2007年12月13日

「ここに再び,グランデ・インテルの幕が開く!CL決勝トーナメント16強出揃う」

 いやはや、早いものでチャンピオンズリーグ(以下CL)のグループステージも終了ですな。グループBのバレンシアがまさかの敗退を喫したり、本命かと思われたグループAのリバプールが最終節にようやく勝ち抜けを決めたりと波乱含み。そして、グループCも最後までもつれましたね。(今回はとりあえず、下記2試合をTV観戦しやした)

 「序盤の失点が悔やまれる…。レアル・マドリー対ラツィオ」

 グループステージ第6節、サンチャゴ・ベルナベウでのこのゲームは、開幕数分で決まってしまったといって過言ではないですな。ジュリオ・バプティスタのミドルはともかく、ラウールのヘッドはねぇ。なんとか出来たような気が…。でも、1点先制されただけでも、デリオ・ロッシ監督の思い描いていたシナリオは崩されたと云っていいんじゃないかな。(ラツィオの狙いは、ホームの歓声を背に受けたマドリーが、攻撃的にガンガン攻めてきたところに、お得意のカウンターで1-0勝利みたいな感じだったはず)
 ラツィオ勝ち抜けて欲しかったのですがねぇ(結果は3-1でマドリーの勝ち)。第2節ホームでかなり酷いパフォーマンスだったマドリーを倒せなかったこと(2-2の引き分け)と、第5節これまたホームでオリンピアコスに敗れたことが大きかったかな。序盤戦に怪我人(DFライン中心に)が多く出た事もきつかった。

 今シーズン開幕前から識者の多くに云われていた、カンピオナートとCLの二足の草鞋を履くには選手層が薄く、勝ち抜けは困難という通りにしまいましたね。(はぁーあ、ロッキとパンデフのコンビが、そして、デル・ネーロが決勝トーナメントで旋風を巻き起こすところが見たかったなぁ…)

 
 「マルセイユ対リバプール!マルセイユの得意の攻撃サッカーが仇に…」

 マルセイユといえば、攻撃サッカー。序盤からDFラインを上げ、アグレッシブにボール奪取を試み、ヴァルビュエナ、ナスリらを中心に、荒波のように攻めるのがこのチームの持ち味であり、ホーム、ヴェロドロームを訪れるサポーターが望むサッカーである。
 しかし、それこそが知将ラファエル・ベニテスにとっては、与し易いサッカー。前半のボールポゼッションはマルセイユが7割近くを占めるも、2点を奪い試合を優位に進める。
 
 これに対し、マルセイユ、エリック・ゲレツ監督は、早くも前半34分にナスリを投入し、2点のビハインドに対して、逆転を狙う姿勢を強く見せる。
 だが、後半2分過ぎ、ここまで、リーグ戦、CLと素晴らしいパフォーマンスを見せていたGKマンダンダが痛恨のフィードミス。リバプール左サイド、キューウェルにボールを渡してしまう。これを、キューウェル素早く、ペナルティエリア手前、中央のカイトへ(素晴らしいパスでした)。カイトこれをきっちりゴールに沈め、3-0。
 
 この後、前半のハードなプレーが響き、時間を経るごとに、覇気を失っていったマルセイユに対し、後半32分に投入されたバベルがロスタイムにとどめの一撃を突きさし、リバプールが4-0で勝利。
 一時は、グループステージ敗退も現実味を持った、リバプール。グループステージ後半3試合を全勝、16得点、1失点という抜群の成績で乗り切り、決勝へと駒を進めた。(これで、ベニテスさんの首もつながったかな…)


 ここで決勝トーナメント出場を決めクラブを確認しときますかね。

グループA ポルト、リバプール(左が1位で勝ちぬけたクラブです)
グループB チェルシー、シャルケ
グループC レアル・マドリー、オリンピアコス
グループD ☆ミラン、セルティック
グループE バルセロナ、リヨン
グループF マンチェスター・ユナイテッド、ローマ
グループG インテル、フェネルバフチェ
グループH セビージャ、アーセナル

