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ナダル戦でのトイレットブレイクについて

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この種のテーマについては取り上げること自体が苦手であり、関心を仕向けることについて控えている傾向がありますが、前記事にコメントを頂いてるこもあり向き合うこととしました。

問題のシーンですが、第1セットは錦織がとり、第2セットはゲームカウント錦織の5ー2よりナダルに2つのブレイクバックを許し逆転で1セットオールとします。セット間に両者はトイレットブレイクを取ったのですが、ナダルが先にコートに戻り待機していましたが錦織がなかなか姿を現しません。コートに戻るまでに11分ほど要しました。タイブレイクで錦織が最後にネットに掛けてからの経過です。

 4:00 ナダルがコートに姿を現す。  6:65 ナダルがコートに入りウオーミングアップを始める。  8:10 ナダルが主審のカルロス・ベルナルデス氏に確認(抗議)をする。  9:15 観客からブーイングが起きる。 10:30 錦織が姿を現わす 11:20 第3セット開始

このシーンは海外でも物議を醸しているようです。何が論点であるのかということですが大きく2つあると思います。

1.ルール上の問題。 2.マナー上の問題。

まずルール上の問題ですが、慣れないながらもATPルールブック、ITFルールブックを見てみました。英語も得意でありませんので誤った解釈等あれば、ご指摘ください。ITFルールブックによると以下の表記です。

A player is allowed to request permission to leave the court for a reasonable time for a toilet break

reasonable time ですが和訳すると、「道理に合った、理性的な、適当な、時間」となります。 だとすると11分という時間は一般的には長すぎると言う事になります。しかし、その使用した時間と内容に合理性があるかにより判断されなければならないはずです。主審は状況把握をしているはずです。コートより離れたトイレに錦織は誘導されたと言う情報があります。主審がナダルに説明しているシーンがあり、その後ナダルはベンチに座っていました。その旨を説明しているのであればナダルも理解できる範囲内であったと思われます。係員が同伴しているとするならば当然に早期にコートに戻るよう指示しているはずでありますし、特にペナルティを受けたという情報もありませんし、主審が錦織に対しての指導等も一切ありませんでしたので合理性ある理由があったものと考えるのが自然だと思います。 これは余談ではありますが、かつてナダルとカルロス・ベルナルデス氏とはサーブの25秒ルールについての確執があり、2015年全仏の際には自信の試合には外して欲しいとのリクエストをしたことがあります。今回はこの時間に関する問題でありナダルは尚更ナーバスになったのではないでしょうか。

次にマナー上の問題です。 観客等は時間経過の理由を推測します。怪我等の事故があったと心配するようであれば問題は軽微なのですが、恣意的に時間を遅らせて相手に心理的な効果を及ぼす、所謂心理作戦ととらえられることが問題です。状況からみて、その可能性はゼロではありません。しかし、上記の理由で今般の錦織のケースはこれに当たらないと考えますし、錦織を信じます。

スポーツの世界では駆け引き、心理作戦、場外での攻防等については多かれ少なかれ存在します。ボクシングでの記者会見では相手をあからさまに野次ったり、罵ったり、ある時には乱闘までします。しかし、格闘技の世界であり期待はされどこの光景を批判することはあまり聞いたことはありません。イチローがMLBにいく際に、ルーティーンについて言われたことを思い出します。投手に向けバットを立てる仕草です。日本では問題視されていなかったことが米国では投手への威嚇と捉えられ受け入れられないのです。テニスもまた世界をまたいでプレーしなければならず思いもしないことで批判を受けることもあるかもしれません。

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この記事へのコメントコメント一覧

ナダル戦でのトイレットブレイクについて

この試合を見ていた私にはどう見ても錦織の作戦としか見えませんでした。
どんな理由があったとしても十数分もかかったことに対しナダルに礼を尽くすべきです。
何の謝罪もなく淡々と試合を始めた錦織にスポーツマンシップは感じられません。
ましてや彼は日ごろから疑惑のメディカルタイムアウトがささやかれたいます。
他の試合はともかくオリンピックではフェアプレーの精神を尊重してもらいたかったと思います。

ナダル戦でのトイレットブレイクについて

ukk_chu_renさん

記事を書いていて、めげる、ことがあります。記事を書く事の目的は何なのかとか、自問自答することもあります。趣味の延長上にあるのでしょうが、仕事の一部的な責任感みたいなものを感じることもあったりします。記事を書くにはやはりそれなりの時間もかかりますし、記事アップするタイミングもありますので、辛い時もあります。批判につきましては、読者も感じ方は多様です。そこは尊重します。勿論動揺することもありますが、そこは負けずにぶれずに頑張るのみです。時に錦織も頑張っているのだからとか自分に言い聞かせるときもあります。ukk_chu_renさんの記事が励みになったりもしていますよ。しかし、少しでも記事に進化をもたせたいと考えていますし、読者の皆様にも少しでも感じ取って頂くことを期待しています。繰り返しになりますが、めげる、ことは度々です。お互いに頑張りましょう。

