2007年07月22日
川崎の地に生まれて…
先週行なわれたナビスコ杯を違った視点で書いてみた。 「絶対に勝たなければならない」 このフレーズは、サッカー日本代表によく使われる。 相手が誰であろうと、勝負事は勝ったほうが良い。 だから、正直このフレーズは、まっとうなことを言葉に しただけだ。 しかし、改めて言葉にすると、見た目以上に重みがある。 私がサッカーを本格的に観戦するようになったのは、ここ2,3年だ。 Jリーグ開幕当初から、年に3~4試合はスタジアムで観戦をしていた。 また、テレビ中継があれば必ず録画した。 しかし、何か物足りない。 試合を見てはいるけれど、私と選手の間に長い距離を感じていた。 チームが勝とうが負けようが、頭の中に歓喜や悲哀の文字は 浮かばない。 ただ目の前の試合を一瞬の記憶に留めるだけだった。 しかし、'04年、私に転機が訪れる。 地元川崎のサッカーチームがJ1昇格を決めたのだ。 川崎フロンターレにとって2度目のJ1昇格。 1度目のときは、1年で再びJ2に戻ってしまったから '05年は勝負の年だ。 私はこの年、頻繁にスタジアムに通うようになる。 たとえ大雨が降ろうと、選手と同じ空間で戦っていた。 今まで、選手との間に漂っていた距離が一気に縮まる。 そんな感覚が、私をスタジアムから離さなかった。 '06年、私はホーム観戦では飽き足らずアウェイにも行くようになった。 選手と共に歓喜し、負ければ落ち込んだりもした。 いつしか、フロンターレが私の日常と化した。 今シーズン、フロンターレは何か一つでもいいから タイトルを獲りたい年だ。 今まで、どの大会でも最高位は2位。 やはり、強豪チームの仲間入りをするには、 タイトルの一つや二つは必要になる。 7月15日、国立競技場でナビスコ杯準々決勝が行なわれた。 対戦相手はヴァンフォーレ甲府。 第1戦は2-3で勝ちを落としていた。 この試合は、フロンターレにとって 「絶対に勝たなければならない」試合だ。 天気は台風の影響もあり、あいにくの雨。 私は選手同様ぬれながらの応援となった。 試合は開始直後から一進一退、 点数が入るごとに歓喜の渦は移動し、 見るものに休息のいとまを与えなかった。 120分。 この数字はリーグ戦では見ることがない。 引き分けの許されないトーナメントだからこそ 経過する時間だ。 この試合を見た誰もが 「両チームが死力を尽くした」と感じたことだろう 延長後半8分、フロンターレの黒津があげたゴールで勝負は決した。 しかし、この試合はどちらに転んでもおかしくなかった。 勝敗のてんびんは非情だ。 両チームに差がほとんどなくても、 微妙なさじ加減で片方に傾く。 そのさじ加減の手助けをサポーターの応援が後押ししたから、 つかめた勝利だ。 今日の試合は勝つことができた。 しかし、これからも 「絶対に勝たなければならない」試合は続いていく。 勝利の先にあるのは「優勝」の2文字。 今年こそはタイトルを獲る。 シーズン前の目標に1歩近づいたこの日、 サッカーの聖地国立は、 私たちの記憶を支配した。
posted by jjc_keitaohtaka |23:02 |
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