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あきらめない気持ちと自分の形 錦織のウインブルドン2017とは

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ウインブルドンはベスト16が出揃いました。 本日はミドル・サンデーです。選手にとっては休養できる貴重な時間と言えるでしょう。 観戦する側としても息を吐くことが出来ます。試合数が多いことに合わせて5セットマッチであり観戦するだけで一杯いっぱいです。極力多くの試合を観戦して各選手の状態を確認したいところですが限界があります。残念ながらセカンド・ウイークには日本人選手全員進出することが出来ませんでした。しかしながら、大阪なおみはビーナスに堂々と対峙しましたし、杉田のテニスも見事であったと思います。今シーズン後半戦にも期待が持てるものと思います。

杉田の2回戦は初制覇は果たしたアンタルヤOPの決勝の相手マナリノでした。連戦の疲れによるものからなのか、立ち上がりからいつもの杉田らしい動きが見られずミスがでます。初戦で気になっていたのはバックハンドがロングするミスでしたが、この日はネットにかけるミスが目立ちました。振り抜けていないように感じました。マナリノはミス誘発でウイナーはサービスエースのみ杉田は1ゲームしか取れずに第1セットを落とします。第2セットに入っても杉田は最初のサービスゲームをブレイクされます。杉田の強みはフットワークを生かしたフォアハンドを中心とした強気の攻撃的なテニスですが、マナリノはバックハンド側に集めてきます。杉田は足が相変わらず動かず、杉田はこのまま勝つイメージを抱けず一方的な展開となることを覚悟しました。しかし、第5ゲームくらいからでしょうか、杉田は前に前にでます。杉田は攻撃的にでることで振り抜けてきたのかミスも減ります。第5ゲーム以降のUE数は5、マナリノは8です。この流れで杉田は第3セットも取ります。勝利の期待を抱けたのですが、マナリノは粘りがあります。第3セットのUE数は5、第4セットは6です。第4セットの杉田のサービスポイントは毎回2以上の13、杉田も粘りタイブレークに持ち込みますが2ー7と落として、2セットオールとします。ここまで全力で攻撃的なテニスを展開してきましたが第5セットに入るとフィジカル的限界がきていたようです。マナリノは力が抜けていてミスが少なく攻撃的な展開なしには杉田には勝機はなかったようにうつりました。正に死闘でした。杉田は持てる全てを出し尽くし感があり、観戦する者としては納得感のようなものに包まれた印象でした。杉田のこの前にでるテニスは十分通用します。攻撃的に展開することでバックハンドのミスも減りプレスメント力も増してくるようです。後半戦に期待します。 西岡もこの試合を観戦していたでしょう。ランニングを開始したという嬉しい情報もありました。焦る必要はありませんが、西岡のコートで躍動する姿を早く観たいものです。

錦織の2回戦の相手はランキング122位31歳のスタコフスキーでした。対戦成績は錦織の2戦2敗でいずれも2011年のもので当時はランキング30位台でした。2013年のWB2回戦でフェデラーをセットカウント3ー1で勝利しましたが、このシーズンのフェデラーは背中の怪我の影響等で不調でした。マドリードでは錦織も4ー6、6ー1、6ー2で2戦目にして初勝利をしています。2002年よりGS・MSの主要大会を優勝し続けていたフェデラーはこのシーズンは1勝もすることが出来ませんでした。30歳になったフェデラーもそれ以降は以前のような強さは発揮できないのではないかと思われましたが、35歳になった今シーズンの活躍は改めて驚きでしかありません。そのフェデラーは3回戦まで全てストレート勝利しています。M・ズベレフ戦を観戦しましたがフェデラーらいしい動きと驚きの球際の処理を魅せてくれています。UE数はセット毎に4ー2ー1です。フェデラーやナダルに勝つ為にはUE数を5位に設定しなければならないのでしょうか。

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この記事へのコメントコメント一覧

あきらめない気持ちと自分の形 錦織のウインブルドン2017とは

お返事ありがとうございます。

>「楽しい」と「好き」は別物。イチローは野球が好き、はその通り。楽しいから好きのプロセスもあると思います。しかし、「たのしんでやれ」はまた別。必死にやった派としては、イチローは怒っているのだと受け止めます。極論ですが、戦場にこれから向かう戦士に対して「たのしんでやれ」と言えますか、くらいで「意味がわかりません」ときているのではないでしょうか。結果として楽しいは、後からついてくる感じでしょうか。

おっしゃるとおりですね。イチローくんはそんな感じですね。失礼しました。
しかし、やっぱり圭くんには「たのしんでやれ」と言いたいですね。それが良い結果につながっていくと思います。

「あきらめない気持ちと自分の形 錦織のウインブルドン2017とは」へのコメント

kannsenndaisukiさん

イチローとの対談企画、よいですね。松山秀樹との対談はやりましたから、是非実現して欲しいです。
私もイチローは凄いと思います。語りたがりですが、あれだけの選手が発する言葉には重みを感じます。

名言集の内容ですが、このコメントを発したバックグラウンドは不明ですので、わかりませんが、イチローの性格も合わせて推測すると、

まず、「楽しい」と「好き」は別物。イチローは野球が好き、はその通り。楽しいから好きのプロセスもあると思います。しかし、「たのしんでやれ」はまた別。必死にやった派としては、イチローは怒っているのだと受け止めます。極論ですが、戦場にこれから向かう戦士に対して「たのしんでやれ」と言えますか、くらいで「意味がわかりません」ときているのではないでしょうか。結果として楽しいは、後からついてくる感じでしょうか。

捉え方はそれぞれですので・・・

コメント、ありがとうございます。

あきらめない気持ちと自分の形 錦織のウインブルドン2017とは

WBではサービスゲームは絶対キープなので、問題はそこかなと思っています。圭くんはリターンゲーム重視に見えますから。あと、練習不足はあると思います。芝に対しての調整ではなくただ間に合わなかったということです。

それと、私はイチロー選手のファンなので、名言集について、すこし。

>『「たのしんでやれ」とよく言われますが、ぼくにはその意味がわかりません』

イチローくんは野球が大好きなので「楽しい」は当たり前。故にこういう言い方になったかと思います。

>「プレッシャーはかかる。どうしたってかかる。逃げられない。なら、いっそうのことかけようと」

これもちょっと逆説的ですね。イチローくんは自分がプレッシャーをより感じる方だと認識していて、常に平常心で臨めるように、球場ごとに目印を作っていて打席に立つ時、守備位置につく時そこを見るそうです。いつもと同じだと安心するのですね。

確固たる自分を持つ事、その為にはどうすればいいかという事ですね。そしてその根底には「好き」のきもちが大きいと思います。サッカーの三浦選手、騎手の武さん、将棋の羽生さん、みなさん、自分の競技が大好きだとおっしゃっています。その純粋な気持ちが突き動かしているのだと思います。

圭くんにはぜひイチロー選手と対談とかして欲しいんですが、なかなかかないませんね。

あきらめない気持ちと自分の形 錦織のウインブルドン2017とは

各セットのポイント内訳を追記します。ご参照下さい。
手集計であり若干数値が合いませんが、概ねあっていると思います。

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