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クレーコーターは勝てないのか   全米オープン2017 4R

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北米ハードコートシーズンは時差が11時間あり観戦条件は厳しいです。ATPツアーは現地時間午後1時、全米は午前11時、日本時間で午前0時試合開始となります。プライベートを含め個人的に観戦環境も良くなく多くは観戦できていません。それでもオンデマンド等や録画観戦をするよう極力努めている現状です。
錦織をはじめ主力選手の欠場で盛り上がりに欠けているとの声もありますが、そうでもないです。様々なドラマを感じられます。
今季最後のGS全米オープンは、いつの間にかベスト8が揃いました。
ナダル(31) ルブレフ(19) フェデラー(36) デルポトロ(28)

クエリー(29) アンダーソン(32) カレノブスタ(26) シュワルツマン(25)

主役の両雄が勝ち上がってきました。1・2回戦はフルセットに縺れる展開でしたが、ここにきて本来のフェデラーが戻ってきました。ナダルも2・3回戦と第1セットを奪われながらもミスの少ないパワフルな精度あるテニスを取り戻しつつあります。SFでの直接対決となるのか。この二人は先に姿を消すとランキング1位を譲ることになります。

優勝候補に挙げられていたA・ズベレフでしたが2回戦で姿を消してしまいました。若手の台頭が一つの見どころではあったのですが、代わってカナダの新鋭18歳のシャポバロフが勢いをみせてくれましたが4回戦で残念ながら敗退してしまいました。しかし、ロシアの19歳のルブレフがベスト8に食い込んでいます。クロアチアOPにツアー初勝利をあげ勢いに乗っておりポテンシャルも十分です。若干シャポバロフのかげに隠れた感がありましたが、2回戦でディミトロフを、4回戦でゴファンに勝利しての勝ち上がりは立派です。ゴファンも第2セットに2ブレイクアップした場面では底力を感じさせましたが、左膝の負傷によるものでしょうか逆転を許してしまいました。

ボトムハーフはボトムハーフで面白い。トップシードが早期敗退するなかで、シュワルツマンが輝いて見えます。果たして誰が勝ち上がってくるのでしょうか。

さて、デルポトロが2セットダウンから大逆転劇を演じてくれました。第4セット、ティエムのサービングフォーザマッチをブレイクバック、続く第10ゲーム40ー15とティエムのダブルのマッチポイントの場面では決まったと思いましたが、エース2本からのデルポトロの意地というのか、気合と凄みを感じました。

この大会をある観点から追っていました。それはクレーコーターはハードコートでは勝てないのかということです。ベスト8でクレーコーターと言えるのはナダル、カレノブスタ、シュワルツマン?でしょうか。

クレーコーターはなぜ故にクレーコーターなのか、スペインの選手に多いのですが、クレーコートでプレイする機会が多いこともあるのでしょう。ここでクレーコーターの条件と言うものがあるとして洗い出してみます。
クレーコートが得意(あたり前) ベースラインより下がっている。 粘り強く球を拾う。 テイクバックが大きい。 フォアハンドの強打を持っている。 スピンを効かせる。 ウイナーを狙う。
これくらいしか思いつきません。

下がって強打を放つというとワウリンカが全仏制覇をしたのは頷づけます。実際ワウリンカのキャリア勝率ではクレーが67%と最も高いです。(こうしてみるとワウリンカの勝率は意外と高くないです。全サーフェイスでは64%と錦織の68%より低いです。)しかし、ワウリンカがクレーコーターと聞いたことはありません。

何故このようなことを考えているのかと言うと、多分ですがティエムです。2016年6月にベスト10入を果たして以来キャリアハイは7位です。この上を目指すにはハードコートを制する必要があります。

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この記事へのコメントコメント一覧

「クレーコーターは勝てないのか   全米オープン2017 4R」へのコメント

ヒューマンさん

そうですね。フットワークは重要です。打ち合いとなりますので、振られた球をスライドしながら打ち返す、拾う技は重要でね。
コメント、ありがとうございます。

「クレーコーターは勝てないのか   全米オープン2017 4R」へのコメント

フットワークの技術とかはどうでしょうか?

スライドしながら打つなど。

女子の選手でこれが出来ずに苦手と言うか選手を見かけます。

「クレーコーターは勝てないのか   全米オープン2017 4R」へのコメント

小魚さん

サーブですね。
ワウリンカのキャリアクレー試合数割合は35%、ナダルは40%、ラモスビノラスは60%です。クレーを得意として、クレー大会を主戦場とする選手というのも、ありかもしれませんね。
コメント、ありがとうございます、

クレーコーターは勝てないのか   全米オープン2017 4R

クレーコーターの条件は「クレーでの戦い方を熟知したストローカー」と思われますが、
もっと細かく洗いだしている様なので…
 ・サーブは速くない
という条件を追加してみてはいかがでしょうか。
ワウリンカがクレーコーターと呼ばれないのは本文で触れられていないサーブ面が原因かなと。

なお芝巧者の条件に「ビッグサーバーであること」は含まれません。
「芝でハードと大差ない(またはハード以上の)プレーレベルで戦える事」が条件と思われますので…

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