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決勝のカードはナダルとアンダーソン 優勝の行方は 全米オープン2017決勝

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全米オープンSF、ナダルはデルポトロに4ー6、6ー0、6ー3、6ー2で今季GS3度目の決勝進出を果たしました。
ナダルにはウイナーが必要だと感じながら観ていました。 ますは、マッチのポイント内訳を確認します。ウイナー数+相手のFE数+相手のUE数です。( )はサービスポイントです。(手集計を含む)
ナダル  :45(5)+24(12)+40=109 デルポトロ:23(7)+33(15)+20= 76
ナダルのサービスゲームから始まる第1セット、ナダルの1stが入りません。それによりラリーとなりデルポトロの強烈に威力のあるフォアハンドを意識せざるを得なくなります。ナダルが先にブレイクを奪われる第5ゲームまでのポイントの内訳です。
ナダル  :2(0)+4(0)+7=13 デルポトロ:6(2)+7(2)+5=18
デルポトロはネットにかけるミスやバックアウトのミスはあるものの、バックハンドは粘り強く返球しフォアハンドに持ち込みナダルを押していました。簡単に言いますとラリーではデルポトロが優位にすすめていたという事です。FEでのポイントはデルポトロ優位です。
参考にルブレフ戦でのポイント内訳を見てみます。

ナダル :21+28+43=92 ルブレフ:18+15+20=53
ルブレフ戦ではナダルはウイナーのポイント差に開きはありません。UE+FEのポイント差で勝っています。ナダルは攻撃的なテニスを展開していたもののウイナー狙いではなかったのです。ところが、デルポトロ戦ではラリーはデルポトロが優位でありUEの差だけでは勝つことは出来ないのです。そこでペースを引きこむためにはラリーでの勝負ではなく、早い攻撃とウイナーによるポイント取得に切り替える必要があったのです。

第2セットのポイント内訳です。

ナダル  :13(1)+5(2)+7=25 デルポトロ: 2(1)+5(3)+1= 8
ナダルのペースに引きこむには、まず1stを入れることでした。ナダルはサービスからの3打目ウイナーを決めていきます。「デルポトロのバックハンド側を狙いすぎていた」とコメントしているように、フォアハンド側に決めます。早い攻撃がデルポトロのフォアハンドを封じることにも寄与しました。第2セットはナダルの攻撃的なテニスに1ゲームも落とすこともなくワンセットオールとします。
第3ゲームのポイント内訳です。

ナダル  :12(1)+ 8(5)+11=31 デルポトロ: 5(1)+11(6)+ 6=22
ナダルは第2ゲームにブレイクを奪い第2セットより9ゲーム連続とっていましたが、1ブレイク差で推移しナダルとしては油断のできない緊張感のある展開が続きましたが、ナダルは第3セットを取りきります。
第4セットのポイント内訳です。

ナダル  :11(1)+6(4)+8=25 デルポトロ: 4(1)+5(1)+3=12
デルポトロのサービスゲームから始まる第1ゲームこそフォアハンドを駆使してキープするものの、第3ゲームにはミスもでてブレイクを奪われるデルポトロのメンタルが落ちていくのを感じました。第5ゲームも3つのUEを出したデルポトロはブレイクをだし、そのままナダルが勝利しました。この試合、デルポトロはバックハンドのスライスを多用しませんでした。

ナダルのテニスはやるべき事は一つのように感じるのですが、非常に柔軟性のあるテニスを繰り広げるものだと感じています。ポジションとりではルブレフ戦ではベースラインに入り込む展開を見せるかと思うと、デルポトロ戦ではベースラインから下がったりとか、勝つためにポイントを取るための戦略で臨むことができます。

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