 まず注目したいのは、驚きのギリシャ勢、オリンピアコスですか。9季ぶりの決勝トーナメント出場らしいのですが、今季のチームはタキス・レモニス監督曰く「クラブ史上最強のチーム!」ということで、その言葉を裏付けるかのような、決勝トーナメント出場となりましたね。
 
 第2節のブレーメン戦に勝つまで、CLのアウェーでは32試合未勝利やったらしいのですが(この辺りが、スコットランド勢に似てますな)、実際、自分がTV中継で見た第3節のアウェー、マドリー戦では、ホームでしか勝てない内弁慶なチームとはとても思えない、アグレッシブなスタイル(一人退場したのにね)でマドリーを大いに苦しめていました。ブレーメンに勝利したことで、選手たちに自信が芽生えたのかも知れませんね。決勝トーナメントでもアグレッシブに勝利を狙って頑張って欲しいものです。

 次に、シャルケかな。グループBの試合はあまりチェック出来なかったのですが(モウリーニョ退任の直接の引き金となったといわれる第1節チェルシー対ローゼンボリ戦は見ました)、クラブ史上初の決勝トーナメント出場は誇れる結果ですよね。意外な伏兵ローゼンボリに、バレンシアとは違って、きっちりと勝利したことが大きかった。本当はCLにいなければならない、バイエルンに代わって、唯一のドイツ勢としてどこまでいけるのか、楽しみに見守らせて頂きましょう。

 フェネル・バフチェも忘れちゃならない存在ですな。今回、グループG(インテルと同組)に入っていたので、2試合ほど見させて頂きましたが、要所にテクニシャンを揃えた陣容は非常に魅力的かつ、その攻撃力も十分。戦術的秩序を重んじるというよりは、テクニシャンによる即興のコンビネーションを大切にしている印象を受けました(ジーコ監督らしいですな…)。
 トーナメント1回戦を抜けるのは厳しい印象は拭えませんが(決勝トーナメントを勝ち抜いていくには、秩序あるプレーが出来ないとね。厳しい時間帯の守備とかさ)、初の決勝トーナメント出場なんだから、せこい事云わずに自分のスタイルを貫いて思いっきりプレーして貰いたいですな。

 ビッククラブに関してはまた改めて、CL優勝予想かなんかの企画で(決勝トーナメントの組み合わせが決まった頃に)触れたいのですが、各クラブのリーグ戦での出来なんかを合わせて考えると、今回はインテルの優勝は本当に有り得ると思っています。
 
 「インテリスタの悲願、ビッグイヤー獲得の可能性は?」
  
 攻守に隙らしい隙は見当たりませんし(特に攻撃力は抜群!)、懸念されている(つーか、持病みたいなもんか)選手同士のまとまりのなさみたいなものも、ピッチレベルでは微塵も感じられません。ベンチで出場を待つ選手たちの表情も良く、皆、チャンスを与えられれば最高のパフォーマンスを見せようとしている姿勢が窺え、クラブ全体に今、いい空気が流れているんだなと強く感じ取れます。
 
 この決勝トーナメントを通じて、イブラヒモビッチが真のワールドクラスに成長し(でもって、来年のバロンドール獲得!)、ビッグイヤーを獲得(さらに、ユーベを抑えてリーグ戦も3連覇しちゃえば)することが出来れば、モラッティ会長が長らく待ち望んだ「グランデ・インテル」が遂に再現され、インテル、栄光の時代が幕を開けると、インテル好きの皆様は本当に期待してしまっていいのではないかと思います。

 それを、止める力が同じミラノの赤黒の人たちにあるのかどうか。それを量る上でも、今月のミラノダービー、注目ですな。

posted by jjc_shunyasutake |18:52 | コメント(0) | トラックバック(0)
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