2008年07月01日

『魂のストライカー“チュンソン”』

 『忠成 生まれ育った日本のために』

 私は、元々李忠成(イチュンソン)が好きだった。04年当時、非常にFC東京が好きだった私にとっては好きな選手のひとりであった。
 ほとんど試合に絡むことなく、ルーキーシーズンを終えた04年。このまま腐らなければいいけれど、と危惧していたものだ。

 先日発売になった『忠成 生まれ育った日本のために』を購入し、その後すぐに読み終えた。その瞬間、最初に思い出したのは、上記の通り04年の李忠成だった。
 好きだとは言っていたものの、プレーを見る機会はほとんどなかった。正直当時のプレーはほとんど記憶にない。それでも好きだった理由は、実は覚えていない。

 彼は移籍、そして帰化、瞬く間に五輪代表の中心選手になっていった。しかし、その人生が決して順風満帆でないということを私は知った気でいた。読んで、初めて『知れた』気がする。

 元々、この国は差別の多い国だ。在日に対してのことなど言うまでもない。
 なぜそんな時代遅れなことを言っている人が多いのか、呆れるばかりであるがそれがこの国の現状なのだから仕方ない。
 ブラジルから帰化した選手は過去何人かいた。だが、韓国からの帰化となるために、それとは少し違った意味を持っていた。在日の帰化、日本人(今回の場合ならその中でもサッカーフアンとなるか)はうまく受け入れられているのだろうか……。
 読み終えた後、ふとした時に考え込んでいる。答えは出ないけれど。

 今でも、日立台では『イチュンソン』のコールが響いている。
 帰化しようがなんだろうが、彼は彼といっているようでなんだか好きだ。

 この本を読んでいろいろ思うところはあるが、彼の好きな言葉『俺は俺』がすべてだと感じた。
 五輪まで残り時間も少なくなった。忠成が選ばれたなら、私はメンバーの中で誰よりも彼を応援する。



 

posted by jjc_2329atmkt |13:30 | その他 | トラックバック(1)
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