出来てましたね)。他のミランの選手たちのパフォーマンスもミッドウィークにベンフィカ戦があったことを忘れさせるような、好パフォーマンスといっていいものだったのではないでしょうか。(相手がユーベとなれば、モチベーションも自然と上がって、疲れてるなんて言えないかぁ)
 
 それにしても、ユーベはやはり、ユーベですね。今シーズンは戦力的にはインテル、ミランに次いでローマ、フィオレンティーナ辺りと3、4位を争うかたちになっていると思うのですが、カカに対してのしっかりとしたダブルマーク、前述したインザーギに対する守備、その中心にいるブッフォンの存在感(後半4分のカカのシュートを止めたのも凄かった)、また、前半11分のトレゼゲのシュートがもし決まっていたらと考えると、ユーベの組織力の高さや、勝負強さを感じずにはいられません。(実際、スクデットを狙える位置に付けてますしね)
 
 現在のイタリアサッカーの最高峰といって過言ではないこの試合、ミランの必勝を祈願して挑んだ筆者ではありましたが、引き分けは妥当なものであったと思います。
 
 それにしてもやはりカルチョは最高すね

posted by jjc_shunyasutake |14:44 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年12月03日

「インテル☆CL決勝トーナメントへ」

 スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァにフェネルバフチェを迎えてのCLグループステージ第5戦。この一戦に勝利すれば、決勝トーナメント進出が決まるインテル。
 フェネルバフチェには第1戦、アウェーでの敗北もあり、多少の緊張感を持って観戦に挑む筆者だが、試合前のインテルの選手たちの表情には余裕があり、リラックスしている雰囲気が窺える。
 思えば、ここまで、カンピオナートは順風満帆、シーズン開幕直後だった前回に比べコンディションも良好、出場停止の選手たちも続々と復帰(バレンシアとのタイトルマッチ!違うか、殴り合いね、試合終了後の)と、良いことずくめ。確かに不安を感じる必要はなく、それどころか選手たちは自信を持ってこの一戦を迎えることが出来ているのだろう。

 ★インテル、スターティングメンバー
GKジュリオ・セーザル
DFマイコン、コルドバ、サムエル、マクスウェル
MFサネッティ、キヴ(今日はボランチ起用ですね)、カンビアッソ、スタンコビッチ
FWフリオ・クルス、イブラヒモビッチ
フォーメーションはフラット4-4-2。

 さーて、前半キックオフ。
まず、フェネルバフチェが小気味よくパスを繋いで、本日のオープニングシュートを放つ。

前半3分、右サイド、マイコンが得意のドリブルで攻撃参加。見せ場やけど、逆サイド、スタンコビッチ、フリーです。

 〃6分、フェネルバフチェ、ロングスローをペナルティーエリア(以下PE)へ。このボールに飛び込むアレックス。しかし、押し込む事は出来ず。

 〃7分、左サイドからマクスウェルのクロス。PE内、ズラタン、シュートを放つも残念ながらDFに当たる。

〃12分、最終ラインのコルドバから、前線のクルスへ。クルス落してズラタンへ。ズラタン右サイドへドリブルでゆっくりと流れ、タメを作り、走り込んで来たサネッティへ。サネッティのクロスにスタンコビッチ合わせるも、ボールはバーの上へ。

〃27分、フェネルバフチェ、FKからヘディングでゴールを狙うも、これはインテルDFクリア。

〃34分、右サイドを突破したズラタン、鋭いグラウンダークロスをゴール前に供給する。フェネルバフチェDF、これをなんとかクリア。

〃35分、PE手前、中央でカンビアッソ。ヘディングで左に走り込んで来たスタンコビッチへパス。デキ、右足でゴール右を狙うも、大きく枠を外す。(直後、若干キレ気味のズラタンの表情がアップに、こえ~)

〃38分、スタンコビッチ、懲りずにPE手前、左からミドルを放つも枠を外す。
     
〃39分、右サイド浅い位置からマイコンがクロスを上げる。それを、PE内、中央でズラタン、ヘッドでクルスへ送る。クルス、ヘディングでゴールを狙うがふんわりしたボールは枠の外へ。(ユニフォームを引っ張られたと主張するクルス)

〃41分、左サイドでズラタン。ドリブルでつっかけ、グラウンダーのクロス。マクスウェル合わせようするも、クリアされる。

〃43分、フェネルバフチェ、ロベルト・カルロスのFK☆。だが、直接狙うにはちょっと遠いかな。案の定、壁に当たる。

0-0のまま、試合は後半へ
 この試合の解説は川勝良一氏だったのですが、いやぁ的確ですね。
確かにフェネルバフチェの選手たちは南米出身者が多く、個人能力ではインテルの選手たちにひけをとらない。そのため、局面、局面での一対一で、アドバンテージを取りづらいインテルはペースを握れないと、いうようなことをおっしゃられていたのですが。本当その通りですね。

