2007年12月14日
「ロッソネロの咆哮!ミラン、浦和を破る」
12月13日、午後7時半、クラブワールドカップ準決勝、欧州王者ACミラン対アジア王者浦和レッズの一戦が横浜国際競技場で行われた。この試合の1週間前に来日し、コンディション調整も万全のミラン。Jリーグ終盤戦の失速を振り払い、因縁すら生まれつつあるのかと思わせる、セパハンを3-1で破ってこの一戦に臨んだレッズ。 好ゲームが期待されたこの一戦だったが、スコア以上に超本気モードの欧州王者の恐ろしさを、レッズは思い知ることとなった。 注目のスタメンは GKジダ DFオッド、ネスタ、カラーゼ、ヤンクロフスキ MFガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ、カカ、セードルフ FWジラルディーノ ロナウドは残念ながら、登録メンバーを外れる。 決勝期待してるよ 左エンドがレッズ、右エンドがミランで前半キックオフ! 前半3分、阿部がミドルシュートを放つ。 〃5分、オーバーラップしたネスタ、トゥーリオに対してファウル。イエローカードを受ける(え~、カードはないでしょ。今の!) ミランのパス回しに対しては浦和サポーター、毎回凄まじいブーイング。 まるで、スタジアム全体から浴びせられているようだ。(実際、そうなんだろうけど) 〃8分、ペナルティーエリア(以下、PE)内、中央でワシントン、ボールを受けるがシュートは打てず。 〃8分、ヤンクロフスキ、左サイドからクロス。PE内、ジラルディーノには通らず。 〃10分、ピルロ、センターサークル付近から、PE内セードルフへ。セードルフ、ボレー狙うが打てず。 〃12分、ワクを捉えるピルロのフリーキック(以下、FK)。しかし、スピード緩く、GKに防がれる。 〃12分、ピルロのコーナーキック(以下、CK)から、アンブロジーニのヘッド。(完全に競り勝ってるぞ。いける、いける)惜しくもゴールはならず。 〃14分、長谷部のドリブルをガットゥーゾが止める。 〃15分、オッド、右サイドからクロス。PE内のカカ、シュートは打てず。 この辺りから、ミランが完全にペースを握る。 〃19分、レッズDFネネ、ジラルディーノと接触しピッチに倒れる。 〃20分、右サイドからオッド、フリーでクロスを上げるが大きく外れる。(おーい!頼むよ) 〃23分、カカ、ドリブルでの右サイド突破(ネネ、トゥーリオなすすべなし)から、セードルフへ。セードルフ惜しくもゴールは奪えず。 〃24分、オッドのクロスはまたも、大きく狙いを外す。 〃25分、PE右、手前でピルロ、倒されてフリーキック(以下、FK)。直接狙うがカベに当たる。 〃27分、PE近辺でセードルフがキープ。右サイド、ガラ空きながらオッドの上がりが遅くチャンスを逸す。(この辺がカフーと違うんだよ、カフーと)。長谷部、右足をひねって、タンカでピッチ外へ運ばれる。 〃28分、ピルロのFKはワクを捉えられず。 〃30分、阿部、ミドルシュートを放つもゴールは奪えず。 この時点での、ボールポゼッションはミラン63%、レッズ37%。 〃35分、PE近くからのカカのパスにジラルディーノ反応出来ず。 〃36分、左サイド、鈴木からのパスを受けた相馬。シュートを放つがゴールならず。 〃39分、オッド、今度は絶妙の浮き球パスをPE内、ジラルディーノへ。ジラルディーノ、ダイレクトでシュートを放つもGKキャッチ。ミラン、続けざまに左サイドからクロスを入れるも、レッズDFこれはクリア。 〃40分、ワシントン、ドリブルでゴール前に迫るも、シュートは打てず。直後に鈴木がシュートを放つがゴールならず。 〃42分、オッド、深い位置からクロス。アンブロジーニ、得意のヘディングでのゴールを狙うが合わせられず。 〃43分、ヤンクロフスキ、ミドルシュートを放つが、GKキャッチ。 