2008年05月06日

「赤く染まるサン・シーロ!セリエA第36節ミランVSインテル」

 優勝が懸かるダービーは、カルチョの長い歴史の中で初だそうです。そしてミランにとっても4位確保のためには絶対に落とせないゲーム。今回のダービーはいつも以上にエキサイトする条件がそろった、まさに今季のカルチョの集大成となりました。

 さて、その内容はどうだったかというと。まず、両チームのスタメンをどうぞ。

ミラン
GK カラチ
DF ボネーラ
   ネスタ
   カラーゼ
   ファバッリ
MF ガットゥーゾ
   カカ
   ピルロ
   セードルフ
   アンブロジーニ
FW インザーギ

インテル
GK J・セーザル
DF マイコン
   リバス
   マテラッツィ
   キヴ
MF ビエラ
   サネッティ
   マニシェ
   カンビアッソ
FW クレスポ
   クルス

マニシェとクレスポがスタメンすね。あと、リバスなんか注目でしょうか。

前半2分 FKピルロ→バーの上に外れる

 〃4分 セードルフのスルーパスはカットされる

 〃5分 ビエラから右サイドへ→マイコン受けてクロス→DFクリア
サネッティからDFライン裏へのパスはタッチ割る

 〃8分 ガットゥーゾから右サイドのボネーラへのパスはタッチ割る

〃11分 アンブロジーニのミドルシュートはゴール右に外れる

〃15分 セードルフ、右サイドからクロス→DFクリア→インテル、カウンターを狙いクルスから右サイドへ→マイコン受けてクロス→DFクリア→ミラン、カウンターを狙いカカがドリブルで上がる→これをビエラがファウルで止めて、ミランにFKが与えられる
(ビエラにはイエローカードが出される)
FKピルロ→リバス触って、ミラン右CK→DFクリア

〃19分 カカ、シュートフェイントから必殺のスルーパス→インザーギ受けてシュート→J・セーザルからくも止める→右CKピルロ→ファーに流れて、セードルフ→ガットゥーゾとつないでクロス→流れたボールをネスタが受けて→ボネーラがシュート→DFに当たる

〃22分 ファバッリ、交錯しつつもクロス→インザーギ、オフサイド

〃27分 左サイドFKキヴ→DFクリア
カカ→左サイドからファバッリのクロス→マテラッツィ、クリア→こぼれ球を拾ったガットゥーゾのクロス→DFクリア

〃34分 カカ→ガットゥーゾ→右サイドからボネーラのクロス→インザーギ、ヘディング狙うも合わず

〃35分 右サイドからマイコンのクロス→カラチがキャッチ

〃36分 ガットゥーゾのグラウンダークロス→カカ、惜しくもシュートは打てず

〃39分 カカ、左サイドからPEに侵入するもボールがタッチを割ってしまう

〃41分 ファバッリOUT→ヤンクロフスキIN(ケガかな)

〃42分 マニシェのミドルシュート→カラチがキャッチ

〃43分 カカとマテラッツィが交錯。これはカカのファウル(リッキー、マテラッツィをふっとばす!コンディション良さそうというか気合い十分だ)

〃45分 右サイドでパスを回すミラン。最後はカカのクロス→DFクリア
PE手前中央でパスを受けたセードルフ、慎重に出し所を探して右サイドカカへ→カカ、ダイレクトで折り返す→これにインザーギ、ダイビングヘッド→バウンドしたボールは惜しくもゴール左に外れる(J・セーザルは一歩も動けず。惜しかった)

~前半終了~

後半0分 セードルフから右サイドへ→これを受けたガットゥーゾがクロス→DFクリア
CKピルロ→DFクリア→ガットゥーゾが触ってゴールキック

 〃2分 右サイドでボネーラ→ガットゥーゾでクロス→ファーへ大きく外れる→これを拾ったマニシェ前方へロングフィード→右サイドでこれを受けたクルス、クロス→カラチこれをキャッチ

 〃5分 ☆セードルフから右サイドへ→ボネーラ→カカがクロス→インザーギがヘッドで合わせてゴール! ミラン1-0インテル

 〃8分 右サイドからマイコンのクロス→カラチがキャッチ

 〃9分 セードルフのミドルシュート→枠を外す

〃10分 ビエラとアンブロジーニがボールを奪い合いこぼれたボールがPE左へ→カカ走り込んでダイレクトシュート→ゴール ミラン2-0インテル

〃11分 ビエラから右サイドへ→これを受けたマイコンがクロス→DFクリア

〃15分 マニシェの強烈なミドルシュート→カラチがキャッチ

〃16分 ネスタとカンビアッソが交錯して倒れている最中、カラチと一対一になったクレスポだがゴールならず

〃18分 マニシェOUT→バロテッリIN

〃19分 ☆CKのこぼれを拾ったカカ自陣からドリブル開始→PE近辺でスルーパス→これを受けようとしたガットゥーゾ、オフサイド
ガットゥーゾOUT→ブロッキIN

〃26分 クレスポOUT→スアソIN

〃29分 ★クルスがアンブロジーニに倒され、インテルにFKが与えられる→PE手前左からのFK、蹴るのはクルス→ゴール右に見事に決まりインテルが一点差に詰め寄る
ミラン2-1インテル
インザーギOUT→パトIN

〃34分 ボネーラがPE内でスアソを倒すがファウルはなし(良かった)
リバスOUT→マクスウェルIN

〃37分 左CKバロテッリ→マテラッツィ、ヘッドで合わせるもタッチ割る

〃39分 PE手前左(クルスが先ほど決めた位置とほぼ同じ場所)からのFKキヴ→ゴール左上に飛んだボールはカラチが弾く

〃43分 キヴがイエローカードを受ける→ついでに審判にいちゃもんつけたマテラッツィもイエローカードを受ける

〃44分 FKピルロ→枠の上に外す

〃48分 ヤンクロフスキがイエローカードを受ける
PE手前右からFKキヴ→今度は大きく外す

~試合終了~ ミラン2-1インテル

 この一戦に懸ける両者の想いの差が勝敗を分けたかなぁ(インテルも優勝はかかっていたけどこの試合じゃなくてもね、大丈夫やし)
 
