2008年07月03日

オールスターの意義

 2008年度から、サッカーのオールスターはJリーグ選抜対韓国Kリーグ選抜の形で開催されることになった。93年のJリーグ発足以来実施された15試合中13試合は、各クラブを東西2チームに分けての対戦方式で行われた。95、96年に限っては、前年度の順位を奇数と偶数に分けた2チームによる対戦だった。オールスター戦を海外チームとの対戦で行うのは、リーグ設立16年目にして初となる。
 大きく変わった点は、これまでのファン投票を廃止し、監督による選出で出場選手を決めるということだ。Jリーグ選抜チームの監督は、07年度J1チャンピオンである鹿島アントラーズ監督、オズワルド・オリヴェイラ氏に決定した。J1所属クラブから18名とされ、各クラブから選出される選手数の上限はない。外国籍選手は3名までと決められている。今までと比べて選出基準は低くなったが、公平性が懸念される。
 この企画の根本的な目的は、日韓交流を深めることだろう。また、JリーグKリーグそれぞれのサポーターに、互いに興味を持たせるという意味でも、効果的かもしれない。しかし実際にオールスターを楽しみにしているサポーターは、今回の開催内容の変更についてどう捉えているのだろう。サッカーサポーターである知人に聞いてみた。
 「正直、Kリーグに興味はない。オールスターの一番おもしろいところは、やっぱり自分たちで投票できるということ。好きな選手にたくさん票を入れたいし、投票の途中結果などを見ると、あまり知らないチームの人気選手などを知ることができて楽しかった。ファン投票がなくなったことで、自分たちが参加している感じがしなくなった。監督の選出ということで、選ばれる選手が偏ってしまいそう」
 そもそも、オールスターの意義とは何か。根本にあるのは、サッカーとサポーターの距離を縮めることだ。この日だけは勝ち負け関係なく、選手、監督、サポーターが一体となって楽しむ、祭典であるべきだ。しかし、国と国との対戦となると、そうもいかなくなるのではないか。
 「実際に見てみないと分からないけど。でも、まずチケットを買って見に行こうとは思わない」
 というサポーターの声もある。
 JOMO CUP 2008は、8月2日、国立競技場で開催予定だ。今回の開催がJリーグ界にどう影響するのか、果たして今回の形式変更は正しかったのか、サポーターの反応に注目したい。

posted by jjc_n023r1sstar |08:00 | トラックバック(0)
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