〃46分、レッズ、相馬から長谷部へとつないで、長谷部ミドルシュートを放つもゴールならず。 前半終了。 ミランの怒涛攻めに対して、必死に踏み止まるレッズという構図だった前半。早い段階でネスタがイエロー貰ってまずいかなと思いましたが、杞憂に終わりました。 しかし、この展開。なんか、カンピオナートで引き分ける試合を思い出させました。ゲームは支配しているのだが、なかなかゴールを奪うことが出来ない歯がゆい展開。前半終了間際のアンチェロッティ監督の表情にもこの辺が窺いしれました。 でもって、オッド。調子が悪いのはこの試合だけじゃないよね、君は。最近、クロスの質良くないよ。(スランプか?) エンド変わって後半キックオフ。 後半1分、ミラン、右サイドからFK。合わせようとするが、レッズDF、これはクリア。 〃2分、ヤンクロフスキ、左サイドからゴール右隅を狙ったシュートせいのクロス。あわやゴールかと思われたが外れる。 〃4分、ヤンクロフスキ→カカ→ジラルディーノとつないでゴールを狙うが、失敗。 〃6分、阿部、ピルロを倒してイエローカードを受ける。 〃9分、阿部のPE左からのシュート。ジダこれを前に弾く。(あぶない、あぶない) 〃10分、セードルフ、PE内でワントラップしてから、倒れ込みながらシュート。(セードルフのコンディションの良さと、高い技術を垣間見せる素晴らしいプレー。) レッズの築く赤い防波堤は、もはや決壊寸前。 守りで精一杯で、とても攻撃に移る余裕はない。 〃12分、左サイド、アンブロジーニからのクロス。走り込みながらジラルディーノ、シュートを放つもワクを外す。 スーペル・ピッポ(インザーギ)がアップする姿が抜かれる。 投入は近いか。 〃14分、ミランのCK。これを、トゥーリオ必死のクリア 〃15分、ジラルディーノとセードルフ。コンビネーションを駆使して、中央突破からゴールを狙うが、レッズDF、CKへ逃れる。ミランのCKは、PE内でファウルがあり、レッズボール。 〃17分、ジラルディーノOUT→☆インザーギIN(時間も差し迫って来た、試合を決める1点頼みます)。センターサークル付近から、ピルロ。DFライン裏、インザーギを狙うパス。惜しくも通らなかったが、早速、らしいコンビネーションが炸裂。 しかし、ここからレッズ。一時、ペースを握る。 〃19分、右サイドをドリブルで駆け上がった永井がクロス。これを、ネスタ。間一髪ヘッドでCKへ逃れる。(こういうのって、TVで見てると入ったように見えますよね。たまに) 〃20分、レッズ、CKからネネが合わせるが惜しくもゴールならず。 〃21分、ワシントン、PE中央、手前からシュート。ゴール右上、コースを狙ったこのシュートに対して、ジダ、横に飛んで見事キャッチ。 〃22分、カカ、左サイドをドリブルで駆け上がり、PE左に侵入。ここで、坪井に倒されるがノーファウル!(PKちゃうんか!) ☆後半23分☆カカ、左サイドを突破し、マイナス気味のクロスをPE内、中央セードルフへ。セードルフこれを左足で直接叩いてゴール!遂に均衡を破る ミラン1-0レッズ 〃25分、ピルロ、DFライン裏を狙うが惜しくも通らず。トゥーリオ、太ももの裏を痛めてピッチに倒れこむ。(スライディングで伸ばしたか) 〃30分、トゥーリオOUT→山田IN。左サイドから、永井、クロス。これはジダキャッチ。ピッチに入って早速、山田シュートを放つ。これをジダ、安易に弾いてレッズのCK。(このプレーにカチ切れたガットゥーゾ、猛然とジダに詰め寄る。気合十分です) 山田、続けざまにシュート。またも、レッズのCKとなるが、事なきを得るミラン。 〃34分、ヤンクロフスキOUT→マルディーニIN(決勝に備えウォーミングアップか。ヤンクロフスキも怪我明けだしね) 〃35分、相馬OUT→平川IN 〃38分、ネネ、スパイクの裏を見せる危険なスライディング。これには、当然、イエローカードが。