2008年07月07日

「目標は勝ち点55」

 入ったのかどうか、一瞬わからなかった。ゴールに向かうボールは見えたから、もしかしたら、と思った。途端、日立台が湧いた。先制ゴール! 李の2試合連続の先制点だった。

 日立台は特別な場所だと、選手たちが口にしているのを良くみかける。聖地だと、サポーターたちはいう。
 確かにあそこの雰囲気は独特だ。
 ピッチと席の距離が近いのは確かにその通りだが、それがすべてではない。そういった好条件もあってだが、何より選手とサポーターの距離が近い。
 勝利のダンスはそのもっともたる象徴であり、選手が口々に特別というのもまたしかり。出場(ベンチ入り)できない選手がゴール裏に現れるなんて、少なくとも私はこのチームでしかきいたことがない。

 この試合でも、それは同じだった。確かに遠藤・播戸がいなかろうとガンバは強いチームだった。前半は特に押されている時間が長かったし、決定的な場面も作られた。柏にもプレッシャーがあったのか、普段なら見られないようなミスが多々。
 それでも最後の最後で、小林や古賀や大谷、そして菅野が踏ん張って無失点で折り返せたのが良かった。

 後半は徐々にリズムを掴んだ柏が、何度か決定機を生み出すもなかなか得点にはならず。ガンバもチャンスを生かせないまま、後半も2/3が経過。
 いつどちらに先制点が入ってもおかしくない雰囲気だった。李が「3回続けてミスした」と言っているように、チャンスは幾度と訪れた。4回め、ビッグチャンス。
 フランサのパスを冷静に、ゴールへ蹴り込む。ボールがゴールマウスに吸い込まれる瞬間は、私には見えなかった。しかし、日立台が湧いた。ボールは確かにネットを揺らした。李の先制ゴールだった!

 日立台はさらにヒートアップしていった。この雰囲気こそ、日立台といった空気だ。こればかりは、自らの肌で感じてみないとわからない。独特の空気感、ここがレイソルのホームだ。

 試合はそのまま終わった。4分のロスタイムはとても長く感じた。

 浦和、ガンバと勝ち抜いた力は本物だ。
 3位にはなったものの、それは彼らには関係ない。「目標はあくまでも勝ち点55」視点がぶれないこともまた、このチームの強みだ。

 果たしてレイソルはどこまで走れるか。




 

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posted by 水谷 |20:00 | Jリーグ | トラックバック(0)
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