2007年12月04日

凶弾に倒れたセーフティー

銃社会がもたらす悲劇とは?
1人のNFL選手の死が、アメリカの闇を表している。


11月27日、アメリカの首都ワシントンD.C.に本拠地を置く、
レッドスキンズのFSが、強盗に襲われ命を落とした。
ショーン・テイラー、24歳。
2004年、アメフトの名門マイアミ大学から、ドラフト1巡目5位指名でプロの世界へ。
レッドスキンズのパスDFを支えてきた。
去年は、プロボウルに初出場。
今季も、第11週時点でリーグ全体で2位の5INTをあげていた。


今シーズン、テイラーが一番活躍した試合は、第6週のグリーンベイ・パッカーズ戦だ。
14-17で負けはしたが、ブレット・ファーブから2INT。
ファーブの目を見て、パスの方向を正確に察知。
パス平均獲得で288ヤードあげているファーブが、この試合では188ヤードしか稼げなかった。


強盗殺人容疑で逮捕されたのは、いずれも20歳以下の4人。
テイラーは、ケガの治療でマイアミの自宅に戻ったところ、犯人たちと鉢合わせした。
もし、テイラーが家にいなかったら、婚約者と1歳半の娘はどうなっていただろう。
そう考えると、結果的に家族を身をていして守ることになった。
強烈なハードヒットで知られる選手も、銃口を向けられたら太刀打ちできない。


先月の7日、フィンランドの高校で銃乱射事件が起きた。
犯人は18歳。またしても繰り返された銃乱射の悲劇。
フィンランドは狩猟の文化が根強いため、銃の所持まで踏み込んだ規制はされない。
しかし、政府は、銃販売の対象年齢を引き上げる方針を打ち出した。


一方、アメリカでの銃規制はどうか?
いっこうに議論は進まない。
「いつ同じ立場になるか分からない」
銃社会アメリカが抱える闇は、簡単には拭い去れない。
せめて、今回の事件がきっかけで、銃規制に対して国民が関心を持ってくれることを願うばかりだ。

posted by jjc_keitaohtaka |05:16 | アメフト | コメント(0) | トラックバック(0)
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