 前半はほぼミランが主導権を握り試合が展開する。ミランの攻撃の中核を担うのはカカ。中央、サイドとよくボールを受け攻撃の起点となり、前半19分のシュートフェイントを挟んでのスルーパス、同45分のダイレクトの折り返しなど、ゴールこそ奪えなかったものの彼らしいプレーを随所に披露し、力強くミランの攻撃をリードする。
 
 対してインテルは運動量が少なく、前半は右サイドのマイコンからのクロスが上がる程度であとは防戦一方。コンディションもあまり良くないように見えた。

 後半も攻勢を緩めないミランは5分、インザーギが5試合連続となるゴールを挙げ先制。続く10分にもカカが相手のミスから得点を挙げ、点差を広げることに成功する。

 一矢報いたいインテルはバロテッリ、スアソらを投入。そして、19分クルスが自らが倒されて得たFKを、ゴール右に沈め一点差に詰め寄る。

 その後、前半のハイペースの影響で運動量の落ちたミランは、危ない場面を何度か迎えつつもどうにか逃げ切り、2-1で勝利することに成功した。(この試合カカ、インザーギ、セードルフらの動きが特に良かったッス)
 この一戦の勝利は非常に大きいものだろう。ライバルであり、現セリエA盟主たるインテルを倒した以上残り2試合、相手がどのチームだろうと恐れる必要はないのだから。力強く攻め2連勝を飾り、是非ともCL出場圏内の4位を確保して頂きたい。

posted by jjc_shunyasutake | 07:17 | ACミラン | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年05月04日

「もうすぐミラノダービー!セリエA四強?の現在の状況と来季の展望」

 今季のセリエAも、残り3節と大詰めを迎えている。

 首位を走るインテルの牙城はもはや揺るぎ無いものだろう。CL敗退後、マンチーニ監督の辞任騒動も含めて、チームに多少の動揺が走り、カンピオナートで不甲斐無いパフォーマンスをみせることもあったが(ユベントス戦とかね)、ここ最近の様子を見ていると峠は過ぎたと言っていい。来シーズンも胸にスクデットを縫い付けているのは彼らに間違いない。

 今年で100周年を迎えセリエAでの地位も盤石なインテルにとって、来季こそビックイヤーの獲得が強く望まれる。シーズン終了後、来季に向けた監督人事、補強戦略など首脳陣がどういった決断を下すのか目が離せない。(モウリーニョ監督就任するんすかねぇ…)

 2位のローマはこのままの順位でフィニッシュを迎えるだろう。カルチョが誇る美しいサッカーはヨーロッパを大いに席巻したが、CLではまたもマンチェスター・ユナイテッドに、そしてカンピオナートではインテルの後塵を拝することになった(本当はまだ決まってません)。
 CL準々決勝マンチェスター・ユナイテッドとのあの一戦。ホームゲーム、アウェイゲームともに欠場したトッティの不在は嘆かれてしかるべきだが、カンピオナートでの結果も含めて考えると、やはり、欧州のメガクラブと比べてタレントの質が若干劣ることは否めない。

 これより上の結果を望むのであれば、今夏の補強は不可欠だろう。それだけに目下の買収話の行方は気になるところである。メガクラブに匹敵する資金力を持つことになれば、カンピオナートでのパワーバランスはもとい、ビックイヤーにも手が届くはずだ。

 3位につけるユベントスは大成功とは言えないまでも、来シーズンに向けて大きな期待を抱くに足るシーズンを送った。
 開幕前の補強戦略が失敗だったとは言い過ぎだが、ラニエリ監督の当初想定していたプランに修正が加わった(フォーメーションなど)こともありアルミロン、チアゴは出番を失った。

 守備ブロックの要と期待されていたアンドラーデも怪我でシーズンをほぼ棒に振った。開幕前獲得が噂されたものの、最終的にバルサ入りしたガブリエル・ミリートの八面六臂の活躍を見ると、多少の口惜しさを感じるユべンティーノもいるように思える。
 だが、実際のところアンドラーデの離脱に関してはそうでもないだろう。急造とはいえキエッリーニとレグロッターリエのセンターバックコンビのタイトでハードな守備は、かつてセリエAの盟主として君臨した頃の、強くて固い守備を彷彿とさせる見事なものだった。

 攻撃面でもチームの主軸を担ったのは在籍年数の長いベテラン、中堅プレーヤー(デルピエロ・トレゼゲ・ネドベド・カモラネージら)だった。特に得点ランキングをリードするデルピエロとトレゼゲのパフォーマンスは特筆に値する。(ともにEURO出場が微妙というのがなんとも…)

 Aに復帰した今季のスクデット奪還を期待したユべンティーノも少なくなかったと思われるが、CL出場権を確保したチームの出来に満足しても良いのではないだろうか。

 現在、カンピオナートで4位につけているのはフィオレンティーナであるが、最終的にはこの位置にミランが入ることを強く願っている。
 今季のミランは目的としていたクラブワールドカップのタイトルを獲得することに成功し、シーズン開幕前にはセビージャを下してUEFAスーパーカップも獲得した。12月にはカカがバロンドールも受賞(まぁ個人タイトルですが、ミランのCL制覇がなければ受賞はありえなかったわけですし)、と前半戦は十分賞賛に値する出来であったように思える。

 だが、カンピオナートでのミランは立ち上がりから低調なパフォーマンスに終始した。開幕からの活躍が期待されたロナウドはコンディション不良で出場もままならず、またもチームはFWの駒不足に泣いた。能動的に攻め、相手の固い守備を崩さなければならないカンピオナートでの戦いにおいて、独力でゴールを奪うことの出来るFWの不在は痛過ぎた。