このプレーで得たFKをピルロ、直接狙うもゴール左に外れる。 〃39分、カカ、左サイドからドリブルで迂回して、PE手前、中央付近へ。そして、走り込んで来たセードルフへ。ダイレクトで強烈なシュートを放つが、ゴールならず。 〃45分、PE手前、中央付近から永井シュートを放つが、DFに当たる。 〃46分、セードルフOUT→ブロッキIN ここで、後半終了 今回は試合終了後、なるべく早くアップしようと試みてみましたが、いやはや、疲れました。冒頭述べましたが、超本気モードのミランはやはり凄かったですな。セパハン戦から十分な休養期間を得られなかったレッズイレブン、この試合、相当疲弊したのではないでしょうか。試合終了後インタビューに答えていた鈴木啓太の表情には、相当な疲労の色が窺えました。 守備を固めてカウンターとはいかず、どちらと云えば、防戦一方となってしまったレッズですが、精一杯のプレーは見せたと云っていいのではないでしょうか。ポンテがいればまた違った展開があったのかもしれませんが、局面、局面での技術の差は如何ともしがたいと感じました。 日本のクラブとしては前人未到の領域に踏み込んだ浦和レッズ。ミランとの本気の公式戦を糧に、今後もアジアを代表するクラブの一翼を担って欲しいものです(偉そうな云い様ですが、レッズは日本のサッカーシーンを引っ張って行くに足る、素晴らしいクラブだと本気で思っております) さて、ミランですが、コンディションといい、この試合で見せたプレーの質といい、このタイトルにかける意気込みを、今更ながら再確認させて頂きました。この状態を維持して決勝に臨めれば、タイトル獲得は間違いなしと、云っていいのではないでしょうか。(特にコンディションの面での調整の良さを、近年、来日したリバプール、バルサとは如実に違いを感じました)。 ロニーがいなくてもいけそうですがって、いやいや、サッカーは何が起こるか分かりません。出来うる限りの最善の準備をして、決勝に挑んで欲しいものです。南米は甘くないからねぇ…。
posted by jjc_shunyasutake |00:08 |
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この記事に対するコメント一覧
「ロッソネロの咆哮!ミラン、浦和を破る」
これが善戦なら、私はサッカーみません。ゲーム終了後、選手達の中途半端な表情、テレビニュースで拝見しました。変わらない引いてのポジション、善戦というのは対戦相手に ” 強かった ”と印象を与えるもので、引いて、中盤のチェックにもいかず ドイツ大会以降、同じことをクラブ間の戦いでもやってる。ボール支配率も70%はミラン、でも たぶん伊誌の評価は最低だと思う。1試合目ということで浦和は少なくとも前半、最終ラインを押し上げて攻めるべきだった。両サイドも上がってこなかったし、ワシントンも中盤、そして、サイドでボールを受け取るシーン多く、そして、サポートする選手もいなかった。これが善戦・・・98年のアルゼンチン代表監督のコメント「私達を尊敬し過ぎていたようだ」そんな言葉が思い出される。
posted by スタンドより | 2007-12-14 01:15
「ロッソネロの咆哮!ミラン、浦和を破る」
↑誰が「善戦」と言ったのわかりませんが、「スタンドより」さんのコメントは的確だと思います。私はレッズは彼らなりにいい戦いをしたと思いますが、「攻めなかった」「攻められなかった」ことはやはり問題だと思います。
posted by うが | 2007-12-14 01:33
「ロッソネロの咆哮!ミラン、浦和を破る」
なんか偉そうだな。これが現実なんだから見なきゃいい。 浦和サポかにわかか、アンチなのか知らんが、相手の戦い方からして、ミランは完全に両サイドを自由にさせると危険だから浦和は積極的に行けなかったんだろ。むしろ、浦和のやりたい攻撃が出来ていたら少なくとも浦和も得点くらいしてる。