 インテルの強みはやはり、組織力より個人の力。傑出した個々の能力が局面、局面での一対一、または多対一を制することで、数的優位を作り出しゴールを奪う。もちろん組織プレーも見られますが、そういった部分は同じミラノのライバル、ミランに比べれば劣ると云っていいはず。
(でも最近は守備に関してはともかく、攻撃面ではそうも云えなくなってきたような…)。
 ゆえに、地力の差、クラブの規模は違うものの、同じようなチームコンセプトのフェネルバフチェには若干のやり辛さを感じるのかもしれませんね。

 インテルを率いるマンチーニ監督。かたやフェネルバフチェを率いるジーコ監督。2人はともにセリエAでプレーした所謂「ファンタジスタ」と云われるプレーヤーですが、現在、率いるチームのコンセプトも似ているといっていいのかも知れませんね。

さて、後半です。

後半1分、グラウンダーの強烈シュートがインテルゴールを襲う。ひぇぇ

〃7分、PE外、中央にボールを持ち込んだスタンコビッチ、ズラタンへボールを回す。ズラタン、キープしてPE内、左のクルスへ。クルス、右足でシュートを放つもバーの上を越える。

 〃8分、アレックスのシュートは惜しくもゴール左へ外れる。
     
☆PE外、中央からカンビアッソ、走り込んだマクスウェルへ。マクスウェル、左サイドからグラウンダークロス。DFに当たるもクルス押し込んでゴール!
遂に、均衡を破る。 インテル1-0フェネルバフチェ

〃15分、ガーナのイケ面、アッピアーが投入される。さぁ、どんなプレーをみせてくれるのやら。

 フェネルバフチェの選手が頭部を打ち、長いインターバルがとられる。
(選手は担架で運び出される)

〃20分、☆左サイドから、キヴ。切り返して右足でクロス。そのボールをPE内、中央で受けたズラタン。対峙するロベルト・カルロス、その後ろのGKをものともせず、一瞬の間を置いてズドン!両腕を広げ、どうだと云わんばかりに悠然と佇むズラタン。タレントが違いますなこの人は。 インテル2-0フェネルバフチェ

〃27分、マクスウェルOUT→ヒメネスIN(そういえば、この人が今季プレーするところ初めて見ますな)

インテルFKのチャンスにズラタン。ピッチ中央からちょいゴール寄り、直接狙うには距離があるか…。一度打とうとして走り込むも打たず、そのせいで遅延行為を取られイエローをくらい、苦笑いするズラタン(次節出場停止っすね)。しかし、その直後、強烈なシュートがGKを襲う。なんとか弾くGK。それにしても、あの距離からこれだけの威力のシュートを打てるとは…。今更ながらすごいパワーですな。

〃33分、ズラタンOUT(お疲れ様でした)→スアソIN

〃41分、サムエルもイエローくらい、次節出場停止であります。(たぶん「決勝トーナメント出場決まったからもういいぜ(笑)」とか思ってそうだよね。ズラタンもさ)
     
高い位置でカンビアッソ、奪ってヒメネスへ。ヒメネス、スアソへと送りGKと一対一の局面を迎えるが、残念ながらスアソゴールは奪えず。

〃44分、★マテラッツィ投入!攻撃参加、期待したいっすね。セットプレーないかなぁ。

ロスタイム突入!

〃46分、ライン裏を突くスアソ!これは残念ながらオフサイド!
     
☆PE外、中央でカンビアッソ→クルスとつないで、PE左に走り込んだヒメネスへ。ヒメネス、シュートを放ち見事ゴール!インテル3-0フェネルバフチェ
歓喜に沸くインテルイレブン!みんな嬉しそうだなぁ。

~そして試合終了~

 終わってみればインテルの3-0の勝利でしたね。前半はともかく後半は完全にインテルがゲームを支配したと云って問題はなかろうと思います。それにしてもズラタン、インテルのユニフォームがこの試合、白地に赤の十字が入ったデザインだったもんで、ゴールを決めた後、両腕を広げて喜ぶシーンは何かしら神々しさを感じましたよ。(云い過ぎですかね。ははは)
 これで、CLも決勝トーナメント出場が決まり、次のグループステージ第6節は主力休ませることが出来ますね。これはCLどころか、カンピオナートとの二冠も十分に有り得るかなとか、考えてしまいますが、これは気が早過ぎですな。さて次の試合はフィオレンティーナ戦ということになりますが、これもまた面白そうなゲームになりそうですね。ほいではまた!

posted by jjc_shunyasutake |03:10 | コメント(0) | トラックバック(0)
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