 私は今季こそはカンピオナートで強いミランが見たかった。03~04シーズンに獲得して以来、3シーズン遠ざかっているスクデット、このタイトル獲得にもう少し力を注いでも良かったのではないだろうか。
 そのためには、質の高いターンオーバーを実現するための補強が不可欠だった。しかし、フロントの腰は重かった。パトという未来の大器は獲得したものの(年明け以降、出場が許されてからは大活躍)、中盤の補強は実質的にはエメルソン一枚に留まった。
 これでは主力を効果的に休ませることなど不可能である。フロントはグルキュフ、ブロッキ、ファバッリ、ボネーラらの奮起に期待したのかもしれないが、彼らのうち誰一人として満足な働きを見せることは出来なかった。

 今夏は大型補強が行われることがほぼ確実で、巷ではロナウジーニョとは既に合意に至り、あとはクラブ間の交渉を残すのみだとか、チェルシーからシェフチェンコが帰ってくるなどの話が既に聞こえてきている。(個人的にはドログバとフラミニ、メクセス辺りを獲得して頂けると嬉しいのだが、さて、どうなることか…)

 ミランというクラブは獲得できるタイトルは全て、取りに行かなければならない宿命を背負っている。特に国際的なタイトルが重要視され、選手たちは常に過密日程に悩まされている。他のヨーロッパのメガクラブも同じような状況ではあるが、控えと主力にこれほどの差があるのもミランくらいのものだろう。

 イタリアの税制、セリエAの集客力の低下、クラブの財政的な問題などから以前のように、他国のビッククラブを凌駕する戦力を保持することは難しい状況だと思われる。だが、これからもミランというクラブが欧州で、いや、世界のサッカーシーンで重要な役割を演じていくためには、まずカンピオナートで安定した成績を残すことが現行のシステムでは何より重要である。

 今夏の大型補強を実行に移し、カンピオナートでも強い新生ミランを実現させるためにもダービーを含めた、残り3試合を勝利で飾り、なんとしてでも4位に滑り込んで頂きたいものである。(フィオレンティーナ負けて下さい、頼みます)

posted by jjc_shunyasutake | 19:09 | セリエA | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年04月03日

「ベンゲル監督痛恨のドロー!CL準々決勝アーセナルVSリバプール」

さぁ注目の三連戦(プレミアでのリーグ戦含めて)の始まりですな。
注目の両チームのスタメンは以下のようになりました。

アーセナル(システム4-4-2)
GK アルムニア
DF トゥーレ
   ギャラス
   センデロス
   クリシ
MF エブエ
   セスク
   フラミニ
   フレブ
FW アデバヨール
   ファン・ペルシー

リバプール(システム4-2-3-1)
GK レイナ
DF キャラガー
   ヒーピア
   シュクルテル
   アウレリオ
MF カイト
   マスチェラーノ
   ジェラード
   シャビ・アロンソ
   バベル
FW フェルナンド・トーレス

試合のおおまかな流れ

5分 シャビ・アロンソ、右サイドからクロス→アルムニア、キャッチ
セスク、ライン裏を狙ってロングフィード→アデバヨール、キープ出来ず(レイナが飛び出していただけに惜しかった)

7分 ファン・ペルシーからのパスを受けたアデバヨール、ペナルティエリア(以下、PE)に侵入するもシュートまで持ち込めず

9分 センデロス、アデバヨールへロングフィード→オフサイド

11分 キャラガー、右サイドからクロス→DFクリア

14分 右サイドでトーレスがセンデロスに倒されFK→キッカーはジェラード→アルムニアの手を掠めて右CK→DFクリア
右サイドの深い位置でトーレスと、ジェラードがワンツーで突破を図るもタッチを割りGK

18分 右サイドでアデバヨールがマスチェラーノに倒されFK→キッカーはファン・ペルシー→DFクリア
トゥーレ、左サイドでキャラガーをかわしPEに侵入、CKを獲得→左CKセスク→DFクリア

19分 センターサークル付近からフラミニ、ライン裏を狙ってロングフィード→走り込んだファン・ペルシー、ダイレクトでシュートを放つ→惜しくもゴールバーの上に外れる

☆21分 PE前でアデバヨール→セスク→ファン・ペルシーとつないでシュート→レイナセーブ→CK
CKのチャンスにアーセナルはショートコーナーを選択、セスク→ファン・ペルシーとつないでクロス→アデバヨールがヘディングでゴール! アーセナル先制 1-0(リバプールはちょっと油断したかな)

24分 ジェラードのパスを受けたトーレスがドリブルでPE侵入を図るも、ギャラスを倒してしまいファウルの判定

☆25分 バベル→トーレス→ジェラードとつないでPEに侵入しクロス→カイトが押し込み同点! 1-1

26分 トゥーレのミドルシュートはゴール右へ外れる

28分 ギャラス、アデバヨールへロングフィード→キープ出来ず

30分 右サイドでボールを受けたジェラード、左サイド、バベルへ矢のようなロングパス→キープ出来ず(もったいないのう…)

32分 PE手前左からバベル、シュート→アルムニア、キャッチ

33分 ファン・ペルシー、ライン裏へパス→セスク反応出来ず

34分 ジェラードとトーレスでPE侵入を図る→トーレスが倒されFK
PE左手前からFK→ファーサイドのトーレスが浮かせてヒーピアがヘッド→DF触ってCK
左CKジェラード→アルムニア、キャッチ

36分 バベル、左サイド突破を図るもトゥーレに止められる

37分 ジェラードからパスを受けたトーレス、右サイド突破を図るもクリシに止められる

39分 クリシ左サイド浅い位置からグラウンダークロス→ゴールライン割る

41分 ヒーピア、ボール奪取しジェラードへ→トーレスに送るもキープ出来ず

42分 PEでアデバヨール、シュート→DFに当たる

43分 アーセナル、右CKでショートコーナーを選択しクロス→カイトがカットする
右CKファン・ペルシー→DFクリア

~前半終了~

ファン・ペルシーOUT→ウォルコットIN

47分 右サイドからFKジェラード→シュクルテル落して、カイトがシュート→アルムニアがキャッチ

52分 ピッチ中央、フラミニから右サイド、エブエへ→クロスを上げる→DFクリア
左サイドからセスクFK→レイナ、キャッチ

54分 強烈なウォルコットのミドルシュート→枠を外す

55分 ウォルコット、ドリブルでPEに侵入→グラウンダークロスは通らず
PE手前でフレブが左サイド、ウォルコットへパスを狙う→カイトがカット→左CK→レイナがセーブ

