2008年06月30日

したたかなチームへの変貌

 北信越リーグ第9節、AC長野パルセイロはホームにサウルコス福井を迎えた。前節アウェイながらグランセナ新潟に11-1と大勝した長野だが、サッカーの世界において大勝した後のゲームほど難しいものはない。福井とは2節で戦っているが、その時は一時2点のリードを奪われた(最終的に4-3で逆転勝ち)。今シーズンから昇格してきたチームとはいえ、簡単な試合にはならないと思われた。そして、前日から降り続いた雨、試合前に雨は上がったが、強風が吹き荒れる中キックオフを迎えた。

 だが、試合は予想を裏切る展開になる。序盤こそ福井に攻め込まれるシーンが続いたが、徐々に本来の調子を見せていくと前半だけで4得点を奪う。後半も攻撃の手を緩めず、最終的に7-0と2試合続けて大勝を収めた。そして、もう1つの“ミッション”も無事遂行することができた。
 もう1つの“ミッション”、それは今後のリーグ戦を見据えたカードの消費だ。この試合を前に4人の選手が累積2枚という状態だった。北信越リーグは3枚で1試合の出場停止になる。ラスト3節での上位対決を視野に入れ、早めに消化したいという思惑があった。そしてこの試合で3人の選手が警告を受け、次節出場停止となった。
 正直なところ“あからさま”な遅延行為や、主審への抗議は褒められるものではない。実際、サポーターの中にも、「余計なカードもらうなよ」という声も聞こえた。だが本気でJFLを目指している長野にとってこのような“マリーシア”も必要であり、本気度を窺うことができた。また、今シーズン毎試合のようにスタメンを変え、選手層の厚さが出てきたことから、あえてこのようなことができるのではないか。仮に選手層が薄ければこのような作戦はできない。何度も言うが、決して褒められたことではない。しかし、勝つためには仕方ないこともあるのではないか。

 この日の勝利で得失点差もリーグで抜きんでた。残すは勝点を積み重ねていくのみ。今シーズンの長野のサッカーを見ていると優勝が視界にはいってきたと言っても過言ではない。試合運び、選手層、どこをとっても他チームに劣っている点は見えない。秋の石垣島行きの切符はもう目の前だ。

posted by jjc_nobuyuki |00:42 | 地域リーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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