2007年12月07日

苦しいときの本当の実力!

攻撃的な守備は、得点をうむ。
QBにプレッシャーをかけ、プレーの選択を狭める。


NFL第13週、ニューイングランド・ペイトリオッツ対ボルチモア・レイブンズ。
全国中継のマンデーナイトに、両チームが気合いを見せた。


「先にTDをとり、リズムに乗る」
どのチームも、理想的な展開を思い描く。
第1Q最初の、ペイトリオッツの攻撃シリーズ。
敵陣深くまで攻めるがTDがとれない。
3ダウン3、残り3ヤード。
トム・ブレイディが、DFのプレッシャーをかいくぐりパスを送る。
無理にスクランブルにいかず、ねばって探したレシーバーはベン・ワトソン。
ワトソンはフリーだったが、パスが低い。
絶好の得点機会を逃した。
この影響は、すぐに表れる。
第1Q、残り5分26秒。
サックミスとタックルミスが重なりロングゲインを許した。
相手QBカイル・ボーラーの調子が良く、
また、ウィリス・マゲイヒーの突破がペイトリオッツ守備陣を苦しめた。


DFラインの強力なプレッシャー。
ペイトリオッツは、オフェンスラインのパスプロテクションがもたず、余裕がない。
ブレイディは、サックされないために早めにパスを投げた。
エド・リード、クリス・マカリスター、サマリー・ロール。
レイブンズの強力DFバック陣は、しつこいマークでパスをカット。
ショートパスに的を絞り、リズムを作らせなかった。


ペイトリオッツは、攻守でレイブンズに手を焼く。
連勝記録を続けるプレッシャーからか、キャッチミスも多い。
守備陣は一歩目が遅く、サック寸前のところでパスを通された。


普通のチームなら、試合を通しリズムが変わらないまま負けるだろう。
しかし、2000年代最強のチームは、勝負のかかった第4Qに本当の実力を見せた。


第4Q序盤、17-24と7点差をつけられた。
限られた時間と危機的状況。
ここで、ペイトリオッツ守備陣が踏ん張りをみせる。
FGで4点差に迫った直後の守備を3&アウト。
さらに、残り5分21秒からの守備でも3&アウト。
簡単には1ダウン更新を許さない。
勝負際で自由にさせないのが、ペイトリオッツの強さだ。


試合の内容はともかく、終了のホイッスルが鳴ったとき、勝っているのが強い証拠。
ラストドライブ、残り55秒でジャバー・ギャフニーにTDパス。
この試合でギャフニーのキャッチは、ラストプレーの1回のみだった。
レイブンズのバート・スコットは、イエローフラッグを拾い上げると客席に向かって投げ捨てた。
「あと1分持ちこたえれば……」
レイブンズは思い通りに試合を進めたが、それでも勝てない。
点差だけでは見えてこない実力差が、そこにはあった。

posted by jjc_keitaohtaka |02:38 | アメフト | コメント(0) | トラックバック(0)
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