56分 左サイドからクリシ、クロス→センデロス、ヘッド→枠を外す

バベルOUT→ベナユンIN

59分 ジェラードからトーレスを狙ったパスはギャラスがカット

60分 アデバヨールへのロングフィードはレイナがキャッチ

62分 ジェラード、技ありのヒールパスをべナユンへ→べナユン、左サイドをドリブルで駆け上がりクロス→ギャラスがカット
左サイドから中央へドリブルしてきたアデバヨール、フレブとのワンツーを狙うが失敗

63分 右サイドでトーレスがクリシに倒される→FKジェラード→DFクリア
PE左でアデバヨール→ウォルコットとつないでクロス→エブエ走り込むも合わせられず
フレブ、PEで倒されるもPKなし

65分 CKセスク→DFクリア(ヒーピアかな)

エブエOUT→ベントナーIN

68分 セスク、ミドルシュートを放つも枠を外す

69分 トーレス、ミドルシュートを放つも枠を外す
PE左にドリブルで侵入したアデバヨール、クロス→ベントナー、ヘディング狙うも合わず→セスク押し込もうとするもベントナーが邪魔で入らず(しかも、謎のオフサイドの判定)

71分 カイト、ドリブルで右サイドをドリブルで駆け上がりトーレスへパス→ギャラスカット

74分 右CKジェラード→PEシュクルテルにボールが入るもシュートまでは持ち込めず

シャビ・アロンソOUT→ルーカスIN

79分 ベントナー、シュート→DFに当たる

82分 左サイドのスペースでボールを受けようとしたセスク→シュクルテルのスライディングでキープ出来ず

83分 トーレス、PEで倒されるもPKなし

トーレスOUT→ヴォロニンIN

89分 ジェラード、ドリブルで左サイドを上がりクロス→DFクリア

90分 アデバヨールPE左からクロス→セスクヘッド→レイナ、キャッチ

92分 ベントナー、クロス→DFクリア(ジェラードかな)

~試合終了~ アーセナル1-1リバプール

 前半、アーセナルは前線のアデバヨールへのロングボール(右サイドへ流れてボールを受け、攻めの起点になろうともしていた)、得意のパスワークを生かした中央突破からゴールを目指す。そして21分、アーセナルはショートコーナーで上手くリバプールの虚を突くことに成功。幸先よくアデバヨールが先制点を挙げる。

 対してリバプールは左サイドのバベルにジェラード、トーレスが絡んでそこからゴールへの糸口を探る。先制は許すものの僅か4分後にカイトが同点ゴールを挙げ、試合を振り出しに戻す。

 後半、ホームゲームで負けられないアーセナルは攻勢を強める。(まずファン・ペルシーを下げウォルコットを投入。)だが、リバプールの堅陣を崩すことが出来ない。カウンターの芽こそギャラスを中心とした守備陣が上手く摘むものの、攻撃陣は決定的な場面を作り出すことが出来ないまま1-1で終了の笛を聞くことになった。

 さすがに欧州屈指の両チームだけに締まった内容のゲームで、引き分けは妥当だったと思いました。
 
 アーセナルはセスクが高い位置で攻撃に絡む機会がこの試合は少なかったかな。リバプールが守備に重きをおくようになった後半、ゴール前で最後の一工夫を施せる彼の活躍に期待しとったのですが。
 リバプールは個々の選手が決められたタスクをしっかりとこなし、アウェイゴールを奪い、引き分けできっちり試合を締めくくる辺りが流石というか、なんというか。見事でしたね。
 
 週末のゲームも楽しみにしときます。

posted by jjc_shunyasutake | 22:33 | UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(6) | トラックバック(2)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年04月02日

「トッティ不在は痛かった…CL準々決勝1stレグ」

 39分のC・ロナウドのヘディング凄かったですな!
 
 あの場面ローマ守備陣はゴール前に十分人を揃えていて、スコールズがクロスを上げた時には画面にC・ロナウドは映っていなかった。これは簡単にクリア出来るなと思っていたら(スコールズはちゃんと走りこんでくるロナウドを見ていたんですねぇ)、猛然とC・ロナウドが画面に割り込んで来て強烈なヘッド!
 最近好調とはいえ、いやはや改めて彼のゴールセンスには驚かされました。あれは名手ドニといえど止められないっす。(前半のパヌッチのヘッドも惜しかったんですよ)

 1点リードされて後半。開始直後はペースを握って攻めていたローマでしたが運が少し足りなかった。でもってルーニーの追加点痛過ぎでした。
 試合を振り返ってみるとトッティの不在はもちろんなのですが、代役のアクィラーニの出来がいまいちでした。
 持ち味のミドルは影を潜め、ローマでのトップ下の動きが掴めていないのか動きが他の選手とかみあっておりませんでした。(良かったのはヴチニッチだなぁ、やっぱり)

 これで、セカンドレグは相当難しい状況に追い込まれてしまったわけですが、希望を捨てずに頑張って貰いたいもんです。(はぁぁ…溜息しかでない)

 「シャルケVSバルセロナ」

 試合前、シャルケ・スロムカ監督は「1-0で勝ちたい」と語っていたそうですが、前半開始早々いきなりの失点!いきなりプランが崩れてしまいました。
 ノイアーがファンブルしたアンリのシュート、大して強いようには見えなかったのですがねぇ。(押し込んだのはボージャン)立ち上がりで硬さがあったかな。

 ただ、この日のバルサの出来は良くなかったです。あっさりと先制点を奪ったことと、アウェイゲームであることが影響したのか攻め守りともピリッとしませんでした。

 試合はサポーターの熱烈な後押しを受けて攻めるシャルケが、ゴールまであと一歩と迫るものの決定力不足に泣き1-0でバルサの勝利。シャルケ側としては引き分けにはもっていけそうな内容だっただけに、悔いが残るゲームになってしまったと思われます。