「ナダル戦でのトイレットブレイクについて」へのコメント

change-the-flowさん

ご丁寧なご返事を頂き有難うございました。
最近、私もばて気味です。change-the-flowさん程、ブログの数をあげられていませんが、、
最近、精力的に記事を書かれ、その都度よく調べ、内容にも感心させられる事が多くなっているものですから、少しお話しをしてみたくなったのです。
コメントに対してお書きになったと、冒頭に有るのに、こちらこそ失礼しました。
人によって捉え方が様々というテーマが幾つかありますね。私は、そんな事についても、一度だけは自分の考えを書こうと思い、書かせて頂いています。
その内容について、共感を頂いたり、批判を頂いたりします。私が書いた意図を取り違えられたかなという時は、改めて確認だけさせていただいています。
中には、記事の内容ではなく、私個人の行動等を批判される事があり、そういう時ばかりは不愉快ですと伝えています。
でも、お相手の方々は姿も声もわからず、文字だけのお付き合いになるので、やはりコメントのやり取りの後は気になります。
それでも、私の場合はちょっとした意見のとりかわしだけでも楽しいなと思っています。
すみません。結局自分の事ばかり書いています。こっちが聞いて欲しかったのかもしれませんね。
また、記事を楽しみにしています。
お互い、マイペースで続けましょうね。
有難うございました。

ナダル戦でのトイレットブレイクについて

ukk_chu_renさん

お久しぶりです。やや夏バテぎみです。
確かに問題提起になっていますね、この記事は。同感でスルーする内容だと思うというより、確実にスルーしていました。記事冒頭に書かせせて頂いている内容が正直なところです。私は記事については身勝手に好き勝手に書かせて頂いています。その点、ukk_chu_renさんは読者の立場に立って丁寧に親近感のわく記事を書かれています。私にはなかなかできないことです。しかし、記事を読んで頂いている方、支持をして下さる方、コメントを下さる方々には敬意を抱いています。今回コメントを頂きこの出来事に対する関心の高さを感じて、この問題に向き合わせて頂きました。この種のテーマを記事にするのは初めてでありますし、避けていたと言うか逃げていたのかもしれません。しかしながら、一度向き合うと問題の深さにたじたじになる想いです。
今回は錦織がトイレットブレイクに時間を要しナダルを待たせ、かつ錦織が勝ったのであり大半の方々が錦織を擁護する立場にあったのではないかと思いますが、これが逆の立場、すなわち、錦織が待たされ、負けたとするならば、大半の方々が相手を批判する立場に変貌していたことも想定されます。だからと言って、私自身は動じなかったと思いますし、そんなもんだと、それこそスルーしていたと思います。それではそれで良いのか、その様なスタンスで良いのかと言うところまで問われると、途端に身構えてしまいます。それだけ無責任に記事を書いていると言うことです。
私は錦織についてテニスについて偉そうに書かせて頂いていますが、スポーツの世界、テニスの世界は大変厳しいものだと思います。今回問われている問題につきましてもマナーの問題で済めばよいものの、勝ち負けにより選手はそれだけではすみません。だからこそルールが存在するのだと思います。サービスの25秒ルールにしても試合の進行等の問題もありますが、一つのマナーの問題でもあると思います。ドーピング問題についても勝つために使用しているのであり、心理作戦も同様に勝つ為に使用します。ここにも程度、手法、与える影響等の問題があると思うのです。そして、それを規制する側、協会であったり大会運営側の責任が問われてくるのだと思います。ここまで考えだすと話は途轍もなく私の手に負えない世界に突入するように思えます。所詮、私は趣味の延長上で記事を書かせて頂いていますのでそこまで踏み込む勇気なぞないのです。しかしながら、錦織ファン、テニスファンの皆様におかれては、より楽しみたい、満足する試合を観戦したい、問題がある出来事があるならば除去したいと思われるはずです。もしも、このブログを通じて僅かながらも役に立てることがあるとしたならば、それを期待されることがあるとするならば、記事に向かう姿勢について考え直す必要があると思います。出来そうにないです。今のままがよいです。
答えになっているかは全く分かりませんが、とりあえず投稿いたします。

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