posted by バブ | 2007-12-14 01:35
「ロッソネロの咆哮!ミラン、浦和を破る」
あんなのを超本気と言ったらミランに失礼です。
普通に終始流してましたよ。
posted by @ | 2007-12-14 01:47
「ロッソネロの咆哮!ミラン、浦和を破る」
ミランの選手でもないのに、流してたとかいわれても気持ち悪い。そもそも、いつもミランは国内リーグながしてるじゃん。だから低迷してるし、点も取れない
posted by ドログバ | 2007-12-14 03:28
「ロッソネロの咆哮!ミラン、浦和を破る」
全てにおいてミランが格を見せ付けた感じでした
しかも70%くらいの力で(笑)
ポンテがいないのが痛くサイド(特に相馬)には2人でマーク
強引に中央を突破するにしても長谷部も潰され
まさに打つ手なしって感じだった
ワシントンにしてもJでは大物だがセリエAには
もっとやっかいなのがゴロゴロいるわけだし
抑えるのはさほど苦労しなかったのでは?
アンラッキーなこぼれ玉以外は
自陣でカット→カウンター…
すでにディフェンス5枚。
切り替えの早さなのか少ない人数でも分厚く見える攻撃なのか12人で戦ってるのか(笑)
後半トゥーリオ怪我の場面で
IN→小野・岡野
OUT→ワシントン・トゥーリオ
にしてスペースに永井・岡野を走らせることを考えたんですがどうでしょう
少しでも崩す形をつくるならそれしかなかったのでは…
でも世界のトップチームと日本のトップチームの力の差と思えばこんなもんかなと思う。
試合後の長谷部のコメント
「ボールコントロールの差」「判断の早さ」これに尽きる。
あとカカを止められるDFが必要(笑)
この大会に自力で日本のチームがいること自体が
快挙なんだからレッズはこの機会で見えた道を驀進してほしいものです
3決はおんなじレベルのチームなんで
Jのような浦和が見れるかな
楽しみです
posted by mutu | 2007-12-14 04:00
「ロッソネロの咆哮!ミラン、浦和を破る」
選手の質云々の前に、浦和は攻撃面の連携がほとんど整備されてないのが問題でしょう。
中盤で奪ってカウンターという形が作れないと、押し上げの弱さ、前線の運動量の無さが祟って
ワシントンに預けてから~というパターンにどうしても偏ったり、安直に縦ポンを繰り返したり。攻撃の選択肢があまりにも貧弱すぎる。
まずはここを解決するのが世界との差を詰める第一歩。
浦和の選手だって今やってるサッカーがベストとは思っちゃいないでしょう。まだまだ強くなれますよ、浦和は。
posted by sie | 2007-12-14 06:13
「ロッソネロの咆哮!ミラン、浦和を破る」
いやいや、浦和は強くなれないですよ。
だって、オジェックが春先に3-5-2から4-4-2に変えようとしたら、サポとフロントが許してくれないんですもん。
多少、調子が悪くなるからって。
ずっと1位じゃないと、満足しないようですね。
そういうことしてると、レアルみたいに長期に渡って低迷しますよ。
「スタンドより」さんのコメントは、善戦のくだりを除いて賛成です。
ただ、最終ラインを上げるべきだったのは確かですが、プレッシャーが強すぎて、上げようとしたけど全く上げられなかった、と見るのが妥当だと思います。
とは言え、ミランもやるべきことは、きちんとやってましたね。
リスクを負わずに確実に必ず勝つ&決勝に向けた調整。
いまのミランはリスクを負わずにアウェイで大差(4-0とか)で勝つほどの力はないから、ポゼッションしてリスクを減らし、攻撃人数も減らしてリスクを減らし、1-0で勝つ闘い方をしてましたね。
posted by ジダ | 2007-12-14 09:38