 2試合通じて抱いた感想としては「片っぽのチーム本気だしてねぇだろ」というものでした。ベスト8にまで上がってくるチームに対して7、8割のペースで勝ててしまう当たり(バルサには結構冷や冷やさせられましたが…)、ユナイテッドとバルサ、両チームの格の違いを感じさせられました。
 準決勝でこの2チームの本気のゲームが見てみたいなと思ったりもしてしまいました。(おーい、ローマはどうなるんだよ)


posted by jjc_shunyasutake | 11:54 | UEFAチャンピオンズリーグ | コメント(3) | トラックバック(2)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年03月20日

「白熱のローマダービー セリエA第29節 ラツィオVSローマ」

 カンピオナートでは今回で130試合目を数えるカルチョの風物詩「ローマダービー」が、今日3月20日(現地時間19日)行われた。

 CL決勝トーナメント1回戦では強豪レアル・マドリーを粉砕し、前節のカンピオナートではミランに逆転勝利(2-1)を収め勢いに乗るローマ。
 対して、ラツィオは前節アウェーでのウディネーゼ戦は引き分け(2-2)、現在11位とCL(そういや、マドリーと同じグループでしたな…)との掛け持ちが響いたかカンピオナートでは中位に沈んでいる。

 スクデットも十分に狙える位置に付けながらも、「両方あっても悪くないが、スクデットよりCLを選びたい」と語るフランチェスコ・トッティの言葉からも感じられるように、欧州制覇にも並々ならぬ野心を燃やすローマに比べ、若干、現在のラツィオの立場は寂しいものがある。
 だが、ダービーとは現在の立場うんぬんとはまた違ったベクトルの力が働くものである。状況が苦しい方こそここぞとばかり力を発揮するものだ。

 そうしたことを踏まえて今回のダービーはどうなったかというと…

 まず、両チームのスタメンは
ラツィオGK バロッタ
     DF デ・シルベストリ
        シヴィーリア
        クリバーリ
        コラロフ
     MF ダボ
        レデスマ
        ベーラミ
     FW パンデフ
        ビアンキ
        ロッキ
(フォーメーション 4-3-2-1)

ローマ GK ドーニ
     DF カッセッティ
        メクセス
        ファン
        シシーニョ
     MF タッディ
        デ・ロッシ
        ペロッタ
                アクィラーニ
        ヴチニッチ
     FW トッティ
(フォーメーション 4-2-3-1)

前半0分 パンデフのこの試合オープニングシュート

前半3分 右サイドからカセッティのクロス→DFクリア

前半4分 ローマ右CK(コーナーキック)トッティ→クリバーリが外に出し、もう一度CK→バロッタ、キャッチ

前半5分 ダボ、ミドルシュート

前半6分 ラツィオ右サイドからFK(フリーキック)→ドーニの手を掠めてバーに直撃

前半7分 ラツィオ右FKコラロフ→DFクリア

前半11分 ラツィオ左CK→DFクリア

前半15分 ラツィオ右CK→ドーニ、キャッチ

前半18分 ヴチニッチ、ミドルシュート

前半19分 ヴチニッチ右サイドからクロス→DFクリア。ロッキを倒してメクセス、イエローカードを受ける

前半24分 ヴチニッチ、左サイドを駆け上がるも倒される→ローマFKシシーニョ→PE(ペナルティエリア)にボールを送るもDFクリア

前半27分 トッティ、PEでファウルを犯す

前半28分 シシーニョ、ミドルシュート

前半30分 ヴチニッチ、ペロッタとのワンツーでゴール前に侵入。これを防ごうとしたベーラミのクリアボールがタッディに当たりゴール!ローマがラッキーな先制点を奪う。
ラツィオ0-1ローマ

前半39分 左サイドでレデスマがカセッティに倒されラツィオFK→いいボールだがドーニ、キャッチ

前半43分 左サイドでベーラミ→ロッキ→コラロフとつないでクロス→ドーニ弾くが、パンデフが押し込み、ラツィオ同点に追いつく。ラツィオ1-1ローマ

前半46分 パンデフ、DFラインの裏を取るがゴール前には持ち込めず。ここで笛の音

ピッチサイドに引き上げる両チームの選手たち。そんな中、ペロッタとデリオ・ロッシ監督が口論している姿が…

後半46分 タッディ→トッティ→ペロッタとつないでシュート

後半48分 パンデフ、シュート

後半50分 シシーニョのミドルシュートの跳ね返りをトッティ押し込むがオフサイド

後半53分 アクィラーニ、パンデフを倒してイエローカードを受ける。ラツィオFKコラロフ、直接狙うがゴール右に外れる。

後半55分 コラロフ左サイドからクロス→PEでファンがビアンキを倒してラツィオにPKが与えられる。これをロッキ、豪快にゴール真ん中に叩き込み勝ち越し。ラツィオ2-1ローマ

後半61分 DFラインからのロングボールをゴール前でヴチニッチ落してトッティ→ペロッタとつないでシュート。これが決まり再び同点となる。ラツィオ2-2ローマ

後半62分 シシーニョ、クロス→ファン、ヘッド→DFクリア

後半64分 ヴチニッチ左サイドからクロス→DFに当たりCK。ローマ右CKトッティ→バロッタ、キャッチ。

デ・シルベストリOUT→ムタレッリIN
タッディOUT→ジュリIN

後半69分 ベーラミ、右サイドを駆け上がりクロス→シシーニョに当たりCK。ラツィオCKレデスマ→DFクリア

ビアンキOUT→マウリIN

後半75分 オーバーヘッドでゴール前にボールを送ったアクィラーニ。着地をミスり首と背中を強打(とりあえず大事には至らず)

後半79分 ベーラミのシュート

後半80分 トッティ、中央を駆け上がり一人かわしてゴールを目指すも二人目に止められる。

ダボOUT→ムディンガイIN
ヴチニッチOUT→マンシーニIN

後半86分 ロッキとパンデフがコンビネーションで中央を崩そうとするも止められる

カセッティOUT→パヌッチIN

後半89分 マンシーニ→シシーニョとつないでシュート→バロッタ、キャッチ

ロスタイムは6分

後半91分 パンデフのクロスの折り返しをベーラミがシュート。これが決まりラツィオ再び勝ち越す。スタンドに走るベーラミ。大盛り上がりのラツィアーレ。ラツィオ3-2ローマ

