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決勝のカードは ディミトロフ VS キリオス ウエスタン&サザン・オープン2017

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ウエスタン&サザン・オープンの決勝のカードはキリオスとディミトロフのカードとなりました。SFではキリオスはフェレールをディミトロフはイスナーを共にタイブレークを制しての決勝進出を果たし、両者共に初のマスターズ大会決勝進出となりました。今季のマスターズ大会の優勝者はIW、マイアミをフェデラー、モンテカルロ、マドリードをナダル、ローマ、カナダをA・スベレフであり、ここに新たな名が刻まれることになります。

ところで、キリオスがナダルに勝利した際に恒例のテレビカメラのレンズにサインした内容に称賛の声が上がっているようです。

「Barcelona ♡」

フェレールに勝利した際のサインが気になるところでしたが、

「#74 #89 RIP ♡ 」

意味不明な感じですが、RIPとは欧米の墓に刻まれる文字、「Requiescat in Pace」の頭文字で「安らかに眠れ」という意味だそうです。74と89の意味するところは?
悪童として名を馳せてきたキリオスですが、気の荒さの中に優しさを感じさせる一面があるようです。ハレで途中棄権した錦織を擁護するコメントをしたり、西岡の長期離脱の際も早期復帰のエールを送るなど憎めない男だなと感じています。ナダル戦においてはラケットを叩きつけ観客を敵に回す時間帯もありましたが・・・、果たして優勝者としてのサインを見ることができるのでしょうか。

キリオスとフェレールの一戦はブレイクなしの両者とも譲らない闘いが続きました。サービスでキリオス、ラリーではフェレール優位で推移していきました。ポイント内訳です。ウイナー数+相手のFE数+相手のUE数=ポイント計です。

<第1セット> キリオス :18+12+10=40 フェレール:13+15+11=39 <第2セット> キリオス :18+17+12=47 フェレール:16+10+19=45

キリオスのサービスポイント数は第1セット15(エース7)第2セット16(エース7)でした。フェレールもよく頑張りました。タイブレークではフェレールにミスがでる一方、キリオスのサービスへの集中力を感じました。第1セットは5本中4本、第2セットは5本中5本の1stを入れました。

この大会で、かつてないほどキリオスのテニスを観ました。 サービスの1st確率は2017年シーズンもキャリアも65%です。アドコートは得意ではないようです。1stの速度は135マイル前後でありプレイスメント力もあり入れば高い確率でポイントを取得します。ナダル戦は86%、フェレール戦は90%でした。 フォアハンドの強打は浅いセミオープンスタンスからコンパクトに振り切ります。スピンが効いていてロングするミスは少ないです。高めの球は打てるのですが低めになるとネットにかけるリスクが高まるのかポーンと返球するイメージです。これはバックハンドも同様です。よってフェレールのようにラリー戦に強い相手には優位に展開できないかもしれません。繋ぐショットを深くコントロールしたり相手の弱点を突いたりするなどの展開力、ここにキリオスの課題があるようです。
これを受けて、決勝のディミトロフの戦略です。対戦成績はディミトロフの1勝0敗。2015年のIWで7ー6、3ー6、7ー6と接戦となっています。キリオスは高目の球は叩いてきますので低めに集めることでしょう。左右に振ることも効果あると思います。ディミトロフは強打も杉田戦のように低いスライスや浅い球も打てます。ミス誘発までいかなくても甘い返球を待ち強打する戦略かなと思います。
ディミトロフはビッグサーバーのイスナーをタイブレークを制しての勝ち上がりです。第2セットのタイブレークでは12ー10と集中力を要求された接戦でした。マッチのウイナー数は27、UE数は22でショットの精度も悪くなく素晴らしいショットを叩き込んでいました。キリオスとしては、サービスゲームをキープし、キリオスのスピンの効いたショットでディミトロフを崩せるかが鍵でしょう。総合力と集中力の勝負のような気がします。

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この記事へのコメントコメント一覧

「決勝のカードは ディミトロフ VS キリオス ウエスタン&サザン・オープン2017」へのコメント

しゃらさん

情報ありがとうございます。確たる情報を得てませんでした。そのような気がしていましたが・・・
キリオスのキャラというか、何かと話題性のある魅力的?な選手かもしれません。
完敗ですかね?キリオスも完全復調ではないと思います。全米に向けて期待が持てます。
コメント、ありがとうごさいます。

「決勝のカードは ディミトロフ VS キリオス ウエスタン&サザン・オープン2017」へのコメント

croireさん

コメント、ありがとうごさいます。
必死に上を目指して闘っている各選手の雄姿を観ていると感じるものがあります。競技によって楽しみ方や、面白味が違うと思いますが、テニスに魅了される独特なものって何なのでしょうか?追い続けるところに何か見えてくるものが、あるような、見逃すわけにはいかない気がしています。引き続き、宜しくお願いします。

決勝のカードは ディミトロフ VS キリオス ウエスタン&サザン・オープン2017

もうご存知かもしれませんが、キリオスの祖父母が亡くなられた年齢だそうですよ。

ディミトロフがあそこまで圧倒するとは意外でした。
キリオスはまだまだ若いので、スライスへの対応などすぐにうまくなるでしょうが。
今回は年上の面目躍如といったところですかね。

「決勝のカードは ディミトロフ VS キリオス ウエスタン&サザン・オープン2017」へのコメント

投稿ありがとうございます。楽しみですよね!キリオスは先週のズベレフ戦もケガが無ければもっと競っていたと思います。

少し話しがズレますが、つい先日までは『杉田はディミに勝てる!』などと盛り上がっていましたね・・・。完敗したら閑古鳥ですよ(笑)

私は熱烈な錦織圭ファンですが、同時にテニスファンです。スポナビブログをとても楽しみに拝見しております。錦織今季全休発表後、杉田敗退後、SFの考察やFの予想などが無く寂しいと思っております。

そんな中、変わらずの更新とても嬉しいです。自らブログを開設すれば良いと批判も受けそうですが今後も楽しみに拝見させていただきます。

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