2007年07月14日

データから見るランニング・ホームラン

前回書いた記事にもう少し現実性を持たせようと
思い、簡単にデータで検証してみました。


みなさん
メジャー・リーグでア・リーグ、ナ・リーグどちらが
ランニング・HRが出やすいと思いますか?


今回のイチローの件、レギュラーシーズンでの松井(稼)の件、
どちらもナ・リーグの球場で出ました。

また今シーズン、ブリュワーズのP・フィルダーが打っていますが、
やはり、ナ・リーグの球場です。


メジャーの成績表で、ランニング・HRはHRにカウントされてしまい
実数が出てこない。
そこで、三塁打の本数で調べてみた。

調べる方法として各リーグの打率上位20人を対象とし、それぞれの
本数の合計を出しました。
すると、ア・リーグ25本、ナ・リーグ52本という結果が出ました。
(7月16日時点)

やはり、ナ・リーグの球場は出やすいという結論に至った。


NHKの衛星放送で放送される試合は、ア・リーグが圧倒的に多い。
まぁ、日本人選手の数にだいぶ差があるので仕方がないとは思います。

しかし、データを見て思ったことは、ナ・リーグの試合のほうが
ダイナミックなのではということです。

「今度からは、もう少しナ・リーグにアンテナを向けよう」
そう反省する今日でした。

posted by jjc_keitaohtaka |06:39 | 野球 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2007年07月14日

なぜ、イチローがランニング・ホームランを打てたか?

今週行われたメジャー・リーグのオールスター・ゲームで、
イチロー選手がMVPを獲得しました。

3打数3安打2打点1ランニング・HRの大活躍で
文句なしの初受賞でした。

試合後の会見で、
「ホームランは打率が低くて良いなら、40本は狙える。けど、だれも求めていないでしょ、そんなこと」
と語っていたが、確かにイチローはチームで自分の役割をこなしている。

ランニング・HRは、メジャーの日本人選手では、レギュラーシーズンで過去に1本出ている。06年4月20日に松井稼頭央(当時メッツ)が記録しているのだ。


オールスターでのランニング・HRは今回が史上初でした。
では、なぜオールスターでランニング・HRが出ないのか。

その理由は、イチローが試合前日の会見で語っていました。
「オールスターは、やはりオールスターですね」と。
オールスターに選ばれる選手は、打撃、守備両方が一流なのです。
だから、どんな良い当たりであっても長打になりにくい。


では、今回なぜイチローがランニング・HRを打てたか。
まず1つは、オールスターの試合だからです。

レギュラーシーズンでは、今シーズン全試合で1番を任されています。
ですから、イチローの役割として無理に長打を狙う必要があまり無い。
それは、ランナーに残ることがチームへの最大限の貢献になるからです。

しかし、オールスターの場合、一発勝負ですし、その試合で何打席
立てるか分からない。だったら1打席に勝負を賭けても良いわけです。

この試合、ランニング・HRが出たのは、1点差で負けている状態で
回ってきた3打席目です。もう次の打席は自分ではないから、おもいっきり
初球をフルスイングしたのです。


もう1つは、メジャーの球場がほとんど左右非対称だからです。
メジャーリーグは、チームのコンセプトに合わせた球場を造ります。

例を挙げると、
ドジャースのドジャー・スタジアム。このチームは投手力があります。ですから、スタジアムの造りは、外野が広くホームランが出にくい球場になっています。(この球場は、きれいな左右対称)
アストロズのミニッツメイド・パーク。ここは、センターの最深部に「タルの丘」と呼ばれる傾斜30度の坂があります。この坂を駆け上がってのファイン・プレーが、この球場の魅力になっています。

今回オールスターが行われたAT&Tパークは、ジャイアンツの本拠地です。
この球場は左打者有利な球場で、ライトまでの距離が94.2mと極端に狭い。
そのため、ボンズがメジャー記録の73本を打ったとき、実に半分の37本がここで放たれたものでした。

今回、イチローが放った打球は、ライトフェンスを直撃しました。
ケン・グリフィーJr.いわく「あらぬ方向へ転がった」打球は、イチローが
ベースを1周するのに充分すぎる時間を与えた。
私は、左右非対称な球場がイチローに送った三ヶ月早い誕生日プレゼントだと思った。(イチローの誕生日は10月22日)


日本の球場は、ほとんどが左右対称である。
今回のオールスターで分かったことは、いびつな球場がさらに試合を面白くしたことである。
観客が球場に来て、ここの場所では何かが起こるんじゃないかと心を躍らせる。それは、素晴らしいことである。
日本の野球を、そんなスタジアムで見られたら、今よりもっと魅力的なスポーツとして、私の瞳に映ると思いました。

posted by jjc_keitaohtaka |03:29 | 野球 | コメント(16) | トラックバック(0)
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