後半93分 ローマCK→トッティPEで倒されるもノーファウル
~ここで試合終了~ ラツィオ3-2ローマ

 奇しくも第10節とは逆のスコアで決着がついた今回のローマダービー。内容はスコアからも予想できる通り、一進一退のほぼ互角。勝敗を分けた後半ロスタイムのベーラミのゴールはラツィオの勝利への執念が表れたように感じられた。
 
 印象に残った選手はローマではヴチニッチとシシーニョ。前者はここ最近の好調ぶりをこのゲームでも十分に見せてくれた。迫力あふれるサイド突破からのチャンスメイクに、いざPEに入れば柔軟なポストプレーと大活躍。トッティの穴を埋められる器ではないなどと一時は囁かれていたが、今やローマに欠かせない選手の一員と云っても大袈裟ではないだろう。
 シシーニョもいつもの右サイドバックではなく左サイドバックで出場したものの、幅広い動きで攻守に活躍した。(今更ながらマドリーを出たのは正解だったと思う)
 
 ラツィオで印象に残ったのはコラロフ。プレースキックやサイドからのクロスでチャンスを多く創出していた。

 さて今期のローマダービーは一勝一敗で終わったわけですが、ローマはスクデット争いを考える上で少々痛い結果になってしまいましたなぁ。(インテルの結果によっては勝ち点差が9になってしまう)そういった意味でもラツィアーレは大喜びなのでしょうがね…

posted by jjc_shunyasutake | 08:53 | セリエA | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年03月12日

「グランデ・インテルはお預け。CL決勝トーナメント一回戦インテルVSリバプール!」

 前半の出来は悪くなかったと思う。だが、強いて云えば得点が欲しかった。いや、必要だったのだろう。

 チャンスは少なく見積もってもニ、三度あった。(前半29分、ズラタンの絶妙なタメからのスルーパスに反応したクルスがゴール左隅を狙って放ったシュートと、終了間際の42分、左サイド深い位置でのスローインから、ヴィエラ→マイコンとつないでクルスがヒールで合わせたものなど)
 そのうち一つでもものに出来てさえ入れば…。後半もまた違った展開があったのではないか。そう思えてならない(くそー)

 それにしても、また退場者とは。(ブルディッソよ、お前もか)
 
 なんとも言葉にし難いが、これがフットボールなのだろう。ジャッジが有利に働くこともあれば、不利に働くこともある。受け入れるしかないのだろう。(セリエAでは助けられてる節あるしねぇ)

 インテルに止めを刺したフェルナンド・トーレスのシュートは文句の付けようのない素晴らしいものだった。
 ジェラードのパスを受け素早く反転し、狭いコースを射抜いたあのゴールはまさにワールドクラス。彼にとっても忘れられないゴールの一つになったのではないだろうか。

 さて、これでイタリア勢は早くも二チームが敗退してしまい私の優勝予想も外れてしまった。こうなった以上安直だが、勝ち残ったローマの躍進に期待したい。(トッティがビックイヤー掲げてくれることを期待しています。)

posted by jjc_shunyasutake | 07:41 | コメント(9) | トラックバック(1)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年03月05日

「連覇の悲願、露と消える。CL決勝トーナメント一回戦ミランVSアーセナル!」

 後半39分、アンドレア・ピルロのまさかのパスミスからチャンスを迎えたアーセナル。
 ボールを持つのは稀代のセンターハーフ、セスク・ファブレガス。リオネル・メッシー、ズラタン・イブラヒモビッチ、クリスティアーノ・ロナウドと並ぶ新時代のフットボール界を牽引する存在だ。
 この危機をいち早く察知したのは「リンギオ」ジェンナーロ・ガットゥーゾ。ミランの守備の布陣は不意を突かれ乱れている、ここは早い寄せで時間を稼ごうと試みる。

 しかし、これに対し若き天才は一切動じない。鋭くも力強いドリブルでガットゥーゾを寄せ付けずミランのバイタルエリアを突き、右足を振り抜く。

 「まさか(笑)、この位置から入らないだろ」

 スタジアムに詰め掛けた多くのミラニスタも同じことを思っただろう。だがその願いも空しく、低い弾道のシュートは力一杯横に飛んだ、GKカラッチの手を掠めることなくゴール左に吸い込まれた。一瞬の静寂の後、どよめきに包まれるスタジアム。1-0。ゲーム終盤、アーセナルが遂に均衡を破った。

 この瞬間、私は絶望的な気分に包まれた。「この時間にアウェーゴールとは…」。ミランがここから勝利するには2点が必要になった。残り時間はただでさえ少ない。そして何よりこの試合の展開を見ている者にとってそれは不可能なことに思われた。

 ヤングガンナーズはその名の通り、若々しく勇敢で強靭だった。全員が労を惜しまず、ピッチを縦横無尽に駆け回り、攻撃と守備に汗を流した。「労働者のための祭典」、プレミアリーグの精神を「カルチョのスカラ座」、サン・シーロで見事に体現した。

 「どんなに内容が悪くとも、最後には必ず結果を残してくれる」

 チームのカンピオナートでの不振に苦笑し、「来年のCL大丈夫なの?」と口には出しつつも、本気で4位以下に落ちるなど夢にも思っていない。同様に、CLの舞台ではどんなに危険な場面を作り出され、内容で圧倒されようとも最後は必ず勝ってくれる。昨シーズン辺りからあったそんな願望、いや信仰のようなもの(ちょい大袈裟か)が音を立てて崩れた。

 ミランはその後ロスタイムにも、伏兵・テオ・ウォルコットに右サイドを破られ、そこからのクロスをアデバヨールに決められ失点。ファーストレグの終盤、ポストに嫌われお預けになっていたCL初得点を奪われるかたちとなった。

 ゲーム終了後、私は一昨年のCL準決勝、バルセロナとのファーストレグを思い出した。あのゲームでのロナウジーニョとジュリの絶妙なコンビネーションから生まれた得点は、今でも脳裏に鮮明に焼き付いている。それによってもたらされたあの敗戦。その時抱いた感慨が

 「これは負けてもしょうがないだろ」だった。

 そして、今回も同様なことを感じてしまった。ということは…
(いよいよ、アーセナル優勝するかも知れないすよ。こりゃ)

posted by jjc_shunyasutake | 22:35 | コメント(1) | トラックバック(2)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年02月25日

「CL決勝トーナメント。イタリア勢の悲喜こもごも。その2アーセナルVSミラン」

 「よく無失点で済んだなぁ…」
試合終了後、率直に抱いた感想はこれでした。

 終始コンパクトな布陣で、攻守の切り替えが素早く、ボールホルダーの前に多数の選手を積極的に送り込む、運動量豊富で攻撃的なサッカーを展開したアーセナル。
 後半終了間際の場面を始め、あわよくばの場面を多く創出したのは見事の一言。唯一の汚点は決定力を欠いたことだろうか。(アデバヨール調子悪かったのかな)

 対するミランは、引き分け以上の結果を狙うという意図を感じさせつつも、インテルとは違う優勝への強い意気込みを(本気でニ連覇を狙うという)感じさせてくれました。その根拠は、高い位置からボールを奪いに行き、アウェーゴールを狙う意思がはっきりと感じられたからです。無失点で済んだのは多分に運の要素も味方したように思われるますが、試合内容は十分に褒められるものだと思いました。
 得点は奪えなかったものの、ミランの看板FWとして足が動かなくなるまで走りまわったパトの頑張りも胸を打つものがありました。そして、クロスボールや、シュートに対する処理において、及第点以上の出来を見せたカラッチのパフォーマンスも嬉しい誤算でしたね。(失礼か)
 
 セカンドレグに向け、試合を支配しつつも勝利を手に入れられなかったアーセナルのヴェンゲル監督は痛恨の極みでしょう。逆に、アンチェロッティ監督はしてやったりかな。  

 この一戦を見るにつけ、ミランはセカンドレグを僅差でものに出来るのではないかと思います。ネスタの故障は気になりますが、代わりにCBに入るであろうマルディーニがアデバヨールを抑えてくれると期待しています。そして、カカとセードルフがここぞと個人技で得点を奪ってくれるのではないか…いつもの感じで。(あえて、スコアを予想させて頂くと2-0でミラン勝利!)
 
 アーセナルはエミレーツで勝利を奪えなかったのは痛すぎたのではないかなぁ。もちろん、可能性がないわけではないですけど、サン・シーロであの攻撃サッカーを展開するのはかなり難しいと思います。(ピッチもボコボコの可能性高いし)。相手ペースの時間帯を、若いチームが如何に乗り切るか。そして、ファーストレグより多くなるであろう、アデバヨールへのロングボールを、彼が如何にゴールに結び付けられるか。その辺りが鍵になると思います。

 それにしても、得点は入らなかったもののレベルが高い試合でした。セカンドレグも本当に楽しみです。ミランが勝てばもちろん嬉しいですが、例えそうでなかったとしても、心に残るいい試合が期待できそうな気がします。



posted by jjc_shunyasutake | 16:13 | コメント(2) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年02月25日

「CL決勝トーナメント。イタリア勢の悲喜こもごも。その1、リバプールVSインテル」

 非常に残念な結果になってしまった。
 	
 一人少ないながらも、堅牢な守備でアウェーでの引き分けにあと一歩と迫りながら、後半終了間際のディルク・カイトのゴールと、スティーブン・ジェラードの貫禄のミドルシュートによって、インテルは二点のビハインドを背負って、ホーム・ジュゼッペ・メアッツァでのセカンドレグを迎えることになった。
 
 試合を見た限りマンチーニ監督は当初から、アウェーでのこの一戦は引き分けで乗り切り、ホームでの二戦目に勝負をかけるつもりだったようだ。
 だが、マテラッツィの早過ぎる退場という不運に、交代出場したヴィエラの不調が重なり、プランが頓挫してしまったように見受けられた。

 マテラッツィの二枚目のイエローの場面は、フェルナンド・トーレスのシミュレーションかどうかまでは分からないが、イエローの判定は厳しすぎると感じた。
 これには、インテル側は然るべき場所に抗議を申し入れるべきだろう。もし主審のマテラッツィへの先入観のようなものが強く働いたものであるならば、覆る可能性がないわけではない。
 ホームでのマテラッツィの存在は、セットプレー時の攻撃参加やチームの士気を高める意味でも非常に重要だ。

 ヴィエラについては彼の不調が失点の直接の原因ではないかもしれないが、彼がピッチに入った後、インテルの守備のメカニズムに若干の狂いが生じた感は否めない。 FWのクルスがサイドのスペースを埋めていた時の方が、守備は上手く機能していたように思う。
 勝利の可能性を残すためにクルスを後半もピッチに立たせたのかもしれない。だが、あのタイミングで交代(クルスOUT→ヴィエラIN)させるのであれば、後半頭からヴィエラを出場させた方が良かったのではないか。

 それにしても非常に残念だ。アンフィールドでのリバプールは脅威に違いないが、今のインテルであれば勝利することも可能だったのではないだろうか。
 本気で優勝を狙うのであれば、アウェーでのこの一戦こそ勝利を狙い、最悪でもアウェーゴールを奪って帰ってくる姿勢で臨むべきだったのではないか。

 これで、3月11日のセカンドレグは非常に厳しい状況に追い込まれてしまった。コルドバは負傷、マテラッツィも出場停止となるとセンターバックに入るのはブルディッソと、キヴだろうか。ポリバレント性が高い選手を多く抱えていたことが幸いしたわけだが、厳しい状況は変わらない。イブラヒモビッチを含めた攻撃陣の奮起に期待したい。

 最後に結果はともかく、不意のアクシデントにも動じず、ラスト五分まで高い集中力を保ち、リバプールの攻撃をシャットアウトしたインテル・イレブン全員に労いの言葉をかけてあげたい。
 そして後半、クラウチ、ペナントを矢継ぎ早に投入し、一点をもぎ取る見事な采配を振るったベニテス監督。超満員のアンフィールド、通常の試合よりプレッシャーのかかるCLの試合のあの局面で、ここしかないというコースを見事に射抜き、勝負を決めたスティーブン・ジェラード。この2人にも賛辞の言葉を贈りたい。

posted by jjc_shunyasutake | 15:10 | コメント(1) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年02月18日

「クァルテットマジコ」 その行く先は誰も知らない…

  話は今からニ年前、2006年ドイツW杯開催間近に遡る。
	
 毎度の如く優勝候補の一角に挙げられていたブラジル代表。その中のある四人の選手の起用法を巡って、ブラジル国民を中心に、世界のフットボールジャーナリスト、フットボールファンの間で活発な議論が交わされていた。

 「クァルテットマジコ」、(魔法の四人組)と呼ばれた四人の選手たち。
 
 当時レアル・マドリーに在籍し、度重なる怪我の影響で全盛期の能力は失われたと云われつつも、抜群の決定力で世界トップクラスのFWに君臨していた、1996、1997、2002年FIFA最優秀選選手賞、1997、2002年バロンドール受賞者、元祖「フェノーメノ」、ロナウド。
 
 圧倒的なパワーを生かした敵陣突破と、丸太のような左足から放たれるシュートの破壊力は対峙する多くの者を震え上がらせ、その愛称をイタリア五賢帝の一人の名にかけて「インペラトーレ」(皇帝)の異名を取っていた、アドリアーノ。

 卓越したテクニックとエンターテイメント性溢れるプレースタイルで、文句なしに当時、世界最高のフットボーラーと評され、バルセロナを二年連続のリーグ優勝と、05~06シーズンUEFAチャンピオンズリーグ(以下、CL)制覇に導いた、2004、2005年FIFA最優秀選手賞、2005年バロンドール受賞者、ロナウジーニョ。

 若くして、あのルイ・コスタからACミランの攻撃のタクトを奪い、チームの中軸を担う。縦へのドリブルのスピードは世界最高クラスで、そこから繰り出される妙技の数々はシンプルながら高い殺傷力を誇る。その自由奔放さが時にマイナスの作用を引き起こすブラジル人選手の中では、規律を遵守し、組織の中で自分の個性を最大限に生かす術を知る選手、カカ。

 彼ら四人を同時にピッチに送り出すか、出さざるべきか。
 議論は大いに盛り上がった。

 攻撃的な選手である四人の守備での貢献度は低い。(一応、カカは三人の中では比較的守備時の貢献度は高い方ではある)前線を担う選手にも守備時の積極的な貢献が求められる時代において、それを望めない選手を同時に多数起用することは、監督にとって非常に勇気がいることだろう。

 しかし、世界最高のタレントである四人が織りなすであろう、華麗で攻撃的なフットボールを見たい。そして、それを持ってしてW杯を制覇する。内容と結果、両方を重視するブラジル国民が四人の同時起用を望んだとしてもなんら不思議ではない。世界中のフットボールジャーナリスト、フットボールファンも彼ら四人がどんなフットボールを見せるのか、非常に注目していた。

 だが、彼らが同時にピッチに立つことはほとんどなく、ブラジルは準々決勝のフランス戦、ティエリ・アンリの一撃に沈んだ。

 悲嘆にくれる四人の魔術師。期待されていた優勝も、美しいフットボールも見せることは出来なかった。

 ブラジル国民の夢は無残にも打ち砕かれ、世界中のフットボールファンの多くから溜息が漏れた。

 しかし、この時、彼ら四人のフットボーラーとしてのキャリアは今後も順風満帆だと、誰もが思っていたに違いない。

 翻って現在、彼らの内、三人がキャリアの重要な岐路に立たされている。

 イタリア、ACミランで二年目のシーズンを迎えたものの、前半戦を怪我とコンディション不良で棒に振り、2月13日の対リボルノ戦で後半途中出場するも、僅か二分後に左ひざに重傷を負ったロナウド。リハビリには約9ヶ月を要すると云う。

 メンタル面の問題と、コンディション不良で所属先のインテル・ミラノでのスタメン争いに敗れ、昨年末から故郷ブラジルのサンパウロにレンタル移籍したが、2月10日のサントス戦で試合中に相手選手に頭突きをするという暴挙に出て、最長で18ヶ月の出場停止を言い渡される可能性のあるアドリアーノ。

 2006年、欧州のクラブとして初のクラブW杯制覇が期待されたがまさかの敗退。そのシーズンのリーガ、CLでも失意のシーズンを送った。
最近では、連日のようにナイトライフを満喫し、チームの合同練習をさぼり続けているという噂が絶えず。ライカールト監督との不仲説、遂にはリオネル・メッシーの台頭で不要論まで囁かれ始めたロナウジーニョ。

 彼ら三人は、いずれもフットボーラーとして、素晴らしい才能と実績を持った選手である。だからこそ現状は本当に残念でならない。キャリアの晩年に差しかかったロナウドはともかく、ロナウジーニョ、アドリアーノには、まだまだ世界のフットボールシーンをリードしていく存在であって欲しいと、切に願わずにはいられない

 一方で、カカは06~07シーズンCL制覇の立役者となり、2007年、FIFA最優秀選手賞、バロンドールをダブル受賞、年末には日本でボカ・ジュニオルスを一蹴し、世界王者に輝いた。
 
 一概に彼らを比較することは出来ない。人にはそれぞれ願うものも、辿り着きたい場所も違う。
 だが、フットボーラーとしてだけでなく素晴らしい仁徳者として知られるカカと、その真逆のことが多く囁かれる、ロナウド、ロナウジーニョ、アドリアーノ。

 ここに、彼らの現在を分かつものの一つがあったのではないかと考えるのは私だけではないはずだ。

posted by jjc_shunyasutake | 07:23 | コメント(3) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加